コンサドーレ一覧

ジュリーニョ爆発(髪型も)

2018年明治安田生命J1リーグ 第12節
サガン鳥栖 1-2 北海道コンサドーレ札幌
得点者:鳥/安庸佑(51’) 札/ジュリーニョ(79’、83’)


試合前の権田さん

6連敗中の鳥栖と、前節はアディショナルタイムに追いつかれたとはいえ、8戦負けなしの札幌。終わってみれば勢いの差が如実に出た、という試合でした。

とはいえ、試合の内容的にはまったく逆。ここのところの試合はいつもそうですが、この試合でも終始鳥栖に主導権を握られる苦しい展開でした。

札幌は連戦で疲労の色が濃い三好やチャナティップ、そしてエース都倉賢も遠征メンバーから外すという、思い切ったターンオーバーを採用。三好とチャナの2人は連戦前に代表にも行ってましたから、他のメンバーよりも疲労度が高いのはわかりますが、前線でボールを持てる2人をまるごと欠いた影響は大きかったです。

前でボールが収まらないので、ボールを後ろで持つことが多かったのですが、そこに鳥栖が積極的にプレスをかけてくることと、出場停止のキムミンテの欠場が大きいのか、後方でのパス回しもスムーズさに欠け、あちこちでミスを連発。ボールをキープすることができません。

そうなるとサイドから攻めたいところなのですが、頼みの駒井もやはり身体が重そうだし、三好と一緒に代表に参加してるのに普通に鳥栖まで連行されているガースーもあまりいいところがありません。

しかも悪いことに、前半の早い段階で1トップでスタメン出場した内村がケガで途中交代。ベンチにFWを連れてきていないので早坂をトップに上げたものの、当然ながら早坂がとっくんと同じことができるはずもないし、交代で入った兵藤もいきなりで準備ができてなかったのか、らしくないミスを連発。要するに「誰一人として良くない」状況でした。鳥栖にイバルボと趙東建がいたら前半のうちに試合は決まっていたかも知れず、このあたりの不思議な運の良さも今の札幌の好調の理由なのかも知れません。運も実力のうちとは言いますが、これはもう日頃の行いがいいからだと思うことにしましょう。

とはいえ、前節に引き続きこの試合でも後半の早い時間帯で、自らのミスがらみから失点を喫します。毎回相手にびっくりドッキリパスを供給して、自ら招いたピンチを自らのファインセーブでしのぐクソンユンも、さすがに自分のミスでなければ止められず。攻め手が見えない中で先に失点するのは絶対に避けたかったのに、しかも避けようと思えば避けられた形での失点、実にもったいない。日頃の行いはどこに行った。

追いかける札幌は、いい加減尻に火がついたのか、前半よりは攻めの形を作れるようになりますが、肝心なところで意図が合わなかったり、ミスが出たりでなかなかゴールに結びつけることができません。

しかし、今季のコンサドーレの強みは選手交代の的確さにあります。後半21分にはさすがに疲れの見えたガースーに替えてジュリーニョを、28分には深井に替えて荒野をそれぞれ投入。結果からいうと、この試合でもこの采配がズバリ的中したわけです。

後半34分にはその交代出場したジュリーニョがコーナーキックでの混戦の中からゴールに押し込んで同点に追いつくと、38分には裏に出たロングパスを競り合ってマイボールにすると、権田との1対1を執念でねじ込んで逆転に成功。同点に追いついてから逆転までわずか4分間、札幌にとっては望外の、鳥栖にとっては悪夢の出来事でした。

連敗中のチームの心理って、我々も実に良く知っているのですが、こうなるともう完全に心のほうが折れちゃうんですよね。しかも、鳥栖は前半飛ばしたツケが来たのか、それとも中2日での試合の影響が出たのか、すっかりガス欠状態。こうなるともういつものプレイすらできない鳥栖に対し、今度はきっちり逃げ切った札幌が勝利。一番苦しい試合を制した札幌は勝点を22に伸ばし、3位に浮上しました。

え…3位って何…。なんか順位表の色が変わってるんですけど、これ昇格圏内って意味じゃないですよね…?