« なんじゃそりゃ | メイン | さようなら、クライトン »

2009年7月13日

勝てば官軍

2009年Jリーグディビジョン2第26節
愛媛FC 1-2 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/上原、芳賀
     愛媛/内山

 前節水戸ホーリーホックに手痛い黒星を喫した試合から中3日、平日ナイトゲームは今節は愛媛FCとのアウェイ戦となります。リーグ戦が半分終わった時点で8勝7敗10分、勝点34の9位という成績はお世辞にも満足がいくものとは言い難いですが、今更嘆いたところでリセットスイッチがあるわけでもなければエンドレスなんちゃらなわけでもないですから、反省すべきところは反省しつつも、いい意味で忘れるというのも重要でしょう。とはいえ、半分っつっても一回り、あるいは二回りやって半分、ってのならいいですけど、なんか3クール制になってからこういう節目が中途半端で、いまいち「仕切り直し」って気がしないですね。木津千里さんならナタ持って虎ノ門あたりで暴れてるレベルですよ。18チームでも2回戦制だと試合数が少なすぎてチームの収入がアレだけど、かといって4回戦制だとさすがに多すぎるから3回戦制ってのも、ホームアンドアウェイ均等というサッカーリーグの原則をねじ曲げてまで行うべきもんなのかと思うのですけどね。実際この日のニンスタも観客数が2,000人行ってないんじゃ、収入のために試合やっても運営費でアシが出ちゃうんじゃないかって気もしますけどね。スカパー!の放映権料もあるんでしょうけど、これだけ中継する試合も多ければ試合単価もたいしたことないでしょうし。それだったら普通にリーグ戦を2回戦制にして、ナビスコカップを昔みたいにJ1/J2混合でやったほうがお客さん入るんじゃないかと思います。
 まぁ話が逸れてしまいましたが、愛媛戦。札幌サポーターにとってはもはや周知の事実ですが、某北海道ローカル番組の出演者と同様に、コンサドーレ札幌は四国が苦手です。じゃあ四国以外では強いのかと言われると決してそういうわけでもないのですけど、こと四国でのゲームはとりわけろくでもないゲームになることが多く、1999年の2部制スタート以降、徳島、香川、愛媛、高知の四国全県でのプロ相手の成績は、16試合で3勝8敗5分(Vゴールでの負けを含む)。愛媛での試合に限れば5試合で1勝4敗、しかもその1勝も西大伍のアディショナルタイムのゴールでやっとこさ勝ったというもの。おまけにこの試合、札幌は宮澤裕樹と藤田征也が怪我で欠場、西嶋弘之が出場停止と主力3人を欠いておりましたから、苦戦はある程度は予想していましたけど、それを差し引いても特に前半はもうほんとダメとかそういうレベルを超越したダメっぷりでした。
 まぁそれでも勝ったというところは評価すべきですけどね。勝てばオールオッケーというわけでもないですけど、それでも勝たなければ始まらないのも事実ですし。厳しいコンディションの中先制を許し、そして守りを固める相手に対して点を取ろうとして、そして2点取れたこと、またその2点とも決して「綺麗な形」での得点ではなかったことは、とても重要なことだと思います(もっとも、2点目は芳賀のシュートが綺麗じゃなかっただけで上里のクロスは完璧でしたけどね)。何度も書いているとおり、サッカーにおいては「いいシュートだから入る」のではなく、「入ったシュートがいいシュート」なのです。どんな形でも1点は1点。それを証明したのがこのゲームだったんじゃないか、と、この後のロアッソ熊本戦を見る前であれば断言できたんですけどねえ…。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kingofsapporo.com/old/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/687

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ