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2006年6月18日

仙台戦感想

2006年Jリーグディビジョン2第22節
ベガルタ仙台0-2コンサドーレ札幌
得点者:札幌/フッキ×2
     仙台/いないらしい

 そんなわけで仙台スタジアムでは2000年11月以来約5年半ぶりの勝利です。2連勝です。前節徳島戦では一応勝てはしたものの随分アレな内容でしたけど、今節は完勝といっていい内容。得点こそ2点ともカウンターからでしたが、パスを回しつつチャンスを作るシーンも多く見られ、一皮剥けたサッカーを見せていました。選手交代についても、タイミングも交代選手もおおむね納得が行くもので、まさしくチーム一丸でもぎとった勝利だったのではないでしょうか。

 それにしても…なんとなく物足りないのはなぜでしょう。

 いやもちろん、仙台は飛車角落ちだったとはいえアウェイで勝ったことがうれしくないはずはありません。加えて、ミドルを外していつもの「スナマコポーズ」で決めた砂川さんや、試合終盤のヨボヨボの西谷さんとか、とりあえず常にゴールにぶち込む気マンマンの池内さんとか、札幌らしさも随所に見られた試合だったんですけど、それでもやっぱり物足りないのは曽田さんが普通だったことに起因するのかもしれません。柏戦のようなへっぽこミスがあればあったで怒り狂うのに、何にもなければなかったとなんか物足りない。これはひょっとして恋ですね? やっぱり札幌としては曽田さんが適度にやらかして勝つというのがもっとも札幌らしい勝利の仕方と言えるかもしれません。

 さて試合なんですが、見てて思ったのは「君たちワールドカップ見てますね?」というような感じのプレイが多かったような気がします。自分も前日に行われたアルゼンチン対セルビア・モンテネグロの試合を見てアルゼンチンの華麗なパス回しに素直に感嘆しましたが、この試合でも「影響されてんなぁ」と思うシーンがけっこうありました。1点目のフッキの得点に至るまでのパス回しとか、2点目のきっかけとなった謙伍のボール奪取とか、もちろんアルゼンチンのそれとはレベルがまったく違いますけど、ああいうふうに具体的なイメージがあると意外と出来なかったことが出来たりするもんですよね。本来なら試合前日は早く寝るのが正しいんでしょうけど、いい方に出るのであればいいのかもしれませんね。

 ということでこれで勢いをつけて3つ4つと連勝を狙っていきたいところなのですが、この先は上位陣との対戦が続きます。水曜日は現在2位の横浜FCが相手で、しかもアウェイ連戦です。コンディションも含めて相当に厳しい試合になると予想されます。しかし、だからといって勝負にならないようではここから巻き返しを図るなどできっこありません。横浜FCといえば、20試合でわずか失点5という驚異的な守備力を誇るぬりかべみたいなチームで、ここのところ札幌の攻撃力も上がってきているとはいえそうそう簡単にゴールを割らせてくれるとは思えません。しかし、ぬりかべは無理矢理前に進もうとすると絶対に通してくれませんが、あきらめて休んでいたりするといつの間にか消えていると言います。ですからここは水木しげる先生を信じて、いっそのこと知らんぷりしていればゴールが入っていたりするかもしれませんよ?

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コメント (2)

じゃがバター塩辛:

>柏戦のようなへっぽこミスがあればあったで怒り狂うのに、何にもなければなかったとなんか物足りない。これはひょっとして恋ですね?

それって何てツンデレ?…なのか、いわゆるストックホルム症候群なのか、高い吊り橋に一緒にいるだけで恋と勘違いする効果なのかはわかりませんが。

試合はまだ地元のダイジェストすら見てはおりませんが、「ポジティブマインド共有による有機的なプレー‥これこそが柳下監督の求めるアクションサッカーにようやく近づいた‥」と湯浅健二っぽい解説が似合う試合だったのかな?

あきの:

>知らんぷりしていればゴールが入っていたりするかも

「魅惑の助っ人」の降臨ですかw

コンサの選手がW杯を見るのはけっこうですが、
今週の2連戦はかな~り大事。ブラジル戦観戦は
我慢してほしいもんです。どうせ2点差勝利なんて
【以下自粛】

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