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2007年3月28日

勝ちは勝ち

2007年Jリーグディビジョン2第5節
モンテディオ山形0-1コンサドーレ札幌
得点者:札幌/西谷
     山形/いなかった

 ちょっと立て込んでてあまり時間が取れないので、今回はちょっと手抜きで気づいた点をダイジェストでまとめてみました。

・全体的な感想としては、開幕戦に比べるとだいぶ戦い方は安定してきたように思います。とはいえ、後半15分くらいまでは割と安心してみていられたのに、山形が臼井を投入してから一気に防戦一方に。臼井が頭から出ていたらと思うと、思わず頭が臼井になってしまいそうですが、あの時間帯を守りきってこれで4試合連続無失点としたことで、より自信になるでしょうね。守備に関してはあまり心配はなさそうです。

・攻撃に関しても少しずつ良くはなってきてるようです。結果としてはPKでの1点のみで、そのPKも限りなく微妙な感じのものでしたけど、ダヴィのヘディングがゴールライン上でクリアされたり、1対1のシーンも作るなどチャンス自体は決して少なくなかったと思います。その少なくないチャンスを決して決めようとしないところが札幌の奥ゆかしさであり、その意味ではダヴィは完璧にコンサドーレにフィットしたと言えなくもなく、でも逆刃刀で不殺しなくてもいいのでせめて1対1は決めて欲しいです。

・決勝点となったPKを決めたのが西谷。スナマコがまだ万全の体調ではない今時点での札幌は、こと攻撃に関しては良くも悪くも「西谷のチーム」で、実際動きの悪かった前節湘南戦ではシュートわずか6本という内容でスコアレスドローに終わっていますが、この日は前節から中3日ながらもいい動きをしていました。まぁ相変わらずバテてくると適当なプレイも目立ってくるわけですが、これからもしばらくは「西谷が元気なうちにいかに点を取るか」が基本になってくるでしょうね。

・ケガで2節から4節までを欠場し、久しぶりのスタメンとなった「インテリビジュ」ことカウエですが、前半はそれなりにいい出来。最初のシュートを巻いて狙おうとしたあたりは、インテリな分だけ本家ビジュよりは宇宙人色は薄そうですが、本家同様きっちりカードをもらい、後半はきれいさっぱり消えていました。ダヴィが流浪人ならカウエは御庭番衆といったところでしょうか。

・で、ある意味一番武士っぽかったのがブルーノ。この日はカバーが冴え渡り、ピンチの目を行くどもつみ取り、「空飛ぶニッポン人」ソダンと共に助さん格さん並の活躍でした。ちなみに、この図式で言えば黄門様は高木。

・さらに、武士というかまさしく人斬りと言わんばかりだったのが、言うまでもなく西澤画伯。この日もばっさばっさと顔色人使えずに相手を斬り倒したばかりでなく、後半23分くらいにいつもの何食わぬ顔で財前を潰したシーンでは、倒された財前がそのあと起き上がろうとしてさらにもう一度倒れていました。足を滑らせたとか足を取られたというような倒れ方でもなかったんですが、ひょっとして画伯は新必殺技として「空気投げ」までマスターしてしまったんでしょうか。30歳を過ぎて引退してもおかしくないほどの大怪我をしてなお間違った方向に進化を見せる画伯に萌えつつ、その大怪我に見舞われた因縁のスタジアムだと、その凶悪度も増すのかも知れません。

 とまぁ、そんなわけで札幌は通算成績を3勝1敗1分としました。開幕5試合で勝ち越したのは2001年以来6年ぶりのこと。3月9日のエントリでも触れたように、開幕5試合で勝ち越しに成功した2000年と2001年はJ2優勝、J1昇格といずれもいずれも目標を達成しています。まぁ当時に比べれば勝ち方がけっこう微妙なんで、なんか「だるまさんが転んだ」でいつの間にか近くに来てる人みたいな感じになってますけど、どっちかというとそれは願ったり叶ったりなんで、これからも地味に勝点を積み重ねていって欲しいと思います。

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