なんちゅうか本中華
と、やっぱり今の若い人にはわからないタイトルですが、土曜日に行われたJ2第4節・湘南ベルマーレ戦は、田畑のリーグ戦初ゴール(カップ戦では1得点)で先制したものの、直後に高田のゴールで追いつかれ1-1の引き分け。この日の気温はキックオフ時点で20度近くあり、まだ雪の降る札幌からやってきた選手にとってはコンディションの維持の難しい環境ではあったのかもしれませんが、今季最悪と思われた仙台戦よりもぴりっとしない内容…っつーかヤンツーも「開幕戦が一番内容がよかった」と言っているとおり、なんかだんだん悪くなってるような気がしますね。
まぁ、開幕から3試合を終えてそろそろ疲労がたまってくる頃合いのアウェイということもありますし、去年までなら確実に負けていたであろう内容でも勝点1を持ってきたという点など評価できる部分もなくはないですがね。ただ、「J1昇格」とか「J1残留」とか結果のみを求めるのであれば、オレもそれで納得してはいたと思いますけど、この先長い時間をかけてやろうとしていることを考えれば、やっぱこんな程度で満足してはいけないと思いますし、納得してもらっては困ると思うのですよ。相手もそれなりに札幌の戦い方を研究した上で試合に臨んできますし、この先勢いだけではどうにもならない部分も出てくると思います。だからこそ、そんな状況でも目指すサッカーが出来るようにしていかなければいけないでしょう。
逆に言えばそれが出来ればいい結果はついてくると思いますから、この先選手もサポーターも結果だけを見て「まだ無敗」とか安心せず、まず内容にこだわって欲しいと思います。「それは理想論だ」という批判もあるかもしれませんが、今の札幌はその理想を追い求めることが許されている環境にいるのですからね。結果を恐れずにチャレンジできるというのはそうそう滅多に出来るもんじゃありませんよ。
とまぁ、久方ぶりに説教くさいことを書いてしまいましたが、それよりも三原のケガが心配ですね。まだ正式な診断内容は出ていませんが、長期離脱は避けられない負傷のようです。本人ももちろん痛いでしょうが、ただでさえ手薄な左サイドの選手が欠けてしまったチームももちろん痛い。つっても今の札幌は誰がケガをしてもものすごい痛いのですけど、三原の穴を誰が埋めるのかと考えた場合、その穴の大きさがうかがい知れます。
普通に考えれば開幕戦と湘南戦で三原が負傷したあとに左のウィングバックに入った市村なのでしょうけど、その2試合と御殿場での静産大戦を見た限りではどうにも左サイドでは彼の持ち味を発揮できていないように思えます。市村以外となると尾崎、鎌田あたりでしょうか。ただ御殿場での印象だけで考えた場合、ここは思い切って上里もいいかと思います。それもダメならユースの小川睦史くんでどうですかお客さん!
つうわけで湘南戦観戦記もアップしました。