1月17日に行われたキックオフイベントを以て、コンサドーレ札幌の2011年シーズンが正式にスタートしました。
唯一去就の決まっていなかったキリノが、韓国Kリーグの大邱(テグ)FCに期限付き移籍することが発表されました。アンドレジーニョの加入が決まり外国籍枠が全て埋まったため、契約の残り期間にかかわらず放出は決定的で、あとは移籍先がどこかということだけだったのですが、ブラジルではなく韓国となったようですね。Kリーグには日本でキャンプを行うチームも多いため、テストマッチで比較的対戦する機会が多いのですが、大邱とは対戦したことがなくあまりなじみのないチームです。札幌サポーターにとっての唯一の接点は、「あの」ノナトがいたチームというところでしょうか。札幌での試合出場はリーグ、カップ戦1試合ずつ、出場時間は合計49分と、あのやたらとかっこよかったチャントをサポーターに歌わせる隙すら与えなかった上、たった一発のクロスで観客の幻想をぶち殺したノナトでしたが、彼が大邱にいた2004年には32試合で19得点と大活躍していました。キリノもそれくらい活躍するといいですね。
そしてそのアンドレジーニョはキックオフイベント翌日に来札、翌日から早速ゲームに合流しています。スポォツ報知によれば、"七色の声"でチーム統率とのことで、我々にとって七色の声といえば林原めぐみさんか山寺宏一さんかといった感じなのですが、どうも綾波レイとかキティちゃんとか加持さんとかチーズとかは関係なく、七種の奇声をあげてボールを要求していたとのこと。それだけ見るとなんだかとってもあぶない人のように見えますが、たぶんこの「甲高い奇声」って、フットサル見てるとよく使ってるあれのことですよね。ブラジルのサッカー選手はたいていフットサルもやってるという話を聞いたことがありますが(昔アルビレックス新潟にいた比嘉リカルドは府中のファイルフォックスでフットサルもやってましたね)、アンドレジーニョもそうなんでしょうか。
さて例年であれば札幌はチーム始動とほぼ同時にグアムでのキャンプをスタートするのですが、今年は緊縮財政がキャンプにも影響、札幌ドームでのトレーニングを21日まで行い、グアムキャンプは来週24日からスタートとなります。第二次となる熊本キャンプは例年通り2月の第2週となりますので、つまりグアムキャンプが短縮されるということ。室内とはいえ人工芝の、しかもすぐ下がコンクリートで足腰への負担の大きい札幌ドームではあまり負荷のかかるようなトレーニングが行えないこともあり、ノブリンもトレーニングの出遅れを懸念、「(昨季より)1週間は遅れている」(日刊スポォツ)とのこと。チーム作りの面ではおっぺけぺーのぽっぽこぴーだった昨季よりもさらに遅れてるって話はどうにも穏やかじゃないですが、昨季のアレはひとえに熊本キャンプでの実戦不足の結果だと思うので、むしろそっちがどうなるのかのほうが気になりますね。いや別にキャンプ襲撃の時にテストマッチ組んでくれという話ではなく。いやちょっとはありますけど。まぁ昨季もし充分な実戦機会を積んでれば昇格争いしてたのかといわれると、たぶんそんなことはないと思いますがね。