2006年Jリーグディビジョン2第38節
ヴィッセル神戸1-1コンサドーレ札幌
得点者:札幌/もじゃもじゃ
神戸/くりくり
シーズン序盤の不振が今ではウソだったかのようにじわじわと調子を取り戻し、気がつけば首位すら狙える位置に付けてきたヴィッセル神戸とのアウェイ戦。札幌は第1クールでそんな絶不調まっただ中の神戸とアウェイで対戦し、なんか知らんが勝ってしまったわけですが、第2クールのホームゲームではフッキの100発に1発の見事なフリーキックで先制しておきながら、そこから朴康造のハットトリックを含む計6ゴールを叩き込まれて1-6という、弱ってるジャイアンに勝って調子に乗ってこづいたらボコボコにされたような歴史的惨敗を喫しています。
そんな過去を経て今回の対戦は、現在5連勝中の神戸に対して札幌はここ5試合でわずか1勝。「すべて勝つつもりでやる」といいながら、ものの見事に「つもり」だけで終わっている状況です。札幌は2試合の出場停止から戻ってきたエースのフッキを中心に攻めたいところですが、現在の勢いの差そのままに前半は一方的な神戸ペースで、執拗なサイドアタックに両サイドも押し込まれ、必然的にボランチも下がって来ざるを得ず、中盤に人がいないものだからクリアしてもセカンドボールをほとんど拾われ押し上げることも出来ず。どんなに能力の高いストライカーであっても、ボールが来なければただの人。坊主めくりで言えば姫でも坊主でもないレベルです。これでは北本という自他共に認める坊主がいる神戸に太刀打ちできるはずもありません。うちの坊主は札幌において来ちゃいましたからね。大塚やソダンの場合は、坊主と言うよりはむしろ還俗しましたって感じだし、せいぜいいいとこ山伏です。百人一首に山伏は登場しなかったはずだ。かくなる上はおそらく姫ファッション(十二単)がもっとも似合うであろう西大伍を連れてくるべきだったと思いますが、それでもJリーグでもっとも公家顔である三浦淳宏のいる神戸に勝てたとは思えません。
まぁそんなわけで何度か攻め込むことは出来たもののいずれも単発に終わり、あとの時間はそりゃもうずいぶんと攻められまくったわけですが、林とDFラインがギリギリのところで止め無失点で前半を切り抜けました。
後半もあんまり流れは変わらず、前半よりは多少マシにはなりましたけど、そうかといって札幌が一転攻めに回るとか責めに回るとかもういっそ好きにして! とかそういうわけでもなく、なんかホントに取り立てて書くこともないような試合で、フッキのゴールもまぁ見事は見事でしたしまぐれとは言いませんけど、正直岩鬼のホームラン的な印象は否めないですし、そもそもロスタイムの1対1こそ決めて欲しかったというか、アレを決めてくれてたら頭が3倍に膨らんでも許されるのに。
というわけで、2位のチームを相手にアウェイで引き分けに持ち込んだというのは試合内容から見ても上出来、と言いたいところなんですけど、ところがどっこい現在の札幌に求められるのは相手が首位だろうが最下位だろうが、またアウェイだろうがホームだろうが「勝利」ただひとつなのであり、それが叶わなかった以上は「よくやった」で済ませられません。つーかね、現実的には昇格なんて妖怪人間が人間になれる確率より低いのは明白なんですけどね。何度も言うようですがそれでも最後まであがくことに意義があるのですし、そもそも別に昇格とか育成とかお題目の如何に関わらず目の前の試合をばくだんいわにかじりついてでも勝つというそういう心持ちで臨んで欲しいのですよ。まぁばくだんいわにかじりついたらその瞬間にとっても派手なことが待ってると思いますけど、まぁそれはそれとして、「勝ちたい」と思って勝てるほどサッカーは甘くないですし、勝ちたいと思っても勝てないこともあるでしょうけど、それでも相手がよっぽど実力が下のチームでない限り、最終的に明暗を分けるのはその辺りのメンタルの部分じゃないかと思うわけです。この試合はともかくとしても、そういう気合があったなら今までの試合でもう少し勝点を積み重ねていたでしょうし、もっと上の順位にいるだろうと思うんですけどねぇ。
とりあえず次の水戸戦、個人的にはホームは2年ぶり、アウェイを含めても久しぶりの生観戦です。オレのホームゲーム観戦時の勝率は結構いいんで、勝ってくれるといいなぁ。
コメント (1)
いまの神戸はどっちかと言うと、ジャイアンという
より「ドラえもんが帰ってしまうのび太」に近いか。
松田さんの下でJ1に上がらないと、バクスターが
安心して帰れないんだ!!
まあ、他チームは「しったことか!!」と言わざる
をえないのですが。
さて、久々の裏スカウト発動で、熊本・ルーテル
学院高校の岡本賢明君が入団内定しました。例に
よって、いろいろ調べてきましたよ。
<おかもと・やすあき>
88・4・9生 170センチ・61キロ
ブレイズ熊本ジュニア→ルーテル学院中・高
04年ナショナルトレセンU16
03年U16日本代表候補
ブレイズ時代から常に10番を背負う。
共学化に伴い、01年度にサッカー部を創部した
ルーテル学院中に1期生として入部。
当時の身長が147センチ。6年間で23センチ
大きくなりました。岩沼君に勝った。
3年時に全中大会に初出場。主将として活躍し、
チームを4強に導く。ちなみにこの大会の開催地は
室蘭。北海道との縁はこのころからあったのか。
現在も10番・主将のルーテルの主力。
ポジションはFWかMF。「クラッキ」というのが
最も似つかわしいか。
来季は西がア●ルファイアーの予感。
先日、天皇杯代表を決めるロッソvsルーテルが
大津であったが、岡本君は出場せず。残念。
来月から始まる選手権予選でプレーを見てきます。
関東サポは16日に前橋、18日に熊谷で生観戦
できますよ<宮杯Aグループ
投稿者: あきの@九州人 | 2006年9月12日 11:11
日時: 2006年9月12日 11:11