2006Jサテライトリーグ Aグループ
コンサドーレ札幌1-1浦和レッドダイヤモンズ
得点者:札幌/中山
浦和/細貝
仙台戦についてはまだ見てないのでスルーすることにして、帰省を利用して17日に行われたJサテライトリーグを宮の沢白い恋人サッカー場まで見てきましたのでその感想を書くことにします。
サテライトリーグ自体は何度か見たことがありますが、ホームでの試合は初めて。娘を連れて行った関係上あまり早い時間に行くといろいろと大変なため試合開始ギリギリに到着したのですが、既にスタンドには人がいっぱい。今まで見てきたサテライトのアウェイゲームはほとんどの場合が入場無料だったのですが、札幌は入場料を取っているにも関わらずそれと同等あるいはそれ以上の観客が入っています。サッカー専用スタジアムである宮の沢はスタンドとピッチの距離が近いため臨場感は申し分ないのですけど、それ故にボールが飛び込んで来やすく、ましてや見に来たのは高確率でゴール裏は集中砲火を浴びること間違いなしのコンサドーレ札幌の試合、さらに悪いことにサテライトチームなわけだ。実際に日立台で運悪く流れ弾に当たって負傷した方を目の当たりにしたことがありますし(犯人はビジュ)、ゴール裏は本来とは別の意味で危険極まりない地帯です。宮の沢は普段の練習の時は防御ネットが張り巡らされていますが、この日はより見やすいようにという配慮があるのか、ネットは一部を除いて開けられており、つまり運が悪ければ直撃を受けます。子供連れの自分にとってはちょっと危ないですので、ボールの飛んで来にくいバックやメインスタンドに座ろうと思っていたのですが、行った時間が遅かったので両方ともほぼ満席状態。唯一ゴールの真裏部分だけはネットが張ってあったのですが、そこは応援する人たちのエリアであり、そんなところに小さい子供を連れて行っても迷惑なだけですから、結局自分が気をつけていればいいと思うことにしてゴール裏の空いているところに座りました。
そんなわけで試合なんですが…。なんとも評価に困る試合ではありましたね。左から和波、千葉、岡ちゃんという破天荒な3バックとか、前日に仙台に行ってきたばかりの選手がスタメンにいたりとか、その辺を考えればまぁ「このメンツなりによくやった」と言えなくもないのですけど、とはいえ相手の浦和レッズはトップでほとんど試合に出たことのないような若い選手ばかりのチームだったことを考えると、もっとやれてもよかったと思いますし、その浦和に開始からしばらくペースを握られたのもいただけません。何より残念だったのは、トップチームが現時点でなんとも微妙な状況なだけに、残されたシーズンで是が非でもトップの試合に出てやろうという気迫を持った選手があまり多くなかったことでしょうかね。得点シーン自体は素晴らしい流れでしたし、その他にも怒濤のドリブルを開始したはいいけどいきなりまごまごし出したキャプテンとか、三原さんを彷彿とさせる上里のフリーキックとか、いのっちを彷彿とさせる佐藤優也のボールに触れない美しい飛型など、各所に見応えはあったのですけど、多少なりとも自分の目を引いたのは左サイドの川崎と、本職に戻ってからの岡ちゃんくらいでした。上里も悪くはなかったですけど、好調時のパフォーマンスに比べれば物足りなさが否めませんでしたしね。いくら勝敗が最優先事項ではないサテライトの試合とはいえ、逆にそれだからこそもっとチャレンジしてほしかったというのが正直な感想です。結果としては先制しておきながらもロスタイムに追いつかれるという見慣れた展開のみったくない試合ではありましたが、失点そのものよりもその前に数多くあったチャンスを決められなかったことのほうが問題でしょう。PK失敗のシーンもなんかもう蹴る前から外す空気がぷんぷんしていましたし、決めるべきところで決めておかないとこうなるという見本のような試合で、勝てなかったことよりも「もし自分が監督だったら次の試合で使ってみたい」と思える選手は少なかったです。敢えて言うなれば西大伍くらいですかね。プレイはまだまだですが、かわいい顔をしてけっこうえぐいファウルをしていたルール無用の残ぎゃくファイターっぷりを買いたいと思います。