五里霧中

2019明治安田生命J1リーグ 第6節
北海道コンサドーレ札幌 1-2 大分トリニータ
得点者:分/藤本(2’)、オウンゴール(26’) 札/オウンゴール(69’)

鹿島戦後のオレ達「まぁ相手はタイトル20個も持ってるチャンピオン中のチャンピオンだしな」

名古屋戦後のオレ達「まぁ相手はチーム予算45億のお金持ちチームだし、雪で練習できなかったしな」

大分戦後のオレ達「………。」

こういう時どういう顔をすればいいかはわかりませんが、我々には「JリーグのサポーターのPDCAサイクル」というのがあります。PDCAとはすなわち、次の通りです。

P:Pray(祈れ)
D:Drink(飲め)
C:Cry(泣け)
A:Accept(受け入れろ)

飲んで泣いて、受け入れることにしました。次の勝ちを祈ることにします。

J1昇格組の大分は、今季ここまで大方の予想を覆して、開幕戦には我々がボコボコにやられた鹿島にも競り勝つなどす3勝を挙げているチーム。決して侮れる相手ではありません。一度はJ3にまで落ちたチームですが、我々だって2004年の時にJ3があったら余裕の降格をしてた成績でしたし(まぁJ2に降格制度があったらあんな極端なことはやってないとはいえ)、ナビスコカップのタイトルだって持っているチームですから、格下とはとても言えないですよね。

チームにも波があって、何もがうまく行くときもあれば、逆に何もかもがうまく行かない、という時もあるでしょうから、3連敗については結果として受け入れるしかないのですが、2点録られても3点取って勝つサッカーを標榜してるのに、最近得点の気配があまりないのが気になるところです。

代表から帰ってきてからチャナティップの調子があまりよろしくないのが大きな要因なんですが、前だったら2人に囲まれても涼しい顔して突破してたのに、何でもないところでボールを失ったり、ワンツーのパスがズレたりしてるのが気になるところですね。

もちろんチャナティップだけが良くないのであればそこをカバーできる方法はあるのですが、そこをカバーすべきボランチやサイドがいまいちうまいこと連携が取れてないというか、別に手を抜いているわけではないのに全然ダメという、たとえるならば「明日算数のテストなのにすっごい頑張って社会の勉強をしている」みたいなかみあわなさなんですよね。

去年までだと「なんかうまく行かねぇな」って時はもう開き直って安全な場所にいる福森からロングボール放って、ジェイとか都倉に競らせてこぼれ球を抜かりなく狙っていったり、セットプレイで取り戻す、みたいな「映画じゃ儲かんないからポップコーンでもうけます」みたいなやり方ができたんですけど、都倉はもういないしジェイもケガ。アンデルソンロペスや鈴木武蔵は上背はあってもターゲットになる選手ではないですし、頼みのセットプレイも最近は不発。というか今季セットプレイからゴールありましたっけ。

まぁ負けているときは悪いところばかりが目につくものですし、いくらあれこれ言ったところで失った勝点は戻ってきませんからね。アンデルソンロペスの突如ブチきれたかのようなマルセイユルーレットとか、数少ないながらも見所はあったのですが、それはそれとしてもう一度根本的なところを見直して、また浦和戦や清水戦のような試合も見せてほしいものですね。現状を打開するのは自分しかないのですよ。

ところでマリノスさんマリノスさん、あの藤本って選手めっちゃすごいと思いません? 夏の獲得候補にどうですか?(他力)。