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2004年2月 アーカイブ

2004年2月 2日

グアムキャンプスタート

 先月末からチームは第一次キャンプに入っています。今年のキャンプ地は例年のオーストラリアではなくグアム島。移動の大変な南半球ではなく、比較的日本に近い場所でのキャンプは、Jリーグの新人研修に参加している新人を除いた、コーチ陣やスタッフを含む31人でのスタートとなりました。
 で、その第一次キャンプでのコンサドーレはどのような感じかと言いますと、大小さまざまなカエルが飛び跳ねているというグラウンドで練習しているそうです。何だかスゴイところみたいですけど、ヤンツーは「『カエル? 初めは気になったけど、ボールを使ったら気にならなくなった。我々はサッカーをやりに来ているのだから』と意に介さなかった(日刊スポォツ)」らしいです。もっともな意見ですが、とりあえずカエルの事情は一切無視のようです。カエルのほうもボールといっしょに蹴られちゃたまったもんじゃないと思いますよ?
 さてキャンプでの練習の内容は、フィジカルトレーニングに加えて戦術練習の2部構成で行われています。しかし、フィジカルトレーニングはともかく戦術練習のほうは「飛行機に乗って(国内での練習を)忘れちゃったかな。3歩進んで2歩下がったみたい(道新)」と、さほど順調ではない模様。まぁいくら日本から近いと言っても北海道~沖縄間の直線距離よりも遠いわけですし、飛行機に移動による影響もあるにはあったと思いますけどね。昨季の低迷の一因として「監督と選手間のコミュニケーション不足」という問題が挙げられており、その原因は昨季の監督がブラジル人のジョアンや韓国人の張さんだったため、ニュアンスが伝わり切らなかったからと言われていますが、2年目以降の選手たちばかりの中でのこのヤンツーのぼやきを聞いていると、原因は監督の国籍だけじゃなかったんじゃないかという気がしてきます。

 まぁそうは言ってもキャンプはまだ始まったばかり。少しずつでもものにしていけばいいので、じっくりゆっくりやっていってください。カエルの呪いには気をつけながら。

2004年2月 6日

新主将誕生

 チームは引き続きキャンプ中。毎年のことですが道内では練習出来ないコンサドーレは、道外に出てキャンプ地を転々としています。若返りを図り、とりあえず今年は昇格が最大目標ではないとはいえ、今シーズンを共に戦うチームはどんな感じなのか、新しく入った選手たちはどこまで出来そうなのか、スリーサイズとか足のサイズ、好きなおもちゃとかそんなこんなが気になってしまうのは、サポーターとして当然の心理です。
 しかし、宮の沢や札幌ドームであれば練習を見に行って実際にその目で確認をすることが出来るでしょうが、道外、しかも海外となれば気軽に行ける場所ではありません。先日J2の前期日程が発表され、札幌は今年もホームで開幕戦(vs甲府戦)を迎えますが、その直前まで道外キャンプを余儀なくされますから、必然的にほとんどのサポーターは開幕戦までおらがチームを見ることはかなわないわけです。
 ですから今時期の我々は新聞のわずかな情報などにすがるより他に手段がなく、悶々とした日々を過ごさざるを得ません。とはいえ、トータルして考えれば今が一番平和な時期という見方も出来るんですが。

 そんなわけで、そのわずかな情報から新主将の話題を。ここ2年間の札幌は、選手のスキルとか監督の戦術とか以前に、チームとしてのまとまりを大きく欠いていました。特に昨季は、多少の不運もあったとはいえメンバー的に考えれば昇格争いに絡んでいてもおかしくはなかったはずが、終わってみれば9位に沈んでしまったのですから、今季はとにもかくにもチームとしてまとまって欲しいというのが多くのサポーターの切実な願いだと思います。
 そういった背景もあって地味に注目されていた今季のキャプテン人事ですが、まぁ大方の予想通り佐藤尽に決まりました。副主将も藤ヶ谷に次いでチーム在籍の長い大森健作と、砂川誠がその役割を担うことになります。ただし、その肩書きは「主将」、「副主将」ではなく「リーダー」と「サブリーダー」。「選手みんなを引っ張っていってもらいたいから」というヤンツーの意向のようですが、そんなに「主将」という言葉を避けたいのかと思わざるを得ません。
 とにかく、今季は「ベガはベガでもホクトベガ」の如く「佐藤は佐藤でも佐藤尽」が中心になります。その適性については昨年もゲーム中に何度かキャプテンマークを巻き、最終ラインから大きな声でコーチングしていましたので大丈夫でしょう。もっとも、その懸命なコーチングもことごとく無視されていたのは気になるところですが。
 まぁ、キャプテンマークを巻いたからと言って通常の3倍のスピードになったりするわけではないですから、あまり気負わずにやってもらいたいと思います。今年はザイーという申し分のない「アニキ」もいますからね。

2004年2月10日

ヤンツーなる監督とは

 チームは相変わらずグアムキャンプ中です。新聞にはまぁぼつぼつと記事は載ってたりするので、そこからある程度の類推は出来なくもないのですけど、実際の練習風景を見たわけではないので、ヤンツーがどんな練習をして、どんなふうにチームを作っているのかまではわかりません。前にも書いたようにチームが遠方でキャンプをやっている現時点では「実際に見る」のはちょっと無理ですので、ヤンツー自身がどんな指導者なのかもまだ完全には見えていない状況です。ということで、ヤンツーがどんな人なのかを知るには、今までヤンツーを見てきた人に聞くのが一番手っ取り早いと、三光鳥のご主人から頂いた「ヤンツーを語る会」のオファーをありがたくお受けしました。
 で、そのヤンツーを語る会、いきなり「清野を語る会」になったと思ったら次は「洋平板長を語る会」になったりと自ら望んで脇道に逸れまくった結果、ご主人によるヤンツー評は「守備の構築はしっかり出来る。ただ攻撃についてはそれほど得意ではない」とのこと。また、札幌の監督に就任してからの新聞報道からも垣間見える通り、「かなりの理論派」であることも間違いないようです。理論派、守備の構築が得意、反面攻撃パターンの構築は不得手…。これらのファクターから導き出される答えを我々にわかりやすく言うとすれば、それはメガネをかけていない岡ちゃんという認識でよろしいでしょうか。言われてみれば監督就任会見でヤンツーがコンセプトとして掲げていたのは「常に自分達が主導権を握ってゲームをコントロール出来るようなアグレッシブなサッカー」。確かに攻撃的なサッカーを目指すとは一言も言ってないですね。とりあえずは守備重視と言ってもそれは専守防衛とイコールになるわけではなく、「攻撃は相手のボールを奪うことから始まる」と考えれば守備もまた攻撃とも言えるわけですし。

 つうかまぁ、ヤンツーの目指すサッカーがどこにあるかは別としても、今のところの新聞などに見られるヤンツーの「判断に間違いがある」とか「同じミスを何回も繰り返している」とかいうコメントを見る限りは、コンサドーレというチームはきわめて難攻不落であると言えるのでしょうかね。ドルドレイみたいに。まぁ先は長いので気長に見守るとしましょうか。えーと、腐海が土を浄化するくらいのスパンで。

2004年2月13日

グアムキャンプ終了

 グアムキャンプは本日で終了です。昨日はこのグアムキャンプの集大成となる東京ヴェルディ1969とのテストマッチが行われました。結果は前半42分に失点を喫し、そのまま0-1で敗戦。ただし、例のごとく自分の目で試合を見たわけではないのでどんなもんだったかはわかりませんが、新聞報道を見る限りではまぁ悪い内容ではなかったようです。
 試合の流れについては、ヴェルディのオフィシャルサイトコンサドーレ12.NET(※有料)それぞれに、お互いの立場側からの詳細なリポートが載っていますが、それを見る限りではそんなに一方的にやられたわけではなさそうですね。まぁヴェルディはエムボマ、三浦淳宏、山田卓也を代表で欠いている上、まだキャンプスタートしてから日が浅いということは考慮に入れなければならないとはいえ、昨季途中から就任して今季も引き続き指揮を執るアルディレス監督もそれほどやり方を変えているわけではないでしょうから、まぁ少なくとも悲観するようなものではなさそうです。

 で、その唯一の失点はどうやら上田から尽へのパスを平本にカットされ、そのボールをそのまま持ち込まれて決められたそうです。ふむ。横へのチョロパスは一番危険だということが身に染みてわかったでしょうから、上田くんにはいい失敗になったと思います。というよりは、ミスがそのまま失点に繋がったあたり、まだまだ真のスペクタクルへの道は遠いと言わざるを得ないでしょう。がんばってオノレを磨いてください。あと数年後には栄光の14番を背負うことになってるのですからね。オレの中で。

2004年2月18日

第二次キャンプ

 今日がワールドカップ予選だってこと完全に忘れてました。そんな感じですからオレは結果しか知らないのですが、その結果と過去の日本におけるワールドカップの歴史とを照らし合わせると、近いうちに間違いなくエメルソン待望論が出てくること請け合いですね。

 さて、そんな代表からもえらく縁遠いコンサドーレ札幌は、グアムキャンプが終了したあと2日間のオフを挟んで、現在鹿児島の指宿で第二次キャンプを張っています。このキャンプでは27日までの約2週間弱の間に、J1の名古屋と柏、JFL本田技研との練習試合が予定されており、ある程度やり方を固める時期であると言えるでしょうか。またこのキャンプにはU-18から三上紘矢くんと渡辺翼(りょう)くんが帯同しています。
 ヤンツーのコメントを見る限りでは相変わらず慎重な物言いに徹していますが、まぁいきなり変わるわけではないでしょうからそれもまた仕方ないかもしれません。なんにせよ今のところもともとケガをしていた健作、斉川らの「予想内組」以外には特に大きな怪我人もなく、そういう面では今のところ順調と言えるんじゃないかと思います。あ、そういえば中尾はグアムで熱中症にかかってましたね。試合やってるわけじゃないのにそんなに熱くなってどうすると思いますがいかがなもんでしょう。

 ところで、この指宿キャンプがスタートして早々に、地元の農協の方々から黒豚約50kgが贈られたということです。黒豚は指宿の特産品ということですが、食い物ネタの割には2日間のオフの間にほぼ確実に牛丼を食べにいったであろう阿部のコメントがなかったあたり、日刊スポォツもまだまだですね。

2004年2月22日

ある日突然やってきた

 ついにこの日がやってきました。

 現在、各Jリーグチームはもっぱらキャンプ中で、来る日も来る日も練習三昧の日々。つまり、これといった話題がない時期でもあります。ネタの枯渇にさいなまれるこの時期の各クラブのファンサイトのウェブマスターを救うべく、ある企画が行われています。その名も「蹴球尻取。'04新春版。」。まぁ早い話がサッカー関係の個人サイトのウェブマスターたちで、オノレのサイト上でしりとりをやってしまおうという言葉の意味そのまんまな企画です。
 で、この蹴球尻取り、基本的には回ってきた人が次に回す人を勝手に決められるわけですが、何しろ友達の少なさはワールドクラスを自負するオレだけに、この企画が始まった昨シーズンもついぞお鉢が回ってくることもなく、チョコレートなんて無縁だった切ないバレンタインデーの記憶がよみがえったものでした。
 そんなオレにしりとりを回してくれたのは、そう、三光鳥の話のウェブマスター・ご主人さん。ひいきチームは違えど同じネリマーナでもあるお方が、板長へのオファーのように温かい手をさしのべてくれたのでした。うむ、これは是非とも一発気合いの入ったしりとりを考えて次の人に回さねばなるまい…って、オレ友達いないんだった。かろうじて面識ある人たちは軒並みもうしりとり済みだし、どうしよう?
 そんなわけで友達が欲しいならこの方法が一番と、口笛吹いて空き地に行ってみました。しかし、よく考えたらうちの周りには空き地なんて全然ないことが判明。もう恋なんてしないことに決めました。もう仕方がないのでどうせ友達がいないのならつまり誰に回してもいいのだと開き直ることにします。そんなわけでロックオンの相手はFC東京中華思想のミネムラさん。もちろん、面識があるどころかメイルのやりとりすらしたこともありません。しかし、どうやら東京中華へのアクセス元が、Yahoo!を抜いて1位に躍り出たのがうちのリンクページとのことなので、私信も兼ねてご指名させていただきました。そんなわけでお題は「な」。

 「なぜだ?!」と言われちゃあ、当方としては「坊やだからさ」と答えるしかないのですよ。

 というわけで「よ」です。

 えーと、柏レイソルとの練習試合については特にコメントなしです。

2004年2月25日

とにかくガンバレ

 なんだかオレがダンジョンマスターにハマっている間に、指宿でキャンプ中のチームは練習試合を2試合こなしています。そのうち1つはJ1名古屋グランパスエイトとの対戦。東京ヴェルディ、柏レイソルという2つのJ1チームとの練習試合では、それぞれ0-1と割と微妙な結果に終わっておりました。試合を見てないサポーターとしては、練習試合とはいえ「悪くはないけどいい結果でもないよね?」とイマイチどう判断していいかわからなかったわけですが、ほぼベストメンバーの名古屋が相手のこの試合の結果はなんと3-0。3対0でスッキリと負けました
 まぁしゃあないべ? 相手は名古屋だべ? J1だべ? メルサがあるがね? 札幌にはマルサがあるけど。マルケス&ウェズレイという強力2トップを擁し、ゴールマウスには日本代表GK楢崎正剛が立ちはだかる名古屋に勝ってしまったなら、コンサドーレは佐川急便よりも強いってことになってしまうじゃないですか。

 で、実際に決着をつけてやろうということで、本日はその佐川と白黒つけるべく、注目の一戦が行われました。ところがこちらも2-2とこれまた微妙な結果に終わった上、佐川は佐川でも「佐川印刷」でした。まぁ一応グループ企業ってことでよしとします(勝手に)。まぁ佐川は佐川でも佐川一政は関係ないですけどね。今の若い人は知らないか。
 メンバーを見てみると、この佐川印刷との試合に出場したのは若手選手ばかりのようです。つっても今のコンサドーレでは若手選手じゃない人のほうが少ないんで、「控え組」と言い換えたほうがいいのかもしれませんけど。プロとはいってもほとんどのメンバーは実際はまだ卒業式も終わってない高校生と大学生ばかりですから、現在の彼らの実力としてはこんなものなのかなと思います。それでも得点者の一人が高校2年生の渡辺くんというのはいかがなものかと思わないでもないわけですが。
 そんな感じでいろいろあるけどこれも試練。とにかくこういった試合や練習のひとつひとつを無駄にさえしなければ、何も言うことはありません。

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