2008年Jリーグディビジョン1第24節
清水エスパルス 3-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/西
清水/枝村、岡崎、西澤
ちょっくらアルビオンまで行ってきて留守にしていたため、まだ清水エスパルス戦は見ておりません。結果だけは知っていますが、逆に結果を知ってしまったがために、試合を見るのはちょいと気が重いというのが正直なところ。一応札幌にもゴールは生まれているので見所がないわけじゃないのですけど、失点3などという試合結果からその内容は推して量るべしといいますか、「クラナド」に例えれば坂の下で渚に会えずに高校生活終了するようなものですし、「スーパーマリオ」に例えればピーチ姫を助けるどころか1UPキノコも取れずワールド1-1でゲームオーバー、当然の最初の1人はスタート直後のクリボーに魅入られたように当たって死亡するようなもの。あるいは一切ストーリーをいじらない「岳人列伝」とか、何も足さない、何も引かないアニメ版「キミキス」とか。この辺にしておきましょう。
それにしても。
1998年Jリーグ1stステージ第1節…1-4で敗戦
2001年J1リーグ1stステージ第7節…2-5で敗戦
2002年J1リーグ2ndステージ第7節…0-3で敗戦
2008年J1リーグ第24節…1-3で敗戦 ←今ここ
ご覧の通り日本平では負けっ放しです。そもそもJリーグになってから静岡県で勝ったことがないんですけど。つーか勝点ゲットとか以前に日本平で3失点未満で済む日は来るのでしょうか。
とにかく、またしても勝点を上積みすることができなかった札幌。17位のジェフユナイテッド市原千葉が東京ヴェルディに勝ったためその差は4に広がりました。16位のジュビロ磐田が敗れたため16位との勝点差は変わっていませんが、残り10試合で3試合分以上の差をひっくり返すのは相当に厳しく、そろそろ当確ランプが点滅し始めているような感じです。もうここまで来たらあとは腹をくくって目の前の試合のことだけを考えるしかないですね。何しろ勝たないと先もないわけですから。
そんな感じでトップチームはアレな状態なんですが、弟分のコンサドーレ札幌ユースU-18は、現在行われている高円宮杯全日本ユースサッカー選手権大会にてグループリーグ3戦全勝という堂々たる成績でグループリーグを1位突破、決勝トーナメントへ駒を進めました。高円宮杯と言えば2005年に決勝進出を果たしたことが記憶に新しく、またU-15のカテゴリでも2002年と2003年に連続して決勝に進出している割とゲンのいい大会です。この世代は大会で優勝することが目的ではないとはいえ、いずれの年も決勝で敗退して準優勝で終わっているだけに、是非とも優勝目指して頑張っていただきたいところです。
しかし、この世代最強と言われる柏レイソルを筆頭に、決勝トーナメントに進んだチームはいずれ劣らぬ強豪が揃っています。優勝はもとよりそうそう簡単に決勝まで進めるとは当然思っていませんが、過去決勝に進出した年にトップチームがどうだったかといえば、他の追随を許さない弱さで降格一番乗りを果たした2002年、昇格の有力候補に挙げられるほどの陣容を揃えて箸にも棒にもかからなかった2003年、そしてロスタイムに3失点というJリーグ史上に残るみったくない試合で昇格を逃した2005年と、トップがダメであればダメであるほどユースが強い傾向にあります。もっとも、トップがダメな時は必ずユースが強いというわけでもないですし、そもそもトップチームがダメじゃなかった年もあんまりないよねという気もしないでもないですが、それはともかくとしてトップチームがどう包み隠そうとしてもダメとしか言いようがない今年、もしかしたらチャンスかもしれませんよ。
そんなわけでその決勝トーナメント緒戦の相手は坪内秀介や岩沼俊介、あとFC岐阜に期限付き移籍している相川進也の母校である前橋育英高校。グループ3位のギリギリでの進出だけに与しやすい相手かと思いきや、前橋育英が入っていたグループBは3チームが2勝1敗で並び、得失点差と直接対決での勝敗によって3位になっただけなんですね。要するに簡単な相手ではないということですが、それでも札幌が有利と見ます。トップチームがアレなので。
その前橋育英戦は9月21日(日)に西が丘サッカー場で行われます。ちょっと台風が心配ですが、天気が良ければサッカーを見ると「ドーレくん」というようになった2歳の娘を連れて見に行こうと思います。