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2005年1月 アーカイブ

2005年1月 1日

謹賀新年

 あけましておめでとうございました。

 去年は大幅な若返りを実施し育成型のチームを目指す「五段階計画」の最初の年でしたが、結果は最下位と全くふるいませんでした。いっこうに勝ち星を挙げられないチームに、サポーターとしてもストレスのたまる一年でしたが、とりあえずもう落ちるところまで落ちたのですから、あとは這い上がるしかありません。今年は一気にステップアップの一年にしたいですね。天皇杯で見せたパフォーマンスを常時出来るようになれば、目標のトップ5入りも見えてくると思います。もちろんリーグ戦はそう簡単なものではなく、いってみればジャブローの入り口を見つけるくらい大変だとは思いますけど、「やれば出来る」を合い言葉にしてがんばってほしいと思います。

 んでこのサイトも5回目の正月を迎えました。改めていうまでもなくチームを取り巻く環境は厳しいですが、そんな中でもチームのために自分に出来ることをやっていこうと思っております。まずはその一環として、今月発売される「月刊コンサドーレ」2月号からコラムを連載させていただくことになりました。拙筆ではありますが、今年はこの「サッカー百鬼夜行」に加え、「月コン」のコラムもよろしくお願いする次第です。まずはご報告というか宣伝を兼ねまして、新年の挨拶とさせていただきます。

 以上、紅白のマツケンサンバIIが頭から離れないchooでした。

2005年1月 5日

木綿のハンカチーフ/太田裕美

道民よぼくは旅立つ ガンバへと向うオファーで
J1のチームで活躍することで 恩を返すつもりだ
いいえ あなた私はそんなのいらないのよ
ただ あなたの移籍金
たっぷりと残して
たんまりと残して

道民よ6年が過ぎ 「昇格する」は忘れてくれ
J1レベルのセーブを見せるよ 君も君もわかるはずさ
いいえ 若いショウゴもメシを喰らうもんじゃも
きっと あなたの声ほど
セクシーじゃないもの
バリトンじゃないもの

道民よいまもソダンと 西嶋と画伯のままか
見間違うようなユニを着たぼくの雄姿 スカパー!で見てくれ
いいえ コンサユニ着たあなたが好きだったの
でも 木枯しの万博
西野に気をつけてね
朗に気をつけてね

道民よ正を忘れて副になるぼくを許して
毎日ベンチに過ごすJ1 ぼくはぼくは帰れない
あなた最後のわがまま贈りものをねだるわ
ねえ ビタ一文負けない移籍金下さい
移籍金下さい

2005年1月 6日

電光石火

 ご存じの通り藤ヶ谷陽介のガンバ大阪への完全移籍が発表され、札幌は正GKを失いました。GKはすでにジュビロ磐田から高原寿康を補強していますが、高原を獲得した大きな理由は「GKが3人では少ない」というものと、もう一つスタメンを狙えるような選手を1人入れることによって「藤ヶ谷と競わせるため」というものでした。まぁ乱暴にいってしまえば「もんじゃやエビでは藤ヶ谷の相手にはならん」ということなのでしょうが、当の藤ヶ谷がいなくなってしまったのではその意味がありませんし、そもそも高原自身1年間の期限付きでの移籍。まぁ磐田のGK事情から考えるに、レンタルとはいえおそらくは期限終了後の完全移籍も視野には入っているでしょうが、1年後に事情が変わっていない保証はどこにもありませんから、高原に頼り切るというのも怖いですし、それでは育成型のチームの流儀に反します。ということで藤ヶ谷の穴を埋められるGKを完全移籍で獲得することが必要でした。
 とはいえ、藤ヶ谷の穴を埋められるようなGKがそこらに転がっているわけはありませんし、おカネのない最下位チームが他チームの正GKを引き抜くようなマネが出来るわけもありません。となるとJ1チームの控えGKで、それなりに試合経験があって、かつ能力の高い選手を、出来るだけ安く買わなければいけません。鼻からスパゲッティを食べるようなウルトラCが求められる中、「最悪GK3人でシーズンに臨む」という強化担当の言葉が載っていたのが、藤ヶ谷移籍を伝える本日の道内メディアでした。そして本日の夕方、12.netから来たメールにはこう書いてありました。

 「林卓人選手札幌に完全移籍」

 早!

 いくら何でも藤ヶ谷の移籍が決まってから動き出してからではこんなに早く移籍が決まるわけないですから、藤ヶ谷にガンバからオファーが届いた時点で、藤ヶ谷の退団を想定してサンフレッチェ広島との交渉を進めていたのでしょう。それにしても林とはねぇ。いくら熊林が獲れなかったからといって、熊(広島の呼び名)から林を獲ってくることもあるまいよとは思いますが、驚きました。現状で考え得るベストな補強じゃないですかね。

 で、その林選手ですが、大阪出身で金光大阪高校から2001年にサンフレッチェ広島に入団。広島では守護神・下田の壁に阻まれリーグ出場経験こそそれほどないものの、アテネ五輪代表で藤ヶ谷から正GKの座を奪い、最終予選ではスタメンに名を連ねていました。残念ながら五輪本番ではケガもあって曽ヶ端(オーバーエイジ枠で出場)に追いやられバックアップメンバーに留まりましたが、代表で見た限りでは、ポジショニングに難があるものの、積極果敢な飛び出しがウリという藤ヶ谷とは対極にいるキーパーという印象を受けました。少なくとも、アゴは曽ヶ端に勝るとも劣らないことだけは確かだと思います。
 そして今季同じく広島から新加入した中山元気と同様、実はこの林もリーグデビュー戦は札幌戦。この試合で林は負傷した下田と交代でゴールマウスに立っています。Jリーグデビューを飾った林は、下田を破壊したアイカーを見事なレッグラリアートで粉砕したため、試合出場が少ない割には札幌のサポーターには印象が強い選手でもあります。まぁ奇しくもそのアイカーと今年チームメートになるわけですが、もし林が正GKの座をつかみ取り、中山もレギュラーを勝ち取れば、同じく本日めでたく完全移籍を果たしたスナマコと、そして忘れちゃいけない天空の覇者ソダンを加えて札幌のセンターラインにはかなりの男臭が漂うことになりますね。サイドを固める岡ちゃんや和波、加賀や清野らメンズ集団とのギャップが楽しみになってきました。

2005年1月11日

新ユニフォーム発表


uniform2005.jpg


 えーと。なんて言ったらいいんでしょうね。なんか1999年にサプライヤーがプーマからアディダスになって、最初のモデル(1999年~2000年)まではオーソドックスでいい感じだったんですけど、それ以降はモデルチェンジする度ごとに「やっちまった感」が強くなっていくような…。赤黒のユニフォームは東芝時代からの伝統ではありますが、昔から言われ続けていた「ACミ×ンのパクリ」から脱却してオリジナリティを前面に押し出さんとするあまりに、もうすっかり後には戻れなくなったような感じです。
 まぁ住めば都と言うとおり、最初は違和感があってもシーズンを通してみていくうちにだんだんと慣れて来るもんで、初めて会ったときは何コイツ第一印象超最悪っ~って感じだったけど、今ではこの人なしでは生きていけんとですバッテンのようになるんだと思いますけど、とりあえずアディダスの担当者の方はアディダス本社の中心でナイキを叫ぶの刑をお願いします。

 また、このユニフォーム発表のあとは、今季からコンサドーレに加入した林卓人、高原寿康、中山元気、徐暁飛、加賀健一、石井謙伍、野田達郎、池内友彦の新入団会見も行われています。約一名ほど新入団というには違和感のある人もいますが、これまでのメンバー20名にこの8名を加えた合計28名で今季のリーグを戦い抜くことになります。とりあえず練習の開始は1月15日の清水キャンプから。新入団の選手は既存の選手を追い落とすよう、既存の選手は新入団の選手に負けないように頑張ってください。

2005年1月15日

清水合宿スタート

 新入団選手と新ユニフォームのお披露目と新入団選手のメディカルチェックが終了し、本日からいよいよキャンプスタート。本格的にチームが動き出します。例年最初の合宿はフィジカルトレーニングがメインのため、2000年以降は気候も暖かく滞在費も比較的安いオーストラリアやグアムといった海外で行われていましたが、今年はすべて国内合宿。まずは清水のJ-STEPを皮切りに、宮崎、指宿と場所を移しながらチームを作っていくことになります。
 というわけでせっかく比較的近くで第一次合宿を行ってくれるのですから、こりゃチーム始動の瞬間をこの両の目で見届けてやらねばなるまいと思い、清水まで行って参りました。

 当初練習開始は15:00からということでしたが、選手の乗った飛行機の羽田への到着が遅れたらしく、練習開始が30分繰り下げ。学業優先のため退団したと発表された斉川を除いた全員が15:30少し前にピッチに集合しました。もちろん今年からの新戦力となった選手たちも揃っているわけですが…。林くん迫力ありすぎ。今まで洋平、藤ヶ谷といった"静"のタイプのGKばかりを見てきたせいか、なんか目を合わせただけで屠られそうな雰囲気を感じてしまいます。つーか、マジでなんかすげえオーラが出てるんですけど。とてもサッカー選手とは思えないオーラです。
 残念ながらこの林と、林とは別の意味でサッカー選手とは思えないほど人の好さそうな雰囲気を醸し出している田畑が別メニューでしたが、降りしきる雨の影響で滑りやすくなっているピッチで、真っ先に滑って転んだソダンのお約束から練習がスタートします。
 軽い準備運動からランニング。ここでは藤ヶ谷のいなくなった今コンサドーレで一番在籍が長くなったソダンと和波が先頭に立ちます。途中もんじゃ阿部が先頭に立って「もんじゃ気合い入ってるなぁ」と冷やかされるシーンもありましたが、今季のチームリーダーと目される2人が引っ張っていきました。
 ランニングの後はフィールド中央で全員集まり鬼ごっこゲームでリラックス。アップシューズのままの選手はソダンと同様コケる選手続出で、見ているこっちがケガを心配してしまうほどでしたが、和やかな雰囲気のまま持久走へと移行。もう一度ストレッチで体をほぐした後、続いて対面でのパス練習、トラップ練習に入ります。ここで目を引いたのが新戦力の加賀。強いパスをしっかりと出せるあたりに基本技術の高さを感じました。
 その後は4グループに分かれ、フリーマン1人を置いた5対5のミニゲームを何本か行いましたが、このミニゲームで一番目立っていたのは池内でした。周囲の選手へのコーチングを常に怠らず、ゲームの合間のインターバルには同じチームだった智樹に細かく動きを指示するなど、積極的に若い選手の面倒を見ようという姿勢が見られました。札幌への移籍を知った鹿島サポーターの間では、若手のよき兄貴分となっていた池内の退団を惜しむ声が圧倒的に多かったのもうなずける話です。昔の池内とは別人になっていました。
 そしてミニゲームが終わった後、水が気管に入ってむせるソダンを後目に練習終了ましたが、練習終了後も若いもんたちは鳥かごをやり、ベテラン選手たちも壁打ちのパス練習をやったりと、札幌から静岡までの移動で疲れているはずなのに居残り練習をする選手も多く、選手たちは全員オフの間しっかり身体を動かしてきたようです。もちろん長くケガで戦列を離れていた三原社長もフルメニューに加えて居残り練習までこなし、完全復活をアッピール。本当によかったです。

 さて、初日の練習を見た感想ですが、昨年の御殿場合宿と比べればチームの雰囲気も段違いによく、移籍してきた選手たちもうまく溶け込んでいるようです。また、10番を背負うことになった三原を始め、選手の顔つきも去年に比べて例外なく精悍でいい面構えになっていましたので、チーム作りはいい方向に向かいそうな感じです。
 ヤンツー自身もある程度の手応えを感じているようで、練習終了後にロビーで報道陣の取材を受けていた時の表情も明るく、漏れ聞こえて来る「今年はあまり(動きなどに)口を出す必要はないかもね」などのコメントからもそれは伺えます。明日以降はどうやらすべて午前・午後の2部練習を行うようで、報道陣から「(清水合宿中に)オフはないんですか?」と訊かれて「休み? ないよ。いらないでしょ?」と当然のように言い切ったところから見ても、天皇杯終了後の「来年はもっと厳しくやる」という言葉は本気のようですね(※宮崎合宿では1日オフがあるようです)。
 あと気づいた点といえば、ホンコンが間近で見ると意外とさらさらヘアーだったことと、金子がザ・プラン9の真ん中の人に似てるということくらいですが、今年は期待してもよさそうですね。とりあえず開幕戦は見に行くことに決定。

2005年1月18日

まだまだ足りません

 清水キャンプは本日で4日目を迎えています。12.netのメンバーには毎日練習のレポートが送られてきており、その内容はなかなか良さそうな感じなのですが、とはいえこのレポートでは去年のドツボな時期においてすら「再三チャンスを作っていた」とか「積極的にシュートを狙う場面が見られた」とか、「もんじゃがカレー3人前平らげた」とか「恐竜に玉乗りを仕込んでいた」という記述が見られましたので(一部捏造)、基本的に大本営発表と考えたほうがいいのかも知れません。しかし、コンサドーレ札幌というのは「Jリーグでも有数のしつこいサポーター」を抱えるチーム。始動初日に見に行ったオレもそうなんですが、平日であっても見に行くサポーターは誰かしらいるものでして、札幌系のサイトのどこかには必ず練習レポートがアップされていたりします。その各々のサポーターのサイトを見てみると、おおむねどの方もオレと同じように、「今年のチームはなんか違うぞ」という印象を抱いているようです。ヤンツーのコメントも去年に比べれば今のところ苦言や愚痴っぽいくだりも見られませんし、今のところチーム作りは順調に来ているみたいですね。

 しかしそうは言っても、それはあくまで「今までのコンサドーレ」と比較しての話。J1チームからやってきた新戦力にとってはそれでもまだまだ足りないようで、本日の北海道新聞に、ジュビロ磐田から期限付き移籍中のDF加賀健一の「雰囲気は良くない。プレー中に声が出ていない。」というコメントが載っておりました。昨年あたりまでの「つおい磐田」がおそらく基準と思われる加賀のコメントだけに、まだまだこの程度で満足しててはいけないのだなぁと思う次第です。池内や金子など声を出している人はいるけど、必ずしも全員がそうであるとは限らない、ということなのでしょう。
 イヤ実際、たとえトップレベルのテクニックを持ってなかったとしても、声はテクニックとは関係ありませんからね。まぁバリトンボイスとかテノールボイスとかジョン・健・ぬっぺっぽうとか人によって差はありますが、ハンディを抱えている人でなければ声は誰にだって出せるものです。ただしいきなり自然に大きな声を出せるようにはなかなかならないものですから、まずは「意識して声を出すこと」を心がけて、とにかく普段から意識して「右!」とか「左!」とか「ターン!」とか「マノン!」とか「ほっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」とかなんでもいいから大声を出して、自然と声が出せるよう訓練をして欲しいと思います。
 新加入選手の入団発表時にヤンツーが言っていた彼らが持っていて昨季の札幌にはなかったものというのは、こういう「声」の重要さや厳しさのことだと思いますので、彼らにはその辺りをどんどんチームに伝えていって欲しいものですね。

2005年1月22日

清水合宿終了

 先週土曜日からスタートした清水合宿は一週間の日程を終え本日で打ち上げ。フィジカルトレーニング中心のこの合宿では、連日のキツい練習に多少の別メニュー組が出たものの、アキレス腱痛で離脱した岡ちゃん以外はすぐに練習に復帰。ほとんどのメンバーは順調な仕上がりを見せているようで、ヤンツーの「充実したキャンプを送れた」というコメントを見ても第1次合宿は成功と見ていいでしょう。
 そしてチームはいったん帰札した後、来週25日(火)に宮崎へ移動、国際海浜エントランスプラザにて第2次合宿を行います。2月7日(月)までの約2週間の予定となるこの合宿ではより実践的なトレーニングに移行していくと思われ、天皇杯で対戦したホンダロックFC、今季からJ1で戦う川崎フロンターレ、入れ替え戦で破れた雪辱を誓うアビスパ福岡と、なかなかにホネのある相手とのテストマッチも予定されております。それだけにトレーニングの負荷も落としていくと思われましたが、練習予定を見たところ全て2部練習でした。さすがヤンツー妥協なし。

 というわけで清水合宿も終わり、第3次の指宿合宿までトレーニングの場所は九州へと移りました。さすがに九州までは見に行けません。3月5日の開幕戦がアウェイ甲府戦であることは間違いなさそうですが、それまでは今回のチームもお預けっぽいと思われていたところ、意外なニュースが飛び込んできました。2月19日の14:00から沼津市の愛鷹公園競技場にて、ジュビロ磐田とのプレシーズンマッチを行うことが決定したとのこと。ジュビロ磐田といえば昨年の天皇杯準々決勝でで惜しくもVゴール負けを喫した相手。あの試合はここ数年でもっとも悔しかった敗戦でしたが、プレシーズンマッチとはいえ当面ないだろうと思っていたこのカードが早速実現することになります。
 札幌にとって磐田はヤンツー・清野の古巣であり、期限付き移籍中の加賀・高原の2人の所属元のチーム。方や磐田は洋平・板長という2人の元札幌選手が所属しているだけでなく、かつて札幌にいた前仙台の石井肇氏が今年からフロント入りしています。そんな縁もあってかどうかはわかりませんが、磐田からの打診で今回のプレシーズンマッチが実現した模様。サポーターにとっては天皇杯の雪辱戦となるこの試合、もし勝ったら磐田が2千万円くれる、なんてことは多分ないでしょうが、ヤンツーにとっても開幕前に公式戦の雰囲気の中で試合が出来るのは渡りに船でしょうから、おそらくは全力で臨んでくると思われます。前出の加賀も「やりてー! 削りますよ!(道新スポォツ)」とやる気満々ですが、開幕前に相手選手にケガさせて変に遺恨を残したりするのも困るので、削るなら板長だけにしてください
 また、10:30からは同じ場所でサテライトチームのトレーニングマッチも行われる予定で、こちらもまた注目です。あ、板長はこっちか
 しかしそれにしてもS席4,000円、ゴール裏ですら2,500円とプレシーズンマッチにしては妙にチケットが高いような気がしますが、多分札幌の移動費なのであきらめてください。

 さてそんな中、今季チームから構想外となっていたDF佐藤尽が現役を引退、フロント入りすることが発表されました。チームを離れたあとトライアウトに参加するなど現役へのこだわりを見せていた尽ですが、残念ながら他のチームとの契約までには至らなかったようで、当初のチームからの要請通りフロントスタッフ入りすることとなったようです。
 年俸がぐっと下がってもよければ、またロッソ熊本入りした市村、河端、鎌田のようにプロにこだわらなければどこかのチームでプレイは出来たと思いますが、いずれにしてもお疲れさまでした。今後は札幌の強化担当としてリーダー補強を存分に見せてください。

2005年1月25日

シングル・アゲイン/竹内まりや

あなたを連れ去る あの人のカネに
怯えて暮らした 日々はもう遠い
離れてしまえば 薄れゆく記憶
愛していたのかも 思い出せないほどよ
また移籍病が出たと 風の便りに聞いてから
忘れかけた思いが 胸の中でざわめく
私と同じ痛みを 浦和にも与えるなら
親吾ぐらいくれてもいいのに

変化が欲しくて 移籍をしたのに
もとには戻れない 移籍先に哲二
浦和を選んだ 訳さえ聞けずに
ただ季節は流れ 気がついたら岡ちゃん
もし再び上がって ドームの芝に立っても
完治の時を祝う 鶴は何ひとつない
オファーしたことを今 浦和も悔やんでるなら
やっと沙保里を応援出来る

また移籍病が出たと 風の便りに聞いてから
忘れかけた思いが 胸の中でざわめく
私と同じ痛みを 浦和にも与えるなら
やっと沙保里を応援出来る
やっと沙保里を応援出来る

2005年1月26日

宮崎合宿スタート

 さて、チームは現在宮崎合宿に入っています。宮崎入りした昨日は空港で歓迎セレモニーを受けたあと、合宿地である国際海浜エントランスプラザに到着してすぐに早速練習を開始。しかし清水合宿同様、今回も残念ながら初日は天候に恵まれず、まさしく「はじまりはいつも雨」状態。これが披露宴なら乾杯時の挨拶は「雨降って地固まると申しまして…」と決めぜりふが出てくるところですが、本格的な練習開始となった本日2日目からは午前と午後の2部練習に入り、午前の部は1200m走をなんと7本も行い、午後も基本からゲーム形式の練習までみっちりと行うというハードトレーニング。にもかかわらず、ヤンツーからは「明日はもっと激しくやろうと思っている」事実上の関白宣言も飛び出しているそうで、これじゃ披露宴ではなく疲労宴じゃねぇかなどというオヤジギャグすら飛び出しそうな今日この頃ですね。

 とはいえ、このキツい練習には「一年間を通して戦える身体作り」の他に、もう一つ狙いがあるような気がします。それは「選手に自信をつけさせる」こと。昨季最下位に沈んだコンサドーレですが、それでも天皇杯ではJ1チームを連破しベスト8にまで進出。磐田からレンタルでやってきたGK高原の「このサッカーをしていて、なぜリーグ戦であの順位なのかと疑問に感じた」という言葉の通り、天皇杯で見せたパフォーマンスは決してJ2最下位のそれではありませんでした。しかしそれでももう純然たる最下位に終わった理由としては、まぁいろいろな原因があるわけですけど、その中でも「自信が足りなかった」というのも大きいのではないかと思うのですよ。試合で劣勢に陥った時、それでも勝てると思えるだけの裏付けを、去年の選手たちは持つことが出来なかったのではないかと。強かった頃の磐田を支えてきたのは、何よりも「俺達が負けるはずはない」という自信だったと思うんですよね。だからこそ、数的不利に陥ってさえロスタイムで同点ゴールをねじ込み、逆転するなんて芸当ができたのではないかと思います。オレ達にとってはトラウマ以外の何者でもないんですけど。

 そういう意味では、確かに天皇杯ベスト8というのは大きな自信にはなるに違いありませんけど、それでもカップ戦とリーグ戦では別物ですから、それだけをよすがにするにはちょっと弱い。というか、試合で苦境に立たされた時に「オレ達は天皇杯ベスト8だぞ!」と言われても「だからどうした」といわれてしまえばそこで終わりです。やはり最後に頼りになるのは地道な努力の積み重ね。今の厳しい合宿が、あとになって「俺達はあんなキツい練習をやってきたんだ」という自信に変わるのではないでしょうか。

 まぁそうは言ってもこれで怪我人続出という事態になったりしたら大変ですけど、今のところは清水合宿から別メニュー組の林と田畑、アキレス腱痛を抱える岡ちゃん意外にはさしたる怪我人もいないようですので、別メニュー組の早期復帰を願うと同時にこのまま順調に行って欲しいと思います。選手の皆さんはくれぐれもケガには気をつけて、もんじゃは練習がキツくて腹が減ったからと言って、海岸ですべすべまんじゅうがにを捕って食べたりしないように。死ねるから。普通に。

2005年1月30日

まずまず?

 Jリーグの日程が正式に発表され、サポーターも各自遠征計画を立てたり、ふたを開けてみれば稲盛ルーレットを踏んでいたり、それとは関係なく(;´Д`)ハァハァしたりしているかと思いますが、チームは本日今季初の実戦となるホンダロックFC(JFL)とのテストマッチを行いました。
 相手のホンダロックは、皆さんもご存じの通り昨年の天皇杯第3回戦で対戦したチーム。この時はまだ九州リーグでしたが、その後全国社会人選手権大会で3位に入りJFLへ昇格。より力をつけたホンダロックを相手にどういう戦いを見せるかが注目されました。

 そんなわけで30分×4本という変則マッチで行われたこの試合は5-1で札幌の勝利。前回もほぼ同じ時間を戦って2-1だったのですから、プラス3点の進歩と見ていいのでしょうか。メンバー構成を見てみると1本目と2本目がGK高原/DF画伯/池内/西嶋/MF謙伍/智樹/権東/和波/砂川/FW中山/相川で、3本目がGKもんじゃ/DF加賀/ソダン/西嶋/MF徐/金子/社長/桑原/FW岳也/清野、4本目GKエビ/DF徐/加賀/ホンコン/MF桑原/金子/上里/野田/FW岳也/清野。ヤンツーも言っているとおり現在のところは特にレギュラー組とサブ組を明確に分けているわけではないようです。
 まぁ試合を見ていないのでなんともいえない部分が多いのですけど、ヤンツーは「試合に関しては相手に力が無かっただけで、Jのチーム相手ならやられていた場面が何度かあった」と手厳しいコメント。つい3ヶ月ちょい前にその力のないチームに延長戦までもつれ込んだのはどこのどいつだという気もするのですが、まぁそんなチームがJ1チームを立て続けに撃破してベスト8にまで駒を進めたのですから人生何が起こるかわからないものです。
 それでも2トップに関しては 「コンビネーションはまずまずだった」と及第点を与えています。得点者の内訳を見ても中山、砂川、岳也、桑原、清野と取るべき人が取っていますから、まずはそこそこの滑り出しと言ったところでしょうか。今週末にはJ1川崎フロンターレとのテストマッチが予定されています。テストマッチは結果がすべてではないとはいえ、97年を最後にただの一度も勝っていない天敵が相手だけにテストマッチでも勝っておきたい、というよりはせめてテストマッチでくらいは勝ってくれよという切実な思いもありますので、明日のオフはゆっくり休んでまた練習に励んでください。

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