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2004年6月 アーカイブ

2004年6月 2日

一筋の光明

 なんかここのところやたら忙しくてろくに更新できてないんですが、それでも世の中は前に進みます。土曜日には札幌ドームで湘南戦が行われ、日曜日には宮の沢白い恋人サッカー場でサテライトリーグの横浜F・マリノス戦が行われました。結果は湘南戦が1-1の引き分け、サテライトが2-1で勝利と、トップチームは久しぶりに勝点ゲット、サテライトは今季初勝利って按配になっています。試合を見ていないのでなんともコメントできませんが、サポーターの反応はおおむねオモシロかったというものに集約されるようですね。
 で、返す刀で今週末は仙台戦。仙台といえば最下位に沈むコンサドーレに、現在のところただひとつの勝利をプレゼントしてくれたチームです。が、この世の中ただでものをもらえるほど甘いもんじゃありません。ギブ&テイクこそが人間社会の基本、その勝利の見返りとして仙台を最下位から解放してあげたというわけです。なまら損こいてるべや! と思わず北海道弁が出てしまうほどのお人好しな我らがコンサドーレ。
 というわけで今週土曜日のアウェイ仙台戦、勝点3をゲットしたところで今更札幌の最下位は揺るぎないのですから、仙台の皆さん何とぞひとつ、よろしくお願いします。見返りは平間でいかがでしょう…と思ったら新潟移籍だそうで。地味に北日本Jクラブ制覇ってわけですね。雪の降るところ必ず現れる。それが平間という男。

 あと山形戦の観戦記は作者取材により休載させていただきます…。つーか、湘南戦すらまだ見てないし。

2004年6月 6日

ビミョー

 6月5日に行われたベガルタ仙台とのアウェイ戦は、前半は仙台の速いプレスの前に何もさせてもらえず、萬代に先制ゴールを許したものの、後半新居が入ってからはペースを握り、同点に追いつくことに成功。そここからは仙台の足がぱったり止まったこともあってほぼ札幌ペースとなり、最後まで攻め続けましたがゴールを割ることが出来ずにドローに終わっています。
 まぁ、現地で見ていて確かに盛り上がった試合ではあったのですが、あとから振り返ってみればどうにも微妙な試合ではありましたね。後半は3点くらい取れていてもおかしくなかったんですけど、逆に前半は3点くらい取られていてもおかしくなかったですし、そもそも試合を通じて放ったシュートはたったの6本。確かにシュートを打つべき場所で迷ってチャンスを潰してしまったシーンが多くみられましたね。この辺りは前からの課題ではあるんですけど、もうとにかく迷わず打てよ打てば入るさと言うほかありません。きれいに点を取るのもいいですし、実際同点ゴールの形はすごくきれいでしたけど、それだけじゃなかなか得点は取れないのですよ。
 それでもアウェイと言うことを考えれば悪くはなかったですし、2試合連続で負けなかったのですから、それほど悲観することもないでしょうか。なんだかんだ言って点も取れているのですから、あとはプレイの精度を高めていきつつパフォーマンスを挙げていけばいいでしょう。少しずつではありますが、前には進んでいるわけですからね。

 あとはそうですね…ひとつだけ言えるのはスナマコは絶対にケガをしてはならないことでしょうか。桑原も見たかったんですけどね。

2004年6月 9日

帰ってきた男

 2試合連続勝点ゲット、なんだかんだ言って6試合連続得点中と少しずつではありますが進歩してきたかな~と何となく思わないでもない今日この頃ですが、その中で明るいニュースと言えばやっぱり大森健作のサテライト出場でしょうか。昨年の8月17日のJサテライトリーグ・大宮戦で膝を負傷し、全治9ヶ月という重傷を負って以来約10ヶ月ぶりの公式戦出場。飴でピッチコンディションが悪かったこともあり試運転といった感じだったようで(負傷した大宮戦も雨だった)、完全復帰は7月となるようですが、まずは帰って来れてよかったです本当に。
 2001年の時点では森、森川、森下、大森といた「森軍団(翌2002年は森川out森山in)」も、気が付けば健作だけとなってしまいましたが、大怪我を乗り越えてたくましくなった「ニュー健作」となって、また得意のオーバーラップを見せてくれると思います。まぁ長らく試合から離れていましたからコンディション的にはまだこれからといった感じでしょうから、しばらくはオーバーラップよりもアップアップが見られると思いますが、とにかくオメデトウ。三原もリハビリガンバレ。

 あと、遅ればせながら湘南戦観戦記書きました。

2004年6月14日

帰ってきた男2

 先週末からヨーロッパ選手権、通称ユーロ2004が開幕しております。基本的にはWOWOWによる中継ですが、一部の試合は地上波でも中継されていますので、見ている方も多いだろうと思われます。うちの会社でも昼飯をかけて優勝国予想をしている人たちも多いようです。人気はフランスやスペインといった強豪国に人気が集まってるようです。でも、普通の人にとっての「強い国」って、知ってる選手が多い国ってだけだと思いますけどね。というよりは、みんなが知ってるレアル・マドリーとかマンチェスター・ユナイテッドとかアーセナルとかACミランとかユベントスとかに所属している選手のいる国、みたいな。
 甘い、甘いです。大甘です。ガムシロップをかけたコーラ飴くらい甘いです。サッカーを見続けて十余年、昨日今日見始めた人たちとはキャリアが違うオレの予想では、優勝はズバリ! アルゼンチンですね(←素人)。

 つーか、本当はユーロ一試合たりとも見てません。ごめんなさい。キプロスは出てないんですね?

 で、とりあえず大宮戦を語ろうとするともう中尾の退場とか中尾の退場とか、あと中尾の退場とかくらいしかないのであまり触れません。まぁ実際ヤンツーも言っているように、2枚目のイエローカードは確かに厳しいと思いましたし、レフェリーには基本的に文句を付けないようにしているオレ自身も、あの必要以上に威圧的なカードの出し方には嫌悪感を覚えたのは事実です。
 しかしそれでも、「ほとんどは中尾自身に原因がある」と言えるでしょう。大西主審が中尾に対して先入観を持っていたか否かはともかく、オレが大宮の選手だったら、中尾が1枚目をもらった時点で隙あらばもう1枚もらわせようと考えますよ。あの退場は確かに気の毒な部分はあるとは思いますが、とりあえず頭を丸めて出家して四国八十八ヶ所の霊場をすべて巡って来てもらいましょう。話はそれからだ。

 あとは、日曜日に行われた道都大学との練習試合で、入団前に十字靱帯断裂の大怪我を負って入団時からリハビリ生活を続けていたルーキーの斉川が実戦に復帰した模様です。まだ復帰したばかりですし、本人のコメントからもトップで試合に出られるようになるのはまだ少し先のようですが、得点力不足に悩む札幌で「遅れてきた男」にかかる期待は決して少なくはないでしょうし、復活すれば出られるチャンスもあるでしょう。下のリストに挙げたように、同期入団の選手たちはみんなベンチ入りを果たしていますので、頑張ってください。ただし焦らずにな。

 #18河端和哉(札幌大学)…5試合ベンチ入り(特別指定選手の昨季に試合出場)
 #19鈴木智樹(札幌ユース)…開幕スタメン、A契約に昇格
 #21鎌田安啓(道都大学)…第6節横浜FC戦でベンチ入り
 #24上里一将(宮古高)…第13節水戸戦でベンチ入り、出場
 #25桑原 剛(筑陽学園高)…第16節仙台戦でベンチ入り
 #27蛯沢省吾(札幌ユース)…第2節大宮戦でベンチ入り

 あ、ホンコン…。

2004年6月17日

今度こそ

 次節はヴァンフォーレ甲府戦とのアウェイ戦を迎えます。現在6位、2位福岡との勝点差はわずかに4という位置に着けている好調なその甲府は、未だに1勝しかしていない札幌にとってはなかなかに厳しい相手。っつーか厳しくない相手なんて今のJ2には存在しないような気もしないでもないですけど、その甲府はオグ、水越、藤田がケガで欠場濃厚、須藤が出場停止と主力選手を大きく欠くことが予想されます。まぁ方や札幌も西澤が腹部の肉離れで全治3週間、中尾が四国八十八カ所巡りでいませんが、プラスマイナスで言えば甲府のほうがマイナスかも知れません。
 つっても相手には怖い怖いバロンが元気にいるわけで、開幕戦でもロスタイムに同点ゴールを決められて結局は引き分けに終わってしまっています。あの時は中途半端に勝たなくて良かったと思っていましたが、今になってみるとなんでもいいから勝っておけば良かったと残念な気分もしないでもありません。梅雨に突入した甲府盆地独特の蒸し暑さも相当にキツいでしょうし、あまり楽観は出来ないですね。甲府で生まれ育った男もいるにはいますけど、どのみち試合で消えるんじゃ話にならんわな。あとはまぁ、ケガ明けの田畑が復帰しそうなくらいで、あとは若い者ばかりです。中には大学生もいるし。しかもケガしてるし。タダでこき使ってるし。「現役大学生」をありがたがるのは週刊誌のヌードモデルくらいだし。
 とにかく、チワワ軍団がブルドッグ軍団にケンカを売るようなもんですけど、かみ殺されないよう頑張ってください。

 あと仙台戦観戦記書きました。ふう。

2004年6月21日

君たちは弱い

 また1-2ですか?

 まぁ30度を超える猛暑の中、ソダンが退場になった時点で逃げ切る力は残ってないとは思っていましたが、それでも苦しい中引き分けで終えるのと負けるのとでは大きく違ってくるだけに、せめて引き分けで終わって欲しかったのですがね。
 今のところ結果が出てないことに対してサポーターの中からもヤンツーやHFCフロントに対して懐疑的な声が出てきているようですが、どうにも辛抱が足らんですね。甲府だって「地雷」と呼ばれていた時期を何年も経て、今のような「昇格」を口に出して言えるようなチームになったわけですし、ましてやホントに一から出直しの我がチーム、選手が急にうまくなるでなし、そうそう簡単に結果が出るもんじゃないんですよ。
 確かに無条件にヤンツーをマンセーする気はありませんし、ここまで進歩がのろいとはオレも思わなかったですけど、今はヤンツーを信じて任せるしかないです。サポーターが信じなくて誰が信じるというのですか。1度や2度昇格したことがあるからと言って、その時のことは忘れましょう。カネもコネもないチームがやっていくには、臥薪嘗胆しかないのですよ。

 それでも負けてもいいわけじゃないぞ! 川崎に地雷踏ませてやれ!

 というわけで大宮戦観戦記書きました。書けども書けどもおいつかねぇ!

2004年6月24日

君たちは弱かった

 やったー! 1-2の呪縛から解き放たれたよー!!

 0-6だけどな!!

 えーというわけで。やっぱり避けては通れませんかね。昨日の件につきまして。現在新聞や掲示板、よその札幌系サイトにおいていろいろ書かれていますけど、多分そういった中では現場の一番近くにいた人間の一人としてキッチリ書いておこうと思います。
 まず、一連の事件の流れ自体はこちらでほぼ合ってます。ただし、微妙に事実と違う点がありますので、補足というか訂正を。まず田畑に跳び蹴りを食らわせたとありますが、正確に言いますと、蹴るそぶりは見せたものの、実際に当たってはいませんでした。それを止めるためにコールリーダーら4~5人が制止のため乱入、警備員をも巻き込んでもみくちゃになりながらも、この時点でほぼ事態は収束した…はずでした。一番働いてない人が逆ギレしなければね。
 そこからさらにスタンドは騒然、止めに入ったはずのサポーターもそれでぶち切れてしまい、オレもその9番とひとしきり問答してたわけですが、気がついたときには既にヤンツーが出てきていました。ただし新聞で見られるような語気を荒げて「力が足りないんだ!」と言ったようなことはなかったと思います。むしろ普段とほとんど変わらない語り口調でした。まぁそれでみんな冷静さを取り戻した、というか、もう最後はみんなヤンツーに「たのんます、なんとかしてください」なんて相楽総三に世直しを頼む農民みたいな感じでしたわね。で、ヤンツーも「わかりました」と言って引き上げたわけですが、最後のヤンツーコールはそんな意味でのコールなのですよ。

 つうわけで、先に言っておきますがピッチに飛び込んだことを正当化するつもりはありませんが、飛び込んだ当人も含め、古くからの札幌のアウェイサポーターにとって、等々力でのフロンターレ戦というのは特別な意味を感じている人もいます。札幌の前身が川崎を本拠地とする東芝であり、その東芝時代から応援している人もいます。そんな古いことを、と感じる人もいるかもしれませんが、応援する理由なんて人それぞれだし、その人にしかわからない「こだわり」を、他人が否定できるものではありません。事実、2000年辺りからサポーターになった人の中には、「浦和レッズにだけは負けたくない」と思っている人も多いでしょう? それとはまぁちょっと趣旨は異なりますが、こだわりという意味ではそう違いがあるわけではありません。
 ですから、そういう人たちにとって、等々力競技場で川崎フロンターレを相手に無様な試合をする、というのはこの上なく悔しい、言い切ってしまえば「屈辱」であると思う人もいるわけですよ。もっと言えば、コンサドーレ札幌が誕生してからの96年以降、フロンターレ(富士通川崎時代を含む)相手の等々力の試合では97年にたった1度しか勝っておらず、しかもそれ以降は勝てないどころかただの1点すら取れていないんです。昨日の事件は大敗したからとか連敗中だからと言った単純な問題ではなく、そういった歴史の積み重ねがその根底にあるんです。その上で、くだらないミスのオンパレードの末に6失点。踏みにじられたと思ったことでしょう。チームが大事だからこそ、その大事なチームのユニフォームを纏っている以上、そのユニフォームを汚すようなマネはしてもらいたくないんですよ。

 最初に言ったように飛び込んだ人を擁護するつもりはありませんが、おそらくは処分も下るでしょう。ただし、そこに至る経緯というか、背景くらいは(JFL時代を知らないオレが語るのもおこがましいのですけど)知っておいてもらってもいいかと思って書きました。

2004年6月28日

芸の領域

 正直申し上げまして、先日の等々力での一件があって、はなはだ不謹慎ではありますがひょっとしたら何かが変わってくれるんじゃないかなぁという期待も少しだけあったんですよ。三原やスナマコら中堅以上の選手ばかりがケガしていく中、ようやく健作が復帰して、流れを変えるに充分な材料が揃ってはいましたから。で、結果だけ見れば1-2。

 一ミクロンほども変わってねぇ。

 まぁ、試合見てないんで内容はよくわからないので、これ以上のコメントは差し控えますが、ホントにここまで来ると並の弱さではありません。君たちアレか。スペランカーか。膝くらいの高さから落ちても死ぬのか。コウモリのフンに当たっても死ぬのか。
 それにしても、いい加減数えるのもめんどくさくなってきましたがこれで何連敗ですか。引き分け挟んで13連敗ですか。ホントにここまで来ると並の弱さではありません。君たちアレか。ロッテか。18連敗か。川崎球場の外野スタンドで流しそうめんか。

 まぁいきなり変わればそれはまたそれで出来すぎなんで、現状はこんなもんでしょうかね。桑原の初出場と、健作の復帰とフル出場に先々の期待を持つくらいでしょうか。にしても上里の骨折は痛いなぁ…。骨はコピー&ペーストで何とかなりませんか?

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