« 2004年7月 | メイン | 2004年9月 »

2004年8月 アーカイブ

2004年8月 2日

また勝てなかった

 「最近少しよくなったんじゃないの?」と言われていたコンサドーレ札幌、ホームで必勝を期したはずのJ2第26節でしたが、終わってみれば1-2という見慣れた結末で終了しました。2点を先行される苦しい展開の中カウンターから1点を返し、さぁこれからというところで相川が退場。追撃及ばず敗戦となってしまいました。
 で、各所で物議を醸しているアイカーのその退場場面について。実際に警告の対象となったのは笛が鳴ったあとに蹴ったという遅延行為ですが、カードが出たのはそれだけではなく、直前のハンドと合わせ技一本、なんでしょうねぇ。どっちかならカードは出なかったように思います。
 ただし、巷で言われているとおり1点負けている場面で遅延行為を行う必要は札幌にはないわけで、そういう意味ではC5(遅延行為)には当たりません。話は少しずれてしまいますけど、異議についても今年から厳しく取るという取り決めがあるそうです。まぁもちろんそのこと自体には文句はないんですけど、今回のことといい、どうも人によっては「オレの笛に従わないならカード」という雰囲気が見られるんですよね。もちろんレフェリーというのは絶対的な存在ではあるし、それを否定してはいけないんですけど、真に絶対なのは審判ではなくてルールなのだし、その役割には重い責任があるということは認識していただきたいな、と。別に脇差持ってミスジャッジしたらそれで切腹する必要はありませんけど。
 まぁでも、あの退場がなければ札幌が勝っていたかといわれると、多分そういうことはないと思いますけどね。11人揃っても2点取れないんだから。

 あと観戦記ですが、水戸戦はまだ全部見てないので多分山形戦を先に書きます。もう少しお待ちください。

2004年8月 5日

ものはいいよう

 コンサドーレのサポーターの方々ならご存じのことでしょうが、コンサドーレ札幌には「Consadole12Net」というものがあります。基本的には有料であり、一定の金額を払って会員として登録すれば、練習・試合レポートや選手へのインタビュー、試合の速報メールなどの特典が受けられるサービスです。チームによってはどれも無料のサービスとして行っているところも多いのですが、その辺はまぁよそはよそ、うちはうちという世間の母親がよく使う理論で納得するとして、まぁとにかくそういうものがあるのです。
 で、オレは何となくフル会員になっていますので、ほぼ毎日練習のレポートや選手・監督のコメントがオノレ携帯メールに送られてきます。普段はまぁ当たり障りのないものなのですが、今日は突っ込みたくなるようなコメントがあったので紹介します。といっても先述したように有料のサービスでありますので、本来ならばそのコンテンツを転載するのは基本的には御法度なので、一部のみとなりますがご了承を。まずはヤンツーのコメントから、湘南戦に向けてのメンバーについて。

 「15~16人の選手に力の差はないので、誰をどこに置くか考え中」

 すいません、ヤンツーなりに気を遣ってるんだと思いますけど、オレには誰を使ってもそんなに変わらんと言ってるように聞こえてしまいます。どんぐりの背比べと言われなかっただけマシなのかもしれません。
 続いて、湘南について以下のように述べています。

 「チーム力としてはそんなに変わらないと思う」

 まぁ、そりゃ最下位とブービーだもんねぇ…。つーか、成績だけを見ても今年2戦して2引き分けなんだから、言われるまでもなくチーム力に差はないと思いますよ。はっきり言えばどっこいどっこいだわな。どんぐりの背比べと言われなかっただけマシなのかもしれません。
 あと最後に堀井岳也選手のコメントを。

 「連敗だけは出来ないので勝ちたい」

 ふむ。心意気は大いにあっぱれです。14連敗しないように頑張ってください。勝っても最下位は変わらないけどな。

 というわけで前回も書いたとおり先に山形戦観戦記上げました。

2004年8月 9日

まだまだ

 日曜日に行われた裏天王山、題していい加減どちらがプロ最弱か決めようじゃないかシリーズ第3ラウンド。ここまで札幌は2勝15敗8分の勝点14で12位、湘南が4勝14敗7分の勝点19で11位と成績はほぼ同程度、2チームの勝点を合計してもようやっとフロンターレの半分ちょいという成績です。直接対決も2戦して2戦とも1-1の引き分けと、互いに一歩も譲らないガチンコ勝負は、3戦目のここでもやはり決着がつかず1-1の引き分け。しかも前2戦と同様、札幌が先制して湘南が追いつくという展開もまったく同じでした。この結果、血で血を洗う骨肉の争いの決着は、最終戦の第4戦に持ち越しとなりました。

 つーかねぇ。立ち上がりのドサクサに先制して事実上1点ハンデをもらったようなもので、怪我人続出で満足にメンバーも組めない湘南を突き放せないんじゃねぇ。まぁこっちもアイカーが出場停止だったり健作を欠いていたり、割とよかった上里がケガで交代したりと万全ではなかったですけどね。あれだけチャンス作って決められないのはガッカリですねぇ。焦ってチャンスを潰しているのも若さなんでしょうかねぇ。この日の平塚競技場でもっとも決定力があったのは、わずかなチャンスでオレの両足を合計20ヶ所も刺していった蚊だったと思います。

2004年8月12日

勝った

 荒川キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 強豪・スウェーデンから勝点3を奪いましたよ。しかも荒川のゴールですよ! 日本が世界に誇る練馬区民ですよ! 前回ワールドカップ準優勝、体格・パワーに勝るスウェーデンを相手にして、スピードと組織力で真っ向勝負を挑み、前半は圧倒してしまったんですから大したものです。後半はさすがに押し込まれましたし、前半の追加点のチャンスを決めていればもう少しラクに試合を進められたとは思うんですが、まぁそれはゼイタクかも知れませんね。
 多少の力の差はあっても、その個人の差をグループで埋めることは出来るし、練習でやってきたことをフルに出せば勝負になるものです。実際得点シーンも含め、チャンスのシーンでも「ああ、練習してるんだなぁ」というものばかりでしたしね。このあたりはコンサドーレにも見習ってもらいたいなぁと思わないでもないですが、逆にスウェーデンの選手のしんどそうな表情を見ていたら、そういえば北欧って気温は北海道とあんま変わらないでしょうから、真夏の地中海はやっぱキツいのかなと思ったりも。難しいものです。
 てなわけで昨日札幌で行われていたJ2第27節・対川崎フロンターレ戦は、1-3で破れました。飲んだくれていて試合はまだ見ていないので内容はわかりませんが、開始19秒で失点とはこりゃまた景気のいい話です。おしい、あと7秒早ければJリーグ記録だったのに(確か…ちなみに世界最速ゴールは2.5秒だそうな)! 前節は32秒で得点しましたけど、早くゴールを決めたり決められたからって別に早く帰れるわけではないので気をつけてくださいね。

 で…なに? 新居逮捕? 酒気帯び運転で事故? はい、武漢送り決定。もしくは比叡山で修行。心入れ替えるまで戻ってくるなドアホ!

2004年8月15日

いろいろと

 例のとおり試合は見ていないのですが、速報を追いながらの印象では一進一退といった感じだったのでしょうか。こりゃ0-0でドローかなぁと思っていたところで清野がゴールを挙げ、0-1で勝利となりました。あんなことがあった直後の試合だけに、勝ててよかったです。札幌はこれで第3クール初勝利、今季通算3勝目です。つーかこれで相変わらずクソ暑い九州2連勝ですか? なんで地元で勝てないんだろ。まぁ勝つんだったら場所はどこでもいいんですけど、頼むから第3クールはこれで打ち止めというのだけは勘弁してくださいね。
 あとは女子代表がナイジェリアに負けてしまったのは残念でしたね。宮本ともみが負傷退場してしまったのは痛かったですねぇ。ただでさえ宮本不在は厳しいのに、そのあと酒井さんが痛んだときは心臓が止まりそうになったわけですが。決勝トーナメントにはいけることになりましたけど、宮本は8針も縫ったとのこと。少なくとも今大会は絶望でしょう。強豪揃いのトーナメント、宮本抜きははっきり言ってツラい。この際だから女装させた今野を出すということで手を打たないか。どーせ男子はグループ敗退するんだろうし。

 で、新居メンバーの話ですね。佐々木社長のコメントによれば来週中には正式な処分が下るようですので、それまで黙して語らずでいようかと思ったんですけど、彼自身にはユース時代から注目していたわけですし、入団後もハッピ作ったりして格別の扱いをして(主にネタにして)きましたから、とりあえずオノレなりの見解を述べておこうかと思います。
 結論から申し上げますと、「解雇」もしくはそれに準ずる措置(例:武漢送りや比叡山修行)以外にあり得ないでしょう。ただね、誤解して欲しくないのは、それは彼が酒を飲んで車を運転し、事故を起こしたからではありません。というか、事故自体についてはオレは特に何も言うつもりはないんですよ。もちろん今回の件は軽傷とはいえ被害者がいますし、一歩間違えれば大変なことになっていたというのは重々承知していますけど、酒気帯び運転および人身事故については法の下で裁かれるべきであり、新居が有名人だろうが一般人だろうが罪の軽重が変わるわけではありません。彼が犯してしまった罪は法で定められた範囲内で償うものですから、それはオレが口を出すような問題ではありません。
 それよりもオレが問題視しているのは、「身体が資本のプロスポーツ選手が、午後からとはいえ練習がある日の未明まで酒を飲んでいた挙げ句、あまつさえさらに知人宅まで行こうとしていた」その事実です。「知人宅」というのは、そんな時間に1人で向かったくらいですから、彼女の家なのかもしれませんけどね。まぁそれはどうでもいいとして、今回の事故はたまたまそれによって発覚しただけであって、オレにとって問題なのはむしろこっちのほう。まぁプロっつーのは結果が全ての世界ですから、そんな生活しててもバリバリ活躍できるんなら、納得はしないけど理解はしますよ。でも、コンサドーレの置かれた現状は、今さらオレが改めて言うまでもないですけど、最下位のチームなんです。そんなチームの、まだ今年3点しか獲れていない控えの選手が、深夜に繁華街をほっつき歩いて家に帰らない。そんな生活を続けていて、まともにサッカーが出来るわけがありません。
 ただでさえ他チームに比べてレベルの劣る今の選手たちで上に行くには、他チームと同じことをしているだけではまず無理です。もちろんそれは物理的な練習の量の話ではありません。頭も身体もサッカー中心にしなければ、人より早い成長なんてできっこないんです。常にサッカーのことを考え、1分1秒を無駄にすることなく練習していかないと、人よりうまくなんてなれないんですよ。五輪で見事に金メダルを取った谷亮子や野村忠宏だって、天性の才能だけであそこまでになったわけじゃありません。他を何倍も上回る努力をしてこその結果なんですよ。

 今季は長期計画を打ち出して育成型のチームとして再スタートを切ったわけですが、そもそもこの育成計画だって、瀕死の状態となったクラブが生き残るために残された、唯一と言っていい手段でした。育成型のチームを作ること、そのコンセプト自体はいいとしても、プロ3年目以下の選手が大半を占めるほど極端な編成には、出来ればしたくなかったというのが本音でしょう。それでもそうせざるを得なかったのは、ひとえにオカネがないから、というよりは使えるお金がないわけじゃないけど、当面それをバクチに使うわけにはいかない、というのもあると思います。まぁ理由はどうあれそれがもたらした現実が今のところの最下位なわけです。この現状についてはある程度の我慢は覚悟してはいたものの、ここまでは予想してなかったという人もいるでしょうし、この戦力じゃ当たり前だと思っている人もいると思います。でもそれぞれみんな思っていることは、「誰も好きこのんでこんなところにいるわけではない」ということでしょうね。
 毎度毎度負け試合を見せられながらも、懲りもせずスタジアムに通っているのは、強くなってほしいからじゃないですか。でも、基本的にサポーターなんてのは応援するくらいしか出来ません。選手が強くなりたいと強く思い、それを実践しなければチームは強くならない。最下位のしょぼいチームが強くなるには、それこそ地べたをはいつくばる覚悟が必要です。理想論かもしれませんが、俺達の愛するチームにはそういう覚悟を持った選手以外は必要ないんです。

 そういう意味では、新居は残念ながらそういう選手ではなかったんですね。もちろん、思い入れの深い選手ですから、心を入れ替えて真の意味でサッカー選手になってくれれば、将来戻ってきてもらいたいと思いますけど、現状は解雇もやむなしと言わざるを得ません。
 まぁ、いろいろと伝わってくる話を聞く限りでは、それは新居だけに限ったことではないようですがね。事実、新居と夜遅くまでいっしょに飲んでいたのは中尾だそうですし。新居の件はオレにとっても残念な話でしたが、それ以上に、オレらが思っているほど本気で強くなろうとしてない選手も多いんだなぁということが残念でなりません。まだまだオレも夢見がちなのだなぁ。

 あ、それとハッピをご購入された方へ業務連絡。今のハッピはやけを起こしてお捨てになったりしないようお願い申し上げます。現在U-18には廣中くんという選手がいますので。

2004年8月17日

解雇

 処分が下りましたね。大方の予想通り解雇です。前回書いたとおり、これは妥当な処分だと思います。が…中尾もいっしょに解雇なんですね。「私だけが死ぬ訳がない…。貴様の心も一緒に連れて行く、コージ・ナカヲ…」ってな感じでしょうか。まぁ実際は身体ごと連れて行かれるわけですが。中尾に関しては処分の理由として「新居の行動をいさめる立場にありながら、その責任を放棄し行動をともにした」(HFC佐々木社長)とのことですが、おそらくは新居同様常習犯だったんでしょう。さらに3日後にアウェイ戦を控えた川崎戦後には、ヤンツーから外出禁止令もでていたにもかかわらずそれを破ったのですから、言い訳のしようもないと思います。仮にこの件が公にならなかったとしても、来季以降の契約はなかったでしょうね。10番を背負うものとしてはあまりにも自覚が足りなかったということでしょうか。
 つーか、どうでもいいけどこれで2001年から4年連続で何らかの理由で10番がシーズン途中で消えましたか…。01年ミールさん、02年山瀬、03年ホベルっち、そして今年中尾。まぁ山瀬の場合はケガでしたけどね。今にして思えば、彼らの中でもっとも10番を背負うにふさわしかったのが、この4人の中で一番うまくなかったミールさんというのも皮肉なものですねぇ。
 ということで、これでただでさえ残り少ない選手からさらに2人が抜けたわけで、3トップをやると控えにFWがいなくなるのですが(斉川がいますけどね)、佐々木社長によると「補強は考えていない」とのこと。あと考えられるのはユース選手の二種登録くらいでしょうかね。まぁいい選手がいればその限りではないでしょうけど、単なる数合わせはしないということですかね。

 そうだ、イスラム教徒なら酒飲まないんじゃないですか社長! 言葉わかんねぇけど。

2004年8月20日

決意表明

 前回お伝えしたとおり、酒を飲んで事故を起こした新居辰基と、その新居といっしょに飲んでいた中尾康二が解雇されていますが、この処置を受けてコンサドーレ札幌選手会が本日、「選手一同」としてオフィシャルサイトを通じて決意表明を行いました。こういったことはきわめて異例のことですし、広く周知するために全文をそのまま転載します。いや、別にそれによって逃げ道をふさぐつもりはないんですよ?

 この度、新居、中尾両選手の不祥事により北海道民のみならず、全国のコンサドーレ札幌サポーターの皆様に失望を与えてしまい、また、子供達の夢を壊す結果となってしまった事に選手一同心よりお詫び申し上げます。
 これからこのような事件をくり返さず、皆様のご期待にこたえられるチームになっていく為にプロサッカー選手としての心構えを改めて見つめ直したいと思っています。
 ・自分に正直に生きる。
 ・他人に迷惑をかけない。
 ・ピッチ上で全力を尽くす為の生活を送る。
 これらをプロサッカー選手の最低限の心構えとして選手一人一人忘れること無く、日々成長できるよう努力していきます。
 これからも今まで同様の応援をよろしくお願い致します。

 以上です。パッと見の印象としては悪さした中学生の反省文のようだというのはあえて触れないことにして、全体的にはまぁ当たり前のことというか、さほど特異なことは書いていませんね。ただ、「自分に正直に生きる」というのはどういうことなんでしょう。何となく新居と中尾の場合はあからさまにオノレに正直に生きた結果のような気もしますが。まぁそれはどうあれこうして決意表明までしたのですから、出しただけに終わらないよう各自しっかりやってもらいたいと思います。とりあえず明日はついうっかり京都にまで行ってくるつもりです。間違いなく西京極はうだるような暑さになると思いますが、暑いからといって「今日は働くのだるいなぁ~」とか自分に正直に生きたりしないように。困るから。

 それと、しばらくちょいと観戦記休むかも知れません。書けるものは書くつもりですが、全試合はちょっと無理そうです。ごめんなさい。

2004年8月23日

壁を破って壁に当たる

 わーい! ついに2点目を叩き込んだよー!!

 4点ぶち込まれたけどな!

 なんつーかねぇ。開幕戦以来ようやく2点目を取ることが出来たことは出来ましたけど、冷静に考えてみたら2点取っただけで喜ぶというのはいかがなものかと。2点目が取れれば4点取られてもいいのかと思うわけで。もしこの試合が終始攻められっぱなしで、サンドバック状態で4点取られたけど、それでも2点は奪った、という内容であればオレも別に何も言わないですけど、こと今回の試合に関してはそうじゃなかったですよね。確かに京都は攻撃力の高いチームですけど、五輪から帰ってきたばかりの松井はいませんでしたし、黒部もまるで消えっぱなし。崔龍洙だってさほどキレがあるようには見えませんでしたし、この試合に関してだけいえば京都の出来もひどいもんで、どうしたって4点も取られるような内容じゃなかったと思います。その失点の仕方も選手交代の直後とか、リスタートからすぐとか、どう考えたってちょっと気をつけていれば防げたもの、つまり集中力が欠けていたがゆえの失点ばかりじゃないですか。要は相手云々より自滅ですよ。
 2点取れたといっても、全般的に押していたのは札幌なのですし、決して少なくなかったチャンスから考えれば、2点しか取れなかったと思うべきなのでは、と思うわけで。前にも書いたかもしれませんけど、今季は「結果にこだわらない」というのは、逆に言えば内容にこだわるということです。2点取ったからよかった、というのはまさしく結果のみを見ているのであって、2点が精一杯だったのか2点しか取れなかったのかということが肝心だと思うのですよ。
 確かにチームはだいぶよくなってきているとは思います。でも、だからこそこの程度で満足してもらっては困るし、それはサポーターも同様だと思うのです。少しずつよくなってきている反面、いつまでも同じようなミスを繰り返していることも忘れてはいけません。そういったミスをなくさない限り、いつまで経っても最下位のままだと思いますよ。

 それはそれとして権東よくやった。でもプロ初ゴールではないんですよね。桑原も持ち味をだいぶ出せるようになってきました。次こそ得点出来るようガンバレ。あとは手抜き京都戦観戦記でもどうぞ。

2004年8月28日

厚別

 誰が言ったか知らないけれど、ここは厚別我らが聖地。

 整地してしまえ。

 「厚別不敗神話」といわれていたほどなぜか負けない厚別も今は昔。ここ数年は過去積み重ねてきた勝率を下げる一方で、今季に至っては勝ち星はおろか引き分けすらありません。つーか、ホーム全体でもまだ1つしか勝ってないんですけど。
 そんな成績の低迷に呼応するように、観客動員数は減る一方。前節福岡戦は5,000人と、Jリーグになってから過去最低を記録。平日のナイトゲームとはいえ、かつてはそれでも少なくとも7,000人は集まっていたことを考えると、決してそれだけの理由ではないでしょう。試合も0-2となすすべなく破れ、観客動員の減少にさらにトドメを刺しそうな勢いです。福岡戦の前の平日ナイトゲームだった第27節・川崎フロンターレ戦が7,352人、で、福岡戦が5,086人ですので、約2,000人の減です。このペースで休日ボーナスマイルを加えたとして、観客動員予想は6,000人くらいでしょうか。こりゃシーズンが終わる頃には-100人突破しますね。
 イヤもう、駒大苫小牧が甲子園で優勝を飾った今、日本ハムがプレーオフにでてうっかり優勝なんぞしようもんなら、コンサドーレは壊滅的な状況に陥りますよ。選手はそこんところわかってるんでしょうかね。フロントの営業努力はもちろん必要ですけど、一番の営業は「いい試合を見せる」ことです。「自分はサッカーをすることが仕事」とか思ってませんか? それだけじゃ足りませんよ。「お客さんにまた見に来てもらえるようなサッカーをするのが仕事」なんです。サッカーするだけでいいと考えてたら、J1チームならいざ知らず、うちを含めたほとんどのJ2チームの場合は、

 観客減る
  ↓
 スポンサーも減る
  ↓
 当然チームの収入は減る
  ↓
 人件費も減る
  ↓
 0円提示キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 となりかねませんので、努々お忘れなきよう。

2004年8月31日

ようこそ札幌へ

 アテネオリンピックもつつがなく終了しました。史上最多のメダルを獲得した日本勢の活躍が印象に残った今大会ですが、とりあえずはようやくゆずから解放されるので一安心です。イヤ、別にゆずが嫌いなわけじゃないんですけどね。そうそう毎日毎日聴かされちゃさすがに飽きも来ますわな。長野五輪の時はMISIAに苦しめられましたけど、そもそもテーマソングなんて必要なんでしょうかね? だったらコンサドーレ札幌にもテーマソング作るべよ。そうですね…さだまさしの『精霊流し』あたりで。じゃなければ因幡晃の「わかってください」。
 そんなわけで日曜日の厚別の有料入場者数は6,728人でした。ニアピン賞ですね。なんだかんだ言って毎試合1点は獲れていたゴールもここ2試合ゼロ。ダメ加減でいえば朝っぱらからビール飲みながら「機動戦士Zガンダム」DVDを全話ノンストップで鑑賞くらいのダメっぷりでしょうか。オレじゃない! オレじゃないぞ!

 さてそんな中、本日クラブから横浜F・マリノスの金子勇樹選手の今シーズン終了までの期限付き移籍が発表されました。これまではクラブ側も補強に関しては慎重な姿勢を見せていましたが、先日中尾、新居の両選手が不祥事で契約解除となり、怪我人を除けば紅白戦すら出来ない状況でしたから、さすがに背に腹は代えられないといったところでしょうか。
 金子は小学校で横浜マリノスプライマリー、中学時代は横浜マリノスJrユース、高校生になると横浜F・マリノスユース、そして横浜F・マリノスに昇格と生粋のマリノスっ子。彼のユース時代の同期からは、FW坂田大輔、MF田中隼磨、飯田紘孝、後藤大輔、DF小原章吾、數馬正浩と、金子を含め7人もの昇格者を出しています。今回の移籍でマリノスに居続けているのは坂田だけになりましたけど
 そのユース時代は全日本クラブユース選手権U-18制覇などの輝かしい成績を残した彼ですが、常勝を義務づけられたF・マリノスでは思うように出番に恵まれなかったようで、入団から今季までの5シーズンでリーグ戦出場は13試合、カップ戦を含めても24試合の出場に留まっていました。横浜F・マリノスの小山哲司GM、岡田武史監督とも元札幌であり、現強化部長の城福氏も小山氏の紹介でやってきた経緯があります。そんな縁もあり、城福さんが旧知の間柄である小山さんに
 「おたくの金子な、使わんのなら、うちに貸してくれん? そう、金子。いや信雄じゃない。『楽しい夕食』やってどうする。だいたいもう10年も前に亡くなっとる。達仁? 電波ライターに用はないんだが。そういえば昔J1だった時、『コンサドーレは5年以内に優勝を狙える』と言ってたな。その年史上最速で降格したけどな。いや、無理矢理ボケんでええからとっとと貸してくれ…」などと話をつけてきたものと思われます(捏造)。

 まぁとにかく金子は既にチームに合流しているようです。12Netの練習レポートには金子のカの字も出てきてませんけど。前節智樹が脚を痛めて別メニュー調整、同じく前節まぶたに裂傷を負った権東もそうそうすぐには治らないでしょうから、次節大宮戦には早速出てくるものと思われますので、閉塞感漂うコンサドーレに新風を吹き込んで欲しいと思います。

2016年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          

アーカイブ