« \心配ナイサァァァァ/ | メイン | 奈良時代 »

2011年10月25日

だからどうした

2011年Jリーグディビジョン2第32節
ガイナーレ鳥取 1-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いない
     鳥取/はめど

 これが昇格争いのプレッシャーなんでしょうかね。サガン鳥栖、京都サンガに連敗中、そして河合主将もジオゴさんも戻ってきて、ほぼベストと言える布陣を組むことができ、相手は目下20チーム中19位のガイナーレ鳥取。「負けたくない」に加えて「勝って当たり前」という空気がどれほどのプレッシャーだったのかはわかりませんが、今日も今日とてゴールを割ることができず、逆に一瞬の隙を突かれて失点を喫し、3連敗となってしまいました。昇格争いのライバルたちもさすがにそうそうおつきあいはしてくれず、札幌はこれで4位に後退、昇格圏をはじき出された格好になっています。

 いやはや、どうにもこうにも「らしくない」というかなんというかって感じですね。結果だけ見れば鳥栖はともかく順位的には下のチームに連敗と、シーズン当初の札幌は相手の実力や順位に関係なくこんな感じでしたけど、その時とはまたちょっと違うように思います。もう少し踏み込んで言えば、シーズンの最初の頃は「何してもうまくいかない、というかそもそも何をしたいのかよくわからない」という状態だったのが、今は「勝ってた頃はできてたことがうまくいかない」という感じ。
 今まではいろんなことがうまく行ってたから勝ててたのさ、なんて言われればそれまでなんですが、ここのところはいい意味での思い切りの良さがなくなったというか、妙に縮こまった感じが見受けられます。ミスしたくないとか、負けたくないという思いはこの順位にいればこそ余計に強くなるんでしょうけど、それが大きすぎたばかりにコンサドーレの選手にしか見えない「エア味方」にパスしちゃったりとか、J-POPばりに何かを探し続けたりしちゃってる感じです。

 やっぱり人間守りに入っちゃダメってことなんでしょうかね。もっとこう、コンサドーレはアウトローであるべきなんですよ。コンサドーレは王道を狙っちゃダメなんですよ。性格の違うかわいい女の子が4人くらい出てきてゆる~く日常を送る学園ものやろうとしたってダメなんですよ。あまり萌えないデザインの女子キャラが特に理由も説明しないまま異形の化物をざっくざっく切ってありえないにもほどがあるくらい血がどばどば飛び散って挙げ句には町の人もクラスメイトもみんな化物に食われちゃったと思ったら実は生きててある意味お芝居だけど化け物はホントでそれでぶっちゃけお前も化物なんで続きは劇場版で! くらいの文字通り血迷ったものじゃないといけませんよね。

 前回対戦でも勝ったとはいえ鳥取はいいサッカーしてましたからね。まぁそれでも19位というところに「いいサッカー」と「勝てるサッカー」は必ずしも一致するわけではないのがジレンマだと思うんですけどね。その辺は札幌そうでしたけど(過去形なのか進行形なのかは保留)、19位でもこれぐらいのサッカーはできるということなのか、このサッカーじゃなければ順位はもっと上だったのか、そういうのを考えると悩ましいですよね。今はJ2初年度ということでサポーターも納得できるかも知れませんけど、勢力図はそのうち変わっていくわけですし、今季は栃木SCがJ2参入3年目で上位争いを繰り広げていたのですから、少なくとも今は新参とか古参とか人参とかあまり関係ないですよね。

 まぁそれはそれとして3連敗で4位に転落、と改めて事実を書き連ねるわけですが、まぁ次の試合で徳島ヴォルティスに勝てばまた3位になりますから、そこで頑張ればよろしい。というかですね。前にも書いたことですが、もう最後の最後までこういう思いができれば、結果ダメだったとしても充分楽しめたと言えるのですよ。ただまだ試合が残されているのにこのままずるずる行ってしまったら、サポーターの希望が散っただけでなくご丁寧に「ロスタイム3失点」という新たなトラウマまで植え付けたあの2005年と同じことになってしまいます。だから徳島には最低限何が何でも勝たねばなりません。逆に徳島に勝てばこの3連敗なんてどってことないですよ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kingofsapporo.com/old/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/878

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ