ようやくブルーノ・クアドロス選手の移籍加入が正式に発表されました。、とりあえず壮大なドッキリの可能性はなくなって一安心といったところです。
ということで改めてブルーノ・クアドロスの紹介をば。本名はブルーノ・エベルトン・クアドロス。184cm78kgのディフェンダーで、1977年2月3日生まれの29歳…ということは熊本キャンプ中に30歳になるんですね。30代の選手は札幌には西澤画伯と大塚しかいないので、3人目の三十路選手となりますね(今季中にスナマコが大台突入)。おっさんパワーでチームを引っ張って欲しいと思います。
フラメンゴのユースからトップチームに昇格した後、ボタフォゴ、ガラタサライ、グアラニ、クルゼイロなどを経て2005年にセレッソ大阪に加入。昨年退団するまでの2年間でリーグ、カップ、天皇杯で76試合に出場しました(2得点)。セレッソの試合はそれほど多く見たわけではありませんが、その見た範囲でのプレイスタイルは身体能力よりも読みで勝負するタイプ。ワイルドな風貌の割にはクレバーな印象を受けました。184cmと上背はありますが、空戦能力はたぶんソダンのほうが上でしょう。無駄なファウルをあまりしないのも長所でしょうかね。ディフェンスリーダーとしての役割が期待されます。
しかしブルーノの特徴は、プレイより何よりその「熱さ」でしょうかね。ニュースリリースでも「日本で15年プレーする気持ちで来日し、大阪で2年残り13年分の荷物を持ち札幌に来ました。」とコメント。45歳まで現役続行予定という熱すぎる未来予想図を描いています。また「チーム愛」は相当なモノのようで、某所からの情報によれば、セレッソ時代の2005年、「勝てば優勝」という最終節を累積警告で出場停止となってしまい、「試合に出られないならサポーターと一緒にスタンドで応援する」と言って聞かなかったというエピソードもあるそうです。結局ブルーノの不在が影響したのかこの試合に引き分けて優勝を逃してしまったわけですが、最後まで優勝争いをしたチームが翌年は降格してしまうんですから、J1とは恐ろしいところです。ちなみにその試合でロスタイムに同点ゴールを決めてクモの糸をぶった切ったのが今野泰幸でした。
日本語もペラペラだそうで、優勝を逃して落ち込みまくっていた柳本啓成に電話して日本語で励ましたりもしたそうです。あと、これも某所からのネタですがブルーノの趣味はバンドなんだそうで、自分のバンドで作った曲をCDにしてサポーターに配ってたりもしてるそうです。ジェッター3とコラボで俺王様とジョイントコンサートがあったら万難を排して見に行くのですけど(俺王様の担当はウクレレ)。