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2005年3月 アーカイブ

2005年3月 2日

開幕間近

 もういくつ寝ると開幕戦なのです。

 今年は清水に行ったり鹿児島に行ったり沼津に行ったりと割とアクティブに動いたので、例年よりは「待った感」は少ないのですが、それでも開幕となると毎年ココロがあやしいおどりを踊り出すなんてことも時と場合によりあったりしないわけでもなく、勢い余ってししゃのおどりなんて踊ってしまった日にゃあ、そりゃもうはぐれメタルだって仲間になりたそうな目で見るってものです。お願いだからそんなすぐ逃げないで。
 まぁそんな感じで今年は徳島、草津の2チームが新たにJ2に加わり、まだ行ったことがない場所(正確に言えば草津の試合会場敷島は天皇杯で行ってるけど)に行けて新鮮な気持ちになります。既に草津、徳島とも参戦準備は万端なわけですが、草津は第3節ではやばやと、徳島は足代のクソ高いゴールデンウィーク中とあまりタイミングがいいとは言えないのが厄介です。だったらアウェイゲームも2試合あるんだからあとのほうにすればいいんでねぇの? などと思われるでしょうが、第1クールで当たると言うことは次のアウェイ戦はおそらく第3クールでしょ? その頃になったら行く気が失せてるかも知れないじゃないですか!

 つーわけでその前にまずは開幕戦。チームもいよいよ今週末と迫った甲府戦に向けて最後の追い込み…と行きたいところですが、ここへ来て怪我人続出で満足に紅白戦も出来ません。オマケに昨日今日と御殿場は大雪に見舞われ、紅白戦どころかボールを使った練習さえろくに出来ない状況。ある程度のメドは立った守備に対して、攻撃力はイマイチ仕上がって来てませんから、チームにも多少のいらだちはあるかも知れませんが、まぁここはひとつ考え方を変えて、「『休め』という天からのメッセージだ」と、本気で思っていたとしたらちょっとアレな感じの解釈なんかしちゃったりするくらいの心の余裕があってもいいのかも知れません。
 いずれにせよ開幕戦まであと3日。厳しい合宿をくぐり抜け、開幕スタメンの座にたどり着くのはどの選手か。

 それ以前にオレ達が試合会場にたどり着けるのか! 乞うご期待!

2005年3月 6日

開幕

 遅ればせながら開幕です。アウェイでヴァンフォーレ甲府との試合に臨んだコンサドーレ札幌は、中山と岳也までもが揃って風邪でダウンし、ベストメンバーの組めない中での試合となりました。試合は終始劣勢に立たされながらも、札幌が岡ちゃんのゴールで先制。その後バレーのゴールと西嶋のオウンゴールで逆転を許したものの、後半残り9分の段階で上里のCKを田畑が決めて同点に追いつき、勝点1をゲットしました。
 内容自体はホントに全くじぇんじぇん褒められたもんじゃないんですけど、そんなベロベロの内容でも勝点1を拾えたことは収穫だと思います。まぁそんな感じの内容ですからこの試合で目に付いた選手はいなかったのですが、大笑いなプレイとしては前半早々に見せた和波の突破でしょうかね。ピッチの外まで大きく膨らんで走ってたのに、何でまっすぐ走っている甲府の選手より早くボールに追いつけるのでしょうか。キャプテンマークはターボの印。そんな甲府戦の観戦記書いてます。

 また、本日6日にはサテライトリーグも開幕しています。Aグループのコンサドーレ札幌は、大宮アルディージャとのアウェイゲームに臨みました。所用でキックオフには間に合わず前半25分くらいからの観戦でしたが、着いた時には既に1-1。聞けばPKで先制されたのを追いついたとのこと。メンバーはGKもんじゃ、ホンコン、ソダン、加賀の3バック、ダブルボランチに上里と智樹(ボウズ1号)、両サイドはユースの選手のようで、トップ下野田、2トップが桑原(ボウズ2号)と謙伍という布陣。怪我人と病人続出の札幌は、トップチームだけでは頭数が足らないので、磐田戦同様この日もユースくんたちを呼び寄せるのだろうとは思ってましたが、事前情報が何もないので誰かはわかりません。ユースに詳しいゴール裏メイトに聞いてみたところ、右が小田桐くんで左は久松くんだろうとのこと。小田桐くんは高円宮杯U-15の準決勝でマイク(現横浜F・マリノスユース)のアシストした選手か。
 まぁとにかくハタチを超えている選手がもんじゃと加賀とソダンのみという「高校生に毛が生えたチーム」の札幌に対し、対する大宮は1.5軍クラスのメンバー。札幌は子供扱いされた京都との練習試合よりもさらにメンバーが落ちているわけですから、今回も分が悪いんだろうなぁと思っていたら、ところがところがちゃんとサッカーやってます。ボウズ組も気合充分。メインスタンドで睨みをきかせていたヤンツーへのアッピールもあるでしょうが、察するに主力FW2人の欠場があったとはいえ、自分たちをすっ飛ばしてルーキーの謙伍が昨日曲がりなりにも試合に出場したことがよっぽど刺激になったのかも知れません。いずれにしてもボウズにした甲斐はあった模様。
 その謙伍ですが、ヤンツーが「一番伸びた」と語っているとおり見るたびにうまくなっています。この試合では両サイドとトップ下、それとボランチの片割れとなじみのメンバーが多く揃っていたためかうまく連携もとれており、ポンポンとショートパスが繋がる様は昨日のトップチームよりもよっぽどアクションしてます。
 試合は後半に上里の右足ゴールで逆転に成功した札幌が1-2で勝利を飾っています。10代選手たちの活躍に負けじと、「ソダン対モリツァ」とか「ソダン神ドリブル」とか「ソダン・ザ・クリアミス」とか笑いあり感動ありスペクタクルありの見せ場を作っていたソダンも含めて楽しめた試合でした。つーか磐田に続いてJ1連破です。

 相変わらず声は少ないんだけどね…。

2005年3月 9日

お疲れさまでした

 Jリーグも開幕し、今週末はホーム開幕戦という中、何というか非常に残念なニュースが入ってきました。HFC佐々木利幸社長の退任です。
 田中良明前社長の退任後、史上初の常勤社長として2003年にHFC社長に就任した佐々木社長は、昇格を狙ってオオコケした2004年には種まきと育成を柱とする長期計画、いわゆる「五段階計画」を打ち出し、クラブの抜本的な改革に着手。徹底的な倹約で3季ぶりの単年度黒字を達成。債務超過を1億円未満にまで減らしました。チーム自体は最下位と全く振るいませんでしたが、「ジャガイモとホッケを食べてでもチームのために頑張るという選手といっしょに汗を流したい」というかの有名な「じゃがほっけ精神」には多くのサポーターが共感しており、その留任を望む声は多かったものの、ここ最近は体調がすぐれなかったという話もあり、体力的な衰えから2年の任期満了という形でHFCを去ることになりました。後任には児玉芳明・元道新スポーツ社長が就任すると伝えられております。

 その経営方針に対して「役人の作文」という批判を受けつつも、過去9年間も放置され続けてきた「地盤作り」を果たした功績は大きく、とりわけ旭川U-15の設立など育成における施策は特筆すべきものでした。とはいえ、その育成も少しずつ軌道に乗り始めた段階で、トップチームも柳下体制2年目の今季こそという状態だっただけに、やっぱり残念な気もしますが、歴代の社長の中でもおそらくは最も激務だったと思われるだけに、退任もやむなしというところでしょうか。理由はどうあれとにかくお疲れさまでした。とりあえず佐々木社長の労をねぎらうために、ジャガイモとホッケを食べることにします。

 さて、後任の児玉氏については、前述の通り元道新スポーツ社長ということと、サポーターズ持株会の副理事長を務めていることは以外は余りよく知りません。グーグル先生に問い合わせてみたら、一番上には全然関係ない保険会社の人が出てきたので、あれこれネタにするのはもうしばらく様子を見てからにしようと思います。

2005年3月13日

なんだかなぁ

 本日はホーム開幕戦でした。鳥栖に0-1で負けました。

 試合を見てないのでなんとも言えないんですけどね。今回はホームとはいえチーム自体は御殿場から移動してきて移動だけなら実質アウェイだったわけですし、鳥栖の松本育夫監督は相手の良さを消すことが非常に得意な人なので、その罠にまんまとハマったのかなぁと思ったりもしていますが、話を聞くと自滅らしいので、やっぱり試合見てみないとわかりませんね。
 どっちにしても、この日のために先週サポーターが必死こいて雪かきをして、スタッフの尽力も含めてサッカーが出来る状態に持っていった札幌ドームにて、この日を待ち望んだ1万7000人あまりのホームのサポーター、体調不良を押してそのサポーターを出迎えた任期残りわずかの佐々木社長やHFCのスタッフたち、そしてキックインを務めたはるみちゃん(高橋知事)らが見守る中、10人の鳥栖にいいところなく負けた人たちは、全員宮の沢の西友で一日ボランティアレジ打ちの刑。

 つーか、「今年は期待できそう」なんて言ったオレの立場もないのですけど…。

2005年3月16日

鳥栖戦総括

 さて、ようやく鳥栖戦のブデオを見終わりましたが、事前に「ヒドい試合だった」といろいろなところで目にしていたためか、思ったほど悪い試合ではなかったと思います。少なくとも開幕戦よりはよくなっていたと思いますよ。それがあそこまで酷評されたのはいろいろな要因があると思いますが、大きかったのはやっぱり「期待値」でしょうかね。「今年はいけそうだ」とオレも書いてましたし、他のメディア上でも「今年の札幌はひと味違う」みたいなことが多く書かれていましたから、期待が大きくなるのも無理はないでしょう。ましてサポーターにとってはやっぱり去年の天皇杯のパフォーマンスが鮮明に残っているわけですし、それをベースにした補強をしてきたんですから、サポーターの期待値とのギャップは結構大きかったのかも知れません。その期待の前で10人の鳥栖にホームで負けてしまったのですから、サポーターにとっては声優さんの実物を見てしまった時のようなショックを感じてしまうのも、これまた無理もない話。

 イヤ、練習の雰囲気は実際よかったんですよ実際。言い訳になりますけど。
 
 まぁ、「育成元年」の昨年は我々もどこに期待の基準を持っていっていいかわからず、期待値のレベルも今年に比べれば明らかに低かったであろう中で、その期待値を大きく上回るパフォーマンスを見せたわけですけど、今年は「いい試合が出来た」ではサポーターも納得しないということですね。まだ2試合ですから過剰に騒ぐのは禁物ですけど、少なくともはっきりした形で成果が欲しいと思う今日この頃。選手の皆さんにおかれましては、「いつまでもいると思うなサポと社長」を合い言葉に、次の草津戦に向けて練習していただきたいと思います。

 というわけで鳥栖戦観戦記アップしてます。

2005年3月20日

草津よいとこ一度はおいで

 はぁジョイナジョイナー。←わかる人は年寄り決定。

 そんなわけで敷島公園で行われたJ2リーグ第3節、ザスパ草津とのアウェイ戦は、前半14分に草津FW宮川にコーナーキックからゴールを決められ草津にJ2初得点をプレゼントしたものの、前半25分に同じくコーナーキックからのこぼれ球を池内が蹴り込んで同点、同42分に誰もが驚く砂川のオーバーヘッドキックで逆転すると、後半には堀井の2ゴールで突き放し、1-4で大勝しました。試合内容にはまだまだ課題は多く残ったものの、とりあえずは大量得点での勝利はいいきっかけにはなるはずで、今週末のホーム仙台戦での連勝が期待されます。オレ自身、一昨年の湘南戦以来約2年弱ぶりに「好きです札幌」を歌えました。観戦記はこちら

 さて、群馬まで行ったので、せっかくだし草津温泉にでもつかってみるかねと脚を伸ばして来ました。長野原草津口駅から草津温泉に向かうバスに乗ると、乗客の約半数がコンサドーレサポーターでした。みんな考えることは同じなのね…。つーか、よく考えてみれば敷島公園から草津温泉までバス→電車→バスと乗り継いで約3時間弱。「ちょっと脚を伸ばす」どこの話じゃない距離なんですけどね。それでも言ってしまおうという気にさせられるのはやはりザスパ草津という名前のせいでしょうか。温泉はよかったです。

thespa.jpg
小島カッコいい

2005年3月23日

寮完成

 以前、コンサドーレ札幌の選手寮の名称が「しまふく寮」という微妙に名古屋っぽい音感の名前に決定したことをお伝えしましたが、そのしまふく寮がこの度完成し、昨日入寮式が行われました。この寮は部屋数18室あり、入団3年目以内でかつ23歳以下の選手は原則として入寮を義務づけられ、4月1日までに10名の若手選手とユース選手1人が入寮することになっているとのこと。内訳はわかりませんけど、おそらくは野田、石井、徐、智樹、エビ、桑原、上里、ホンコン、岡ちゃん、権東の10人でしょうか。「ユース選手」というのは二種登録されている藤田征也くんあたりかな? まぁいずれにしろこれから彼らはこの「しまふく寮」を舞台に、世界的なインテリアデザイナーになることを夢見て田舎から出てきた少年と、個性的な周囲の友人たちが織りなす恋と友情の青春ドラマが繰り広げられます(されません)。
 そんなわけでしまふく寮には寮長である村野管理部長の監視の下、全館禁煙、門限は23時かつ消灯0時、透明ランナー禁止、寮内での大喜利禁止、「ポートピア連続殺人事件」でのっけから部下を殴りまくるの禁止などの厳しい規則が設けられ、違反者には「プレステのコントローラ没収」や「林からのDVDレンタル禁止」などの厳しい罰則も待っていると勝手に思いこんでますが、一方で村野管理部長の奥様(美人)の手料理三食付きという「アメとムチ」作戦となっております。ようやく「若手育成」の母艦が誕生したコンサドーレ札幌、ここからいつか日本代表の選手が生まれ、その選手の新人の頃の恥ずかしいエピソードを赤裸々に紹介されるようになってもらいたいものですね。

2005年3月27日

スターダスト・ボーイズ/影山ヒロノブ

どこから見ても強豪じゃない
ローカルニュースの主役になれない
危機一髪も救えない
ご期待通りに点取れない

ためいきつくほどうまくない
アクションする程ムーブしない
子供の夢にも出て来ない
大人が熱狂することもない

だからと言って駄目じゃない 駄目じゃない
コンサドーレ駄目じゃない
赤黒の俺たち 結構いいとこあるんだぜ
コンサドーレ

比べてみたらプロらしくない
数的有利も役には立たない
シュートもそれほど決まらない
その気になっても追いつけない

うっとりするほど強くない
そうそう点が入るムードじゃない
フリーの敵にも気がつかない
味方を狙ってクロス入れない

だからと言って駄目じゃない 駄目じゃない
コンサドーレ駄目じゃない
赤黒の俺たち
結構いいとこあるんだぜ
コンサドーレ

2005年3月30日

復活の足音

 どうでもいいけど国と国との意地を賭けているはずのワールドカップ予選のスタジアムの雰囲気というか緊迫感が、J1J2入れ替え戦のそれよりもはるかに劣るのはどういうわけなんでしょうね。

 さて、現在1勝2敗1分とイマイチ波に乗り切れていない札幌。とりわけ4試合を終えてまだ無失点の試合がないというのは、攻撃側が劇的な変化を見せていない以上、なるべく失点を抑えなければなかなか勝つのは難しく、鳥栖戦のような取りこぼしがこの先もあるかも知れません。それでも今年は池内が入り、加賀も試合を重ねるごとによくなってはきているので、昨年のようなくだらない失点の仕方は減っているように思うのですが、ことDFラインとゴールキーパーとの連携という意味ではまだまだと言えるかも知れません。まぁ 原ももんじゃも経験という意味ではまだまだ。キーパーというのは経験がモノを言うポジションですから、このあたりは長い目で見る必要はあるかも知れませんけど、どうにもやっぱり 原ももんじゃも技術面以上に、何というか「人の好さそうな雰囲気」が気になります。それ自体は別段悪いことではない、というかむしろいいことなんでしょうけど、その分だけイマイチ迫力に欠けるというのが正直なところです。
 ということでオレとしてはやはり林の復活が待ち遠しいところなのですが、その林が強から部分的に練習に参加したとのことです。といってもこれもまだリハビリの一環で、本格的な練習に参加するのはまだまだ先のようですが、とりあえずキャンプからずっと別メニューだったことを考えると明るい兆しと見てよさそうです。
 まぁ痛めているのが腰だけに焦りは禁物。くれぐれもうっかりランバダなどを踊ったり1986年のマリリンを踊ったりして腰を悪化させないよう気をつけてもらいたいものです。

 というわけで遅れましたが仙台戦観戦記アップしました。

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