2012年ヤマザキナビスコカップ グループB第5節
コンサドーレ札幌 0-4 清水エスパルス
得点者:札幌/いない
清水/河井、李、石毛、杉山
かわい、い、いしげ、すぎやま…ああ、どこのチームかと思ったら巨人か。これ野球だったんですね。だったら0-4なんて普通のスコアですよね。なんだ。
ンなわけあるか。
いや、ひどい試合でしたね。今までは「しゃーなしだな」で済ませてきた自分も、この試合はさすがに擁護できないです。だって最初から腰が引けてるんですもん。勝てないのはしかたないんですよ。戦力差はいかんともしがたいのはわかってますから。もちろん「気合と工夫があれば戦力差などゼロに出来る!」なんておめでたいことを考えてたりもしません。はっきり言えば今のコンサドーレがやってることって、従業員数十人程度(うち新卒社員がそれなりの割合を占める)の零細企業が、エリートあつめた海千山千のライバル企業が多数ひしめく市場でシェア二桁取れ、なんてミッションを命じられたようなモンですよ。せめてしかも追加の人員も予算もなしで、とにかく頑張れときたもんだ。リソースもないのに頑張ってなんとかなるんであれば、日本は戦争に負けてませんって。
なので別に勝てないことにとやかく言う気はないし、まぁ言ってしまえば別に1年で落ちたってかまわないのです。ただ、試合をやる以上はやっぱり勝つつもりでやって欲しいし、出来れば勝つところを見たいですから、やるだけやった上でそれでもダメならしゃーなしだなでいいですけど、なんとなしに試合やってなんか知らんが負けたってのは勘弁つかまつる。
今の札幌が残留できたらマジで奇跡だと思いますし、奇跡は起きないから(ryですし、去年の12月3日の試合終了後から降格は覚悟してますんでね。カクガー(Kakugo + er = Kaguger)としては筋金入りなわけですよ。覚悟しすぎて、新潟とか大宮とか成績不振で監督解任してるのを見て「あ~降格しそうなチームは必死だねー」なんて、候補筆頭でありながら極めて他人事の境地にまで達しているくらいですからね。そんなわけで、八木重吉先生の「こころよ」よろしく、来年の開幕戦で「やっぱりここ(J2)がいいのだに」っていう心づもりも万端なわけです。まぁ、仮に今年奇跡が起こったとしても、今の財政力じゃいつまで経っても奇跡を続けなければいけないわけで、現実的に考えてそんなの無理なんですから、「J1定着」とか本気で言うなら油田掘り当てたり、油田持ってる友達でも連れてこいよと半ばキレ気味に思ったりもするわけです。この辺の話は長くなるのでまた改めて書こうという気がないわけでもないですが、とりあえずそんな感じで別に降格なんて怖くも何ともない。ただ、せっかくがんばって勝ち取ったトップカテゴリなんですから、いずれJ2に帰るにしたって、J1でなるべく多くのものを吸収して帰って欲しいじゃないですか。その経験はきっと役に立つはずですから。
なのに、この試合はホント戦う前から腰が引けちゃってたわけですからね。集中力もなかったですし。1失点目なんてあれだけペナルティエリアの中に人数がいながらあっさりとボールを落とされて、ペナルティエリアの中でシュートを許して、はじいたボールをクリアできずに押し込まれちゃうんですから、ひどいモンです。で、これでもうチーム全体に「今日もダメか」ムードが蔓延。技術で劣るならせめて気持ちは負けてたら、勝てるわけないじゃないですか。精神論だけで試合には勝てないってだけで、それがまったく必要ないというわけではないのですよ。あとはもう、特筆すべきこともない、ただ負けただけの試合。こんなのを、たった3,687人しか入らなかったとはいえ、ホームでやっちゃいけませんよね。そりゃたった3,600人のサポーターだって怒りますよ。そのたった3,600人の中に、「こんなの二度と見に来るか」なんて思った人がいても、オレはその人のことを責められません。それくらいの試合だと思います。
ちなみに「3,687人」でググったら、「全国に善治さんは3,687人」という結果が出てきました。つまり厚別に集まったサポーターは善治さんということができると思います(できません)。
まぁ怪我人続出の今の札幌において、怪我を怖れて思い切りいけなかったというのもあるかも知れませんけどね。雨で足もとも滑りやすかったですし。ただ何人かの選手はミスを怖れてだと思いますけど明らかに「自分のところにボール来るな」という感じでプレイしてたのはいただけません。ミスしたくないという心理はわからないでもないですけど、ミスを怖がってたらいつまで経ってもミスはなくならないです。メンタルというのは勝手に鍛わさるものではなくて、自分の考え方次第でどうとでもなるもんなんですからね。もちろんだからといって急に変えられるものではないのですけど、変えようと思わなければ変わらないのも確かなので、ここがぐっと踏ん張りどころだと思います。