セカンドライフ(笑)←違
明けました。2000年のシーズン終盤に思いつきで作ったこのサイトも気づけば9年目です。
2009年シーズンの新加入選手では、「第4の外国籍選手」として韓国Kリーグの浦項スティーラーズから元韓国代表DF趙晟桓(チョウソンファン)選手の加入が発表されていますが、これについてはまた改めて書くとして、今日は2人の選手の引退について書こうと思います。
まず、2008年シーズン限りで契約満了となった鈴木智樹が現役を引退し、コンサドーレのフロント入りするという発表がありました。Jリーグの合同トライアウトにも参加したように現役続行への道も模索していたようで、日刊スポォツによれば、複数チームからのオファーもあったとのことですが、昨季の契約満了の段階でクラブ側からフロント入りの打診があり、結局は早めのリスタートという決断をした模様です。
まだユースの選手だった頃は、2001年の全日本クラブユース選手権では1年生ながらも準優勝の原動力となり、その後はU-18日本代表候補にも選出されるなどサポーターの間でもよく知られた存在となっていました。昇格を果たした2004年は、チームの極端な若返り策のおかげもあったにせよ、吉原宏太以来の高卒ルーキーでの開幕スタメン入りするなどその将来を嘱望されていた選手ですし、まだ23歳と若いだけに、落ち着き先が決まってよかったと思う反面、続けようと思えば続けられたんじゃないかと複雑な心境のサポーターも多いかとは思いますが、だからこそサッカー選手を辞めるという決断は続けるのと同じくらい勇気のいる決断だったと思います。今後はユース年代のスカウト担当として、全道、場合によっては全国を飛び回ることになると思います。いい才能を見つけられるよう「活躍」をして欲しいものですね。
ところで、新寮監のエビちゃんに続いて智樹もフロント入りということで、そうなるとあと現在福島ユナイテッドに所属している桑原剛も戻ってくれば、晴れてフロントでトリオ・ザ・坊主再結成ということになりますね。
また、智樹と同様昨季限りで札幌との契約が満了となり、FC岐阜への期限付き移籍も終了していたFW相川進也も、その現役引退がクラブから公式に発表されています。2002年に前橋育英高校から加入した相川は、同年11月19日に東京スタジアム(現味の素スタジアム)で行われたJ1リーグ2ndステージ第12節・東京ヴェルディ1969(現東京ヴェルディ)とのアウェイ戦で、0-2からの後半頭から平間との交代でプロデビューすると、そのわずか4分後にゴールを決めデビュー戦初ゴールを記録(試合は2-3で延長Vゴール負け)。ファーストタッチで迷わずシュートを選択したそのストライカーっぷりに、同じ年にユースから昇格し既に函館千代台競技場での1stステージ第7節・鹿島アントラーズ戦(4月20日)にてデビュー戦初ゴールを記録している新居辰基と共に、「新居と相川がいればコンサドーレは10年戦える」と確信したサポーターはオレだけではないはず。まぁ実際は10年はおろか3年も持たなかったんですけどね。いくらサッカーは選手寿命が短いとはいえ、25歳というまだ若い部類に入る年齢での引退は残念な気もしますが、彼もまたかつて膝に大怪我を負っていますから、このあたりが潮時と判断したのかも知れません。彼の場合、試合中に同じ怪我を負ってしまった山瀬功治や三原廣樹、大塚真司、西澤画伯らに比べればあまりサポーターから心配されなかったかわいそうな選手でした。
個人的なエピソードとしては、以前熊本の有名馬刺し屋でたまたま鉢合わせた札幌の選手に焼酎を差し入れしたことはこのエントリでも書いたことがありますが、その時我々が帰る際にわざわざお礼を言いに来たのがこの相川でした。第2の人生にも幸があらんことを。