2006年Jリーグディビジョン2第23節
横浜FC1-2コンサドーレ札幌
得点者:札幌/習志野生まれ、札幌生まれ
横浜FC/室蘭生まれ
いつものごとく試合そのものを見てないので内容には触れません。が、結果だけ見てもこの勝利は思いの外大きいです。その理由として、まずは中3日でのアウェイ連戦という、コンディション的にはかなりきついと思われる状態の中での勝利したこと。しかも、仙台、横浜FCという上位チームを相手にしての勝利なのですから、これは選手たちにとって大きな自信になったでしょう。そしてもう一つ、横浜FCから2点を取ったこと。ご存じの通り横浜FCはこの試合の前まで20試合を戦い、総失点はわずかに5。しかもホームゲームではまだ1失点しかしていないという異常な堅守を誇っていたチームです。硬さで言えば悪魔将軍のダイヤモンドボディか、あるいはメタルスライムといい勝負です。もちろんこの数字にはそれ相応の裏付けはあるわけなんですが、ここまでくれば対戦相手にも「横浜FCから点を取るのは困難」という心理が働いていたと思うのです。その心理が知らず知らずのうちに横浜FCの不思議時空に引き込まれていたという側面もあったんじゃないでしょうか。それが、ここのところ上向いてきているとはいえ、決定力という意味ではリーグでも下のほうであるコンサドーレが2点を奪って勝ったことは、おそらくこれから横浜FCと対戦するチームにとって、「横浜FCは決してバキュラではない」という認識を持てるようになるかもしれません。そうなればこの先横浜FCが今までのように勝てなくなる可能性がもしかしたら出てくるかもしれず、上位がより混戦になればいったんは死んだかに見えた札幌にも多少の光明は見えてくるんじゃないかと思うわけです。もちろん横浜FCから2点取った事実は札幌にとっても自信に繋がることであり、そういう意味でもとても意味のある勝利だったんじゃないかと思います。ちなみに、バキュラはザッパーを256発当てると破壊できるというのは都市伝説です。
ただ、大きい勝利といってもそれはあくまで気分的なもんであって、ルール上はどんな勝利であったとしても得られる勝点は「3」であることには変わりはありません。ましてやロスタイムにゴールしたからといって得点が倍というルールがあるわけでもないですし、ソダンのゴールだからさらに倍というルールはJリーグにはないみたいなんで、数字的には「リーグ戦の1試合を2対1で勝った」、それ以上でもそれ以下でもないわけなんですけどね。1万円札3枚よりも千円札30枚のほうがお金を持ってる気分になるけど、実際はどっちも3万円というのと同じです。ここで危険なのは、同じ3万円でも「気がついたらなくなっている」確率は千円札30枚のほうが高いということです。1万円札は出来るだけ崩したくないのに、お札が多いと妙に気分が大きくなってしまいますからね。まだまだ庶民感覚の抜けないコンサドーレ、せっかく勝ち点を貯めたのに、次の試合でうっかり無駄遣いしてしまっては元も子もありません。成績の上ではこれでようやく8勝5敗8分け、得失点差±0とあくまで五分に戻しただけですし、順位としても2位とちょっと差を詰めたとはいえまだ6位。この3連勝はあくまで借金を返したに過ぎないわけですから、それ無駄にしないためにも、今週末の東京ヴェルディとのホームゲームは、今まで以上に大事にしてほしいと思います。
コメント (1)
W杯を見るたび、あの公式球がJ2で使われていたらスナバウアーも減るのでは…いやそうでもないか?と思う今日この頃(挨拶)
終了間際に俺たちのソダンがこれまでの汚名を挽…いや返上する1発で試合を決めたわけですが(もう5、6発くらい決めないと返上できない気もしますが)、相手の横浜FCはW杯に便乗して監督を筆頭に小遣い稼ぎをしていたり、監督補佐の人が、ドイツにいらっしゃる日本代表版のスナマコさんに「いきなさい!カミーユ・ビダン!」とエマさんばりに魂を送って心ここにあらず(以前のchooさんのネタ流用スマソ)な状態だったからかと思われ(妄想)。まあうちのスカウティング担当の方もしっかりスカパーで小遣い稼ぎをしておりますが。
そんな訳で、世間がW杯に騒いでいる中、どさくさに紛れて勝ち点3をとっていければと思います。どうか次の試合も相手チームの監督が「ジョウダンジャナイヨ!キモチガタリナインダヨ!」と日本代表の方に気を取られている間に試合に勝てますように(‐人‐)ナムナム
投稿者: じゃがバター塩辛 | 2006年6月22日 20:30
日時: 2006年6月22日 20:30