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2007年4月14日

西が丘は今日も雨だった

2007年Jリーグディビジョン2第8節
コンサドーレ札幌0-0アビスパ福岡
得点者:札幌/null
     福岡/null

 Jリーグとなってからの初めての東京でのホームゲームは、J1降格組のひとつアビスパ福岡との対戦です。相手の福岡はJ1からの降格組のひとつ。前節終了時点で3勝2敗1分で勝点10の5位というという成績ですが、日程上の消化試合数が札幌よりも1試合少なく、実質ほぼ差がない順位と言っても差し支えはないでしょう。前節はそれまで無敗だった昇格最有力候補の東京ヴェルディ1969を2-1で振り切っており、やはり潜在的なポテンシャルは高そうです。形式上はホームゲームとはいえ距離的にはアウェイ戦、しかも前節から中3日の福岡に対し、札幌は中2日での試合となるため、条件的にはやや札幌が不利と言わざるを得ません。
 ところがどっこい、ヴェルディとの激戦の影響か福岡も随分疲れている感じで、むしろ先に運動量が落ちたのは中3日の福岡でしたし、札幌のチャンス自体も決して少なくありませんでしたから、終わってみれば勝てる試合だったという思いもあるのですけど、試合中はいつもの通り「点を取られる気はしないけど取れる気もしない」といった感じでした。そういう意味では、今回の0-0というのはまぁ悪くはないかもしれません。良くもないけど。

 まぁそんな感じだったので試合そのものには取り立てて印象に残っているシーンはあまりないんですけど、よく考えてみれば自分は今年初めての生観戦でした。戦術的には「守備一辺倒」、「ヒキコモリのリアクションサッカー」などと揶揄され、とりわけ攻撃に人数をかける柳下正明前監督の「アクションサッカー」と比較され対極に語られることの多い三浦サッカー。実際、失点のリスクを最小限にとどめるスタイルであることは疑いようもないのですが、指揮を執る三浦監督本人はテクニカルエリアを端から端までワイドに使い、身振り手振りで征也に埋めるべきスペースを指示したり、カウエにポジション修正を呼びかけたり、誰が見てもヒットポイントが黄色になっている元気に「元気! サボるな!」と愛(のムチ)にあふれた言葉を投げかけたりと、試合中ほとんど止まることのないものすごいアクションっぷりでした。もちろん監督の横には常に通訳のウリセスがいて、要所要所で松井さんも出てきて叫び、味方のミスがあると3人とも全身で怒りを表現。という、まさしく「人も口も動くアクションベンチ」と言ったところです。試合見てるよりそっち見てたほうが楽しいんじゃないかと思いました。ヤンツーも熱かったけど三浦さんも熱いなぁ。

 ということで試合そのものについてはこのくらいにしておくとして、この試合は関東後援会のスタッフとしてお手伝いをいたしました。といっても自分がやっていたのは主にCWPの配布だったので、これはHFCとは全く関係がないことなんですが、それ以外にも場内案内とエスコートキッズの案内を成り行きでやってました。まぁ成り行きと言ってもスタッフカードぶら下げてぼーっと突っ立ってりゃお客さんから何かしら訊かれるのは当たり前ですし(事前にある程度予習しておいて良かった…)、エスコートキッズのほうはうちの姪っ子が出ていたんでその関係でなんですけどね。三角山のラジオゲストなどでたまに試合の「裏側」を目にしているため、裏方スタッフの苦労というのはある程度は知っているつもりではあったのですけど、実際わずかながらも自分で関わってみるとやはり見ているだけではわからない大変さがあるものです。特に今回は雨というのもありましたしね。「(来季ホーム東京開催は)できれば避けたい(日刊スポォツ)」という児玉社長のコメントが出ていましたが、あくまで自分個人の意見として言わせてもらえばできればそうしていただきたいと思います。貴重な体験をさせていただいたとは思いますが、やっぱり一観客としてのほうが気が楽ですね。CVSの皆さんは改めてすごいと思いました。

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コメント (1)

じゃがバター塩辛:

chooさん、スタッフのお手伝いお疲れ様でした。


>戦術的には「守備一辺倒」、「ヒキコモリのリアクションサッカー」などと揶揄され


ネットでは「エゾナチオ」「サツナチオ」「ポロナチオ」などといわれている中、一番ウけた名称が「絶対氷壁」。なるほど、これならパンチラ=失点もない(少ない)わけですね。


>「人も口も動くアクションベンチ」


こちらのサイトを見ると、薄々気が付いた三浦監督の取説が載っております。
ttp://www004.upp.so-net.ne.jp/hinotamakozo/torisetsu-miuratoshiya.htm

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