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2011年2月 3日

テストマッチ第一弾

 グアムキャンプも既に折り返しを過ぎ、2月2日には今季初の練習試合が行われました。J1大宮アルディージャを相手に45分ハーフで行われた試合は、1-4での敗戦という結果に終わっています。試合開始早々にFW上原のゴールで先制したものの、後半だけで4失点、特に後半32分からわずか3分で3失点を喫するという、相変わらずの爆発的失点力を見せつけた格好です。テストマッチですから結果そのものは重要なものではないとはいえ、「今年こそはやってくれるのかな? かな?」などとささやかで淡い期待を抱くサポーターの過去のトラウマを初っぱなから容赦なくほじくり返す、すがすがしいほどのステキ試合。グアムでの試合だけに現地で見ていたサポーターはおそらくいなかったでしょうが、もしいたら卒倒していたかも知れませんね。ある意味平年通りのコンサドーレ札幌です。

 いくら結果よりも内容のほうが大事だといっても、普通は内容がよかったら4失点も食らわないと思いますが、ひとまず「問題点の洗い出しはできた」ことが収穫でしょうかね。とはいえ、「見てください! こんなに問題点が出てきましたよ!」なんて喜んでいるだけじゃどこぞの事業仕分けと変わらないわけで、洗い出した問題点は解決しなければまったく意味がありません。そして多くの場合、問題点がどの程度解決されたかの確認プロセスが必要です。しかしながら、報道によると今季の開幕戦までに行うテストマッチの数はこの大宮戦を含めても5試合で、これは昨季と同じ。少なくないですかね。ただでさえ人数が少ない上に、怪我で別メニューの選手も少なくなく、チーム内での紅白戦もままならない状況であれば、実戦機会はできるだけ多いほうがいいような気もするのですけどね。昨季はシーズン前のテストマッチで連携面での問題点の修正や選手の特徴把握が追っつかず、シーズン序盤のめまぐるしいスタメン変更に繋がったように思います。もちろん試合ばっかりやってればいいってもんでもないですし、相手あってのことですから思うとおりに試合が組めるわけではないのでしょうけど、特に今季は守備陣はほぼ総取っ替えなのですから、より実戦に近い状況で戦術を浸透させていく必要はあるように思います。受験でも模試ってけっこう重要だったりしますもんね。

 まぁそのぶん前のほうのメンツは去年とあまり変わってませんから、あとはブラジル人助っ人選手とどういう風に絡んでいくかといったところでしょうか。というよりは、去年とほとんど変わっていないということは大幅な上積みとして期待できるのは助っ人選手次第とも言えるかも知れません。果たして彼らがブラジルなのか、それともすごくブラジルなのか、あるいはあんまりブラジルじゃないのか、その辺は実際見てみないことには何とも言えませんね。

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