2006年Jリーグディビジョン2第42節
コンサドーレ札幌6-0徳島ヴォルティス
得点者:札幌/アフロ、坊主、さらさら、ハリネズミ、もみあげ×2
徳島/いないこともある
前節、実に6得点というビックリな結果で湘南ベルマーレに逆転勝ちを収めた札幌は、ホームに戻って最下位の徳島ヴォルティスとの対戦となりました。通常、大量点で勝利したあとというのはいいイメージを持って次の試合に臨めそうなものですが、実際は野球で打線が爆発して15得点した次のゲームは、打者がみな大振りをするようになってしまって一転して打てなくなってしまう(かつての近鉄によく見られたパターン)のと同じように、攻めが雑になってしまいだれてしまうことが多いもの。「点は取ったら同じだけ取られる」という攻撃型のチームに変貌を遂げつつあるコンサドーレではありますが、それでも1試合に6点入れるというのは3年ぶり、しかもチームタイ記録というくらいの珍しいことです。「うへ、もしかして俺達ってつおいんじゃね?」などと浮き足立ってしまう可能性も大いに考えられました。事実、悪夢の「まるまる1クール分勝利なし」という泥沼は、ホームとアウェイの違いはあれども湘南ベルマーレに大勝を飾ったあとの徳島ヴォルティス戦から始まったのですから。
そんなわけでいろんな意味で注目だった徳島戦なわけですが、終わってみれば杞憂でした。まぁ退場者を出した最下位チームを相手のホームゲームですから、順当と言ってしまえばそれまでなのですけど、そうはいってもその「当然」が今まで当然じゃなかったのがこのチームでして。しかも2戦連続6得点というおまけつき。笑いが止まんないねっ!
ただし、そうはいっても前半は徳島の数少ない攻撃機会でほとんどシュートまで持って行かれており、特に前半終わり頃は「クロスの出し手をフリーにする」という悪癖も顔を出していましたからね。中で合わせた羽地にしっかりDFが身体を寄せてましたから致命傷にはなりませんでしたが、ヘディングは身体を寄せられても当たり所によっては入ってしまうこと多いのですから、まずはクロスを上げられないように直して欲しいですよこの辺は。「シュートが入らなければいい」というのは「当たらなければどうということはない」と無茶なことを言うのと一緒ですからね。それが出来れば苦労しないっての。
それはともかくとして、前半を見ている限り後半ゴールラッシュが来ると感じた人はおそらくニュータイプだと思いますが、フッキの見事な右足(!)での先制ゴールを皮切りに、関の移籍後初ゴール、西嶋のプロ初ゴール、謙伍のちょこざいなゴール、砂川の技ありゴール、そしてロスタイムの謙伍の2ゴール目。前節は6点のうち4点をフッキが挙げましたが、この試合では6点を5人で挙げたことも特筆すべきことでしょうか。どれも見事でしたたが、後半立ち上がりから徳島の時間帯が続いていただけに、その出鼻をくじく格好となったフッキのゴールと、相手を大いにへこませたであろう関の連続ゴールは価値のあるものだったと思います。関係ないですけど前の週の土曜日の湘南戦での正岡子規がこの徳島戦までのわずかな期間でまたクロちゃんに戻っていたのですが、やっぱりあれは脱皮したのでしょうか。とりあえず逆サイドに走り込んでいたフッキには目もくれずに迷わずシュートした心意気は大いに褒めたいと思います。そして関も安定してましたが、謙伍の代表候補選出に奮起したのか、智樹も安定するようになってきましたね。もともとミドルレンジのパス精度は高かったですから、徳島戦のようにプレッシャーがさほどない状態ではあれくらいは出来る選手でしたけど、守備でもだいぶ身体を張るようになってきましたし、判断もだいぶ速くなってきたんじゃないですかね。もっとプレッシャーがかかった状態でどこまで出来るかは未知数ではありますが。
あとはとにかく豪雨の中選手もサポーターもお疲れさまでした。言っておきますがオレは西武ファンですから。
コメント (2)
なんだこの(ry
>かつての近鉄によく見られたパターン
野球といえば、コンサは大方の予想を裏切り2試合連続大量得点の勝利は良かったのですが、北海道はすっかり日本ハムファイターズで盛り上がって、なんか足んないなぁ…な状況です。徳島も四国アイランドリーグでスポっと参戦しているあの方のおかげでさぞかし盛り上がっていたのでしょうし…今更札幌もリーグ終盤になって尻上がりに調子を上げてかつやくしてもMLB、もといJ1には上がれません(前回からのネタしつこい)
投稿者: じゃがバター塩辛 | 2006年10月 3日 18:40
日時: 2006年10月 3日 18:40
>言っておきますがオレは西武ファンですから。
敵ハケーン!
申し訳ありませんが、インボイスでの3連戦は
「投手4冠だけどプレーオフ未勝利」斉藤和巳と
「昨年の沢村賞投手が何やっとんじゃ」杉内俊哉で
2連勝を飾らせていただきます。
・・・もうダメポorz
新垣はここにきて虫垂炎。和田は西武が大の苦手で
登板回避。寺原は論外と鷹の投手陣はボロボロです。
お手柔らかに。
どっちが勝ち進んでも、山形戦が控える週末には
ハムをロードに出せるように頑張りましょうね。
投稿者: あきの@九州人 | 2006年10月 4日 18:26
日時: 2006年10月 4日 18:26