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2006年8月 アーカイブ

2006年8月 7日

現状打破のために

2006年Jリーグディビジョン2第32節
徳島ヴォルティス0-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/さっぱりいない
     徳島/ちっともいない

 「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ」とは勝負ごとにおいてよく言われることです。勝負の世界では実力の高い者が勝つことのほうが圧倒的に多いのですが、それでも必ずしも「実力」と「結果」が一致するとは限りません。「実力の高い」と「強い」はイコールのものではなく、「勝つ」ことがすなわち「強い」ということなのです。そして、その結果の積み重ねであるリーグ戦にも同じことが言えるでしょう。勝ったチームこそが強いのであれば、その強いチームが昇格にふさわしいのだと思います。強力な戦力を揃えたチームや名の売れた監督のいるチームが昇格するわけではないということは、これまで2回くらい身を以て思い知ってるので今更言われんでも充分わかっていたりするんですけど、要はシーズン全日程を終了した時点で昇格圏内にいたチームが昇格する、つまり、「強いチームが昇格するのではない、昇格したチームが強いのだ」と言えるるのではないかと思います。この部分だけ見たら頭が愉快な人の主張に見えなくもありませんけど。
 さて、ということはですよ。逆に言えば勝てないのは弱いからってことになるわけで、蒸し暑い夏場のアウェイ戦というハンディはあるにせよ、最下位のチームから勝点3という結果を残せないというのは昇格を狙うチームとしてはお粗末というほかないわけで、未だにこういう試合を繰り返しているのは残念極まりナイアガラ。

 うん、やっちゃったんだ、すまない。

 まぁそんなわけでしてね。さっきの理論から昇格にふさわしいかふさわしくないかって言えばやっぱりふさわしいとは言えんよなぁとおもう今日この頃なのですけど、それでもやっぱり可能性がある限りはギリギリまで悪あがきしてもらいたいわけですよ。でも、一方では正直何か手を打たなければいけない状況にあるような気もします。ここいらでひとつカンフル剤が必要なんじゃないかと思います。手っ取り早いのは補強なんですが、なかなか難しいですよね。補強すりゃいいってもんじゃなく、ただ単に選手を連れてきただけで、チームにとってプラスにならないのであれば補"強"ではないわけですし。まぁ実際にプラスになるかどうかなんてフタを開けてみなければわからないものではありますけどね。フタを開けてみたら中身が空だった、なんてことは今までも枚挙にいとまないほどあるだけに、慎重にならざるを得ない部分はあるでしょうけど。かといって「オスの三毛猫補強してきました」とか言われても困りますしね。確かにレアですけど。「移籍金は煮干し1年分でした」とか誇らしげに言われたりとか。
 まぁとにかくこの停滞ムードを打破する「何か」が欲しいですね。この際ですから何か悪いイベントが起こり、それを乗り越えてチームの結束が高まるという少年漫画的な展開でもいいと思います。誰かの給食費がなくなったりとか(犯人は三毛猫)。

2006年8月10日

あれこれ

 ここのところ忙しくて試合の時くらいしか更新できず、その間のニュースについてはスルーしてしまっていました。人の出入りなど割と大きなニュースもありましたので、今更ではありますがちょいとさかのぼっていくつかダイジェストで紹介していこうと思います。

◎新規スポンサー決定(7/7)

 今シーズンも途中ではありますが、新規のスポンサー契約締結が発表されました。株式会社JALUX、CNプレイガイド(コミュニティ・ネットワーク株式会社)、株式会社ヨドバシカメラの3社です。JALUXはその名の通りコンサドーレの袖スポンサーであるJALの子会社。既にこちらもコンサドーレのスポンサーであるJALカードを持ち、公共料金の支払い等メインで使ってマイルを溜め、JALで帰省するJALっ子のオレですから、お世話になっているあの方にお中元やお歳暮を贈るときここ(JALショッピング)を使っていたので一応名前だけは知っていたんですが、事業案内を見ると航空機の機材調達から保険業、不動産業とその業務はやたら多岐にわたっているんですね。もう一声かけてブラジル人調達業とかもやってもらえませんかね。
 CNプレイガイドとヨドバシカメラについては説明の必要はないでしょう。家にある家電製品はほとんどヨドバシで買った生粋のヨドバシっ子であるオレにとってはありがたい話ですが、どうやらスポンサーは札幌店のみのようですね。まぁ当たり前か。なお、JALUXはシルバースポンサー、CNプレイガイドはブロンズB、ヨドバシカメラはフラッグスポンサーとなっています。

 で、とらのあなとかアニメイトとかとのスポンサー契約まだ?

◎「月刊コンサドーレ」還元金300万!(7/8)

 自分もコラムを書かせていただいているコンサドーレ札幌のオフィシャルマガジン「月刊コンサドーレ」、1冊につき25円がチームに還元されることは周知の事実ですが、2005年2月号~~2006年3月号分までの支援金が発行元の北海道新聞社より贈呈されました。その金額は307万6,450円(12万3058冊分)。塵も積もれば山となるといいますが、けっこう大きい額ですね。ちなみに自分の連載がスタートしたのがちょうど2005年の2月号から。つまりは「百鬼夜行放談」スタート以後の還元金となるわけです。で、その前となる2004年2月号~2005年1月号までの還元金が約286万(11万4370冊分)でしたので、今回との差約20万円分が「百鬼夜行放談」の還元金である、と言っちゃってでかいツラをしようと思ったのに、よくよく見てみたら今回のほうが集計期間が長いだけでした。つーか、冊数を月で割ったらむしろ減ってるんですけど。すいませんすいませんホントごめんなさい。

◎もんじゃ退団(8/1)

 「もんじゃ」こと室蘭大谷高校出身のGK阿部哲也が退団となりました。大食いとして名を馳せ、入団初年のキャンプで「食卓に出てくるとガッツポーズするほどカレーが好き」とか、誕生日恒例のタマゴ&小麦粉ぶっかけに遭ったチームスタッフを見て「おいしそう」と呟いたりとか、こと「食」にまつわるエピソードには事欠かなかったもんじゃですが、随分前から戦列を離れておりました。心配する声も多く聞かれましたが、結局退団となってしまった模様です。ボールを持てばほうぼうの味方選手から「もんじゃ! もんじゃ!」と呼ばれたり、降雪の中で行われた2004年の大宮戦で、雪で台を作ってボールを置いてゴールキックをするなど愛すべきキャラクターだっただけに残念ですね。
 このもんじゃ退団に先立って、6月13日にヴァンフォーレ甲府のGK佐藤優也選手が期限付きでコンサドーレの一員として加わっていますが、この佐藤ももんじゃに負けず劣らず大食いキャラのようです。そういえばジュビロ磐田から同じく期限付き移籍中の 原寿康も大食いですね。コンサドーレのGK獲得基準の中には「大食いであること」という項目があるのでしょうか。まぁどこのGKも一般人よりも背の高いですし、逆に普通の人よりもよく食べるから大きくなったと言えるかもしれませんけど。ただ林はあまり大食いであるという話は聞きませんね。まぁ話の場合は石とかフライパンとかでも平気で食べそうですけど。

 そんなわけで、明日は愛媛戦です。

2006年8月13日

あかん

2006年Jリーグディビジョン2第33節
愛媛FC1-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いやしない
     愛媛/みかんくん

joe.jpg

2006年8月15日

今度が山田

 じゅ~すぃ~(挨拶)。

 徳島ヴォルティス・愛媛FCとのアウェイ連戦は、夏場のアウェイ戦という厳しい条件ではあっても、下位チームが相手である以上は、上位追撃のためには落とせない試合のはずでした。にもかかわらず、結局この2戦でコンサドーレが得た勝ち点はわずかに1、ただの1つも得点を奪うことが出来なかったというのですから、こりゃちょっと重症ですね。空を見上げると北斗七星の傍で輝く小さな星までもよく見えるんですがアレはなんていう星でしょうか。
 しかしまぁ、コンサドーレがここまで四国で行われた公式戦でプロ相手に勝った試合って、高知で行われた2001年の「ホーム」開幕戦となった柏レイソル戦以来ないんですね。翌年同じ場所で行われたベガルタ仙台戦は0-1で負け、同年のFC東京戦(香川・丸亀)も1-2で負け。翌年の天皇杯1回戦では一応勝ってはいますけど相手は高校生(尽誠学園高校)でしたし、2004年はやはり丸亀での天皇杯準々決勝でジュビロ磐田にVゴール負け(0-1)、2005年になるとJ2に新しく加わった徳島ヴォルティスとの試合が行われるようになりましたが、鳴門でのアウェイ戦は2戦2分(1-1、1-1)、そしてさらに愛媛FCが加わった今年も鳴門で2戦2分(0-0、0-0)、松山で2戦2敗(1-2、0-1)…。勝てないだけならまだしもろくすっぽ点も取れておらず、水曜どうでしょうと同じように「四国は鬼門」と言わざるを得ません。ここまで来ればカマタマーレ讃岐がJリーグに加わったとしても勝てない自信があるし、挙げ句の果てにはマンダリンパイレーツとのキックベース対決でも勝てない自信があります。つーか、なんかこのチームってひょっとしたらほとんどの方角が鬼門なんじゃないかってくらい鬼門が多すぎるような気がするんですけど。

 そんな感じで湘南ベルマーレにボロきれみたいにのされた上からロードローラーで潰されたようなご無体な心境なわけで、さすがにオレもちょいとへこみ気味です。こういう試合を繰り返しているようじゃ、昇格なんておそれおおくて口に出せなくなっちゃいますよね…


      _.,_
   __r'⌒   =ミ`ー-、_
   _ゝ´'' ,〟   ミ  i =',
   〉   ノ〃 彡m、ィリ>'彡
  _シリツ ノノリイシl }ニヾミ、;;)  逆に考えるんだ
   〉::::rイ ッ'モテヽ}レtテ jイ´
   ゙):::lt|:l、. ‐ / ; |`¨ ,リ   「もう今年は四国行かなくてもいいじゃん」と
   ソ:l゙(:}     ツ  /
   ヾ! :l  〈,r~云゙) j     考えるんだ
   /´\ \  .彡 ,イ_
  / ヽ  \ `ー‐'/l|゙l、`ヽ、__
     \  `ー、_///:}
      \ /´ ヽ/:::|
        ` ソTヾ

2006年8月21日

ミステリアス

2006年Jリーグディビジョン2第34節
コンサドーレ札幌3-1ベガルタ仙台
得点者:札幌/02年入団、05年入団、04年入団
     仙台/助っ人

 「なんで元J1に勝てるのに元JFLに勝てないのよ?」という野暮なことはこの際申しません。これまでの歴史上、仙台はブランメル時代も含めて実は一度も厚別公園競技場で勝ったことがなく、言ってみれば札幌にとっての四国と同様、仙台にとっての厚別はいわば鬼門です。四国で1点も取れなかった札幌が、リーグトップの攻撃力とNo.2の守備力を兼ね備える仙台を1点に抑えて3点を奪い、逆にそれだけの試合が出来るチームが同じ厚別で神戸に6点ぶち込まれたり湘南に5ゴール喰らったりしてるわけですから、まぁホントにやっぱり何かがあるとしか思えないことよ。
 まぁ鬼門だろうがマクー空間だろうが閉鎖空間だろうが勝てばなんでもいいわけで、そしてこの試合で勝点3を得るに至ったポイントはいくつかあると思いますが、もっとも大きな勝因は、おそらくヤンツーの髪型がヘンだったということだと思います。いったいどういう注文をすればあんな赤木キャプテンの出来損ないみたいなエキセントリックな髪型になることが出来るのかは不明ですが、仙台の選手が今ひとつ集中にかけているように思えたのも、おそらくあの髪型が気になって仕方がなかったからに違いありません。変な髪型という意味では、仙台だって小針とかロペスとかの優秀な人材がいるはずなんですけど、それでも彼らのそれはドレッドやアフロと呼ばれる髪型ですからね。しかもあのヤンツーの髪型が厚別のピッチに何らかの影響を及ぼしたことは疑いようもなく、その証拠に、風の強いことで知られる厚別がこの日はほとんど無風状態でした。そんな常識の範疇をぎりぎりで超えてしまった髪型を目の当たりにすれば、そりゃもう気にするなと言うほうが無茶というもの。交代で入ったケンゴがそのわずか1分後に勝ちこしゴールを決めたのも、おそらくあの髪型によるものと思われます。なぜなら、ソダンが退場して数的不利となり、替わりのDFを入れるためにFWを1枚外し、しかも砂川が既にピッチを退いている状況で、その上でキープ力のあるフッキを外すというのはセオリーからすればあり得ない交代でした。確かにヤンツーはよくこういう交代をする監督なのですけど、だいたいの場合において結果的に失敗となることが多いのに、それがズバリとはまってしまったのですから、これはもうあの髪型のおかげと思って間違いはないでしょう。

 ということで、どこの誰ともしれない理容師さんのおかげで札幌は貴重な勝点3を得たわけですが、そうは言っても3位になるためにはひとつも落とせないような試合が続き、相変わらず楽観できるような状況ではありません。そりゃあ客観的に見ればそりゃ昇格なんて難しいと言わざるを得ないですし、正直よっぽどのことがない限り3位は難しいとは思うのですけど、それでも結果的に何位になるかはさておき「最後まであがく」ことが重要だと思うのです。
 なので、これからは今まで以上に必死にならないといけませんね。そのためなら出来うる限りのことをするベキだとは思いますが、かといって「負けたら罰」とかそういうネガティブなのはかえって萎縮してしまう気もするのがうちのチームの痛いところ。だからといってニンジン作戦も今まで大した効果を上げたことがありません。そこで、第4クール突入時点でドーレくんを12分割して各チームにパーツを配り、相手チームに勝たない限りそのパーツを取り戻せず、全てのパーツが揃わないとドーレくんが元に戻らないというのはどうでしょう。これならきっとみんな本気になると思います。

2006年8月26日

また自爆

2006年Jリーグディビジョン2第36節
コンサドーレ札幌1-2横浜FC
得点者:札幌/カガケン
     横浜/阿礼門×2

 前半は、攻撃については本当に素晴らしかったと思います。運動量も多く、西谷が中央に入ってくれば大塚が左に張り出し、上里が下がってフォローというような各選手の連動した動きでめまぐるしくポジションチェンジを行い、セカンドボールもことごとく拾って横浜FCを翻弄。中2日で遠征してきた横浜FCの身体が重かったというのもありますが、ボールも人も動くまさしくアクション&ムービングサッカーと言えるものでした。得点シーンもシュートそのものも素晴らしかったのですけど、相手がマークを絞りきれていなかったところにいきなり後ろからオーバーラップしてきた加賀に対する対応が遅れたためで、してやったりのゴールと言っていいと思います。
 ただいその反面守備陣は相変わらず簡単にクロスを上げさせたり、特に1対1の守備で簡単に振り切られるシーンが目に付くなど不安定で、まぁメンツがホントに急造に近い3人だからしょうがないと言えばしょうがないのですけど、だからこそ前半のうちに2点取っておくべきでしたね。前回対戦時の横浜FC相手ならば1点でも何とかなったかもしれませんけど、今の横浜FCにはアレモンという点取り屋がいますからね。で、結果として1点しか取れなかった。実際チャンスはそこそこありましたし、フッキがいればもしかしたら2点目を取ることが出来ていたかもしれませんけど、たぶんフッキがいたらあの小気味いいパス回しは出来てなかったでしょうから難しいところですね。

 まぁどっちにしても負けちまったら同じなんだけどさ。

 ということで、おそらく前半終了時点で、百戦錬磨の横浜FCの選手たちは、「1点ならひっくりかえせる」と思ったでしょう。そして後半の早い時間に相手の目論見通りに同点を許してしまったのがひとつ、そしてもうひとつこの試合最大のポイントは、後半29分くらいに征也のクロスをどフリーのケンゴがあり得ない外し方をしたあのプレイでしょうね。決めるべき時に決めなければ流れを相手に渡してしまうというのは古今東西どんな競技でも同じ。あの時点で敗戦を覚悟しましたし、実際決勝点を決められたのはそのわずか数分後でした。
 まぁそもそもその前の交代、征也を入れるのはまだわかるとしても、替えるべきはまず上里だと思いましたし、そうじゃなくても替えるのは謙伍ではなかったでしょうか。上里はトップ下としての動きに戸惑っているようでしたし、謙伍の量産型柳沢みたいなプレイは目を覆うばかりでしたし、出来としては相川のほうがよかったですから、ケガでもなければ彼を引っ込めた理由がさっぱりわかりません…つってもヤンツーの選手交代のギリシャ語っぷりは今に始まったことじゃないし、あの場面でクロスに飛び込んだのがもし謙伍じゃなくて相川だったとしたら、彼は彼でゴールの上に外しそうな気がするんですけどね。
 …って、ここまで書いてJ's GOAL見たら宏則さんのレポートとほとんど内容がかぶってた。でもホントにそれがすべてという試合でしたよね。なんかもう、これがおらがチームの純然たる姿なんですけど、サポーターとしては愛ゆえに人は苦しまなければならぬ、って感じです。

 とりあえず、ヤンツーの髪型が前よりヘンじゃなかったのが最大の要因だろうなぁ…。

2006年8月31日

もうひとつの復活劇

 前節横浜FC戦での敗戦でいっそう昇格争いから遠ざかってしまった印象のあるコンサドーレ。3位の横浜FCとの差は17にまで広がってしまっています。残りは15試合。さすがにここまで来ると「さすがに無理だろ」という天使と「可能性はまだあるからあきらめるな」という悪魔が微妙にしのぎを削っているというサポーターも多いのではないでしょうか。ああ、天使と悪魔が逆なのは間違えたわけではないですよ。「この希望というものが、人間をまよわせる。よいか悪いかわからぬままに人間をまえに進ませる」とサキ様が言ってたので。まぁそれはともかくそんなわけでお世辞にも調子がいいとはたとえ口が裂けてたまごろーみたいになったとしても言えない状況なわけですが、こういう流れの悪いときというのは得てして悪いことが重なるもの。セットプレイでの重要な得点源だった池内が半月板損傷で離脱、中間決算で今季赤字の見込み、ヘンリィ滝ブログ開設などなど残念なニュースが目白押しです。
 ただそんな中でも、いいニュースがないわけではありません。昨年の9月14日のアウェイ山形戦で左膝の前十字靱帯を断裂し長期離脱していた「サイレントキラー」西澤淳二が約1年ぶりに復活、前節横浜FC戦で試合出場こそなかったもののベンチ入りを果たしています。これまでに比べて今年は得点力がアップした反面、いらんことに失点力までアップしているわけですが、失点が増えた理由として「攻撃に人数をかけているためカウンターを受けやすい」という側面は確かにあるものの、マークミスやクリアミス、連携ミスなど、ミス絡みの「もったいない点の取られ方」がとても多いように思います。札幌の守備陣はそれぞれ得意技はあるものの、「潰し」に長けた選手はこの西澤しかいなかったので、彼の復帰は心強い材料であるでしょう。もっとも、彼もまたけっこうポカの多い選手ですし、長く実戦から離れていたためコンディション面はもちろん試合勘という意味でもまだ感覚を取り戻せていないでしょうから、復帰即失点減とはならないと思いますが。それでも何食わぬ顔でさりげなく相手を潰す無体なプレイがまた見られることは素直にうれしいと思います。長いリハビリはやはりつらかったでしょうし、年齢的にももしかしたら引退の2文字も頭にちらついていたかもしれませんが、そういった約1年分のストレスや苦労は全て相手選手にぶつけてるがいいと思います。退場しない程度に。

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