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2007年7月14日

さてどっちか

2007年Jリーグディビジョン2第28節
徳島ヴォルティス 中止 コンサドーレ札幌

 7月14日に予定されていたJリーグディビジョン2第28節、徳島ヴォルティス対コンサドーレ札幌の試合は、台風4号による天候不良のため中止、順延となりました。基本的には雨天決行のJリーグではありますが、さすがに台風直撃の中で開催を強行するわけにもいかなかったようです。まぁこれで試合を強行していたら「ゴールキックがそのまま自分のゴールに突き刺さった」とか、「ソダンがロングボールをヘディングでクリアしたらそのまま相手ゴールに入った」みたいな超人サッカーになってしまいかねませんし、何より試合終了後まで選手やお客さんが無事でいられるかの保証が全くできませんから、中止となるのも仕方がありませんね。

 ということでこの試合の代替開催の日程は現時点ではまだ決まっていないようですが、自然災害による試合順延は2000年4月に室蘭で行われる予定だったJ2浦和レッズ戦及びナビスコカップのガンバ大阪戦が有珠山噴火によって延期、2005年8月にモンテディオ山形とのアウェイ戦が雷雨のため延期となったのに続いて4回目となりました。まぁ泣く子と自然には勝てないということですが、問題はこの試合延期がどの程度の影響を及ぼすかでしょうか。まだ代替の日程が決まっていないのでなんとも言えませんが、過去の例では2000年の浦和戦の延期は、当時の岡田武史監督が後に「(噴火の)被災者には申し訳ないが、延びてくれて助かった。まだチームが出来上がっていない時に浦和とやっていたら、おそらく負けていただろう」と回顧したとおりチームにとっては結果的にプラスに作用しました(代替開催となった7月の試合では引き分け)。しかし2005年の山形戦では、試合が順延となったため試合勘を鈍らせないために主力組が出場した札幌大学との練習試合で、急成長を見せていた上里が十字靱帯を断裂してシーズンを棒に振っただけでなく、代替試合で西澤画伯も十字靱帯を断裂して同じくシーズンを棒に振ることになり、試合にも負けた上に結局この2人の離脱が響いて事実上昇格争いからは脱落となってしまったという踏んだり蹴ったりなことになってしまいました。鬼門・四国での試合をやらずに済んだと思いきや、よく考えれば別に試合が延びただけでなくなったわけではないでしょうし、この先もっと日程はキツくなってくるでしょうしねぇ。チーム状態も今はちょっと微妙な状態ですから、今日試合がなかったのはプラスにもマイナスにも取れますしね。とりあえずは続報待ちといったところでしょうか。

 選手はいったん徳島入りしたあと、某所での情報によると札幌に戻ってきているそうです。結果としては元祖西遊記スーパーモンキー大冒険みたいな何の成果のない旅で、おそらくチームの皆さんは試合をやるよりも疲れたんじゃないかと思います。とりあえずはゆっくり休んでもらいたいですね。

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コメント (1)

魚鬼:

ただでさえ各チーム1回お休みがあってややこしいのに
なお分かりづらくなりました。札幌の代替が終わるまでは
J2の順位も暫定扱いなのでしょうか。

27節福岡戦のコメントを楽しみにしています。

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