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2003年3月 アーカイブ

2003年3月 1日

鹿児島キャンプ終了

 開幕まであと2週間となった2月28日、JFL本田技研とのテストマッチを以て鹿児島・指宿での第2次キャンプを終了しました。このテストマッチではJリーグ中位程度の実力を持つと言われている「最強のアマチュア」を相手に50分×2本の試合を行い、合計2-1(1本目2-0、2本目0-1)で勝利しました。
 得点者は"King of Sapporo"新居辰基が2得点です。これで新居はこれまで行われた練習試合3試合全てでゴール、7得点中4得点を挙げる活躍を見せています。さすがはとりあえずゴールに入れれば1点というのを知っている男。昨年から取り組んでいる肉体改造のたまものでしょうが、本田技研から2ゴールできるならJ2でも充分通用するはずですし、このまま行けば開幕スタメンはほぼ確実ですね。3月15日には、300人ものサポーター有志が本日除雪を行った札幌ドームのピッチでニヤニヤしながら円陣を組む背番号17の姿が見られると思います。
 この当別が生んだストライカーは、ファンクラブ会報誌でのインタビューで「今年はゴールにこだわりたい」と、「俺が点を獲って勝つ」と言わんばかりのやんごとなき俺様魂を見せています。「自分が点を獲らなくてもいい」なんてニュートリノほども思ってないのが素晴らしいです。また「今年は11点獲る」とも宣言していますが、この11点という妙に中途半端な点数は、同期のライバルである相川進也が10点獲ると宣言したために「それより多く獲ってやる」という理由なんだそうです。当の相川はケガで別メニューとなっていますが、お互い強烈なライバル意識を持っている両者のこと、相川もそれを聞いて目標を上方修正しているでしょう。何となく桜木花道と宮城リョータのほっぺたつねり合いを思い出しましたが、得点は多いに越したことはないですからみんな遠慮せずにガシガシふんだくってきてほしいですね。むしろふんだくれ

 というわけで鹿児島キャンプを終えたチームはいったん来札した後、再び九州まで飛んで今度は宮崎での第3次キャンプに突入します。ジョアンはここで戦術練習とテストマッチだけを行うと明言しており、いよいよ開幕までの総仕上げとなるでしょう。アビスパ福岡とのテストマッチも予定されていますからこの合宿である程度チームの仕上がりが見えてくると思いますが、結果がどうあれ今のところかなり気楽に構えています。昨年と違ってこの時点で既にメンバーが面白すぎるので。

2003年3月 3日

オフィシャルソング

 既にご存じの方も多いでしょうが、つい先日発表されたJリーグオフィシャルソングの話。この「飛躍」というタイトルのオフィシャルソングは今季のJリーグ公式戦や公式イベントで使用される曲で、作詞は重度のサッカーファンとして知られるゴスペラーズの安岡優氏、作曲は同じく村上てつや氏で、歌うのはゴスペラーズとJリーグ28クラブの各代表選手によって構成された「J-100(ジェイ・ワンハンドレッド)」というグループ。コンサドーレ札幌からは「ジャニ健」こと大森健作が出演しており、他のチームも北から順に仙台が小村徳男、山形が高橋健二、鹿島が中田浩二、水戸が栗田泰次郎、大宮が川島永嗣、浦和が山田暢久、柏が明神智和、市原が中西永輔、東京が茂庭照幸、ヴェルディが三浦淳宏、川崎が浦上壮史、横浜が松田直樹、横浜FCがモネール、湘南が吉野智行、甲府が倉貫一毅、新潟が野澤洋輔、清水が森岡隆三、磐田が中山雅史、名古屋が藤本主税、京都が平井直人、ガンバが宮本恒晴、セレッソが森島寛晃、神戸が土屋征夫、広島が上村健一、大分が吉田孝行、福岡が篠田善之、鳥栖が矢部次郎というメンバー。大半が守備の人なのは何か理由があるのでしょうか
 んで曲のほうもちびっと聞いてみましたが、さすがゴスペラーズと言いますか確かにカッコイイです。好みの問題もありましょうが、いわゆるキャンペーンソング調でないのは好感が持てます。しかし、ちょっとかっこよさのベクトルが違う方向に行ってしまっている感じは否めません。もちろん、そういったカッコよさを否定する気は毛頭ないのですけど、やはりそっち方面のカッコよさだけを強調するのはリアルではないと思います。このCDのジャケットイラストを描いておられる高橋陽一先生の代表作「キャプテン翼」の主人公・大空翼くんなんかは幼なじみの女応援団長と結婚しちゃったりしますが、経験者から話を聞けばそんなさわやか青春ストーリーなどは大半のサッカー部員には無縁の話です。つまり、ほとんどのサッカー部員は汗くさい男の世界で完結するのです。そういったものこそがリアルとなるべき。

 というわけでこの「飛躍」のCDには、カップリングとして鹿島の秋田豊をリーダーとして薩川(柏)、海本兄(名古屋)、パラシオス(湘南)、土屋(こちらにも登場)といった厳選された漢たちを揃えた「裏J-100」による漢らしい曲を入れるべきでしょう。作詞作曲は大御所・原譲二氏を起用し、ついでにプロモーションビデオも作成します。つっても、そこらのヘタレアーティストみたいに大した実力もないのに海外でレコーディングするなんて漢らしくないので、ロケ地は当然、日本一「漢」の似合う舞台である能登半島以外にありません。荒れ狂う日本海がバックであれば、ユニフォームなんてものも着る必要なし。本来アスリートであるサッカー選手がちゃらちゃら着飾る必要がどこにありましょうか。漢なら純粋にオノレの肉体のみで勝負するべきです
 屈強な肉体美に加えてバックには潮荒れ狂う日本海と極限まで「漢」を追求した逸品。曲タイトルもズバリ「極-KIWAME-」とすればもう完璧ですね。なんのプロモートかさっぱりわからないことを除けば。

2003年3月11日

2年目の俺様

 今週末の開幕戦を控え、チームの練習は主に調整を目的としたフィジカルトレーニングや戦術練習などのメニューとなっており、テストマッチなどの激しい練習は行われておりません(ただし、たぶんGKだけは例外)。そのため各道内メディアとも記事作りには苦労しているようで、本日はどの新聞も雑談ネタがメインでした。
 その中で、日刊、報知、道スポと3紙が揃って新居ネタを扱っています。ルーキーイヤーの昨季、コンサドーレ札幌ユース出身の選手としては初めてJリーグ公式戦出場を果たし、そしてそのデビュー戦で得点を挙げた選手ですし、2年目の今年もテストマッチで結果を出し開幕戦でのスタメン出場もほぼ確実視されていますから、周囲の期待も自然と高まるのは当然といえば当然。とはいえ、美容院で髪を染めてその値段が8,000円とか、名物釜揚げうどんを食べたとかいう記事を見ると、サッカー選手としてマスコミにコメントを出すというよりはホントに単なる世間話という気もします。まぁ担当記者からもかわいがられているんでしょうけど。

 で、その新居の染髪ですが、日刊スポォツによれば完全オフとなった9日に、相川と2人揃って宮崎市内の美容室へ出かけ、新居は金色に、相川が銀色にそれぞれ染めたとのこと。2人で行って金髪と銀髪ってことは当然示し合わせたんでしょうけど、2トップを組んだら名前を呼んでひょうたんに吸い込ませる作戦に出るつもりなんでしょうか。どっちかっていうとこの2人、金角銀角よりは新居が孫悟空で相川が沙悟浄といったほうが似合うような気もしますが。ということは猪八戒が俺王様ですね。主に体型が。

2003年3月14日

今年も夜明け前

 さて明日はいよいよJ2開幕です。都合3度目の昇格を狙うコンサドーレ札幌にとっても大事な緒戦。今までコンサドーレは開幕戦で勝てなかったシーズンはいい結果を残せていません。勢いをつけるためにも、またチーム史上初めてとなるホームでの開幕戦ということを考えても、待ち望んだホームのサポーターの前で幸先のいいスタートを切りたいところです。チケットは「ドームを満員に」という思惑ほどには売れてはいないようですが、J2であること、そして去年の体たらくを考えれば様子見に出る人が多くなるのも仕方がないでしょう。一番効果のある宣伝は勝つことです。勝ち続ければお客さんは戻ってくるし、負け続ければ離れていきます。その意味でもホームの試合は勝たなければいけません。
 しかし、ここのところチームは地味にけが人続出。ホベルっちが肉離れ、西田がねんざ、俺王様がぎっくり腰と、主力クラスが相次いでけがに見舞われベストメンバーが組めません。もっとも、俺王様に限ってはたとえ五体満足だったとしても出場停止ですけどね。
 そんなわけでジョアンもメンバーのやりくりに苦労しているようで、人造人間の割にはケガの多いホベルっちの穴埋めにはボランチのベットが入りそうです。ベットは初の代表入りを果たした95年の南米選手権の時はFWとして呼ばれているように、もともと攻撃的な選手ですから特に問題はないでしょう。空いたボランチにはどうやら板長が入る模様。去年のことを考えると正直不安がないでもないですね。ボランチだったら活きのいいのがユースにいるんですけど、やはりあの超絶倫人ベラボーマンっぷりは捨てがたいということなのでしょうか。
 そして西田の代わりに右サイドバックに入ったのは和波智広。本人はインタビューで「もともと右利き」と語っていましたが、本来は左サイドバックの選手。右サイドバックだったらいろんな意味で活きのいいのがユースにいるんですけど、それでもその成らない香車っぷりは捨てがたいということなのでしょうか。

 とにかく泣いても笑っても明日は開幕戦。先述したようにいろいろと重要な試合です。選手の皆さん、負けたらもれなく牛乳ぞうきんの刑ですのでがんばってください。

2003年3月17日

めけ

 長い長いJ2リーグが開幕しました。スタートダッシュをかましたい札幌はホームに横浜FCを迎えました。チーム史上初の開幕ホームゲームを勝利で飾りたいところでしたが、思惑とは裏腹に開始早々に失点。すぐさま砂川のゴールで追いついたものの、その後のチャンスをものにすることが出来ずカウンターから失点を重ね、1-3で破れてしまいました。
 まぁ、ベストメンバーであれならヤバいかなという気もしますけど、後半新居が引っ込んでからは去年のかわいそうな頃とほぼ替わらないメンバーですし、飛車角落ちの今の状況ではこんなモンでしょうかね。まぁ考えようによってはこれで他チームから標的にされるようなこともないでしょうし、ここは死んだふりを決め込んでみるのもいいかもしれません。もっとも、「沈んだよ。潜航しすぎてな」というのでは困りますが。

 というわけで、君は1000%というなんのひねりもないタイトルとなった今季の観戦記第1弾、横浜FC戦出来ました。

2003年3月19日

がんばれタブチくん

 思わぬ、というか何となく開幕戦に負けてしまったチームは、今週からはまたキャンプ。今回の旅先は東西に長い静岡でも神奈川県にほど近い御殿場です。キャンプ2日目の18日は前節で明らかになった問題を修正すべくテストマッチが行われました。
 その相手は埼玉県川越市と上福岡市にキャンパスを構え、埼玉県大学リーグに所属する尚美(しょうび)学園大。昨年は関東2部リーグの1つ下のカテゴリとなる同リーグを制覇したチーム(参入戦で早稲田大に破れ昇格はならず)ですが、正直申し上げましてそれほど名の知れた大学ではありません。地元・静岡のチームならまだしも、いったいどのような縁でこのマッチメイクが行われたのか疑問だったのですが、元日本代表監督の加茂周氏が総監督を務めておられるのですね。
 で、試合の結果は3-3の引き分けだったのですが、その加茂総監督が札幌を評したコメントは「守備も攻撃もこうやるというものがもう一つはっきり見えてこなかった(道新スポォツ)」とのこと。何とも耳の痛い元代表監督のお言葉です。96年のアジアカップや、97年のあの身も心も潰されるかのようなワールドカップアジア最終予選を見てきたものとしては、とりあえずおまえが言うなという気がしないでないですが、2年前の短期大学から4年制大学への移行と同時に創部されたばかりのできたてチーム(ということは部員は1~2年生だけ?)に3失点喰らってるのですから、まぁいろいろ言われてもしょうがないです。

 さて、1997年から昨季まで札幌に在籍していた田渕龍二がヴィッセル神戸に入団しました。札幌を構想外となった後は次のチームが決まらず現役を引退、地元徳島で就職することになったことは過去このコラムでもお伝えしましたが、その後しばらくして神戸の練習に参加しているという噂も聞こえてきておりました。路木の突然の退団によって右サイドの駒が足りなくなった神戸が、「ま、同じ『りゅうじ』やしな」という理由で田渕に声をかけたようです。
 神戸といえばバンバンこと播戸竜二が所属しているチームです。う~ん、これであとはビジュとミールさん辺りを連れてくれば16連勝は堅いチームになるのですが。

2003年3月21日

トーレス来訪

 横浜FCとの開幕戦は3失点、テストマッチでも地域リーグの大学生相手に失点を喫するなど、守備に関してはまだまだ整備しきれていない感じの札幌。そんな現状を憂いてか、ジョアン・カルロス・トシキ監督は強力な「助っ人」を招聘してきました。かつて名古屋グランパスエイト時代のジョアンのもとで活躍したトーレス氏です。
 トーレス氏といえば、「高くて強くてうまい」と三拍子揃ったセンターバックとして、ストイコビッチとともに名古屋の黄金時代を築いた選手。2000年の天皇杯優勝を置きみやげに名古屋を退団してブラジルのバスコ・ダ・ガマに移籍しましたが、その後の名古屋が毎年優勝候補に挙げられながらいまいちぱっとしない成績しか残せていないのも、いかにトーレス氏の存在が大きかったかを物語っているような気がします。
 現在36歳となった彼は今年から現役を引退し、バスコ・ダ・ガマのスタッフ入りが決定しているそうですが、今回はリオデジャネイロ州選抜の一員として参加した韓国遠征のついでに日本に立ち寄り、ジョアンと旧交を温めた際に臨時コーチのアルバイトが決定した模様です。

 報道によればトーレス氏は山形戦後から本格的な指導に入り、滞在期間は2週間とのこと。それなら俺王様復活祭までトーレス本人が試合に出たほうが早いと思ったのはオレだけではないと思います。登録の問題? そんなもんいくらでもゴマカシはきくでしょう。なんか言われたら「あの選手は曽田の第三形態です」とか言っておけば問題ないと思います。

2003年3月23日

初勝利

 開幕戦を落としているだけに何とかものにしておきたい第2節は、アウェイでのモンテディオ山形戦、King of Sapporo対古川先生など個人的な見所満載だったこの試合は、札幌が2点を先制しながら残り10分で追いつかれ、曽田のゴールで何とか突き放しはしましたがやっとこさっとこ勝ったといった感じの試合でした。まぁ、現状ではこんなモンでしょう。とりあえず今は内容よりも結果ですから、勝っただけでもよしとしますか。
 俺王様復活まであと1試合。ホベルっちがいつ戻れるかはわかりませんが、ベストメンバーが揃うまで何とか勝点を拾いながら上位に食らいついていきたいものです。何を以てベストとするのかはわからんけど。オレの考えた超人は極端に偏ってるしな。

 というわけで山形戦観戦記。

2003年3月26日

ホベルッチ準備完了

 サッカーとはまったく関係ありませんが、2003年4月7日は故手塚治虫先生原作の「鉄腕アトム」の主人公・アトムの誕生日です。昭和26年に始まった連載では、アトムはこの日に東京新宿区の高田馬場で産声を上げました。これを記念して、JR山手線高田馬場駅では現在「鉄腕アトム」の主題歌が発車ベルとして使用されています。
 高田馬場は毎日通勤で通過しているのですが、この曲を聴くたびに高校の先輩でウランさんという方がいらしたことを思い出します。お兄さんの名前はアトムさんでした(本当)。お父さんは練馬大学を卒業されたのでしょうか。

 さて、長らくケガで別メニューだったいよいよホベルっちが紅白戦にBチームメンバーとして途中出場しました。鹿児島キャンプからあっちこっちを痛めて練習試合からも離れていたホベですが、さすがはセレソン10番を背負ったこともないわけではない男、この紅白戦ではいきなり2アシストという活躍を見せました。
 ちなみにアシストされた側は2つとも俺王様。ホベがケガ、そして3試合出場停止のためずっとBチームでプレイしていましたので、俺王様とホベが同じチームでプレイするのはここまでほとんどなかったはず。しかもわずかな時間できっちりコンビネーションを合わせてくる辺り、もとセレソンといえどやっぱり俺王様には屠られたくないということなのでしょうか。
 で、Aチームは"King of Sapporo"新居が2ゴールを挙げて2-2の引き分け。小さい俺王様のほうも好調を維持しています。この2人が2トップを組んだときにどんなヤバい化学反応を見せるのか今から楽しみです。

 あとリンク追加。東京男さんのコンサドーレサイトfootball 予想・投票室CSです。

2003年3月28日

1億5千万の使い道

 かつて「借金してまでゴージャスライフ」をしたために多額の累積赤字を抱えてしまっている「Jリーグの羽賀研二」ことコンサドーレ札幌ですが、前監督の岡ちゃんがクラブ改革に乗り出し倹約令を出した2000年にそれまでの赤字体質から脱却してようやく単年度黒字を計上(約7,500万円)しました。そして1部リーグ昇格を果たした昨年度は、ミールさんの解雇による損失やドームの警備費用の増加などが影響して中間決算こそ約1,500万円の赤字となり、「ドームは使えば使うほど赤字になる」というデマすら流れましたが、終わってみれば当初の予想を大幅に上回る1億6,000万円弱という黒字額を達成しました。
 それだけのオカネがあるのが最初からわかっていたら、俺王様在位延長も可能だったかもという気もしないでもないですが、そんなことを言ったところで後の祭りといいますか、今更ザクレロのプラモデルを買っておけば良かったと嘆くようなものなんでまぁいいとして、昨日行われた株主総会ではこの黒字分をそっくり今季の選手強化費に充てるということになった、と各道内メディアに載っていました。
 その中で小山哲司チーム統括部長は、「(ワールドカップまでの)4試合で変わるか、中断期間で変わるか。違うチームをつくることもあり得る」(道新スポォツ)と、やんわりと監督にプレッシャーをかける一方で、「選手補強に関しては、常にリサーチしている」(日刊スポォツ北海道)と、必要とあらば緊急補強もあり得るという旨の発言をしています。
 さて、昨晩ポーランド代表vs日本代表の試合を見ていたのですが、とてもホームゲームとは思えないほど攻められないポーランド代表の中で、ゴールを背にした体勢から無理矢理シュートを打ったり、左のスペースに走り込んだフリーの味方にまったく目もくれずにドリブルで突き進むなど見事な俺様っぷりを見せた11番・オリザデベ(パナシナイコス:ギリシャ)に爆笑しつつ、どうせ連れてくるならコイツみたいなオモシロ人間を連れてこいと思っていたところ、NHK-BSで実況を担当していた栗田晴行アナウンサーが一言。

 「このオリザデベはあまり練習が好きではないようです。」

 …やっぱり問題児でした。

栄冠は誰の手に

 明日は水戸戦です。今週から紅白戦に復帰したホベルっちの出場もあるかと言われていましたが、ジョアンはどうやら無理をさせない方針のようで、よくてベンチスタートとのこと。そんなわけで明日も前節と同じスターティングメンバーとなりそうですが、この試合には2つの記録がかかっているようです。一つは韋駄天・和波智広のJリーグ出場100試合。そしてもう一つは日本人チーム通算200ゴールです。
 和波はベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)に入団した1999年から足かけ5年目での達成。プロ野球と比べて年間の試合数が少ないサッカーでコンスタントに試合に出続けた結果の100試合ですから、胸を張っていいと思います。その大半がJ2という罠はありますけど
 で、日本人チーム通算200ゴール。札幌はこれまでの歴史上外国人助っ人への依存度が極めて高いのですが、日刊スポォツによると、これまでの札幌の日本人の得点は吉原宏太(現ガンバ大阪)が40点で最多、続いて播戸竜二(現神戸)が24点、山瀬功治(現浦和)が9点、深川友貴(現コンサドーレユースU-18コーチ)の8点と続き、現所属では曽田雄志の4点が最多だそうです。前節のゴールで曽田は5得点のような気がしますが、いずれにせよあまりにもやるせない数字であることは間違いありません。
 というわけで明日の先発が予想される岳也と新居を始め、砂川もメモリアルゴールを狙っているようですが、こういうときって結局ゴールを挙げたのは板長とかだったりするんですよね。まぁ、サポーターとしては勝ってくれればそれでいいので、頑張ってください。

 そしてリンク追加。じょにーさんの和波応援サイトSpeed Kingです。

2003年3月31日

ようやく揃った

 ホームでの2戦目となった第3節水戸戦は、開始早々にコーナーキックから失点を許し、前がかりになったところをカウンターから失点を重ねるという開幕戦と同じような流れで敗戦。
 とりあえず好材料としてはケガも癒え初出場となったホベルっちが直接FKを2発決めるなど「本物」であることを証明しました。さらに、今週末の新潟戦ではいよいよ俺王様が満を持して復活します。その俺王様は水戸戦と同日に行われた道都大学とのテストマッチでもPK2発を含むハットトリックと宣言通り俺開幕に合わせてきています。また、こちらもケガで戦列を離れていたアイカーもこの試合に出場、1得点を決めるなどようやく戦える布陣が揃ったことになります。結局ブラジル人だけでサッカーをやっているという気がしないでもないですが。
 それにしても今年のJ2はよりいっそう混戦模様ですね。我々がちょっと留守にしている間に少年ジャンプ的強さのインフレが起こってしまったのでしょうか。このまま行けば7~8年後には桃白白が雑魚になっているでしょう。

 水戸戦の観戦記アップしました。

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