2026年07月一覧

ブルーアーカイブ x Jリーグコラボ

おひさしぶりです。

昨今、様々なアニメコンテンツとコラボレーションが盛んなJリーグにおいて、ソーシャルゲーム「ブルーアーカイブ」とのコラボが発表されました。

ブルーアーカイブというのは韓国のネクソンが開発、中国資本のYostarが運営し、日本でサービスをしているという不思議なコンテンツで、詳しく説明すると長くなるのでここでは触れませんが、そのゲームに登場するキャラクターをJ1の20チームに割り当てる、というコラボ内容でして、先日その担当キャラクターが発表されました。

我らが北海道コンサドーレ札幌はJ2なので、残念ながら蚊帳の外なのですが、各チームの担当キャラは適当に割り振られたと思いきや、よく見てみたら意外に考えられているみたいです。ブルーアーカイブのプレイヤー向けにJ1クラブの説明をしているのは見かけたのですが、その逆は見かけなかったので、「ブルーアーカイブ」をサービス開始当初からプレイしているこの俺が、Jリーグサポーター向けに担当キャラと推測される割り当て理由を説明したいと思います。

なお、「ブルーアーカイブ」には2026年7月時点で137人のキャラクターが実装されており(衣装違いやコラボキャラを除く)、NPCを含めなくてもJ3までを含めた全チームを余裕でカバーできる人数がいるはずなのですが、コラボ対象はJ1クラブのみです。イラストのお金がかかるからでしょうかね。今回も4人ずつを5人の絵師さんに割り振ってるみたいですし。

というわけで前置きが長くなりましたが本題です。

割り当て理由と言っても、基本的には、キャラクターの色遣いを元にしているものと思われます。Jリーグサポーターにとっては、クラブカラーというのはとても大事なものですので、それを尊重してという理由だと思われますが、そうじゃないキャラクターは、たぶんカラー以上に適合する理由があってのことで、そしてそれはゲームやってないとわからないと思いますので、ここでキャラクターの紹介を兼ねて考察したいと思います。なお、それぞれのキャラクターはリンク先を参照してくださいね。

鹿島アントラーズ

棗イロハ(なつめ いろは)

ゲヘナ学園・万魔殿(パンデモニウムソサエティー)所属。ゲヘナ学園が赤と黒を基調にしたカラーにしているからと思われます。ゲヘナ学園に通う生徒の多くは悪魔をモチーフとしており、この学園に通う多くの生徒は角が生えているので、鹿の角がチーム名の由来であるアントラーズとの共通点ではありますが、イロハに角はありません。なので、イロハが選ばれた理由はたぶん髪の色ですかね。

ゲームでは生徒会に当たる「万魔殿」の戦車長を務めていますが、基本めんどくさがりでサボりが大好き。作中でも人気の高いキャラ。来月水着衣装が限定キャラとして実装予定です。

水戸ホーリーホック

扇喜アオイ(おき あおい)

連邦生徒会所属。実はこのキャラだけNPCなのですが、それでもわざわざ担当に選んだのは、水戸のエンブレムでもある葵=アオイというのが理由でしょうね。このキャラ目当てにゲームを始めてもお迎えはできないので注意されたし。

連邦生徒会では財務室長を勤めており、お金や規律に厳しい。ゲームプレイヤーにとっては、年に何度も総決算に来る子として認識されていいます。先述の通りノンプレイアブルキャラなので、ゲームでお迎えすることは(現時点で)できません。

浦和レッドダイヤモンズ

陸八魔アル(りくはちま ある)

ゲヘナ学園所属、便利屋68社長。ブルーアーカイブには「浦和ハナコ」というキャラクターもいるので、そちらが選ばれるかと予想されていたのですが、選ばれたのはアルちゃんでした。安易すぎたのかそれともカラーリングの関係か(浦和ハナコはピンク髪)、いろいろ理由は考えられますが、たぶんこれはずらしというよりは、いろいろな裏事情なんじゃないかと思われます(理由は後述します)。

「一日一悪」をモットーとする自称・アウトローですが、根っからのいい子なので、ナチュラルに治安の悪いゲーム世界では、本人の思惑とは裏腹にかなりの常識人。トラブルに巻き込まれては、白目を剥いて「なんですってえええ!」というセリフとともにUnwelcome Schoolが流れるというのがブルアカのお決まりの一つとなっています。

ジェフユナイテッド千葉

内海アオバ(うつみ あおば)

ハイランダー鉄道学園・貨物輸送管理部所属。鉄道学園なので、JR東日本をメインスポンサーに持つジェフの担当に選ばれたと思われます。

アオバは鉄道整備士という立場で、基本ネガティブな性格なのですが、比較的最近登場したキャラでありながら、瞬く間に人気となって、ゲーム外コラボにも数多く登場しています。整備士ではありますが、「叩いて直す」がモットーで、そしてなぜか叩けば直ってしまうので、有能なのかどうかは不明。

柏レイソル

小鳥遊ホシノ(たかなし ほしの)

アビドス高等学校・対策委員会所属。見たとおりピンク髪のキャラなので、イエローをクラブカラーとするレイソルに選ばれた理由はなんだろうと思いましたが、ホシノが作中で「暁のホルス」という二つ名で呼ばれている通り、エジプト神話のホルス神をキャラのモチーフとしており、エジプト神話上ではホルス神は太陽神とも扱われるため、「太陽王」の意味を持つレイソルの担当として選ばれたものと思われます。

ホシノは普段はふにゃっと抜けた感じのキャラですが、実は作中最強クラスの実力を誇りっています。そういったギャップもあってか、キャラ全体でも屈指の人気を誇り、先日行われた電撃オンラインでの人気投票では堂々の1位を獲得しています。俺の最推しキャラでもありますので、レイソルグッズを買ってしまいそうです助けてください。

FC東京

宇沢レイサ(うざわ れいさ)

トリニティ総合学園・自警団所属。髪色がチームカラーの青赤に見えなくもない…からかな? いろいろ考えてみましたがそのほかに共通点はあんまりなさそう。全然関係ないですけど、ロッテの「爽 Wラムネ」というアイスがこのキャラクターの髪色と同じなので、ブルアカプレイヤーの中では「宇沢アイス」と呼ばれています。

作中では元気でうるさい子として描かれる一方、実は寂しがり屋という一面があります。他人との距離を測り間違える典型的な「ぼっちキャラ」として描写されている(そしてそれを本人も自覚している)ことから、心を痛める先生(ブルアカプレイヤー)も多かったとか。

東京ヴェルディ

桜井ミヨ(さくらい みよ)

ワイルドハント芸術学院・特殊交易部所属。ブルーアーカイブには「ミドリ」という名前の子がいるので、緑繋がりでてっきりそっちが選ばれるものだと思っていましたが、まさかのミヨでした。ワイルドハント芸術学院の制服(ブレザー)の色が深緑なので、そちらからのイメージなのかもしれません。

彼女の所属するワイルドハント芸術学院は全寮制で、非常に厳しい校則が敷かれており、外部からの持ち込み品にも制限が多いため、生徒からの要望で禁制品を密輸する「特殊交易部」という部活が存在しているのですが、このミヨも清楚でマジメそうな見た目とは裏腹に、その部活で密輸に手を染めています。一応本人的には不本意ながらではある模様。

FC町田ゼルビア

志真コノカ(しま このか)

ヴァルキューレ警察学校・公安局所属。町田ゼルビアは、ブルーアーカイブと同年同月にサービスを開始した「ウマ娘」や、ブルーアーカイブがパクった参考にしたと言われる「プリンセスコネクト!」を運営するCygamesと同じサイバーエージェント傘下のクラブなので、誰が割り当てられるのか気になっていましたが、コノカさんでした。クラブカラーと制服の色は確かに近いのですが、局長のカンナではなくコノカなのは、アレですかね。作中ででバーサーカーみたいな描かれ方してるから?

早い時期から登場自体はしていたものの、実装は2026年3月と、最近。オカルトマニアで飄々とした性格。先述の通りフィジカルモンスターではあるのですが、仕事に関してはかなり有能。

川崎フロンターレ

和楽チセ(わらく ちせ)

百鬼夜行連合学院・陰陽部所属。川崎フロンターレのクラブカラーである水色を髪色に持つという理由から選ばれたのではないかと思います。

百鬼夜行連合学院というのは日本をモチーフにした学校で、通う生徒たちは日本の妖怪をモチーフとしています。チセも角が生えていることからもわかるとおり、鬼をモチーフにしているものと思われます。いわゆる「鬼っ子」ですね。作中ではアイドル的な立場の、ちょっと不思議ちゃんとして描かれています。

横浜F・マリノス

砂狼シロコ(すなおおかみ しろこ)

アビドス高等学校・対策委員会所属。ブルーアーカイブのアイコンの顔であり、たぶんメインヒロイン…です。キャラクターのカラーリング的にはマリノスのクラブカラーであるトリコロール(青、赤、白)との一致点は見いだせませんが、彼女がマリノス担当に選ばれたのは、おそらくブルーアーカイブがサービスを開始して最初の募集(いわゆる「ガチャ」のこと)のピックアップキャラがシロコ(とホシノ)だったことと、Jリーグが始まった1993年5月15日のシーズン開幕カードがヴェルディ川崎vs横浜マリノス(ともに当時)だったことが関係しているのではないかと思われます。ちなみにブルアカにはガチャごとに固有のタイトルがあるのですが、記念すべき第1回のこのガチャタイトルは、「拝啓、はじまりの季節へ」でした。

とはいえ、一見するとクールビューティーなシロコさんですが、隙あらば銀行強盗をやろうとしたり、初対面の相手を後先考えず攻撃したりなど、だいぶやべー女です。

清水エスパルス

伊落マリー(いおち まりー)

トリニティ総合学園・シスターフッド所属。これはわかりやすくカラーリングの一致ですかね。オレンジ色の髪の毛のキャラって、神戸を担当した美甘ネルを除けば他には円堂シミコくらいなので、まぁそうなると人気的にマリーちゃんになるよね、という感じです。

マリーちゃんは敬虔なシスターで、早く立派なシスターになりたいと思っている女の子なのですが、時にはアイドルもやりたいと思うくらいには年頃の女の子です。治安の終わってるブルーアーカイブの世界において、数少ない常識人枠。二次創作の盛んなブルーアーカイブにおいても、ファンアートがとにかく多く描かれるキャラ。

名古屋グランパス

小塗マキ(こぬり まき)

ミレニアムサイエンススクール・ヴェリタス所属。ミレニアムサイエンススクールは、その名の通り理系の学園で、ヴェリタスはホワイトハッカーの部活です。こちらも髪色から選ばれた感じですかね。その他の共通点は特に見つけられませんでした。

作中ではやや問題児として描かれる傾向にあり、事実「グラフィティ」と称してそこらへんに勝手に落書きを始めて、トラブルになることもしばしば。本人に悪気…というか悪いことをしている自覚が全くありません。

京都サンガF.C.

狐坂ワカモ(こさか わかも)

百鬼夜行連合学院所属(ただし停学中)。チセの項でも触れた通り、百鬼夜行連合学院の生徒は日本の妖怪がモチーフなのですが、このワカモもその例に漏れず、九尾の狐、ひいては鳥羽上皇に仕えた妖狐・玉藻前がモチーフと言われています。京都以外にないですね。

コラボイラストはもちろん、ゲーム内の立ち絵でも柔和な顔立ちなので、とてもそうは見えませんが、作中では「災厄の狐」と呼ばれ、やべー女だらけのブルーアーカイブの世界でも、とりわけ上位にランクされるヤバさを誇ります。

ガンバ大阪

早瀬ユウカ(はやせ ゆうか)

ミレニアムサイエンススクール・セミナー所属。「セミナー」は生徒会に当たる組織で、会計を担当しています。ヘイロー(ブルーアーカイブのキャラにある天使みたいな輪っか)も含めたカラーリングの一致でしょうかね。

ゲーム内のユウカちゃんも、おせっかいで小言の多い「オカン」みたいな振る舞いをするので、そういう意味でも大阪っぽいイメージは確かにある一方で、年頃の女の子らしいかわいらしい一面も多いので、ブルーアーカイブ全体でも人気の高いキャラです。

セレッソ大阪

吉野ニコ(よしの にこ)

SRT特殊学園・FOX小隊所属。ピンク髪の人気キャラが多いブルーアーカイブにおいて、ピンクをクラブカラーとするセレッソに選ばれたのは、意外にもつい最近実装されたニコでした。髙橋仁胡選手が所属している、ということもありそう。ニコの苗字である「吉野」の元ネタになっていると思われる「吉野狐」が、上方落語の演目であること…はあんま関係ないかな。

もっとも、実装されたのが最近とはいえ、初期の段階から登場自体はしていたので、地味にファンの多いキャラです。コミュニケーション能力の高さを活かした潜入任務を得意とし、「ニコママ」と呼ばれるほどにママみが深い。

ヴィッセル神戸

美甘ネル(みかも ねる)

ミレニアムサイエンススクール・C&C所属。コラボの関連性は正直あまりはっきりせず。ヴィッセル神戸のクラブカラーといえばクリムゾンレッドなんですが、オレンジの髪色を始めとして、ネルに赤系統のイメージないんですよね。ちょっと穿った見方になっちゃいますが、11月8日に国立競技場でコラボマッチが行われることになっており、恐らく担当声優さんが場内アナウンスなどを担当するんじゃないかと思います。もしそうだとしたら、チームより先にコラボキャラが決まってたのかな…という気がしています。浦和レッズ担当が浦和ハナコでなくてアルちゃんであることも合わせて。声優さんが特に来場しなかったらごめんね。

C&CはCleaning&Clearingの略で、先述した「セミナー」直属の実力行使部隊。ネルはそのリーダーを務め、ミレニアムはもちろん作中でも最強格に位置づけられている。粗暴で言葉遣いも悪く、任務成功のためなら手段は問わないものの、一方で冷静沈着で洞察力にも長けており、スキのない人物として描かれています。

ファジアーノ岡山

三善タカネ(みよし たかね)

レッドウィンター連邦学園・出版部所属。髪色がファジアーノ岡山のクラブカラーであるファジレッドとほぼ同じなので、それが理由だと思います。その他になんかしら関連する要素がないかどうか調べてみましたが、特に見つかりませんでした。

レッドウィンターはソビエト連邦をモチーフにした学園なんですが、元ネタが元ネタだけに、現実の世相の影響でゲーム内外での扱いも微妙になってきてるんですが、タカネは出版部にて書評を担当、武闘派の多いブルーアーカイブでは珍しく文官タイプのキャラクターのためか、コラボの出番があって良かったです。ただ趣味のアイスホッケー観戦では、だいぶ過激な発言をすることもあるようです。

サンフレッチェ広島

梯スバル(かけはし すばる)

アリウス分校・ニコメディアトゥループ所属。サンフレッチェ広島のクラブカラーは紫で、
ブルーアーカイブで紫イメージといえば空崎ヒナなんですが、ヒナは長崎に行ってしまいましたので、髪の毛のグラデーションカラーやヘイロー、瞳の色、武器のワンポイントカラーなど、随所に紫色があしらわれているスバルが選ばれたのでしょう。キャラの色味も今年のユニフォームに近い感じですしね。クラブの前身がマツダ自動車であるサンフレッチェ広島にスバルを割り当てるというのは、両社がレース分野で共同部品開発してるから…というのもあるんでしょうかね(どちらも現在はトヨタ傘下ではある)。

スバル自身はストーリー上での登場・実装から日も浅い(2025年11月)ので、そこまで人気キャラではありませんが、物語上での立ち位置的に今後の展開も広がりそうなところではあるので、出番も期待できそう。

アビスパ福岡

竜華キサキ(りゅうげ きさき)

山海経高級中学校・玄龍門所属。「玄龍門」は生徒会に当たる組織で、生徒会長に当たる「門主」という役職に就いています。ゲーム内の立ち絵は髪色も含めてほぼ黒一色なので、クラブのメインカラーであるネイビーとはちょっと違うような気もしますが、コラボイラストには描かれていないものの、蝶の髪飾りにブルーヴェールダンスに近い色、そして瞳の色がシルバーなので、全体的な色構成は近いという感じでしょうか。あとは福岡にある玄界灘と玄龍門で玄繋がり、という見方もできますが、これはさすがにこじつけすぎでしょうかね。

キサキはいわゆる「のじゃロリ」キャラで、神秘的で近寄りがたい雰囲気を持つキャラに見えますし、立場上悠然と振る舞ってはいますが、中身はいたずら好きで子供っぽいところもあるので、サッカーを見に行ったりすると意外に楽しんでくれるかもしれません。

V・ファーレン長崎

空崎ヒナ(そらさき ひな)

ゲヘナ学園・風紀委員会所属。泣く子も黙る風紀委員長。長崎のチームカラーである青とオレンジを満たすキャラがいないとはいえ、個人的にはサンフレッチェ広島にスバルを割り当ててまで、作中でも屈指の人気を誇る(電撃オンラインでの人気投票ではホシノに次いで2位)ヒナちゃんを長崎に連れてきた理由が何かあるんじゃないかと思ってるんですが、いくら調べても関連性のあるトピックが見当たらないので、最後の最後にしてだいぶ行き詰まってます。

作中最強クラスとして描かれている一方、基本的にやべーやつしかいないブルーアーカイブの世界において、数少ない常識人枠。ワーカーホリック気味であることを除けば、取り立てて欠点の見当たらないキャラであります。

蛇足

改めていうまでもなく、このコラボはJ1クラブのみなので、J2であるところの北海道コンサドーレ札幌には一切関係がないですし、昇格できなかったコンサドーレが悪いのですけど、せっかくなら好きなコンテンツ同士がコラボするところを見てみたかったなぁと思います。もし来てたら誰がコラボしてたかなぁ…。