現状打破のために
2006年Jリーグディビジョン2第32節
徳島ヴォルティス0-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/さっぱりいない
徳島/ちっともいない
「強い者が勝つのではない、勝った者が強いのだ」とは勝負ごとにおいてよく言われることです。勝負の世界では実力の高い者が勝つことのほうが圧倒的に多いのですが、それでも必ずしも「実力」と「結果」が一致するとは限りません。「実力の高い」と「強い」はイコールのものではなく、「勝つ」ことがすなわち「強い」ということなのです。そして、その結果の積み重ねであるリーグ戦にも同じことが言えるでしょう。勝ったチームこそが強いのであれば、その強いチームが昇格にふさわしいのだと思います。強力な戦力を揃えたチームや名の売れた監督のいるチームが昇格するわけではないということは、これまで2回くらい身を以て思い知ってるので今更言われんでも充分わかっていたりするんですけど、要はシーズン全日程を終了した時点で昇格圏内にいたチームが昇格する、つまり、「強いチームが昇格するのではない、昇格したチームが強いのだ」と言えるるのではないかと思います。この部分だけ見たら頭が愉快な人の主張に見えなくもありませんけど。
さて、ということはですよ。逆に言えば勝てないのは弱いからってことになるわけで、蒸し暑い夏場のアウェイ戦というハンディはあるにせよ、最下位のチームから勝点3という結果を残せないというのは昇格を狙うチームとしてはお粗末というほかないわけで、未だにこういう試合を繰り返しているのは残念極まりナイアガラ。
うん、やっちゃったんだ、すまない。
まぁそんなわけでしてね。さっきの理論から昇格にふさわしいかふさわしくないかって言えばやっぱりふさわしいとは言えんよなぁとおもう今日この頃なのですけど、それでもやっぱり可能性がある限りはギリギリまで悪あがきしてもらいたいわけですよ。でも、一方では正直何か手を打たなければいけない状況にあるような気もします。ここいらでひとつカンフル剤が必要なんじゃないかと思います。手っ取り早いのは補強なんですが、なかなか難しいですよね。補強すりゃいいってもんじゃなく、ただ単に選手を連れてきただけで、チームにとってプラスにならないのであれば補"強"ではないわけですし。まぁ実際にプラスになるかどうかなんてフタを開けてみなければわからないものではありますけどね。フタを開けてみたら中身が空だった、なんてことは今までも枚挙にいとまないほどあるだけに、慎重にならざるを得ない部分はあるでしょうけど。かといって「オスの三毛猫補強してきました」とか言われても困りますしね。確かにレアですけど。「移籍金は煮干し1年分でした」とか誇らしげに言われたりとか。
まぁとにかくこの停滞ムードを打破する「何か」が欲しいですね。この際ですから何か悪いイベントが起こり、それを乗り越えてチームの結束が高まるという少年漫画的な展開でもいいと思います。誰かの給食費がなくなったりとか(犯人は三毛猫)。


