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2012年11月19日

こんなもん

2012年Jリーグディビジョン1第31節
サンフレッチェ広島 3-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いません
     広島/(また)森崎浩司、(また)佐藤寿人、水本裕貴

 まぁこんなもんですよね。ぶっちぎり最下位と優勝争い渦中のチーム、0-3で済んだのは健闘したと言えるレベル。今回はこういう試合なので、テレビに映る限り佐藤寿人の動きだけを見てみたんですけど、わかっちゃいましたけどオフザボールの動きがうまいことうまいこと…。もちろん寿人の動きに合わせて「彼の欲しいパス」がベストのタイミングで性格に出てくる広島の中盤もあってこそではあるんですけどね。2点目なんてまさにそんな感じでしたもんね。札幌の内村圭宏も彼と同じようなタイプのFWなんですけど、札幌の場合、彼が裏取ってもボール出てこないし、出てきたとしてもあさっての方向に飛んでいきますからねぇ。ああいったタイプが1トップをやるには、それこそ広島のように中盤でボールをキープできるのが最低条件なわけです。で、現状の札幌の中盤がボールをキープできないので、そうであれば、前線でボールを持てるポストプレイヤーと組んでシャドウストライカー的な役割をさせるしかありません。
 で、本来ならその役割を大島にやらせようというつもりだったのでしょうけど、残念ながら今の大島はその期待に応えられているとは言えず。もともと純粋な意味でのポストプレイヤーではないと言っても、以前はもう少しできてたはずだと思うんですよね。腰を痛めた影響もあるんでしょうけどね。それに、後ろから出てくるくさびのパス自体がアバウトなことが多いので、それを完璧に押さえろというのもたいがい酷な話ではあるのですけどね。言うなれば、だいぶ音程をぶっぱずしたヴォーカルに伴奏が合わせろというレベル。10年ほど前に飛田給のミズノフットサルプラザでフットサルやってたら、その日はちょうど某女子高生のカリスマアーティストのライブがあったらしく、隣にある味の素スタジアムからリハーサル中の歌声が聞こえてきたのですが、常に半音くらい下を歌ってました。だから何だと言われても困るんですけどね。

 ともあれ、そんな感じなので結局内村が前線で孤立してしまう場面が多い、というのが今季通じての特徴でしょうか。もちろん押し込まれて全体的にラインが下がってしまうというのも大きくて、ラインが下がって中盤が間延びすれば、そうでなくても大した精度がないパスの成功率が余計に下がってしまうわけで、そうなると必然的にトップが引いてくるしかないわけですけど、引いてしまったら相手にとっての脅威はそれだけうすくなりますからねぇ。なかなか難しいですよね。
 結局はやっぱり全体的に押し上げていくしかなくて、札幌もそれが出来る時間帯もあることはあるんですけど、やっぱりトータルでその時間帯は少ないですし、フィニッシュの精度も含めて他のJ1チームと比べると見劣りはしますよね。まぁ某自称アニメ監督のように「J1としてその域に達していない」ってことなんでしょうね。達してりゃ今頃こんな成績にはなってないですもんね。

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