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2004年9月 アーカイブ

2004年9月 2日

ようこそプロへ

 すっかりスルーしてしまいましたけど、金子の期限付き移籍の他に、もう1人新加入の選手がいましたね。道都大学から特別指定選手として札幌でプレイしていた権東勇介選手が、9月1日付でプロ契約を締結しました。特別指定選手というのは高校、大学に所属したままJリーグの試合に出場できる制度で、たとえるならば音大の学生がプロのオーケストラにエキストラとして出場するみたいなもんで、昨年の河端(札大)を始め、東京の徳永(早大)や大分の西野(日本文理大)、鳥栖の田代(福岡大)らの特別指定選手が活躍しています。ただし基本的には彼らはアマチュアですから、給料がもらえるわけではありません。ですから権東の場合もゴールを決めようが試合中に流血しようが無報酬、プロの人たちがあっさり失点してことごとくシュートをぶっぱずしてるのに無報酬だったわけですけど、まぁひとまずはこれでいっぱしのプロ選手となれたわけです。
 しかしまぁ、特別指定選手も最近では増えましたし、その他でも元札幌の山瀬やガンバの宮本のように、プロ選手を続けながら大学に通う、いわゆる「大学生Jリーガー」も少なくありませんけど、権東のように特別指定選手がシーズン途中にプロ契約を結ぶのは初とのことです。そんな感じですからどっちかというと権東の場合はJリーグでアルバイトという印象を受けなくもないですね。それでも権東はプロ契約時点でA契約となる条件(J2では900分間以上の出場)を満たしており、C契約をすっ飛ばしてプロA契約での締結。特別指定選手として試合に出場という今までの流れに加え、試合で活躍してプロ契約という流れも出来たということは、大学生にとっては卒業まで待たずとも、大学を中退・休学せずともプロになれる道が出来るということです。おそらく、これまで以上に大学とJクラブとのつながりは必要になってくるでしょうね。Jクラブとのパイプが太ければ有能な選手も多く入学してくるでしょう。Jクラブにとっても、その有能選手をまた指定選手として試合に使えるようになり、なおかつそうやって育ててきた指定選手が他チームへ流れるリスクも回避できるわけですから、Jリーグ側にとっても大学側にとってもメリットは大きいと思います。
 さて話は権東に戻りますが、プロ選手になってサッカーでお金をもらう以上、これからはサポーターの目は厳しくなるということです。「無給で申し訳ない」から「金もらっている以上はしっかりやれ」という見方に変わってくるわけです。そういう世論を「薄給で申し訳ねぇ!」という風に変えるも変えないもこれからの活躍次第ですので、頑張ってくださいね。

 まぁそんなわけで権東のプロ契約と金子の入団を記念して、しばらくほったらかしにしていたメンバー一覧を更新しました。清野、金子、権東を追加し、コメントを追加したのが上里、桑原。あと新居と中尾か。

2004年9月 5日

グッジョブ、HFC

 見に行ってないので、大宮戦の結果は軽やかにスルー。

 さて、いっこうに上昇の気配を見せないチーム状態を反映して、ホームゲームの観客動員数も絶賛赤丸急降下中なんですが、HFC側もその食い止めのためあの手この手のプランを練ってきています。まぁ観客動員数が落ち込んできたのは今年だけの話ではなく、2001年をピークに2002年以降は緩やかな下降傾向を見せておりました。その間、HFCでもいろいろな手(絵チケやすきっぷなど)を打ってきましたが、どれもまぁ言ってみれば正攻法のものばかりでした。そんな中、HFCが打ち出した次なる手は、「フェアプレイおじいちゃん&フラッグおばあちゃん」。敬老の日特別企画として、9月23日の水戸ホーリーホック戦にて実施されるもので(実際の敬老の日は20日ですが)、試合開始時の選手入場の際に、FIFAのフェアプレイフラッグを持つ役と、選手と共に入場する役を、おじいちゃんおばあちゃんにやってもらおうという企画です。
 応募資格は65歳以上の健康なおじいちゃんまたはおばあちゃん。太平洋戦争、戦後の動乱、安保闘争、高度経済成長、そしてオイルショック…激動の昭和を生き抜き、今の豊かな日本を作り上げた世代です。全ての始まりは何もない戦後の焼け野原からだったことを考えれば、今のオレ達や選手の苦労なんて苦労のうちに入らないと言えるでしょう。
 これまではJリーグのみならずたまに見る海外サッカーなどでも、フェアプレイフラッグを持つのや選手といっしょに入場してくるのは子供でした。「フラッグキッズ」という言葉が存在することからも、「選手と入場するのは子供の役割」というのが通例。そんなサッカー界の暗黙の常識を根底から覆す画期的な企画です。ある意味神をも恐れぬと言ってもいいかもしれません。こういう企画をオレは待っていました。
 ちょうど23日の水戸戦は帰省で行くつもりなので、入場時の音楽は「Moon Over The Castle」でも「FIFA ANTHEM」でもなく、是非とも井上陽水の「人生が2度あれば」でよろしくお願いします。

2004年9月 8日

台風一過

 三光鳥の話閲覧者さん実態調査の「よく見るサイト」にて、北海道地域ではトップとなる9票もの得票数をゲットしたサッカー百鬼夜行の管理人・chooでございます。皆さんこんばんは。磐田系や同じ東海地域である名古屋系のサイトは別としても、共通点としては札幌の現監督の前任が磐田、磐田の現守護神の前所属が札幌という以外にはさしたる共通点もない当サイトに9票も入ったのは、アレでしょうかね、やっぱり家が近いからでしょうかね。
 というわけで私信になりますが、リベンジの際は札幌系としてご協力いたしたいと思いますので、是非声をかけてくださいまし。もっとも、うちのサイトでアンケートを採ったところで応援しているチームはシダックスとか好きな選手はビッグ・ザ・ブドーとかいう回答が集まりかねませんけど。

 しかしそれにしても、台風18号はオレの故郷・北海道にも大きな爪痕を残したました。北海道では台風が来ること自体が少ないため、台風にあまり慣れていないということもあるのですけど、札幌でも最大瞬間風速が50.2メートルという強風が吹き荒れたとのこと。まさにティラノサウルスも飛んでいくほどの暴風雨が吹き荒れた北海道。無風なのはJ2の最下位争いだけというわけですね。
 とにかく、被害に遭われた地域の一刻も早い復旧を願ってやみません。正直、一試合でも早い勝点も願ってやまないのですが。

2004年9月10日

被害深刻

 北海道に大きな爪痕を残した台風18号は、コンサドーレ札幌にも少なからぬ影響を与えています。予定していた練習も強風のためキャンセルせざるを得ず、言っちゃ悪いがあんまり物覚えのよくない選手を多く抱えるヤンツーも苦渋の決断だったことでしょう。
 さて、それはそれとしてこういうときにこそ出番なのが、ご存じもんじゃことGK阿部哲也。今回の台風による強風で、愛車である彼の自慢の「ランボルギーニ・ディアブロ」(予想)にも被害が出たそうです。日刊スポォツによると、「小石が飛んできたと思ったら、メリッと鈍い音がした」と、彼の自慢の「ポルシェ911」(予想)のフロントガラスに2センチ程度のひび割れができてしまったそう。彼の自慢の「ダイハツ・ミラ」(予想)を傷物にされてしまい、「ショックです。マジで」と涙目だったそうです。オレは車を持っていないのでわかりませんけど、車のフロントガラス交換するのってけっこう高いんですよね? もんじゃのこれまでの出場給とどっちが高いでしょうか?(←大きなお世話)
 まぁでも阿部くん、心配することはないぞ。先輩たちだって、今季は「飛んできた小石にガツンとやられて涙目」なんて毎度のことですし。もっと言えばガツンとやられて涙目にされるのは小石だけに限った話じゃないし。がんばれもんじゃ! 負けるなもんじゃ! 活躍したらオレがメルセデス・ベンツ買ってやるよ! チョロQだけどな!

 そんなわけで明日は仙台戦。仙台は今季は札幌の全勝星のうち実に3分の1にものぼる勝星を提供した上に、今季まだ1度も負けたことがない希有なチーム。加えて場所はまだ今季1度も負けたことがない札幌ドームと、有利な材料は揃いました。「数少ないサンプルからデータを割り出す」というもっとも危険な気休めのような気もしますが、ここで勝たないとホントに1クール1勝を忠実に守ることになってしまい、「よし! これであと1つは勝てるぞ!」ときわめて後ろ向きなガッツポーズを取らざるを得ないので、寿人あたりにがつんとやられないように気をつけてくださいね。

2004年9月13日

健作大阪へ?

 仙台戦、まだ見てないのですが勝てて何よりです。勝つことだけが全てとまでは言いませんけど、勝利以上の良薬はないのもまた事実ですから、負けるよりかは勝ったほうがいいのは正直な気持ちですね。観戦記書く気力も沸くし。まぁ、とりあえずは第3クール最後の試合を勝利で締めくくり、これでいい形で第4クールを迎えることが出来ますね。前にも似たようなこと書いた気がするけどな
 まぁ、とにかく第3クール2勝目ってことで、これで「1クール1勝」のシバリは消えたと見ていいのでしょうかね。とかいって、第4クール未勝利で終わって「実はクレジットカード払いだったんです」とかいうオチは勘弁ね。頼むから。
 さてそんな喜びも束の間、サポーターにとってはまさに寝耳に水、寝入りばなに水森亜土といったニュースが舞い込んできました。DF大森健作のセレッソ大阪への期限付き移籍の話です。昨年全治9ヶ月という重傷を負い、懸命のリハビリを経て今季復活を果たした健作は、ここまで14試合に出場。復帰当初こそ得意のオーバーラップは影を潜めていましたが、それでもここ最近はだいぶコンディションも上がってきたのか、積極的な攻撃参加も見せるようになっていた矢先の出来事。もちろん、「シーズン途中の主力移籍」はJ2チームである以上避けられないことだとはわかってはいたつもりですが、健作がどうとかいう以前にうちにJ1からのオファーがあったことにビックリです。まだクラブから正式発表はありませんが、北海道版日刊スポォツの他、北海道新聞にも健作の移籍を伝える記事が載っており、ほぼ間違いないと見て良さそうです。
 健作の移籍先となるセレッソ大阪は、現在J1年間順位で15位と低迷中。今季は自動降格はないとはいえ、入れ替え戦は是が非でも避けたいところでしょう。その低迷の原因と呼べるのが、J1ワーストの41失点という守備陣。まず最初にそこを何とかしなければいけないのは誰の目にも明らかですから、そういう意味では今回の移籍は確かに自然な成り行きだと思うんですが、だからといってJ2最多失点のチームの選手に何をしろというのかイマイチ腑に落ちない部分もあるんですがね。藏田呼び戻したほうが早いと思うんですけど。

 今回は期限付き、つまりレンタルですから戻ってくる可能性ももちろんありますが、年齢的なことを考えれば洋平のように期間満了後に完全移籍、という流れも考えられないわけではありません。健作といえば思い出されるのはなんと言っても2000.7.29の対浦和戦での決勝ゴールでしょう。あのゴール、あの試合を一生忘れることはあるまい。同点ゴールが田渕だったことも含めて
 しかしまぁ、山瀬といい健作といい、「もう『ミスター・コンサドーレ』と呼んでもいいだろう」と思った矢先から出て行くような気がするのですけどいかがでしょう。こうなったらもう「ミスターどうでしょう」にご登場願うほかあるまいよ。

2004年9月18日

西嶋加入

 また大塚か…。

 さて健作のセレッソ移籍にともない、少ないメンバーがまた減ったコンサドーレ札幌ですが、昨日いきなりクラブから選手獲得の発表がありました。ヴィッセル神戸のDF西嶋弘之選手を完全移籍で獲得したとのことです。健作が移籍してからは新聞にも選手補強に関する動きは載っていませんでしたので、「当面はいるメンバーでやっていく」とヤンツーが発言通りなのかと思っていましたが、フロントも水面下で動いていた模様です。J2の登録期限の締切が昨日17日だったため、滑り込みで獲得したって感じでしょうかね。
 そんなわけでこの西嶋選手ですが、正直、知らんかった。それもそのはず、2001年にサンフレッチェ広島に入団してから今年移籍したヴィッセル神戸を含めた3シーズン半で、リーグ、カップ、天皇杯とも試合出場はゼロ。どんな選手かはもちろん、その存在すら知りませんでした。12.Netから「西嶋選手札幌に完全移籍」という速報メールのタイトルを見たときは、一瞬西澤がどっかに完全移籍したのかと思いまして、ベテランDFのバーゲンセールでも行っているのかと思いましたよ。まぁ、バーゲンと言うよりは押し売りって気もしますが。
 179cmとDFとしてはさほど大きいほうではありませんが、ヤンツーはこの西嶋選手をスイーパーのポジションで起用する胸算用でいるようです。ということは、ポジション的にはソダンとかぶることになります。つまり神にケンカを売るということですね。頑張ってもらいたいと思います。

 というわけでその西嶋選手の背番号は「6」。健作のつけていた番号を与えられたこと、加えて、「MORE OVERLAP!! KENSAKU!!」と銘打った異例とも言えるグッズセールという名の大々的な在庫処分を見る限り、健作が戻ってくることはなさそうですね。

 あと、仙台戦の観戦記と見せかけて実は鳥栖戦の観戦記をアップしてたりして。半分くらい書いてたの忘れてた。

2004年9月26日

5勝目

 帰省も兼ねて23日に厚別で行われた水戸戦を見てきました。結果は2-1で競り勝ち、今季厚別初勝利となる5勝目を挙げ、さらにはようやく2点獲って勝った試合ということで、まだ不満はあるけどここにきてようやくそれなりの試合が出来るようになってきたようです。
 で、本日第36節の横浜FC戦が夢の島で行われましたが、こちらは帰りの飛行機の都合で見に行けませんでした。そんなわけで内容はわかりませんけど、先制されたあと終了間際に追いついたことは少しは進歩したと言えるのでしょうかね。シュートも6対15と横浜FCを大幅に上回っていますし。つっても15本打ってようやく1点という見方も出来ますんで、やっぱり見てみないことには何も言えませんね。
 しかしそうは言っても、水戸戦でもそうでしたが、横浜FC戦での失点もコーナーキックからのもののようで、相変わらず札幌はセットプレイに伝統的に弱いチームですね。今季もざっと調べたところ、ここまでの全56失点中約4分の1に当たる15失点がセットプレイ絡みのものです。セットプレイというのは大きな得点チャンスですから、そこからの失点を完全になくすのは無理だとは思いますけど、それにしてももう少し何とかならないものかと。1人1人がオノレのマークに責任を持っていれば、セットプレイからの失点も少しは減ると思うんですけどねぇ。
 それと川崎フロンターレが昇格ですね。おめでとうございます。2000年の降格以来、毎年昇格候補に挙げられながら昇格を果たせずサポーターの皆さんもやきもきしていたかと思いますが、今季の3年越しの悲願にはうちもかなりの貢献をしたと自負しておりますので上で頑張ってください。川崎がぶっちぎりでの昇格を果たした理由のひとつに、「1年を通してほぼ安定した戦力で戦えた」ことが挙げられますが、それを支えたスタッフ陣、とりわけ昨季うちで怪我人続出の戦犯として心ないサポーターから無能扱いされていたマルセロフィジカルコーチには心からおめでとうといいたいです。

 というわけでとりあえず水戸戦観戦記アップしました。もう順番なんて適当。

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