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2007年5月 7日

首位陥落

2007年Jリーグディビジョン2第13節
ザスパ草津2-1コンサドーレ札幌
得点者:札幌/ダヴィ
     草津/氏原×2

 仙台戦まで終わっているというのに今更ながら草津戦の話題。お詫びといっては何ですが、今日遭遇した小ネタでお茶を濁してみます。

 いつものように昼ご飯を食べに会社近くの洋食屋へ行きました。そこはいつも利用しているところなのですが、初めて見る顔の女性の店員さんがいます。ゴールデンウィークの間に新しいアルバイトが入ったのでしょうか、その人が注文を取りに来ました。うむ、今日はハンバーグでも食べようとハンバーグランチを注文すると、そのお姉さん。

 「ごはんはライスにすることもできますが」

 「はい?」

 聞き間違いかと思って聞き返すと、お姉さんは再び「ごはんはライスにすることもできます。」と自信たっぷりに繰り返します。ほほうごはんをライスに変えられるのね。小錦をKONISHIKIにするようなもんですか。で、オレに何をしろというのか
 まぁもともとライスにするつもりだったので大勢には影響はないのですが、この間違いを指摘してあげたほうがいいのか、それとも大人の心で「ごはん」または「ライス」と、まったく結果の変わらない答えを言うべきなのか、どうしようか考えていると、オノレの発言に微塵も疑いを抱いてないっぽいお姉さんは、どうやらオレを頭のかわいそうな人だと思ったらしく、今度は「ですから、ごはんとライスをお選びいただけます」と言い直してくれました。ですから、ごはんとライスはお選びいただくもんじゃありませんって。つーか、隣のテーブルのサラリーマンコンビこっち見て笑いを堪えてるよ。
 結局、「ごはんとライスをお選びいただけます」と繰り返して最後までオレに決定権を与えてくれなかったお姉さんに負け、「じゃあごはんをお願いします…」と注文しましたが、まさかこんなお笑い小話みたいなことリアルで体験するとは思いませんでした。

 というわけで本題。第1クール最後の試合は、ザスパ草津とのアウェイ戦。この試合で勝点3を獲得すれば、第1クールを首位で終了することができます。これまでのJ2の歴史上、第1クールを首位で終えたチームは高い確率で昇格しています。もちろん、あくまでそれはデータ上の話ですので、第1クール首位チームが昇格絶対確実100%片想いなんてことはあるはずもないわけなんですが、まぁ一応はその時点でもっとも昇格に近いチームであることは間違いなく、つい先日までは「目立ちすぎるから別に首位イラネ」などと言っていたはずのオレも、実際なってみたらなるべくしがみついておきたいなんて図々しくも思ったりしつつも、しかしそれでもやっぱり何となく居心地が悪いような気もして、要するに弱小根性が染みついてしまってるわけで、何がなにやらさっぱりです。

 ということで、この次の試合で眼下の敵・ベガルタ仙台との試合が控えていることを考えると、ここできっちりと勝点3を挙げておくことが重要です。草津とは過去2シーズンを戦い、対戦成績は6勝2分0敗と、今まで一度も負けたことがありません。しかしJ2に参入して最下位、ブービーと来て3年目。これまでのところは3勝4分4敗の9位と取り立てて好成績を挙げているとは言えませんが、仙台や京都サンガにアウェイで引き分けるなど、粘り強い戦い方が今季の特徴のようです。
 そして札幌は、前節出場停止だった西澤画伯が復帰し、おそらくは現時点で三浦監督の考えるベストメンバーが揃いました。草津も決して侮れる相手ではないとはいえ、このメンバーでいつもの通りにやれば…負けることはなかったと思うんですけどね。少なくとも引き分けには持ち込むことができたんじゃないかと思いますが、どちらにしても「いつも通りのこと」ができてなかったのが最大の敗因じゃないかと思います。流れが悪い中でもセットプレイから先制したのは注文通りだったと思いますが、セットプレイから押し込まれた同点ゴールはしかたないにしても、リスタートから一瞬の隙を突かれた逆転ゴールはあれはマズいです。守備型のチームにしてみれば、セットプレイ時に集中を欠くというのは一番やってはいけないことです。やってはいけない度から言えば、「主力がごっそり抜けたチームをド新人監督に任せる」のと、「ドメストとサンポールを混ぜて使う」の間くらいに位置すると思います。キッチリ対応してさえいれば防げた失点だけに、非常にもったいなかったですね。同点に追いつくチャンスもないわけではなかったのですけど、そうでなくても攻撃力の乏しいチームなのに、ビハインドを負っていながら勝っているチームに出足でも負けてセカンドボールを拾えないという状態では、たった1点の壁が相当に厚くなるのも当たり前の話。言うなればでんでん虫のくせに殻がない。人はそれをナメクジと呼ぶというようなものです。全然たとえられてませんけど。試合後芳賀主将を始めとして選手たちが口を揃えて精神面の問題を挙げていたように、これまでは多少ゲームの内容が良くなくとも勝点を取ってきていたことに対する慢心が合ったのかも知れませんし、気持ちは目の前の草津戦ではなく、仙台戦に行っていたのかも知れませんが、いずれにせよ試合後、現地に行っていたゴール裏メイトから送られてきたメールの「いい薬になったでしょ」という感想そのままの試合だったと思います。

 とまぁいろいろ書いてきたところで、実は敗因は別のところにあるかもしれません。連休後半の5月3日、つまりこの試合が行われた日からカミさんの実家(埼玉県)に遊びに行っていたのですが、わずか5分弱で同点に追いつかれたまさにそのくらいの時間帯に、実家に行く途中のBeisiaで買い物してました。ちなみに、そのBeisiaの隣にはカインズホームがあるというあからさまなミラクルザスパワールドなのですけど、そこにコンサドーレサポーターであるオレが紛れ込んでしまったのが良くなかったのかも知れません。でも買ったのはヱビスビールですので許してください。

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コメント (2)

じゃがバター塩辛:

とある声優事務所のHPを見て、ノノさんがいつのまにか所属していると思ったら、小野坂昌也とかいう人でした(挨拶)

>小ネタ
私は食べかけのまま、ドリンクバーに行って席に戻ったら跡形もなく下げられていた…なんてことがありましたが。

草津戦は…まあ首位陥落といっても、船から落ちて島に流れ着いたらそこは女の子だらけの村だったとか、下宿先が(ryなくらいにこれまではうまくいき過ぎだった感もあり、「いい薬になったでしょ」の意見に同意です。

で、「自分には監督の力量がない」と潔く?監督を辞任した人もいれば、しぶとく辞任はもとより解任されない監督もいるのはどうよ?とも思う今日この頃。最も後述の方は、私は続投を願ってましたのでそれはそれでいいのですが。

equip:

前橋駅から徒歩で敷島に向かう途中、たまたま見つけたザスパーク前橋に立ち寄った私も戦犯かもしれません。
何も買いませんでしたが…

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