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2011年1月 5日

謹賀新年

 メリー(2回目)。

 というわけで2011年です。平成で言えば23年、暦と言えば阿良々木暦、千石撫子がお気に入りでございます。

 さて、年が明けた後のニュース第一報は、アルビレックス新潟へ期限付き移籍をしていた西大伍の鹿島アントラーズへの完全移籍が発表されたこと。噂通りとはいえ完全移籍というのは少し寂しい部分もありますが、さりとて大伍の違約金は強化費の少ない札幌にとって大きな置き土産となるでしょうし、Jリーグ屈指の強豪クラブである鹿島が、シャルケ(ドイツ)へ移籍した日本代表DF内田篤人の穴埋めとして札幌ユース出身の大伍に白羽の矢を立てたことについては、コンサドーレの育成に対するひとつの評価といっていいでしょう。もちろん内田という優れたサイドバックを見てきて目の肥えている鹿島のサポーターを満足させられるかはこれから。コンサドーレサポーターの端くれとしてひとつだけ助言ができるとしたら、茨城県民は「いばら"ぎ"」と発音すると怒るというのは本当だから気をつけろということくらいですが、是非ともそうなってコンサドーレの下部組織出身として初のフル代表となってもらいたいところ。
 ところで、札幌の公式サイトでの「僕のサッカー人生はまだまだこれからです。引き続き皆さんに応援してもらえるよう、楽しんでもらえるよう、これからも頑張ります。ありがとうございました。」というジャンプの打ち切り最終回みたいなコメントはわざとなんでしょうか。わざとなんでしょうねきっと。

 そして、こちらもまた噂通り、MF上里一将のFC東京への移籍も発表されています。ただし、こちらはレンタル。ずいぶん引っ張った割にはなんか拍子抜けする結末ですね。たぶん、代表クラスのボランチを揃えてる東京が、それがゆえに代表に選手を持って行かれた場合のバックアップとして札幌の超電磁砲に目をつけたはいいけど、上里との複数年契約を残しており、少しでも多くぶんどるために完全移籍にしたい札幌とのせめぎ合いが繰り広げられていたんでしょうかね。まぁ最終的には上里自身の希望も絡んで落ち着くところに落ち着いたって感じなんでしょう。最も在籍期間の長い生え抜き選手があっさりと出ていったことについては思うところがないわけではありませんが、結局今の札幌は「そういう」チームなんだという事実は受け止めた上で、こういう状況でも札幌でプレイすることを選んだ選手たちは心の底から応援したいと思うわけで。

 で、その残った選手たちのうち、去就の決まっていない選手はきりりんだけとなりました。彼については「交渉は続けている」という昨年末の大まかな情報以外、報道レベルになっている話はもちろん噂すらとんと聞こえてきませんが、矢萩社長はインタビューにおいて現在契約済みの選手に加えてあと1人~2人の増員に言及していますので、きりりんが残るならあと1人、残らないならあと2人ってところでしょうかね。まぁそうはいってもどのチームもほぼ陣容が固まってめぼしい選手がその辺に転がっているわけではないですし、ましてやエンゼル集めて送るともらえたり、洗剤に入ってたりするわけではないですので、シーズンスタート後の移籍期間にチーム構想から漏れたJ1クラブの選手を狙うという手なのかも知れませんね。

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コメント (1)

お玉:

生え抜きが抜かれるのは、寂しいですね。でも、これがコンサの生きる唯一の道ならば仕方ないかなあと。
ところでお聞きしたいのですが、コンサは若手の有望な選手に複数年契約をしています。複数年契約を設定すると言うことは、選手を拘束するわけですから、契約金というのは、普通の年俸以上にかかるんですよね? それから例えば上里との契約が来季までだとすると、来季は移籍金0円になってしまいますよね。これをレンタルの状態で契約更新ということはできるのでしょうか? もしもお分かりでしたら教えていただきたいと思います。

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