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2007年3月 アーカイブ

2007年3月 2日

大穴

 いよいよ明日、2007年Jリーグディビジョン2が開幕します。もうすっかりJ2にいることが当たり前のようになってしまった我々ではありますが、たまには居心地の悪さを感じるリーグに行きたいと思いますよね。そのためには是非とも明日の開幕戦はモノにしたいところなんですけど、どっこい相手は昇格の有力候補である西の横綱・京都サンガFC。我々の数少ない自慢の種だった「史上最多降格」の記録をあっさり塗り替えてくれたチームです。J1で戦う戦力を揃えるに充分な資金力を持っているはずなのに、なぜか毎度J2に降格し、そしてJ1にいた頃に同じようにしていれば毎回落ちてくることもあるまいにJ2に来てからようやく本気で補強を始めるという、泥縄を通り越して「セ○ムしてたのにスイッチいれてませんでした」という京都相手のアウェイ戦。札幌も監督が替わっただけでなく天皇杯でのベスト4進出によりチームの始動時期が若干遅れているだけに、おそらく相当難しい試合になることは間違いなさそうです。まぁ、開幕戦に勝たなければ昇格できないなんてことはありませんし、去年は開幕戦勝ったけど昇格争いすらできませんでしたから、まぁあまり気張らずにプレイしてもらいたいものですね。

 さて、今シーズンの主将が発表されました。そのキャプテンの名は芳賀博信。これは正直驚きました。前回のエントリでも書いたとおり今季のキャプテンは状況的にソダンだろうと思っていましたし、仮にそうじゃなかったとしても候補の本命は大塚、対抗として砂川もしくはブルーノあたりのベテランあたりになると思っていましたからね。もちろん芳賀は「チームのために身体を張れる選手」だと思いますが、どっちかというと総長よりは「何かあったら真っ先にぶっ込んでいく」特攻隊長というほうがしっくり来るような気もするんですけどね。
 とはいえ、確かに芳賀ならベテランだろうが若手だろうが勝つために臆することなく意見を言えるでしょうし、逆境にも負けない強い意志があると思います。何より芳賀の抜擢はきっと「今年のコンセプトは理論でも経験でもなく武闘である」という三浦監督のメッセージなのかも知れません。そういう意味ではなるほど芳賀は適任のように思えますので、ここはひとつホームの開幕戦で、芳賀だけ背中に「主将」と書かれた光沢のガウンを羽織って入場して欲しいと思います。

2007年3月 5日

かいま苦戦

2007年Jリーグディビジョン2第1節
京都サンガFC2-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いません
     京都/アンドレ、パウリーニョ

 三浦監督体制での開幕戦は京都サンガFCとのアウェイ戦です。京都は三度出戻ってきたことがよっぽど悔しかったのか、今年から京都パープルサンガの名を捨て「京都サンガFC」と名称を変更。加勢大周が新加勢大周になったり加勢大周ブラックになったりするみたいなもんですかね(※みんな別人です)。
 とはいえ、名前が変わっても京都の資金力には変わりがなく、東京ヴェルディ1969のフッキと並んでJ2でもっとも危険な男であるパウリーニョの残留はもちろん、セレッソ大阪の徳重隆明やヴァンフォーレ甲府の倉貫一毅など他チームの主力選手を獲得し、今年も反則的とも言える戦力を揃えることに成功。ガキ大将でも目指すつもりなんでしょうかこのチーム。米田や加藤大志が控えってどういうことですか。
 まぁそんなご無体なチームを相手にするだけでも大変なのに、京都のホームである西京極もこれまた札幌にとって数多い苦手なスタジアム。一応2000年の天皇杯では勝ってるんですけど、ことリーグ戦に限るとこれまで5試合戦って全敗、それだけならまだしも4点取られた試合が5試合中3試合、4得点15失点という惨憺たる成績です。結果的にはますます惨憺となったわけですけど、ただでさえ硬くなりがちな開幕戦、合宿続きでコンディション的にはつらいモノがあったでしょうし、まぁここまで不利な条件が揃えば笑うしかないですね。

 実際問題、この条件下でどう試合を乗り切るかと言えば、少なくとも前半はリスクを負わずに0-0でやり過ごすというのが絶対条件だったと思います。2人で局面を打開できる2トップを擁するホームチームを相手にして攻めに人数をかけて攻め込むなんて自殺行為に近いですし、現にそれやって4失点喰らってるわけですからね。ロングボールを中心に攻めればやっちゃいけないところでパスミスしたりボールを奪われたりしてピンチを招く心配もあまりないですし、あわよくば相手のラインを下げさせて2トップを孤立させようという狙いもあったのかも知れません。格上チームとのアウェイ戦としては極めて現実的な選択だったと思うのです。
 で、それが何でうまく行かなかったのかというと、やっぱり誤算が多すぎたってことでしょうかね。まずひとつは選手の動きが半端なく重かったこと。そもそもロングボールというのは一発でモノにできる確率はそんなに高くなくて、狙いとしてはボールが前線に行く間に一気にラインを上げてセカンドボールを拾う、いわゆる「キックアンドラッシュ」。ボールひとつにきりきり舞いなのはキックアンドダッシュですが、とにかくまぁずんどこ蹴ってずんどこ行こうぜと、そういうのが目的なわけです。それが、合宿疲れなのかそれ以外の理由なのかはわかりませんけど、とにかくラッシュが全然できずに、せっかくロングボールを送ってもあっさり相手ボールになってしまうばかりで、ろくすっぽ形が作れなかったのがひとつ。さらには京都も安全策のためか似たような戦法を採ってきたこと。空中戦についてはソダンがいる以上札幌のほうが有利なんですけど、選手の出足については京都のほうが圧倒的に良く、せっかくマイボールにしてもあっという間にプレッシャーを受けてしまい、クリアするのが精一杯な感じでラインを上げるどころではない上に、開始早々にパウリーニョにあっさり裏を取られてシュートまで持って行かれたもんだから、パウリーニョのスピードを怖れてさらにラインが下がるとつられて中盤も下がってしまい、そうでなくても動きの重い札幌は相手を捕まえきれず、いいようにボールを回される始末。結局先制点もそんな流れで警戒していたはずの2トップにやられちゃったわけですけど、この前半の失点も誤算のひとつでしょう。ダヴィや元気が競り勝てないのは別に誤算ではなかったと思います。

 そんな感じで点を取られた以上はある程度のリスクを負って攻めなければいけなかったんですが、和波を外して大塚を入れたことによって中盤は多少落ち着いたものの、攻撃面についてはさほどの改善は見られず。砂川と西谷は局面を打開できる力を持っているので、前半終了間際に見られたような、一方のサイドでキープして相手を引きつけた上で逆サイドに展開してフリーの状況を作るという攻撃をもっと見たかったんですけどね。そうすればもっとチャンスも増えたと思います。もっとも、そもそもサイドでのボール廻しも全然おぼついてなかったんで、それ以前の問題だったような気もしますけど。
 まぁ結局はほとんどチャンスを作ることもできずに、追いつくどころか逆にペナルティエリア内での混戦からパウリーニョに押し込まれリードを広げられジ・エンド。なかなかうまく行かないもんです。

 さて、この試合でスタメンに名を連ねた新戦力4人のうち、ザスパ草津で正GKだった高木とセレッソで2シーズンプレイしたブルーノはもうだいたいの特徴はわかっているのでいいとして、試合で初めて見ることになったダヴィとカウエは、まぁやっぱりあんまりうまくなかったですね。ブラジル時代は「馬」と呼ばれていたらしいダヴィは、馬は馬でもダート馬って感じでしたし、三上部長曰く「インテリジェンスのあるビジュ」というカウエは、前半はボールが頭上を行き交っていたことを考えてもちょっと消えすぎなような気がしました。後半には出てきたと思ったら危なっかしいファウルを繰り返してカードをもらうなど、確かにビジュっぽさはありましたけどね。インテリビジュもまだ日本のサッカーに慣れてないのかも知れません。もう少し我慢が必要でしょうかね。

2007年3月 9日

ホーム開幕

 明日はホーム開幕戦です。前節京都サンガを相手にほとんど何も出来ずに終わってしまった札幌だけに、札幌に戻ってのホームゲームでの巻き返しを期待したいところ。既に今週からようやく札幌での練習が始まっていますが、砂川が風邪をひいて練習を休んでおり出場は微妙とのこと。長いキャンプ生活が終わり、ようやく自分の家で落ち着けるわけですけど、この時期の札幌はまだまだ寒い日が続きます。急激な環境の変化は体調を崩す原因ともなります。風邪をひいたりまでは行かなくても知らず知らずのうちに身体に負担はかかっているもので、多かれ少なかれ体調の変化はあるでしょうから、まだまだコンディション的には万全とはいかないかも知れません。
 実際、この時期って毎年成績も悪いような印象が強いので、調べてみたらプロリーグに参加した1998年以降の開幕から5試合の成績は、トータルで16勝21敗7分(2000年のみ5試合目の浦和レッズ戦が有珠山噴火により延期されたので4試合)。これだけ見るとそんなに思いっきり悪いわけじゃないとは思いますが、開幕5試合を勝ちこしたシーズンは2000年と2001年の、いわゆる「夢を見ていた時代」だけ(それぞれ4勝、3勝1敗1分)で、あとのシーズンは全部負け越しており、勝った試合もあんまり素直に喜べない内容の試合が多く、やっぱりその辺りの影響もあるのかも知れません。

 ただ、そうは言っても前回と似たような試合をしてしまったら、「15分遅刻したばかりに交通事故に遭って3年間昏睡」とか、「勝手に離脱してやっと見つけたと思ったら目の前でラスボスに串刺し」とか、はたまた「無限力が発動して人類滅亡」くらいの哀しさがありますし、前節は優勝候補の京都を相手のアウェイ戦ということで縦ポンサッカーもそれなりに理解は出来ましたけど、ホームでアレをやられるのはちょっとつらいですからね。リスクマネジメントは大事ですけど、専守防衛ならHFCの経営だけで充分です。そういうことする人、嫌いです。
 まぁだからといってバンザイ特攻サッカーがいいというわけでもないんですけどね。それでも、数少ないチャンスを生かして点を取るほど決定力があるチームじゃないし、かといって守ろうと思って守れるほど堅守を誇るチームでもないんですから、せめて積極的に自分たちから主導権を握ろうという意図は見せて欲しいものですよ。

2007年3月12日

初勝利

2007年Jリーグディビジョン2第2節
コンサドーレ札幌1-0サガン鳥栖
得点者:札幌/こっちの藤田
     鳥栖/なし

 「旬の過ぎた頃に更新」が板に付いてきたサッカー百鬼夜行です。こんばんは。

 開幕戦を落とした札幌は、今節はホーム開幕戦。サガン鳥栖を札幌ドームに迎え、今季初勝利を狙います。前節京都を相手になすすべなく敗戦した反省から、メンバーを多少いじってきた三浦監督。といっても実質的なテコ入れは左サイドバックだった和波が外れて西嶋が入り、右サイドバックに西澤画伯が入った程度ではあるのですが、砂川が風邪でダウンし、カウエが膝を痛めて欠場したため、右のサイドハーフには先日U-20代表候補の合宿から帰ってきたばかりの藤田征也が入り、ボランチにはキャプテン芳賀と結果的にそれなりのメンバー入れ替えがありました。
 相手の鳥栖は、昨季4位と大躍進を遂げたものの、昨季得点ランキング日本人トップの23得点を挙げた"King of ARIAKE"新居辰基がジェフユナイテッド千葉に移籍し、さらには守護神シュナイダー潤之介もベガルタ仙台へ移籍と、攻守の要を失った上、2004年から3年間指揮を執っていた松本育夫監督がGM就任に伴い現場を離れました。札幌も3年間指揮を執った柳下正明監督が退団し、得点ランキング2位のフッキを失っていますから、似たような境遇なのかも知れません。前節はやはりJ1降格組のアビスパ福岡と対戦し、ホームで0-5という屈辱的な大敗を喫するなど、新チームの出だしは決して順調とは言えないところも似たもの同士の対戦となりました。まぁホームとアウェイの違いはあるとはいえ、怪我人続出で満足にメンバーも組めない鳥栖が、「ベストメンバー」と言い切ったメンツで何にも出来なかった札幌と「似たもの同士」扱いされたくないかも知れませんけど。

 まぁそんなわけで決してベストとは言えない鳥栖と、まだまだチームもリビルド中でなんかコンパイルエラーもごっそり出てる感じの札幌の対戦なわけですが、そんな両チームの状態を反映してか試合は序盤からどちらもこれといった形が作れません。それでも前半10分を過ぎたあたりから札幌も少しずつボールを前に運べるようになり、サイドからチャンスを徐々に作れるようになります。とはいえ、ダヴィと元気の2トップはポストは無難にこなす反面、いざ前を向いた時には迫力不足。元気についてはもともと彼は速いクロスに飛び込ませるのが本来の使い方ですから仕方がないとしても、ダヴィは助っ人なのですから前を向いての勝負も期待したいのですけど、結局前節に引き続きこの試合でもシュートゼロというのは困りものです。あの巨体でズンズンプレスをかけるのは迫力はあるのですけどね。まぁこの試合でも周りと動き出しのタイミングが合わないシーンが結構ありましたから、その辺が合ってくれば面白いかも知れませんけど、性格的なものなんでしょうかね。「小心者の馬」といえば「街」にそんなキャラが出てきましたけど、どうせなら「牛」になってくれないものでしょうかね。
 ただ、まがりなりにも前線でダヴィが身体を張ってくれることで、今まではその役を(そんなに得意ではないのに)任されていた元気の負担が減ってそのぶん元気が生きてきているという側面もあるのですけどね。征也の先制点も、ダヴィが2人を引きつけて落としたボールを芳賀が前線にフィードし、そのボールを元気が落として画伯がクロスを上げ、クリアされたボールを芳賀がスライディングで繋いで征也が押し込むという流れでしたし。まぁ要所要所で相手に当たっている不思議なゴールだったとはいえ、これもひとつの形には違いありません。
 さらに征也のプロ初ゴールで先制した札幌に追い風が吹いたのが前半38分。中盤でのボールの奪い合いで芳賀の足を引っかけた山口貴之が2枚目のイエローカードで退場し、これにより札幌は数的有利を得ることになりました。

 ここで後半の早い時間帯で追加点を挙げれば、10人の鳥栖の戦意を大きくダウンさせることが出来るはずなんですが、まぁそれであっさり追加点を取れるんであれば苦労はしません。そんなわけで相手が10人となってスペースが出来たことで西谷を中心に何度もチャンスを作り出しますが、放つシュートはことごとく枠外。後半枠に飛んだのはソダンのヘディングシュートが2回あったのが記憶にあるくらいで、それもキーパー正面ですからね。前の試合でも書きましたけど、西谷が相手を引きつければ逆サイドが空くんですから、そこでサイドチェンジなどを入れればチャンスはもっと増えるでしょうし、征也のクロスも生きてくると思うんですけどね。まぁ西谷みたいにサイドで勝負するのは嫌いではありませんけど。
 ともあれ、追加点を奪うことが出来ず試合が進んでいき、こうなってくると「10人の相手に追いつかれる」というお約束の結末が待っていたりするのがこれまでのパターンなんですが、それを覆してDFラインがさしたる破綻も見せなかったのが収穫でしょうか。気になるシーンもないわけではなかったですけど、GKとの関係は今のところ良さそうです。とりあえずソダンのゾフィーみたいな髪型はどうかと思いますが、ソダンもブルーノも持ち味を充分に出していました。そして特筆すべきは右サイドバックに入った西澤画伯でしょうか。守備では当然のように何食わぬ顔をして相手を潰すサイレントキラーっぷりを発揮していましたが、攻撃面でも前半から申し訳程度に上がって行ってけっこういいクロスを上げていました。後半になると数的有利となって上がりやすくなったためか、何食わぬ顔をして上がっていき、何食わぬ顔をして走り込みボレーシュートを放ち、大きくぶっぱずしても何食わぬ顔をして戻っていく様に漢を感じました。男は黙ってサッポロビール。
 というわけで、追加点は奪えなかったものの、GK高木の好セーブもあり1-0で逃げ切り、札幌はホームで初勝利をゲットしました。

2007年3月14日

開幕戦のお話

 まぁ別に大した話じゃないんですけど、ご存じの通り前節コンサドーレ札幌はホームで初勝利を挙げました。実はホーム開幕勝利は6年ぶりのことなんだそうなんです。その6年前のホーム開幕戦って高知での試合なんですよね(対柏レイソル・2-1で勝利)。ホームゲーム扱いとはいえ距離などを含めても実質アウェイみたいなもんでしたから、純粋な意味での「ホーム開幕勝利」となると、その前年の2000年のアルビレックス新潟戦(室蘭・3-0で勝利)までさかのぼらなければいけません。つまり7年前です。7年ってあんた、ピッカピカの1年生が中学生になっちゃってる時間ですよ。そんなに長いこと勝てなかったんですね。
 もちろん当時はまだ札幌ドームは出来てませんでしたから、つまりドームでは初めての開幕勝利です。ちなみに札幌ドームを使用するようになった2003年以降、ホーム開幕戦の成績は対横浜FC戦1-3で負け、2004年ヴァンフォーレ甲府戦2-2で引き分け、2005年サガン鳥栖戦0-1で負け、そして2006年水戸ホーリーホック戦0-1で負けと散々な成績だったりします。なにしろ使い始めた頃はろくすっぽ勝てず、勝てないだけならともかく1試合にオウンゴール2発とか山瀬大怪我とか悪いことばっかり続いたため、「お祓い」という冗談みたいな行事がホントにあったくらいで、ここ2年ほどは多少マシになったとはいえ、それでも「電光石火で藤ヶ谷退場」とか「ロスタイムに3失点」とか「神のハットトリック」とか要所要所で良くも悪くも伝説を残している札幌ドームだけに、試合内容云々は別としても「勝った」ということだけでも、ワーゲン100台見た時くらいの幸せはあるんじゃないかと思います。

 まぁそんな都市伝説な幸せをかみしめつつ次節も勝って連勝と行きたいところですが、今週の札幌はまた思い出したかのように雪が降り始め、融雪設備を持つ宮の沢ですら除雪が必要なくらいの降雪があっり、昨日は予定されていた午前練習が中止。除雪して午後の練習は何とか行ったものの、メニューの変更を余儀なくされたそうです。宮の沢で練習が出来ないということは、つまり札幌で練習できる場所はどこにもないということであり、練習場所を求めて急遽苫小牧まで出張。駒大苫小牧高校のグラウンドを借りての練習となったようです。昨季も雪で調整不足のままアウェイ戦に臨み、逆境を力に変えることなく愛媛FCにさっくりやられたのが記憶に新しいですけど、今度の試合は徳島ヴォルティスとのアウェイ戦。四国が呼んでいます

 さて、このエントリを書くのに過去のデータを漁っていたら、ひとつ気になるデータを見つけました。これまで札幌に在籍した助っ人FWは多かれど、その中でいわゆる「当たり外人」として思い浮かぶのが、「鳥人」デリーバルデス、「俺王子」エメルソン、「俺王」ウィル、「超人」フッキの4人であることに異論を挟む人は少ないでしょう。いずれもリーグ得点王またはそれに準ずる成績を挙げていますが、このストライカーたちに共通することがあります。それは、「全員デビュー戦(開幕戦)でゴールを挙げている」ということです。逆にデビュー戦でゴールできなかった助っ人たちがどうなったのかというと、シーズン途中から加入したデルリスやバーヤック、アンドラジーニャらはともかくとしても、ほぼ全員がシーズン途中で退団しています。その中にはアルシンドやロブソンといった実績のあった選手も含まれています。そういえばシーズン途中で暴力沙汰で退団した年の俺王様も、出戻ってきたデビュー戦はどフリーをぶっぱずしてノーゴールでした。方やゴールした人は得点王、方やゴールできなかった人はさようならと、たった1試合の結果で両極端な運命が待っているものです。まぁどっちにしてもその年限りでいなくなることには変わりないんですけどね。2年在籍したのってデリーだけだし。
 このジンクスを覆せるよう、ダヴィにはがんばって欲しいですね。

2007年3月20日

鬼門で勝った

2007年Jリーグディビジョン2第3節
徳島ヴォルティス0-3コンサドーレ札幌
得点者:札幌/ダヴィ、征也、正也
     徳島/ない

 週中の降雪により札幌市内で練習が出来ず、練習会場を求めて苫小牧まで出張を余儀なくされた上、初日には交通渋滞で選手たちの到着が大幅に遅れ、ただでさえ貴重な練習時間がさらに減ってしまったり、膝の痛みで戦線離脱中のカウエと風邪で休養中のスナマコに引き続き、守備の要であるブルーノ・クアドロスがインフルエンザでダウンと、そうでなくてもピンチな状況でやってきた鬼門の四国。何しろ四国でのプロチーム相手の成績は、10試合で1勝5分4敗。そのたった1度の勝利も2001年の柏レイソル戦(春野・高知県)ですから、実に6年も勝っていないことになります。6年ってあんた、ピッカピカの1年生が(略)。
 その相手となる徳島ヴォルティスとの、J2参入後の対戦成績は3勝5分0敗。まだ1度も負けたことがないですし、ホームでの試合では4-2とか6-0で勝ったりしてますから決して相性が悪いわけではないんですけど、こと鳴門での試合に限れば4戦して全部引き分け、初対戦時は相川のゴールで先制しながらもロスタイムで追いつかれたとか、まったくもって目も当てられない試合でスコアレスドローという試合ばかりで全然「お得意様」という気がしません。そもそも「四国」というだけで、我々にとっては変身後ザーボンくらいの力はあるのですからね。

 というわけで風邪の砂川はベンチ入りこそしたもののスタメン復帰とまでは行かず、カウエもブルーノも遠征不帯同と逆境のデパートみたいな状況で迎えたアウェイ徳島戦、さらに悪いことは重なるもので、大塚まで徳島入り後に体調を崩してリタイアとなってしまいました。以前はこういう時のためにベンチ入りメンバーにリザーブ要員を加えた計17人の選手で遠征していたのですが、財政上の問題から今は行われていません。ということで、急遽札幌から吉瀬をスクランブル発進させることになりました。と、言葉で書けばたったそれだけですが、おそらくは夕ご飯もお風呂も終わり、あとは家でX-BOX360を心ゆくまでプレイしようとしていたに違いないところにいきなり「今から徳島まで来い」などと、ある意味体育会系サークルの先輩命令より理不尽な連絡を受けて最終の羽田便で東京に向かい、翌朝の始発便で徳島入りした吉瀬には同情を禁じ得ません。サテライトでは日帰りが普通とはいえ、そんなサポーターみたいな強行軍でやってきて身体が疲れないはずもなく、正直試合に出るにはかなりしんどい状態だったと思います。もっとも、そこまでして来たのに試合に出れなかったというのもそれはそれで哀しいでしょうけどね(出られて、しかも得点にも絡めて良かったね)。
 というわけでスタメンはブルーノの替わりに前節右サイドバックを務めた西澤画伯が入り、空いた右サイドバックには池内が今季初出場。大塚の替わりには前節左サイドバックに入っていた西嶋がスライド、その左サイドバックは前節はベンチ外だった和波が入りました。その他は前節と同じメンバー。

 まぁそんな状況で始まった試合は、風下だったためかそれほど積極的には行かず、まずはリズムを作ることを優先したようで、序盤は比較的静かな立ち上がり。これまでの試合に比べればだいぶトップから最終ラインの距離も良くなっており、プレスもよくかかりだいぶ安定してきた印象です。しかし開幕戦でもパッとしなかった和波がこの日もやはり、クリアボールをそのまま相手に渡してシュートを打たれたり、危険な位置で無用なファウルをしてフリーキックを与えたりとぴりっとしません。幸いにして失点こそ免れたものの、相当な危うさを秘めております。たとえるならば固まりかけのカサブタくらい。超危険。
 で、攻撃面ではいつもとやり方自体は変わらないのですが、元気のポストプレイが見違えるほど安定してきたのと、コンディションも上がってきたのかダヴィもこれまでよりは動きが良くなり、GKと2度ほど1対1となるなどまずまずの動きを見せていました。京都戦のエントリで「馬は馬でもダート馬」という表現をしましたが、どうやらダート馬かつ叩き良化型なのかも知れません。まぁ欲を言えばどっちかは決めてほしかったですけど、あまり余裕のある状況じゃなかったですし、相手のGK島津を褒めるべきでしょうかね。
 その他にもセットプレイから池内の欽ちゃんソバットシュートなど惜しいシーンもありましたが、これもGK島津のファインセーブに遭いゴールならず。結局前半は0-0で終了します。

 後半、徳島は新助っ人のクレベルソンを投入、相手の左サイドバック金尚佑が高い位置に張り出して勝負をかけてきます。しかしそのおかげで札幌はその金の裏のスペースが使えるようになり、前半はあまり出てこれなかった征也が生きるようになってきます。先制点はその征也から。後半17分、ダヴィからのボールを受けた征也が縦に突破してゴールラインギリギリで上げたクロスボールに、ゴール前に詰めていたダヴィが頭で合わせ来日初ゴールを決めます。周囲の選手の喜びようから見る限り、ダヴィは随分チームメイトからも愛されているみたいですね。っつーかなぜか恩氏副審まで妙にうれしそうだったのもダヴィの不思議な魅力なのでしょうか。
 さて体よく先制点を奪ったはいいのですが、これまでの試合でも「札幌が先制して追いつかれる」という展開だったため、札幌としては早めに追加点を奪って突き放したいところ…と思っていたその4分後、カウンターから西谷が突破しグラウンダーのクロスを入れると、ファーに走り込んでいた征也が右足ダイレクトで蹴り込み2点目をゲット。決して簡単なボールではないと思いますが、うまく合わせて2試合連続ゴールを決めました。
 こうなると札幌にとっては理想的な展開。あとは守備を固めてカウンターを狙えばいいわけです。このあたりの柔軟性はだいぶできてきたようで、徳島の攻め手があまりなかったこともありますけど、余裕を持って試合を進めることができているようです。そして狙い通りトドメの一発が生まれたのが33分。相手のセットプレイからのカウンターで元気のパスに抜け出した地元徳島出身の西谷が約40メートルを独走し、ファーサイドに走り込んでいた2人は目もくれずそのまま右足でゴール隅に決めダメ押し点を奪いました。関係ないですけど、ダヴィが決めた時も征也が決めた時もバシバシ叩いて祝福していたキャプテン芳賀が、西谷に対してはおとなしめのハイタッチだけで終わったのも、微妙な力関係が垣間見えて微笑ましたかったです。
 ここまで来ればあとは無失点に抑えることが重要ですが、残りの時間もボランチの2人の運動量が最後まで落ちなかったこともあり、さしたるピンチもなく注文通り無失点勝利。画伯とソダンのセンターバックもほとんど破綻しなかったですし、GK高木も決して派手さはないもののハイボール処理、反応、キャッチングなど全てにおいてミスの少ないキーパーで、なんだか安定しすぎてて物足りないというむちゃくちゃなことを思ってしまったりもします。彼が期限付き移籍じゃなければ手放しで喜んでいるんですけどね。

 それにしても気になるのは和波。後半に入ってからも危険な位置で簡単に入れ替わられてファウルで止めたりを繰り返してピンチを招く散々な出来だった上に、吉瀬と交代で引っ込んでからチームは怒濤の3得点。まったく褒められた出来ではなかったとはいえ、あまりにもはっきりしすぎでちょっと同情してしまうほどですが、逆に考えるんだ。「和波が四国の呪いなどあらゆる厄災を道連れにピッチを退いた」と考えるんだ(AA略)。

 ともあれ、これで通算成績を2勝1敗とした札幌は3位に浮上。まぁこの時期の順位なんてアテになるものでもありませんが、勝点は少しでも多いほうがいいに決まってますし、この大変な時期に勝点を積み重ねられるのはあとあと重要な意味を持ってくると思いますので、このまま上向きで行ってもらいたいものですね。

2007年3月23日

微妙

2007年Jリーグディビジョン2第4節
コンサドーレ札幌0-0湘南ベルマーレ
得点者:札幌/誰もいない
     湘南/いやしない

 鬼門・四国で勝利を挙げ、2連勝と勢いに乗るコンサドーレ札幌は、今節は再び札幌ドームに戻っての湘南ベルマーレ戦を迎えました。相手の湘南は毎年地味ながらも渋い補強をしておりましたが、今季もFC東京のDFジャーン、鹿島アントラーズの名良橋晃、清水エスパルスの斉藤俊秀らベテラン勢を中心にこれまた渋い補強を行っています。特に名良橋はベルマーレ平塚時代に一世を風靡した時のメンバーで、実に11年ぶりの復帰。「ベテラン並べて横浜FC」を狙ったのかどうかはわかりませんが、レンタルの斉藤以外はいずれも前所属チームを戦力外となっての移籍。湘南のフロントが「ただでもらったただでもらった名良橋晃とジャーンで~♪」などと歌っているかどうかはわかりませんが、ともあれ柿本や中里といったレンタル復帰組も含めて昨季よりも明らかにチーム力は上。開幕戦こそベガルタ仙台に競り負けたものの、京都パープルサンガに0-0、前節はアジエルのアディショナルタイムのゴールでセレッソ大阪を2-1で振り切り、骨のある相手ばっかりながらもしぶとい戦いを見せています。
 迎え撃つ札幌はインフルエンザで前節欠場したブルーノ・クアドロスが戻ってきたものの、突然の発熱で同じく前節欠場の大塚はまだ復帰できず。前節ソダンとCBコンビを組んでいた西澤画伯は鳥栖戦でも務めた右サイドバックに入り、左サイドバックは裏切り者の名を受けて戦うデビルマン和波が外れ池内と、見事にセンターバック4人を並べてきました。「本職のサイドバックがいない」というのはまぁ理由としてはわからないでもないですが、野球で言えば「内野全員ファースト」というか、サイボーグ009で言えば「9人全員張々湖」みたいな気がしないでもありません。

 まぁそれはいいとして試合ですが、開始からしばらくは札幌が押し気味に試合を進めますが、なんだかはっきりしない攻めでジャーンに跳ね返されているうちに徐々に湘南がペースを掴みます。縦横無尽に動くアジエルを中心に攻める湘南の攻撃に幾度か崩されかけ、危ないシーンも何度か作られますが、何とか水際で食い止めている状況。こうなるとがっぷりよつで押し返すのもなかなかしんどいですから、カウンターに活路を見いだしたいところですけど、なんだかどいつもこいつも動きが重くてそれもままなりません。西谷は徳島戦の40メートルドリブルでよっぽど疲れがたまったのかまったくキレがなく省エネプレイに終始しているし、芳賀や西嶋も守備はいいとしてもいざ攻撃に移った時の押し上げが遅いので2トップは前線で孤立。元気はポストはいつもの通り安定してはいたものの、世の中うまく行かないもので今度はポスト以外のプレイを忘れちゃったみたいな感じですし、ダヴィはそれなりに勝負をしようという意志は見せるものの、ほとんど読まれて抜けず、じゃあ右の征也を使おうとしても、何度かあったチャンスでクロスを上げようとしてことごとく地球を蹴るし、かといって画伯と池内のサイドバックじゃ深くえぐるようなプレイは望めそうもないし、シビレを切らしたブルーノが鋭い出足でインターセプトを見せ、そこからワンツーパスを駆使して怒濤のオーバーラップを仕掛けようという意図はよくわかりましたけど、ワンのパスで湘南の選手にパスしてちゃツーのパスが戻ってくるはずもなく、絵に描いたような八方ふさがり。
 とりあえずソダン、ブルーノ、画伯、池内、そして元気とダヴィと並ぶセットプレイはやたらと迫力だけはありますので、セットプレイには期待できそう、というよりはセットプレイ以外では点が取れそうもなかったんですけど、その肝心のセットプレイが全然取れないんじゃお話にもなりません。廣瀬主審が比較的流し気味のジャッジをしていたこともありますが、直接フリーキックはおろかコーナーキックさえ取れないんですから、どれだけ形を作れてなかったかがわかろうもの。何しろ札幌の前半のシュートはたったの1本、それもジャーンから無理矢理ボールをふんだくったダヴィが打ったキーパー正面のシュートだけ。まぁシュート打てばいいってもんじゃありませんが、一時期よりは多少衰えたとはいえ百戦錬磨のジャーンと斉藤コンビに単純な攻めが通用するわけもない上、この試合のスタメンで唯一攻撃にアクセントを付けられる西谷が、試合序盤の鋭い切り返し一発でハナクソをほじる力ものこっちゃいねえ状態になっちゃったんですから、この体たらくもさもありなんといったところ。

 そんなわけで攻撃に関してはちっとも期待できない状態だったわけですが、それでも狭いエリアでプレッシャーを受けた時に、それなりに落ち着いてボールを回せるようになったのは数少ない収穫でしょうかね。以前であれば焦って簡単に相手にボールを渡していたりしたところでしょうが、曲がりなりにも3年間培ってきたことがようやく出てきたのかも知れません。それなのになぜか余裕を持って相手にパスするのはどういうことなのかと思ったりもしますけど。あとは交代で入ってきていきなりバー直撃の惜しいFKを放ったカズゥとか、途中交代で入ってきた砂川の1.5列目的なポジションがけっこう良かったとか、まぁ数少ないながらも収穫はないわけじゃなかったですし、湘南に17本シュートを打たれながらも(ホームゲームであるという前提はさておくとして)無失点で凌ぎ、地味に3試合連続無失点とした守備に関しては、危ない場面もちょっとありましたけどなんだかんだで安定感も感じられるようになってきましたし、決して「たまたま」というわけではなさそうです。三浦監督も就任から開幕までの短い期間でまず守備を重点的に取り組んできたとのことですから、攻撃に関してはこれからってところでしょうか。去年みたいな爆発的な勝ち方はないでしょうけど、当面はしぶとく勝点を拾いつつ、そのうち48の殺人技とか52の関節技とか77歳の職人技とか覚えてもらえれば、結構やれるかも知れませんね。

2007年3月28日

勝ちは勝ち

2007年Jリーグディビジョン2第5節
モンテディオ山形0-1コンサドーレ札幌
得点者:札幌/西谷
     山形/いなかった

 ちょっと立て込んでてあまり時間が取れないので、今回はちょっと手抜きで気づいた点をダイジェストでまとめてみました。

・全体的な感想としては、開幕戦に比べるとだいぶ戦い方は安定してきたように思います。とはいえ、後半15分くらいまでは割と安心してみていられたのに、山形が臼井を投入してから一気に防戦一方に。臼井が頭から出ていたらと思うと、思わず頭が臼井になってしまいそうですが、あの時間帯を守りきってこれで4試合連続無失点としたことで、より自信になるでしょうね。守備に関してはあまり心配はなさそうです。

・攻撃に関しても少しずつ良くはなってきてるようです。結果としてはPKでの1点のみで、そのPKも限りなく微妙な感じのものでしたけど、ダヴィのヘディングがゴールライン上でクリアされたり、1対1のシーンも作るなどチャンス自体は決して少なくなかったと思います。その少なくないチャンスを決して決めようとしないところが札幌の奥ゆかしさであり、その意味ではダヴィは完璧にコンサドーレにフィットしたと言えなくもなく、でも逆刃刀で不殺しなくてもいいのでせめて1対1は決めて欲しいです。

・決勝点となったPKを決めたのが西谷。スナマコがまだ万全の体調ではない今時点での札幌は、こと攻撃に関しては良くも悪くも「西谷のチーム」で、実際動きの悪かった前節湘南戦ではシュートわずか6本という内容でスコアレスドローに終わっていますが、この日は前節から中3日ながらもいい動きをしていました。まぁ相変わらずバテてくると適当なプレイも目立ってくるわけですが、これからもしばらくは「西谷が元気なうちにいかに点を取るか」が基本になってくるでしょうね。

・ケガで2節から4節までを欠場し、久しぶりのスタメンとなった「インテリビジュ」ことカウエですが、前半はそれなりにいい出来。最初のシュートを巻いて狙おうとしたあたりは、インテリな分だけ本家ビジュよりは宇宙人色は薄そうですが、本家同様きっちりカードをもらい、後半はきれいさっぱり消えていました。ダヴィが流浪人ならカウエは御庭番衆といったところでしょうか。

・で、ある意味一番武士っぽかったのがブルーノ。この日はカバーが冴え渡り、ピンチの目を行くどもつみ取り、「空飛ぶニッポン人」ソダンと共に助さん格さん並の活躍でした。ちなみに、この図式で言えば黄門様は高木。

・さらに、武士というかまさしく人斬りと言わんばかりだったのが、言うまでもなく西澤画伯。この日もばっさばっさと顔色人使えずに相手を斬り倒したばかりでなく、後半23分くらいにいつもの何食わぬ顔で財前を潰したシーンでは、倒された財前がそのあと起き上がろうとしてさらにもう一度倒れていました。足を滑らせたとか足を取られたというような倒れ方でもなかったんですが、ひょっとして画伯は新必殺技として「空気投げ」までマスターしてしまったんでしょうか。30歳を過ぎて引退してもおかしくないほどの大怪我をしてなお間違った方向に進化を見せる画伯に萌えつつ、その大怪我に見舞われた因縁のスタジアムだと、その凶悪度も増すのかも知れません。

 とまぁ、そんなわけで札幌は通算成績を3勝1敗1分としました。開幕5試合で勝ち越したのは2001年以来6年ぶりのこと。3月9日のエントリでも触れたように、開幕5試合で勝ち越しに成功した2000年と2001年はJ2優勝、J1昇格といずれもいずれも目標を達成しています。まぁ当時に比べれば勝ち方がけっこう微妙なんで、なんか「だるまさんが転んだ」でいつの間にか近くに来てる人みたいな感じになってますけど、どっちかというとそれは願ったり叶ったりなんで、これからも地味に勝点を積み重ねていって欲しいと思います。

2016年2月

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