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は? 4位?

2018年明治安田生命J1リーグ 第8節
柏レイソル 1-2 北海道コンサドーレ札幌
得点者:柏/亀川諒史(9’) 札/宮吉拓実(13’)、都倉賢(87’)

連勝中と波に乗る札幌は、今節はアウェイでの柏戦となります。今のところJ1では唯一の黄色いチーム。黄色と言えば道民的には「じゃあなんでそんなに黄色いんだよ」ですが、スタジアムが黄色く染まる日立柏、改め三協フロンテアスタジアムは、あまり相性がよくなく、過去9度このスタジアムで対戦で2勝7敗(1998年はPK負け)。昨年もクリスティアーノのゴールで先制され、後半にヘイスちゃんのフリーキックで追いついたものの、終了間際にディエゴオリヴェイラに決められて敗戦しています。

当時は連敗街道まっただ中で、この柏戦で6連敗目。一応その次の清水エスパルス戦で勝って連敗は止まるんですが、勝点1でも欲しかった状況でしのぎきれなかったこともあって、さすがにへこみ度は大きかったですよね。空気の抜けたonちゃんくらいしょぼくれてました。

とはいえ、今年の札幌はわけが違う。あれだけ苦手だったカシマスタジアムでも、勝利こそ挙げられなかったものの、鹿島アントラーズと互角以上の戦いを見せたのですから、柏とだって勝負はできるはず。

そんな感じでなんだか根拠のない自信に満ちあふれていたのに、当日発表されたメンバーを見て愕然。何これ。

深井はケガ中なのでしょうがないし、ジェイがいないのはまぁ想定内にしても、チャナティップもいないし宮澤もいないし福森もいない。札幌もだいぶ層が厚くなったとはいえ、ここまで「替えの効かないメンバー」がいないとなると、ちょっとどころじゃなくキツいです。全盛期の「週刊少年ジャンプ」でいえば、SLAM DUNKとDRAGON BALLとるろうに剣心とジョジョと忍空が同時に休載するような感じ。おもしれえだろ忍空。

で、その不安は的中。予想以上に前からプレッシャーをかけてくる柏に対し、開始から劣勢を強いられます。ラインを上げると裏を狙われ、下げるとくさびを通される、だったらパスの出所を潰そうということなんだと思いますが、その目論見通りに柏の猛プレスの前にボールを繋ぐことができず、前線に効果的なパスを送れません。あ、でもなんかいつもの札幌でちょっと懐かしい。

で、前半9分、札幌加入の噂だけがあった亀川諒史にカットインから右足でミドルシュートを決められ早速先制を許してしまいます。カットしようとした進藤の足に当たってコースが変わったので、何気ない右足がソンユンを傷つけたわけですが、これで進藤を責めるのは酷ですね。

予想以上に早く決壊してしまったので、こりゃちょっと今日は厳しいかなぁと思ってたところ、その4分後の13分、チャナティップに変わってスタメン出場の宮吉拓実が、三好からのクロスを頭で合わせて同点に追いつきました。

ルヴァンカップのヴァンフォーレ甲府戦では、ドフリーのチャンスでヘディングを外してしまった宮吉ですが、このシュートは相手と競りながらもゴール隅に決める見事なヘディング。チャナティップ同様に、とっくんにヘディングを教えてもらったのでしょうか。背が高かろうが低かろうが、ヘディングと筋肉でなんとかする「アタマッチョサッカー」は、ベストメンバーじゃなくても健在でした。

とはいえ、この同点ゴールもボクシングで言えば苦し紛れに放ったパンチがたまたま相手の1ダウンを奪った程度のもので、試合の流れそのものを変えるには至らず。札幌は身体の疲労もあるでしょうが、それ以上に頭が追いついていかない感じで、同点ゴール以外にもいくつかチャンスがなかったわけではないのですが、柏ゴールを脅かすには至らず。

その一方で、柏は32分に中川のヘディングシュートがゴールポストを叩くなど、肝を冷やすシーンも何度かあり、内容から考えれば、先制されて同点に追いつけたのは僥倖だったと言えます。

前半終了時の札幌サポーターの表情

どうなることかと思った怒濤の前半をしのいで臨んだ後半。前半の内容が内容だっただけに、勝点1を視野に入れつつ様子を見てくるかと思いましたが、札幌は受けに回ることなく攻撃に出てきました。開始早々に三好と宮吉が立て続けにシュートを放ちます。今季の札幌はこういう時のイキリっぷりが違いますね。

15分を過ぎたあたりから、柏のプレスのスピードが落ち始め、それに伴い徐々に札幌がペースを握るようになってきました。この連戦の中であんな鬼プレス、90分持たないんじゃないかと思ってましたけど、ひょっとしたらアレで90分持つのが柏なんじゃないかと思っていたので、そりゃそうだよなという感じ。札幌は結果的ターンオーバーだったのが幸いしたのでしょうか。

34分には兵藤のクロスを元柏の石川直樹がドンピシャでアタマッチョするも、完全に決まったかと思われたシュートはGKのファインセーブに防がれ逆転ならず。最大のチャンスを逃したことで、このまま引き分けで終わるかと思われた後半42分、またしても「あの男」がやってくれました。そう、アタマッチョサッカーならJ1でもトップクラスのあの男です。

三好からのクロスを、相手DFをなぎ倒しながら突っ込んできたとっくんが頭で押し込みます。3試合連続となるゴールでついに逆転しました。

劣勢だった試合も、終わってみれば柏を上回る11本のシュートを放ち、3連勝。4位にまで順位を上げました。