2018年11月一覧

行くぞACL

浦和戦での敗戦によって自力での3位以内が消滅、「負ければ即ACL出場争いから脱落」する状況となってしまったジュビロ磐田戦は、前半から主導権を握った札幌がオウンゴールで先制すると、後半交代で出場した三好康児のゴラッソで追加点を奪い2ー0で勝利。

3位の鹿島アントラーズがベガルタ仙台に快勝したため、順位自体は4位のままですが、2位のサンフレッチェ広島が名古屋グランパスに敗れたため、広島との勝点差はわずかに2にまで迫っています。最終節の札幌の相手はそのサンフレッチェ広島。つまり次の試合で勝ちさえすれば広島を抜いて3位以内となり、ACLプレーオフへの出場権利を得ることができます。

史上最速で降格が確定し、何の希望もない消化試合を戦っていた2012年の今頃の自分に、「6年後、ACL争いしてるぜ」なんて言っても、きっとバイトの少年に「空から女の子が!」などと言われた親方と同じように、「何言ってんだこいつ」としか思わなかったでしょうね。去年ですらたぶん信じられなかったと思います。それが何だ。事実じゃねぇか。争ってんじゃねぇか。だったら空からショートカットの美少女が落ちてきてもいいじゃねぇか。なんで落ちてこねぇんだ。おかしいじゃねぇか。

というわけで、ここまで来たら「7年後、ACL出てるぜ」と教えて、「かわいそうにこの人、酸素欠乏症に…」とか思われたいですよね。だって今年逃したら次いつチャンスがくるかわかんないですもん。

だって、次節勝ったとしても札幌の勝点は57止まりで、去年の順位表に当てはめると7位にしかなりません。もちろん札幌としてはJ1での史上最多勝点と順位ではありますけど、とてもACLがどうのという成績ではありません。

去年に比べて札幌が強くなっていることに異論を挟む人はいないでしょうが、今年のJ1が例年にない大混戦なのと、札幌が他チームからあんまりマークされてなかったこともあって、うまいこと勝点稼いでにょろっと抜け出てた感は否めないわけですよ。にょろっと。

なんだかんだでプロサッカーチームの成績ってのはやっぱりお金の力が大きいですからね。札幌もだいぶ予算増えたとはいえ、まだまだコンスタントに上位争いできるほどの規模ではありません。次2位とか3位とかを狙えるのはいつになるかって考えたら、行けるときに行きたいですよね。ましてやリーグ優勝とか、その前に川崎に勝つ方法教えてくれよって感じ。天皇杯だってアマチュアに負けることのほうが多いのに。

そんなわけで最終戦、勝ちさえすれば文句なしにACLです(※プレーオフ)。まぁ負けたとしても西大伍さん率いる鹿島アントラーズが天皇杯獲ってくれれば出られるんですけど、やっぱり自分たちで決めたいですよね。もし出れたら、控えチーム出して敗退するようなマネはしませんから!