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北海道コンサドーレ札幌では、すでに来季の加入選手として、日本大学の「ネコタク」こと金子拓郎選手と、筑波大学のアカデミー出身選手である高嶺朋樹選手の加入が内定しています。

二人とも特別指定選手として札幌の試合に出ていますので、すでに知らない人はいないでしょうが、この両名に次ぐ3人目の新加入選手として、大阪体育大学のDF田中駿汰(たなかしゅんた)選手の来季加入が内定したと、5月26日に発表されました。このサイトでは勝手ながら「タナシュン」と呼ぶことにします。

田中選手はセレッソ大阪U-15から履正社高校を経て大体大へ進学。筑波大学や流通経済大学などといった名門が集まる関東に比べると、関西の大学はメインストリームでないのかもしれませんが、大体大は輩出したJリーガーの数は阪南大や関西大よりも多いそうです。札幌関係で言えば、かつて札幌でGKコーチを務めた松井清隆氏が大体大の出身ですね。

そんな大体大でレギュラーとして活躍し、インカレベスト4、関西学生リーグ1部優勝など輝かしい成績を残しています。今年は全日本大学選抜にも選ばれ、さらに先日は、フランスで行われるトゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表にも大学生ながら選出されました。同大会には岩崎悠人も選ばれていますので、札幌サポーターとしては大会を見る楽しみが増えましたね。

プレイを見たことはないのですが、クラブのリリースでは「複数の守備的なポジションを高いレベルでこなすことができ、高さ、読みの良さ、足元の技術を兼ね備えた選手」とありますので、宮澤裕樹やキムミンテの後継として育てたいという感じでしょうか。

「鮭」である高嶺選手はともかく、札幌とは特に縁がなくてもネコタクくんやタナシュンのような大学トップクラスの選手のキャリアパスの選択肢としてコンサドーレが入るようになったのは、素直にうれしいことですね。実際、ガンバのU-15出身なら地元のガンバもおそらく声はかけていたでしょうから、それにも関わらず札幌を選んでくれたのはありがたいことです。クラブが強くなること、そしてコンセプトがしっかりしてると、こういう正のスパイラルができるのでしょう。

まぁ札幌はそれだけでなくて、練習環境はいいし、夏は涼しいし、ドームも快適だし、食べ物はうまいし、現役アイドルとか美人の女流棋士がガチ応援に来ますからね。キャンプがクソ長いというデメリットを除けば、いいとこばっかりですよきっと。

ちなみに、日曜日でありながらこの日に発表となったのは、おそらく田中選手の誕生日が5月26日だからだったのでしょう。なお、5月26日が誕生日というのは藤村怜選手と同じで、オレの誕生日も5月26日です。だからなんだと言われても困るんですけど。