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2006年2月 アーカイブ

2006年2月 1日

フッキ来た

 昨季得点力不足に悩まされた札幌の切り札と目されるのが、川崎フロンターレからレンタルでやってきたフッキです。そのフッキはファン感謝イベントの直前に来札した後、宮崎キャンプに向かうチームには帯同せずにすぐにまた徴兵審査のためブラジルに戻りました。再合流は1月28日くらいという話でしたが、28日になっても来日せず。まぁ当初から「28日前後」という話だったので多少の遅れは織り込み済みだったのかもしれませんが、
フッキはそもそも入団時も「代理人と連絡が取れない」ということで正式契約が遅れ、そのぶん来日も遅れたという前科がありますから、やきもきしていたサポーターも多かったみたいですが、29日に無事来日して昨日から練習に合流した模様です。まぁこちとらブラジル人の来日遅れなんて、先日年齢詐称で逮捕された人でとっくに慣れっこなんで、むしろ早く来たほうだというのが正直な感想なんですが。
 そのフッキはまだ移動疲れや時差ボケも残ってコンディション的には万全ではないながらも、まずまずいい動きを見せていた模様。19歳にしては某年齢詐称の人以上にふてぶてしい面構えのフッキですが、ピッチの上でもふてぶてしさ満開でプレイしてほしいと思います。でも年齢詐称はいけないと思います!

 ところで話は変わり、最後まで去就のはっきりしてなかった三原廣樹が、今季からJFLを戦うFC琉球へ移籍することが発表となりました。ずば抜けた技術を持ちながらも度重なるケガに悩まされ続け、札幌に移籍してきた時は「次また大きなケガをしたら引退する」と言っていた三原さん。2004年に十字靱帯を断裂した時は引退を心配する声も聞かれましたが、翌2005年に復活を果たしました。とはいえ、つらいリハビリに耐えることができたのもやはり「もう一度サポーターの前でプレイしたい」というのが大きかったのだと思います。昨オフ構想外となったことで現役を続ける大きな理由が1つなくなってしまったため、三原さん自身も引退か現役続行かで揺れ動いているという話も聞きましたが、現役を続けることになってよかったです。札幌ではリーグ戦であのフリーキックを相手ゴールにぶち込む姿を見られませんでしたが、JFLであれば関東でも試合はありますから、またフリーキックを蹴る三原さんが見られるかもしれません。横河武蔵野FCとの試合であれば、フリーキックの時には三原さん対いのっちという札幌サポーター的にはとてもおいしい対決が見られるので見に行きたいカードです。でも、いい位置で琉球の選手がファウルを受けてレフェリーがアドバンテージを取ったりしても、「審判空気読め!」などと野次ってはいけませんよ。ええ、いけませんとも。自信はないがな。
 ということで、これで昨季構想外となった選手は全て次の所属チームが決まりました。これまでは毎年毎年行き先不明な選手が何人かは出てきたものですが(西田親分とか)、それぞれ新天地での活躍を祈りたいと思います。

 なぜだろう…オレも含めてみんなデルリスを忘れているのは…。

2006年2月 5日

二発目

 本日は練習試合第2弾として、J1アビスパ福岡との試合が行われました。45分を4本セット、稼働出来る全てのメンバーを使っての力試しは、1本目0-1、2本目0-0、3本目0-0、4本目2-0で180分トータル2-1という結果となりました。得点者は砂川とフッキのPK。メンバーは札幌側はまだ組み合わせを試している段階のようですが、福岡は1本目がレギュラーメンバー、2本目が控えメンバーといった感じだったようです。
 まぁ実際見てないのでなんとも言えないわけですが、今季からJ1を戦う福岡は、昨季J2を戦った主力メンバーを中心に、薮田光教、吉村光示、布部陽功ら経験豊富なベテラン選手を補強。グラウシオ、アレックス、ホベルトのブラジルトリオも全員残留しており、決して派手さはないものの、シーズンを通じて作り上げてきたチームだけに、仕上がりとしては札幌よりも早いと思われます。まぁそれだけに「格上のJ1チームを相手にトータル2-1で勝利した!」という見方も出来る一方で、「去年とそんなに変わってない福岡相手にレギュラークラスは0-1の負けじゃん」という見方も出来るわけで、勝ち越し点はPKだというし、まさしく結果だけでは何とも判断しかねる微妙なスコアという感じですね。
 そんな中で新助っ人のフッキがPKながらも1得点。人語をしゃべるクマさんのブログに詳細が記されていますが、それによると城福強化部長のコメントとして「フッキはウィルに似ている」とのこと。ウィルといえば、札幌サポーターに今なお絶大な支持を得ている助っ人ストライカーのひとり。得点感覚の鋭さはもちろん、正確無比なフリーキック、類い希なキープ力に加え、「俺王様」という呼び名が示すとおり俺様的印象も強いですけど、周りをうまく使うことも出来るきわめて能力の高いFWでした。そのウィルと似たタイプと言われているフッキ。つってもウィルという選手はコンサドーレの歴史の中ではもちろん、近年のJリーグの中でも最高クラスの能力を兼ね備えていた選手。フッキも「似たタイプ」ではあっても「同じ能力」というわけではないと思いますが、フッキのレンタル元である川崎のサポーターの評判も高いものでしたし、キャンプで実際に見たサポーターの印象も「フッキはかなりいい」とのことで、少なくともハズレではなさそうですね。間違っても休みの度に太ってきたり、レスキュー訓練で木から降りられなくなったり、食事制限されて空腹のあまりホテルをうろついたり、スーパー北斗の車両の端から端まで練り歩いたり、深夜のススキノで暴れたりしちゃダメですよ。

2006年2月 7日

三発目

 和波智広が「安藤美姫の兄です」といっても信じる人は少なくないと思う(挨拶)。

 というわけでJ1相手との腕試し週間、いわゆる「コンサドーレ虎の穴(決してコンサドーレ"とらのあな"ではない)の第2弾、都合3戦目の練習試合は川崎フロンターレです。川崎といえば、97年のJFL時代に勝利して以来、公式戦では1度も勝っていない相手。その最後に勝った試合というのが、かの有名なロスタイムでの大逆転劇。ロスタイムで2点差を追いつき、延長戦で逆転勝ちした伝説の試合で、あの試合を見てからサポーター人生が始まったという人がかなり多いのですが、そのぶん川崎戦の運を全て使い果たしたという感じで、Jリーグはもちろん天皇杯でも1度も勝っていません。かつてコンサドーレがまだ東芝だった時代に本拠地を同じくしていた「ライバル」ですが、成績としてはライバルというよりカモ。そんな川崎とのテストマッチは、30分×3本で行われ、なんと札幌が2-1で勝っちゃいました。得点者は清野と池内。去年のチーム得点王は今年も健在のようです。

 まぁ相も変わらず見てないので内容はわかりませんが、練習試合とはいえここまでのところ(福岡との試合を2つに分けるとして)3勝1敗と結果としてはいい感じ。もちろん練習試合は結果より内容であることは充分承知していますが、練習試合であっても勝つに越したことはないですし、しかも相手はとことんまで相性の悪いことで知られる川崎なのですから、無責任なサポーターとしては気分は悪かろうハズもありません。負けが込んで「よかった探し」するよりも、勝ってなお「悪かった探し」するほうが健康的であると思う次第です。まぁあれこれ言うのは実際見てからにするとして、チームとしてはだいぶ仕上がってきているであろう再来週の熊本キャンプでのロッソ熊本戦が楽しみになってきました。要は、頼むから試合開始は午後であって欲しいということですね。

 ところで、川崎の得点はジュニーニョだそうです。ジュニーニョについて本日の北海道新聞に「フッキの日本で一番の親友」と紹介されていました。フッキが札幌に移籍する時に相談に乗ってもらい、「札幌はいいチームだよ」というアドバイスも受けたそうです。複数クラブが狙っていたというフッキが札幌入りを決めたのもこのジュニーニョのアドバイスがあったからなのかも知れません。とはいえ、2004年に散々やられまくったジュニーニョに「いいチーム」と言われてしまうと、何となく「(気前の)いいチームだよ」とか「(どうでも)いいチームだよ」とか「(かわ)いいチームだよ」とかのカッコ書きが前についてそうだと考えるのも、やっぱりトラウマのなせるワザでしょうか。

2006年2月 9日

四五発目

 17日間に及んだ宮崎キャンプも本日で終了。昨日は対J1四連戦の第3戦・横浜F・マリノス戦が行われ、そして本日最終日は締めの試合にヴァンフォーレ甲府戦が行われました。30分3本で行われたF・マリノス戦は、2本目ににフッキがPKを得たものの、その後大島に返されて1-1のドロー、そして40分4本で行われた甲府戦は1本目に砂川と元気が立て続けにゴールを挙げましたが、残りの3本で1点ずつを失い2-3で敗戦となりました。甲府の1点目は昨季まで札幌にいた堀井岳也だそうです。
 そんなわけで宮崎キャンプでの練習試合の結果は、4本で行われた福岡戦と甲府戦を1試合とカウントするのであれば3勝1分1敗、2試合で計算すれば4勝1分2敗という成績となりました。「分けることに意味があるのか」という節もありますが、まぁ気分的な問題。とりあえず緒戦のホンダロックを除いては、全てJ1が相手(そのうち2チームは去年まで同じ釜の飯を食った仲のチームですが)であることを考えれば、そこそこやれていると思っていいんじゃないでしょうかね。特に、全ての試合でちゃんと点が取れているということについては、骨のある相手ばかりであることを考えれば現時点では評価出来ると思います。そのぶん全ての試合で失点していることは無視出来ない事実なのですが。

 まぁとにかくこれで宮崎キャンプは打ち上げ。2日間のオフを挟み、12日から第2次キャンプである熊本キャンプに突入します。この熊本キャンプでは15日に横浜FC、18日にロッソ熊本との練習試合が予定されております。ここで重要になってくるのが横浜FC戦でしょうね。同一リーグである横浜FCとの対戦というのは、シーズンを占う上で重要な意味合いを持ってくるでしょう。何しろ横浜FCは練習試合を含めてこれまでの対戦成績は非常に分が悪い相手。もちろんリーグでのことを考えて手の内を隠す可能性もありますが、ここはむしろ全力で叩きつぶすくらいの意気込みでやってもらいたいものです。相手に「札幌は強い」と思わせておけば、リーグ戦で相手のペースで試合をされるようなこともなくなるでしょう。亀仙人の元で鍛えていたらいつの間にか強くなったクリリンのように、J1勢との戦いで強くなったコンサドーレを見せていただきたいと思います。

2006年2月13日

エチケ2006年型

 コンサドーレ札幌の名物チケットである絵付きチケット「E-TI-KE(え・チ・ケ)」。観戦チケットに選手の写真ではなくイラストが印刷されているチケットで、年に何度か数種類がまとめて発売されます。毎回デザインや選手が異なったチケットが楽しめることから、2003年7月に最初のえ・チ・ケが発売されて以来、対面販売限定ながらも好調な売れ行きを見せています。普段であればゴミ箱行きの運命となるチケットにイラストという付加価値がつくことにより、サポーターのコレクター魂に火をつけ、シーズンチケットを所持していながら、それとは別にB自由席の子供用のチケットでえ・チ・ケを集めている強者もいるとかいないとか。

 そのえ・チ・ケの2006年バージョン第1弾が発売されます。今回登場するのは、西谷正也・曽田雄志・清野智秋・阿部哲也・鈴木智樹・石井謙伍の6選手。その煽り文句は「デザインコンセプトはズバリ"SAMURAI!"。戦国時代を思わせる背景に描かれている選手達は迫力満点。J1昇格を目指す今季にピッタリの内容です。」とのこと。つってもパッと見た感じでは科学忍者隊みたいで、戦国時代と言うよりはむしろ未来に行ってんじゃねぇかというような気もするのですが、背景のスケール感も相まってなかなかかっこいいデザインです。
 ただし、この中にソダンが入っているのはちょっといただけなかったですね。もちろんソダンが悪いというわけではありません。"SAMURAI"というコンセプトなのであれば、ソダンよりも池内のほうがより侍っぽいですよね。というよりは、ソダンにはもっとふさわしいコンセプトがあるべきだと思うのです。第1弾が"SAMURAI"と来れば、当然第2弾もそれに関連したコンセプトで行かなければいけません。SAMURAIと来たのに次がなぜか"SYOMUNI"だったらイヤですし、かといっていきなり"EGASHIRA"でも困りますからね。となれば、次のえ・チ・ケのメンバーは当然大塚真司、関隆倫、中山元気、そして曽田雄志の4人を起用するのがいいと思います。コンセプト"SOUHEI"。織田信長ですら手を焼いたという僧兵ならば、侍以上にJ1昇格にピッタリだと思いますし、コンセプト"SOUHEI"とするならば、この4人以外には考えられません。まぁ、ボウズだからという理由だけですけど。4種類集めて部屋の東西南北に貼っておけば魔除けにもなると思うのですがいかがでしょう。

2006年2月17日

六七発目

 昨年までの札幌は、経験不足から「試合中の状況の変化に対する臨機応変な対応」は苦手なチームでした。よっぽどの実力差がない限り、どんなチームでも1試合通して相手を圧倒できるケースはあまりありません。相手のペースとなる時間帯は確実にあるものです。それに加え、ただでさえ1年中ベストパフォーマンスを発揮することはどんなチームであっても難しいのに、今季は48試合も戦わなければなりません。「試合が終わったと思ったらすぐまた試合」という状況が頻発するため、ますますコンディションの維持が難しくなると思います。社員全員が二日酔いで使い物になってない会社みたいに「今日はみんな動きが重いな…」という試合も出てくるでしょう。ここ2シーズンのコンサドーレ札幌は、まだ若いチームだけに経験が不足しており、自分たちのペースの時は素晴らしい攻撃を見せる反面、ひとたび相手がペースを握ると途端に戦い方が稚拙になるというチームだったと思います。それでも去年は、最初の年に比べればだいぶ「自分たちのペース」で試合を進められる時間が増え、試合運びもだいぶ良くなりましたけど、J1昇格を狙う今季は「若さゆえの過ち」で済ませるわけにもいきません。「認めたくない」なんてワガママも通りはしません。悪い時でもいかに勝ち点を拾っていくかが重要になってくるのです。そのためには、試合中に自分たちで修正出来るようにならなければいけません。チームを作るのは監督ですが、実際にプレイするのは選手たちですからね。
 ヤンツーもその辺の課題克服は最優先事項と思っているようで、今季のキャンプは練習試合を多く組むなどより実践的なトレーニングを多くの時間を費やしています。練習試合については各チームとも開幕までに平均して7~8試合を行っていますので、どこも量自体は大差ありませんが、戦術確認をメインの目的として学生さんを相手とするチームが多い中、全ての相手がJFL以上のカテゴリのチームなのは、柏レイソルとコンサドーレ札幌のみ。質の面から言えば札幌はかなり濃いと言っていいでしょう。あえてやられる覚悟でJ1チームを中心とした強い相手と連戦を行っているのは、ひとえにそのためなのだと思います。
 というわけで熊本キャンプも練習試合三昧です。2月15日には同じJ2の横浜FCとの練習試合が、翌16日は韓国Kリーグの水原三星との練習試合が行われました。結果は横浜FC戦が45分を3本行い、3本目に謙伍、千葉、元気が1点ずつを奪い3-0で勝利。主力組同士の対決と思われる最初の2本で得点が奪えなかったのは不安材料ですが、控え中心の3本目で3点を奪ったのは好材料ですし、無失点で終わったのも評価できるでしょうか。ただ、横浜FCは今季のキャンプで高校生からしか得点取れてないチームなんですが。
 そして45分2本で行われた水原戦は、残念ながら0-2の敗戦。サポーターとしてはやっぱりどんな相手だろうが「無駄無駄無駄無駄無駄」と蹴散らしていただいて、そこにシビれて憧れたいのですけど、水原というチームは昨年度の韓国カップ戦王者に輝き、A3チャンピオンズカップも制した強豪ですからね。水原戦では連戦の疲労を考慮してか大塚やフッキらの主力はお休みだったようで、それでも現地で見た人の話によれば課題はもちろんあるもののそれなりにチャンスは作り出していたみたいですし、そう悲観するほどのものでもなさそうです。

 さて、明日18日にはJFLのロッソ熊本との対戦が控えています。ロッソ戦が終われば熊本キャンプでの練習試合は23日に予定されている1試合(練習相手未定)のみ。2月26日からの鹿児島での第3次キャンプの予定はまだ決まっていませんが、開幕まであまり時間がないことを考えると鹿児島キャンプでは最終調整程度となるでしょうから、このロッソ戦でそろそろチームも仕上げ段階に入ってくる頃だと思います。オレも現地に行って、どの程度まで仕上がったのかしっかり確認してこようと思います。

2006年2月18日

火の国旅情

 「サポは死んでも治らない」

 サポーターというのは因果な生き物です。普通の人から見ればたかがJ2のチームのためにわざわざ地方に遠征に行こうなんてとても理解できないでしょうし、しかも目的はリーグ戦ならまだしもたかが練習試合ごときのため。我ながら酔狂だと思いますが、開幕前のチームを少しでも早く見たいというのはサポーターの当然の心理。それが私の生きる道。近頃私たちはいい感じ。ということでちょうどマイルも貯まったので、熊本キャンプも大詰めに入った18日、KKWingにて行われるロッソ熊本との練習試合を見に来ました。
 ロッソといえば市村、河端、鎌田、森川、加藤といった元コンサドーレ選手が多く在籍しているチームですが、今季からJリーグ参入を目指してJFLを戦うため精力的な補強を敢行しているチーム。元福岡の福嶋や元大宮の高橋泰らもおり、多くのJチームがキャンプを行う熊本を本拠地としている利を生かし、J1、J2チームとの練習試合を多くこなしています。先日行われた横浜FCとの練習試合では後半ロスタイムに鎌田のゴールで1-0で勝利し、自信を深めているようです。今回のコンサドーレ札幌のとの試合でも、ベストメンバーを揃えてきました。
 対する札幌の布陣は、GK林"シャイニング"卓人、DFラインは右から唯一神ソダン、アバレッド池内、美白の貴公子和波。ウィングバックは左に関"クロちゃん"隆倫に右は芳賀市長、ダブルボランチが大塚塾長に塾生1号智樹、トップ下に西谷、2トップはフッキと謙伍。現状ではほぼベストメンバーと言っていい布陣ではないかと思います。サガン鳥栖との開幕戦に向けてこのメンバーでどこまでやれるかが注目点となるでしょう。
 などとわかった風なことを考えながら見ていたわけですが、結果から言えば「ビックリ」の連続な試合でした。それも「いい意味のビックリ」です。当然「悪いビックリ」もあるけど。そんなビックリ連続の練習試合の様子と、自分から見た各選手の寸評をお送りします。

 さて試合ですが、まずは開始早々の前半7分頃、中央でのつなぎからフッキが左サイドのスペースに出したパスに追いついた関が左足で上げたクロスに石井謙伍がニアで頭で合わせると、ボールはファーサイドのネットに緩やかに収まりいきなり札幌が先制します。滅多に見られない「謙伍のヘディングゴール」は、アイカーのお株を奪うかのような難しいゴールで、これがまず最初のビックリ。早々に失点したロッソは森川を使って左サイドから攻め込もうとしますが、札幌は大塚を中心に小気味いいプレスをかけ続け、ロッソの攻撃をほとんどと言っていいほど寄せ付けずペースを握ります。そうこうしているうちに前半35分頃、右サイドでボールをキープした芳賀を後ろから突進してきたソダンが神の如し直線オーバーラップで追い越し、前に出たパスをダイレクトでクロスを上げると、神の右足から放たれたボールは神の如き弾道を描いてロッソゴール前へ。ニアに飛び込んだフッキにDFがつられた後ろでどフリーとなっていた西谷が落ち着いて蹴り込み2点目をゲット。神のアシストという2度目のビックリで追加点を得、前半は2-0で終了。
 後半もメンバー交代はなし。前半同様札幌が攻める場面が多くみられます。謙伍が1対1のチャンスを外し、横にいた城福強化部長に「へったくそ…」と呟かれるシーンもありましたが、基本的には札幌ペース。ボランチの大塚を中心に中央突破からサイドへ、サイドから中央へと「やりたいこと」はかなり出来ている模様。15分過ぎにヤンツーは関に替えて川崎を、西谷に替えて西を投入します。交代で入ってきた2選手はいまいち試合の流れに乗りきれていないため若干札幌の攻撃も停滞状態となりますが、ここで火を吐いたのはフッキ。それまでも持ち前のキープ力でチャンスメイクをしていましたが、手詰まり気味の攻撃陣にシビレを切らしたか、20分過ぎに2人のマークをモノともせず突破し、止めに来た3人目までちぎり捨ててゴールをゲットすると、30分過ぎには森川のバックパスが弱かったのを見逃さずにかっさらって、キーパーも落ち着いて交わして無人のゴールに流し込んで2ゴール目を挙げ4-0となりました。超人フッキのビックリプレイに2度ビックリ。
大量リードを得た札幌はその後はちょっとだらだらしてしまいますが、ロッソの攻撃も無失点で抑え申し分のない結果をあげました。

 さて、これで熊本遠征の主目的はつつがなく終了…と思っていると、なにやら試合に出なかった控え組の選手たちがピッチに入ってきてアップを始めています。あれ? 今日は45分2本だったはずだけど…。でも明らかに選手の様子はこれから試合をやるような感じ。近くにいた城福強化部長に「今日は4本なんですか?」と聞くと「4本だよ」ということ。ということで2セット目もやるようで、メンバーはGK 原、DFは左から千葉、野本、加賀、左サイドが引き続き川崎、右サイドが征也、ダブルボランチが西嶋と金子で、トップ下にスナマコ、2トップが相川と清野という布陣です。2本かと思っていたらボーナスチャンス到来、こりゃあビックリと思っているヒマもなく、開始早々に征也とポジションチェンジして右サイドを駆け上がったスナマコからのクロスを清野がダイレクトボレーで豪快に叩き込んで先制点をゲット。うわ、いきなり来るとは思わなかった上にすんげえビックリびゅーちふるゴール。
またしても札幌が早い時間に先制しますが、その後の試合運びはさすがにレギュラー組と比べるとあまりうまくありません。野本が率いるDFラインは1セット目の池内に比べてやや深く、相川と清野の2トップはどっちかといえば全戦に張り付く傾向にあるため、ラインが間延びしてしまい中盤が薄くなってしまいます。そのギャップを埋めるためにウィングバックが中に入ったりするため、サイドの攻撃があまり機能せず。それでもこのメンバーではスナマコの存在感は別格で、彼を中心にチャンスを作り出します。そして前半25分頃にコーナーキックから川崎が蹴ったボールを相川が頭で決めて追加点をもぎ取りました。相変わらず難しいゴールはなぜか決める相川でしたが、後の公式発表ではこのゴールはなかったことにされました(後に訂正済)。その後もロッソGKの奮闘で追加点は奪えなかったものの、前線のトライアングルを中心にたびたびチャンスを作り出します。
ところが、好調な攻撃陣に比べて守備陣はいまいち不安定。レギュラー組であればこういう場面で頼りになるのが大塚なのですが、百戦錬磨の大塚に比べてまだボランチ歴の浅い西嶋にその役割を求めるのは酷というもの。攻められる時間も長くなり、前半40分頃には左からのクロスをファーサイドにいた町田に決められ失点、前半はこのまま2-1で終了します。
 後半は清野に代わり元気が登場し、川崎もここでお役ご免となり左サイドには再び西が入ります。ここまでFW登録の選手全員がゴールを決めており、ここまでの練習試合で3得点をあげている元気にも当然ゴールの期待がかかります…と思っていたら開始早々に左サイドでボールキープしていたスナマコをオーバーラップした千葉が追い越し、ダイレクトで上げたグラウンダーのクロスを中央で西がスルー、その後ろに走り込んでいた元気が落ち着いて押し込んで3点目をゲットします。またしてもいきなりでビックリ。なんだかFWが全然点を獲れなかった去年と違うなぁとホクホクしていたら、いいことはそうそう続かないもので、3点目のアシストを決めた千葉がその直後に相手選手を後ろから引っかけてしまい、2枚目のイエローカードで退場してしまいました。
 千葉の穴はそのまま西嶋が3バックに入り、スナマコボランチ、アイカートップ下とそれぞれスライド(正確に言えば元気とアイカーは頻繁にたてのポジションチェンジをしていた)。この辺り選手交代をしなくても対応できるのはユーティリティ性の高い選手がいる強み。まぁ交代させようとしたところでベンチに交代要員なんていなかったんだけどな。数的不利に陥った札幌は次第にサンドバッグ状態に陥り、10分過ぎには野本が相手をペナルティエリア内で倒してしまいPKを献上、このPKを鎌田にキッチリ決められ2点目を失いました。こうなってくると札幌ももう立て直すことも出来ず、ロッソに攻め込まれる時間帯が続きます。攻めようにもパスが繋がらず、前へのクリアが精一杯という感じで、札幌サポーターとしては目も当てられない状況になってきたわけですが、近くにいた城福部長もそれは同じこと。試合がしょぼくなるにつれ、城福部長のぼやき・通称「城福節」も頻度を増してきます。空いているサイドとは逆方向に展開したシーンで「そっちじゃないんだよ…」、野本が前にどっかんとクリアしたのを見て「なんでスナが空いてるの見えんかなぁ野本…」、プレスをかけられた西が金子に"助けてパス"を出したのを見て「そんな狭いとこに出しても通らんて…」、加賀が変な浮き球パスを出したのを見て「うあぁ…なんでそんなパスするんやろ…金子フリーなのになぁ…」、相手に囲まれて苦し紛れにパスを出した金子を見て「出してやったらいいんや金子…清野に…」などと城福節全開。しかしそれでも加賀のオーバーラップから上げられたクロスを後方から走り込んできた征也がダイレクトで叩き込んだシーンには「こりゃあ素晴らしい」と感嘆の声を上げ、その前に加賀がうまく抜け出したプレイにも「うまい」と声を漏らすなど、褒めるときはちゃんと褒める部長。まぁ、単なるサッカー好きのオッサンとも言えますが。結局試合はこのまま終了し、2セット目も4点を上げた札幌が4-2で勝利しました。

 さて全体的な感想ですが、新戦力も思った以上にフィットしており、去年までと比べてだいぶ「やれること」の幅が増えてきたと思います。まずは順調な仕上がりと言っていいでしょう。「中盤とサイドのプレイヤーがパスを繋ぎながらボールをキープ、オーバーラップして追い越したDFがクロスを上げ、FWが1人ニアで潰れて後ろの選手が決める」というパターンが多くみられ、実際8点中3点がこのパターンによる得点でした(1セット目の西谷、2セット目の元気、征也)。後ろから追い越してくる選手はフリーの状況になる可能性が高いので、この攻撃はわかっていても非常に有効となるでしょう。その他にもワンツーからの中央突破など、攻撃のバリエーションはなかなか見ものです。また、FWの選手たちも全員調子よさそうで、フッキは確定としても、相棒は誰が開幕戦のピッチに立つのかまったくわかりません。あとは1セット目は意外とフッキ頼みということはなく、どっちかというと謙伍のほうがよく絡んでいました。
 反面、守備に関しては1セット目と2セット目にだいぶ差があると感じました。まぁ3バックに関しては個人の力量の面だけではなく、組み合わせの問題もあるのである程度は仕方がないとはいえ、中盤は大塚がいるといないとでは大違いです。この部分が札幌の最大のストロングポイントでありウィークポイントであると言えるかも知れません。ただ、全体としてチーム力が上がっているのは間違いないと思います。相手との兼ね合いもあるのでリーグ戦でどこまでやれるかはわかりませんが、夏頃には西澤画伯と上里カズゥもフッキするでしょうし、これなら期待してもいいんじゃないかと思います。

 というわけで、以下各選手の個人的寸評。

#1林…やっぱり声でけえ。攻められる回数自体があまりなかったが、安定感は出てきたように思う。
#7和波…それほど多く攻め上がるわけではなかったが、今ならこの位置のほうが生きるような気がする。DF面の課題はさておき。
#5池内…特に問題なし。CKで惜しいシュートを放つなどらしさも見せる。外す理由が見当たらない。
#4曽田…久しぶりのストッパーは空中戦以外ではやっぱりちょっと怖い。ただしストッパーだから神アシストが出たと思うと魅力的。
#18芳賀…本来は真ん中の選手らしく、窮屈そうにするシーンも何度か見られた。ただ、運動量もあるし安定感もある。
#16大塚…絶対に怪我をしてはいけない。この人なしの中盤は考えられない。
#14鈴木…今日はちょっと浮いてた感じで、ミスが多かった。ただし要所要所で見せるロングパスはさすが。
#29西谷…視野の広さはさすが。ボールを持つと周りの選手が一斉に動き出すので見ていて楽しい。
#19関…左サイドはおそらくこの人で決定。先制点のアシストも含め、多くのチャンスを作っていた。
#10フッキ…川崎ではそんなに凄い選手だとは思わなかったけど、自分の見る目がなかったらしい。でも近距離のフリーキックは蹴らないでください。
#9石井…先制ゴールはよかったけど、それ以外は決定的チャンスを少なくとも3回は外していた。成長はしているけどまだまだエースには遠い。

#28 原…怪我のブランクもあるかもしれないけど、中途半端な飛び出し厳禁。
#23千葉…攻撃面で1アシスト。守備面ではうかつに飛び込むクセを直さないとまた退場するよ。
#24野本…真ん中はあまり向いていないのかも。持ち味がよくわからなかった。
#15加賀…こちらも1アシストだけど課題は千葉と同様。間合いがちょっと悪い。
#25征也…ゴールは見事の一言。守備面での課題はあるものの、流れを変えることが出来そうなので、開幕戦ベンチもあり得るかも。
#6西嶋…あまり見せ場を作れなかったが、空いた中盤を1人で支えていたので気の毒な部分もあった。
#21金子…FWを追い越す動きは一番出来ている。その分西嶋が置き去りにされたけど。
#22川崎…まだ迷いがあるように見受けられるが、それでも1対1で勝負していた。もっとやれるはず。
#8砂川…さすがにこの中では存在感は一番。自由にやらせるのがいいのかも。
#11相川…相変わらず難しいゴールは決めるが簡単なゴールを決められない。ポストも雑なところがある。このままだと量産型城彰二になってしまう。
#17清野…動き出しはかなりよかった。でもポストをやらせてはいけない。
#13中山…FWらしい動きが随所に見られた。でもポストをやらせてはいけない。
#27西…まだまだ試合で有効な働きが出来ていない。精進あるのみ。

2006年2月23日

ふんどしを締めろ

 しかもきつくだ。

 来週末のJ2開幕戦を控え、チームは最終調整に入っています。ロッソ熊本との練習試合で大勝を飾り、順調さをアッピールしているコンサドーレですが、そこでチームはトントン拍子にうまく行く…とはならないのが我らがコンサドーレ。8得点を奪ったロッソ戦のあとにも「もっとやれなければいけない」と苦言を呈していたことからもわかるように、ヤンツーが一番気にしているのが自信を通り越した慢心、油断が生まれることでしょう。成熟したチームであれば、何も言わずとも選手たちは「勝って兜の緒を締めよ」となりますから、ヤンツー体制3年目を迎えた札幌もそんなことは杞憂に終わる…とはならないのが我らがコンサドーレ。オフが明けて以降も、報道から伝わってくるヤンツーのコメントは「声が出ていない」「集中していない」というお説教ばかりで、昨日の練習ではついに業を煮やしたヤンツーが、「これ以上やっても無駄」と練習を中断。慌てた選手たちが自主的に緊急ミーティングを行い練習は再開されたものの、ちょっとうまく行ったりしているとすぐに調子に乗ってしまう、北海道弁で言えば「おだってしまう」のはあんまり変わってないみたいですね。相変わらず手のかかるチームではありますが、なにぶん若いチームですし、長期キャンプで精神的にも疲れはたまっているでしょうから、ある程度は仕方がないことなのかもしれません。

 だからといって「仕方がない」で終わらせるわけにもいきません。コンサドーレはまだまだそんなレベルのチームではないことを認識する必要があります。ということで、本日はJ1サンフレッチェ広島との練習試合が行われました。広島は昨季7位という成績を挙げ、昨季J1日本人得点王の佐藤寿人と元J1得点王の"猛犬"ウェズレイを擁するチーム。ここまでの練習試合の成績は決して良くはありませんが、そうかといって札幌よりも弱いチームであるわけがないですから、緩みがちのチームの目を覚ますには申し分のない相手です。つっても寿人は代表にドナドナ中ですが。
 ということで45分×4本で行われた試合は、1セット目が0-1の敗戦、2セット目は2-2の引き分け、トータル2-3の敗戦となったようです。広島側の意向で非公開となったため広島のメンバーはわかりませんが、札幌のメンバーを見る限りでは1セット目が主力組、2セット目がサブ組のようですね。1セット目は先日のロッソ戦のスターティングメンバーのうち西谷が砂川へ、謙伍が清野へ変わっただけですし、1セット目の広島の得点者は森崎浩司ですので、どちらも1セット目が主力組、2セット目がサブ組というのは間違いなさそうです。ちなみに2セット目の得点者は前田俊介と高柳一誠、そして中山元気が2得点。得点を取ったFWも取られたGKも全員広島という広島祭り。広い島と書いて広島と読むんじゃあという感じです。意味がわかりませんが。
 そんな感じで試合に敗れはしたものの、伸びかけた鼻を折るという意味ではおおむね目的は果たせたようです、逆に「失点は一瞬の油断をつかれただけで、1、2本目は守備も攻撃もいい形でやれていたし、まあまあいいゲームができた(日刊スポォツ)」と試合についてのコメントは大勝したロッソ戦とまるで逆のコメントをしています。勝った時は苦言を呈し、負けた時は必要以上に小言をいわないヤンツー。何だか中学校の吹奏楽部の時、ある程度曲が仕上がったコンクール直前、ダラダラ練習してて先生にゲンコ喰らったのを思い出しました。お元気ですか小川先生。

2006年2月27日

G(rampus)線上のアリア

 アリアっつったらウンディーネだよな? な?(挨拶)

 チームは鹿児島での第3次キャンプに突入しています。今週末に押し迫ったJ2リーグの開幕に向け、最後の仕上げに入っているわけですが、そんな折に藪から棒に選手補強の話がやってきました。昨季J1名古屋グランパスエイトに所属していたホルヘ・セバスティアン・ヌニェス選手がコンサドーレ札幌に加入することが本日チームから正式に発表されました。セバスティアン選手はアルゼンチン国籍で、1986年12月10日生まれの19歳。コンサドーレではウーゴ・マラドーナ以来2人目のアルゼンチン人選手でしょうか。川崎フロンターレから期限付き移籍したフッキ同様、名古屋ではいわゆる「3名枠」の適用外となるC契約でしたが、ウェズレイ、マルケス、クライトン、ルイゾンといった3名枠の選手に阻まれほとんど出場機会はなく、リーグでは2005年5月14日のヴィッセル神戸戦1試合、ナビスコカップでは5月24日の清水エスパルス戦1試合の計2試合にいずれも途中出場したのみで、同じC契約だったエドアルドとともに昨季限りで退団していました。その後、セバスティアンの将来性に目をつけた札幌の強化スタッフが獲得を進めていたようで、この件については今年から社会部に異動された飯塚記者の置きみやげなのか、スポォツ報知がずいぶん前に報じておりました。しかしその後オリンピックの喧噪に紛れてさっぱり続報がなかったため、移籍は立ち消えたかと思われていましたが、「粘り強い交渉(報知)」の結果、開幕直前のこの時期になって移籍決定となったようです。
 今季のチーム始動時の登録選手数は全部で28人と決して少ないわけではありませんが、そのうち上里、西澤の2人はまだケガからの復帰を目指してリハビリ中。復帰は夏以降となる模様ですし、ケガの重さを考えれば復帰即フル稼働というわけにもいかないでしょうから、今年いっぱいは無理をさせないのであれば、実質的な稼働可能選手数は26人となります。今年は48試合という長丁場ですから、カード累積による出場停止やケガによる欠場などの可能性を考えれば、選手層を厚くしておくに越したことはありません。この時期の移籍となれば当然他の選手たちとの連携面では不足するでしょうから、即戦力という意味合いの補強とは異なってくると思いますが、昇格という目標に向けてできる限りのことをやっておくということなのでしょう。

 さて、晴れて札幌にやってくることになったこのセバスティアン選手、気になるのは果たして一体どういう選手なのかと言うことですが、何しろオレも全く見たことがないのでさっぱりわかりません。報知によれば、「ボランチやトップ下の位置で、卓越した技術から繰り出すワンタッチパスやFKも蹴るファンタジスタ型」ということです。性格的にもマジメな選手だそうで、これで「天然」という要素が加われば、まさしく「南半球の上里一将」と言ったところですが、「しまふく寮通信」によれば、その顔立ちは「阿部君(GK阿部哲也)の顔をラテン風にアレンジした」感じなのだそうです。ということは、上里の首から上をもんじゃに替えて、目をぱっちりさせて「アミーゴ」とか言わせればセバスチャンのできあがりでしょうか。個人的には「セバスティアン」という名前を持つ選手はこういう顔じゃないと困ると思うのですが。

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セバスティアン選手

2016年2月

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