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2010年5月27日

鳴門はドローが基本

2010年Jリーグディビジョン2第14節
徳島ヴォルティス 0-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いない
     徳島/いない

 5月26日をもちまして、ハタチになりました(挨拶)。

 2005年のJリーグ参入以来、今季で6シーズン目、美濃部監督体制で3シーズン目を迎える徳島は、9位に食い込んだ昨季の主力選手の多くを残留させることに成功。さらには津田知宏や島田裕介らを獲得するなど積極的な補強策が奏功し、開幕から4連勝とスタートダッシュに成功。その後は大量得点で勝ったり大量失点で負けたりと出入りの激しい試合が続いていますが、前節までの成績は6勝5敗1分の7位とまずまずの順位につけています。
 対する札幌はここ4試合は負けていないものの、そのうち3試合がスコアレスドロー2つを含む引き分けと、対照的に出入りの全然ないサッカーを続けています。塵も積もれば大和撫子とは言いますが、地道に勝点1を積み重ねる各駅停車っぷりはいつまで続くのか、たまには素直に喜べるような試合を見せて欲しいところですが、ここにきて鳴門での徳島戦というのは何とも言い難いアレな感じにさいなまれます。なぜならここポカリスエットスタジアムは引き分けが基本の地。ここまで昨シーズンまでの通算で8試合を戦って1勝2敗5分と決着がつかなかった試合が半分以上となっています。0-3で敗戦した昨季の最後の対戦を除けば得失点差もプラマイゼロと全くの五分という、予定調和というかプロレスライクというか、そんな感じの両チームの対戦成績だけに、昨季のつじつま合わせが来て3-0で勝つような気もちょっとだけしてたんですけどね。結果はスコアレスドローでした。

 ただまぁ、試合の流れとしてはただでさえ怪我人ばっかりで満足に選手が揃わず、案の定ろくすっぽ攻撃の形も作れない、唯一こういう時に流れ関係なく一発でゴールをぶち込んでくれる可能性のある上里も怪我でいない、選手交代で流れを変えるべき交代選手たちも怪我人ばかりというそんな状況で、ほぼ一方的に攻められまくって決定的な形を作られたのも1度や2度ではなかったにもかかわらず、あと少しのところで最強のディフェンダーであるところのクロス・バー選手が降臨してくれて何とか引き分けに持ち込んだ、という見方のほうが強いですから、今回に限っては引き分けワールドが逆に作用したと言ってもいいのかもしれません。 よく考えれば、今までの試合でも劣勢の中で池内のインチキフリーキックが決まったりとか、ダヴィのオモシロゴールが決まったりとか起こりえないことが起こるのが鳴門の試合ですから、そんなもんだと考えるのが良さそうです。
 チーム発足当初にヴォルティスにクラブ事務所を提供するなどしてきたジャストシステムは、「ATOK」という評判の高い日本語変換ソフトを作っている会社として有名で、かくいうオレも15年ほど前からATOKを使い続けており、ほぼ毎年のように最新版のATOK欲しさに一太郎のバージョンアップ(バージョンアップ版の一太郎だとATOK単体で買うのとほとんど変わらない値段なので)を行い、一度も一太郎を起動しないまま次のバージョンアップを迎えるのですけど、そのATOKですら何も考えずに「とくしません」を変換すると、「徳島戦」ではなく「得しません」と変換されるのは有名な話…かどうかは知りませんが、とりあえず鳴門での徳島戦は、得はしませんが損もしません、そんな感じですね。まぁ今のところは3点ほど損していますけど。

 それにしてもスコアレスドローって書くことないなぁ。あえて触れるとしたら、この試合で初スタメンとなったパクジンスですが、U-19韓国代表、ユニバーシアード韓国代表という経歴の持ち主ながらも、プロのキャリアはコンサドーレが最初のチーム。外国籍ではあっても立場上はいわゆる大卒ルーキーと同じですから、デビュー戦ということを考えればまずまずといったところでしょうかね。これから経験を積んでくればよくなってきそうな感じはありますが、狙い澄ましたかのように横パスを相手にプレゼントするあたり、スタンダードなコンサドーレ型MFの系譜を踏襲していると言えるかもしれません。まぁ、ボールを受けても周囲の動きもまったくもってないに等しかったので、パスの出しどころが全然なくて困ったという面もなきにしもあらずですけど。現状では「飛び道具のない上里」って感じですね。

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