テストはテストでしかない
生きてます(挨拶)。
さてしばらくほっぽらかしてる間に、コンサドーレ札幌はプレシーズンマッチを含む2試合のテストマッチを消化しました。まずは2月22日に沖縄で行われた対FC東京との「シーサーマッチ2009」は、前半梶山陽平のゴールで先制されるものの、後半に新助っ人ダニルソンの2ゴールで逆転勝利を収めました。FC東京は城福浩監督を含め昨季J1で6位と上位の成績を挙げた陣容とほとんど変わっておらず、FWカボレがブラジルに帰国中、守護神塩田仁史が虫垂炎で入院中ではあるものの、日本代表にも名を連ねる今野泰幸、赤嶺真吾、長友佑都らは健在。昨季の対戦成績でも2戦して札幌の2敗、というか公式戦での対FC東京戦って、サテライトリーグでは勝ったことありますけど、トップチームとなると最後に勝ったのは1999年10月17日の江戸川区陸上競技場までさかのぼらないといけません。プレシーズンマッチも一応扱いとしては公式戦ですので、要するに約10年ぶりの公式戦での対東京戦勝利ということになります。ええ、吉原宏太が札幌での最後のゴールを決めて勝った試合ですね。当時自分はハタチでした。あれから10年も。この先10年もハタチです。
札幌もDF趙晟桓が怪我で居残り組となり結局助っ人カルテットの揃い踏みは実現せず、また選手が乗る予定だった福岡空港からの那覇行きの飛行機が機材整備の関係で遅れに遅れ、選手も7時間以上空港に缶詰となっていたそうです。熊本から福岡への移動時間を含めればほぼ半日を移動に費やしたことになりますから、コンディションにも影響が出ただろうと思います。そんな不利の中、格上であることは間違いがないチーム相手での逆転勝利は、少なからぬ自信にはなったでしょう。
ところで「北谷」は「ちゃたん」と読むそうですね。地名については内地でも「各務原(かがみはら)」とか「酒々井(しすい)」、「坂祝(さかほぎ)」などというような「知らなきゃ読めん」というようなものも少なくないですし、そもそも北海道だってそのほとんどがアイヌ語由来の当て字なので、漢字力とは関係なく読めんモンは読めん地名だらけです。「積丹(しゃこたん)」とか「占冠(しむかっぷ)」とか「撲針愚(ボクシング)」とか、初めて見て読める人なんてたぶんいません。最後のは関係ありませんけど。
2試合目は3月1日に熊本市内の水前寺競技場で行われたJFLニューウェーブ北九州とのテストマッチですが、趙晟桓は復帰したものの紀梨乃とダニルソンの2人はまたしても欠席。この試合が開幕前最後のテストマッチということで、結局最後まで助っ人揃い踏みでの実戦の機会のないままリーグ戦に突入することになりますが、まぁ開幕までに焦って仕上げる必要は必ずしもないですし、それよりも怪我そのものを引きずるほうが怖いですから、逆に彼らが戻ってくればポジションの保証はない若手選手の競争意識が高まったことのほうが重要だ、といいほうに考えることにします。
さて相手のニューウェーブ北九州はJFL加入は昨シーズンからで、初年度となった2008年の成績は18チーム中10位と振るわなかったものの、懐かしのFW藤吉信次をはじめ、MF小野信義や佐野裕哉などがいるほか、タチコというブラジル人DFがとても足利尊氏の肖像画っぽくて気になります。先日の北九州市長杯では、J2のサガン鳥栖やファジアーノ岡山にも勝利していることから、骨のある相手であることは間違いなさそうですが、結果は2-1でなんとか勝利。見てないので何とも言えませんけど助っ人2人抜きということを考えればまあこんなもんでしょうか。
ところで話は変わりますが、開幕戦のベガルタ仙台戦にT-SQUAREの伊東たけしさんがいらっしゃるそうです。コンサドーレ札幌のホームゲームではT-SQUAREの「MOON OVER THE CASTLE」を入場曲として使用していますが、開幕戦では特別に生演奏を行うとのこと。T-SQUAREといえば高校時代にコピーバンドをやってた(といってもラッパの出番はあまりないのでスポット的な参戦でしたけどね)ものとしては(アルバムでいえば「YES, NO」や「WAVE」の頃)伊東さんや安藤まさひろさんはものすごい人だったわけですが、そういった大物がまさかローカルサッカーチームの試合に来てくれるとはびっくりです。クラブもなかなかやるなぁと思いつつ、普段使ってるのがT-SQUAREの曲で良かったと思います。ドリフの「盆回り」とか使ってたらもう呼べないですからね。物理的に。