« 再始動 | メイン | 瓜田 »

2003年7月15日

気は心

 十字靱帯断裂が発覚した相川が今季絶望となり、三原も右足首痛で長期離脱の可能性アリと怪我人禍はまだ収束の気配を見せてはいませんが、それでも前半戦の最後のほうになって板長や平間が復帰し、今週末に行われるアウェイ湘南戦では今野の復帰が見込まれるなど、少しずつではありますが体制は整ってきています。さらに今年は冷夏のようで関東地方は暑い日が少なく、夏場が苦手な札幌にとってはありがたい材料には違いありません。東京へ出てきて12年が過ぎても、夏になるとアメーバとなってしまうオレが今年は平気なくらいですから、その辺りでも追い風というほど強くはないかもしれませんが、巻き返しに向けて一つでも懸念事項が減るのはいい傾向です。農家はちっともよくないですけどね。
 ところで、前半戦最後の2試合を連勝で締めくくることが出来た理由の一つに、アンドラジーニャの存在があることに異論を挟む人は少ないでしょう。それに加えて、もう一人キーマンを挙げるとしたらビタウではないかと思います。特にビタウの貢献度は非常に高く、「得点の陰にビタウ有り」と言っても過言ではないほどで、星に帰ったベットに感謝する人も少なくないのではないかと思います。
 あまり語られることありませんが、シーズン途中の助っ人緊急補強が2度もあったにもかかわらず、その2度ともが成功したことについて、フロントはもっと評価されてもいいと思いますよね。去年も2度途中補強がありましたけど、2度とも思ったほどの成果を挙げられなかったですしね。怪我人が多くていっぱいいっぱいのチームで何とか勝負しているジョアン・カルロス・トシキ監督と同様、金銭的にはいっぱいいっぱいの状況であろう中、フロントもよくやっていると思います。ベットから違約金取り返したらしいですし。

 とはいえ、もちろん日本人にも今野や岡田など後半戦のキーマンとなりうる選手がいないわけではないですが、やはり中心となるのがブラジル人になるであろうことについての不安がある人もいるだろうと思います。ビタウの契約形態がどうなっているのかはちょっと不明ですが、期限付きの選手に依存するのは長期的な強化に結びつきませんし、そもそも枠がたったの3つしかない助っ人という概念からして、短期的な「取り替え」を前提とした選手であることは否めませんし。現在Jリーグのほとんどのチームが大なり小なり助っ人の力に頼っている状態ではありますが、だからといって日本人選手の力はどうでもいいというわけにはいかないですよね。
 あ、ということはお好み焼きが大好物で阪神ファンというビタウを身も心も関西人だと言い張るというのはダメでしょうか?

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ