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2008年1月24日

グアムキャンプスタート

 スタート、なんてさも「いよいよ始まりました!」みたいに言ってはみたものの、実際のところもうキャンプも始まって3日目だったりするのですけどね。マリアナ諸島の最南に位置するこの島は、某双子の片割れも使っていた「よっこいしょーいち」の元ネタである故横井庄一氏が、28年もの間たった1人で何かと戦っていた島として有名です。ちなみにこの横井氏の名ゼリフといえば「恥ずかしながら、生き永らえて帰って参りました」というものですが、このセリフは札幌がもしまた落ち(ry
 さて、飛行機でハワイやサイパンなどと共に日本からの観光客も多いリゾート地とはいえ、外国であるこの島にそうそう行ける人がいるはずもなく、自分ももちろん行けません(不法入国してるから)。しかしながら、グアムキャンプ自体は昨年も行っていたもののJ1となった今季は心なしか各メディアの情報量も多いような気がします。その中でも注目なのは、やはり新助っ人のノナト。昨年は得点数はリーグで6番目という少なさながらもリーグ最少失点の守備力を背景にウノゼロで勝利を拾うことも多かったですけど、今季戦う相手の多くは昨年より守備力も攻撃力もはるかにパワーアップしている相手ばかり。言ってみればスクリューキッドとケンダマンが最弱クラスという完璧超人の世界に飛び込むわけで、戦い方自体は大きく変わることはないでしょうし、守備のメンツもそう大きく変わっているわけではないので、そうそう大崩れはしないと思っているのですけど、とはいえ去年のように1-0で凌ぎきるなんてことがそうそうできるとは思えません。要するにただでさえ貧弱っぽかった攻撃陣をいかにアップさせるか、という命題へのあまりにも単純かつ明快な解決策である「だったら点を取れるヤツがいればいいんじゃねーの?」ということを具現化させられるかどうか、にかかっていると言っても過言ではありません。昨季17得点を挙げたダヴィはまだまだ伸びしろはあるかと思いますが、かといって今年J1で得点王争いができるレベルになるかと言われるとまぁないだろうなと言わざるを得ないわけで、そうなると必然的にノナトにかかる期待は大きいでしょう。

 で、そのノナト。チームの選手紹介データだと176cm77kgとのことでしたが、来日時や先日のキックオフパーティーでの画像を見る限りはどう見ても80kgは超えているだろうと思える体型。報道によれば「オフシーズンに入ってからの1ヶ月以上あまり身体を動かしていなかった」ようで、結局体重は85kg。筋肉というのは重いため、スポーツ選手はだいたい背丈に対する体重が一般的な平均値よりも重い場合が多いのですけど、最近ちょっと腹が出っ張り気味になってきたオレですら178cm70kgということを考えると、176cm85kgというのはアスリートであることを考慮に入れても相当のデブであることは間違いありません。ホントに大丈夫なのかという声も囁かれているようですが、個人的には「ふとっちょFW」といえば思い出すあの人。そう、コンサドーレ札幌史上最強ストライカー(個人的に)であるウィルこと俺王様です。あ、逆だ。そういえば俺王様も最初に札幌に移籍加入した年は、大方の予想通り太ってやってきました。まぁノナトとちょっと違うのは俺王様の場合は自身初めてのJ1での戦いというのもあってか、本人的には自信を持って絞ってきたつもりだったらしいということですけどね。それがネネフィジカルコーチ(当時)に早速ダメ出しされて食事制限をくらい、おなかが空いて眠れずに深夜のホテルを徘徊していたというのも有名な話です。ノナトの場合はしっかり自覚を持って太って来たみたいですが、それでもシュートのうまさはさすがといった感じのようで、シュート練習でも高い決定力を見せつけたとのこと。まぁデブでヘタだったら救いようがないのでそれくらいはやってもらわないと困るっちゃ困るんですけど、少なくとも確実に言えるのは、こいつはきっとオモシロ人間に違いないということだと思います。元祖であるビジュが退団して以来空席だった「オモシロ人間ポジション」が久しぶりに埋まりそうですので、いろんな意味で期待大ですね。

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