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2005年2月 アーカイブ

2005年2月 1日

宮崎は今日は雪だった

 前回の巻頭言でホンダロックFCについて「全国社会人選手権大会で3位に入った」と書きましたが、これは誤りで正しくは「全国地域リーグ決勝大会」でした。訂正してお詫びいたします。ごめんなさい。

 さて、昨日のオフを挟んで本日から宮崎合宿も後半戦に入りました。ホンダロック戦の反省を受けてさらなる進歩を目指す…はずでしたが、せっかく雪を避けて暖かい九州まで来たはずなのに、本日の九州地方は雪。うっかりホンダロックに大勝してしまったからでしょうか。
 で、本日の練習ではここまで別メニューだった田畑が全体練習に復帰したようですが、替わりにホンダロック戦で相手選手と接触し胸を痛めたもんじゃと、右足を痛めた三原社長が午後から別メニューとなったとのこと。それほど大事には至らなさそうですが、まだ開幕までは時間がありますのでまずはしっかり治してください。つってももんじゃは早く治すにはまず栄養からとか言ってその辺でシロタマゴテングダケを捕って食べたりしないように。死ねるから。普通に。

2005年2月 5日

事件です

 現在宮崎県内で合宿中だったコンサドーレ札幌が、昨日の練習中に何者かにゴールを奪われるという事件が起きました。
 事件が起きたのは昨日2月4日の午前11:30頃。コンサドーレ札幌は突如として現れた10名程度の集団に襲われ、もみ合いになった隙を突かれて、練習生と見られる若い男にゴールを奪われた模様です。男は事件から約1時間後に取り押さえられたものの、奪われたゴールの行方もわかっていません。男は「ワクワクしてやった。ゴールなら何でもよかった。今はほっとしている」と答えており、現段階でこの若い男が何者なのかはまだ不明ですが、この集団には数人の外国人も含まれており、目撃した人によると「外国人は3人、ブラジル人だと思う。あとは日本人だと思うが、1人だけどっちとも言えない濃い顔の人もいた」。当局は高度に組織化された国際的グループが背景にあると見て捜査を進めています。
 被害にあった高原寿康さん(24)は、「突然のことで動転しました。まさかチュンサンとサンヒョクが兄弟だったなんて…」と今更ながらに証言。さらには「ゴールだけでなく、ハートも奪われちゃいました。返して欲しい」と切実に訴えており、現在奪われたゴールの捜索も続けられています。

2005年2月 7日

アビ蜂取らず

 宮崎合宿も本日で打ち上げです。最終日となった今日は二週間に及んだ合宿の集大成として、J2アビスパ福岡とのテストマッチが行われました。J1からの降格チームがなく、上位2チームが抜けただけの今季のJ2において、昨季3位に入り入れ替え戦に駒を進めた福岡が事実上の昇格最有力候補。札幌にとっても、昨季14連敗を脱した相手とはいえその他の試合は全敗しており、これまでの歴史上においても分の悪い相手であることは間違いありませんから、テストマッチとはいえ、ここでの戦いは今シーズンを占う上で非常に重要な試合です。ヤンツー自身も「勝ちにこだわる」と言っており、川崎戦で出たチームの課題をどこまでクリアできるかという内的なものはもちろんのこと、上位争いが予想される福岡に対して「今年の札幌はひと味違う」と思わせることが出来るかどうか。というよりは試合を終えて「ヤムチャは何をしてもヤムチャ」などと思われないことが重要です。

 というわけで結果ですが、レギュラー組と思われる1本目には岳也と池内のゴールで2-1と勝利。サブ組中心の2本目は3点を喰らって敗戦したものの、それでも清野がゴールを挙げて1点を返し、完封は免れた模様です。まぁ層の厚さではさすがに福岡に分があるのかなという感じですが、1本目を勝てたのは大きいですね。大きさで言えば大豪院邪鬼くらいデカいです。

 さて、チームはこれから2日間のオフを挟んで2月10日から第3次となる指宿での合宿に入ります。ここでは2月19日のジュビロ磐田とのPSMを含めて計4試合のテストマッチが予定されており、開幕に向けたラストスパートとなりますが、とりあえずそのテストマッチの前日以外はやっぱり練習は2部構成ばかりですが頑張ってください。

2005年2月 9日

絶対に負けられない戦い

 プライドをかけた真剣勝負というのはいつだって見応えがあります。ただオノレの身体のみを使い、ただ目の前の相手を倒す。なんだかんだ言っても自分は日本人ですから、やはり日本代表を応援してしまうものです。フィジカルの不利を補ってあまりある技とスピード、これぞ大和魂です。力と技のぶつかり合う、手に汗握る戦い。やるか、やられるか。オレはこんな勝負に燃え、叫ぶのです。

 いやホントに見てよかったです。「トリビアの泉」のカブトムシ世界一決定戦

 カブトムシにとっての敗北、それはすなわちおまんまの食い上げや遺伝子の保存不可能を意味します。まさにオノレの存続をかけた、文字通り絶対に負けられない戦い。残念ながら我らが日本のカブトムシはブラジルのヘラクレスオオカブトに負けてしまいましたけど、圧倒的な体格差のある相手に、それでも3本勝負のうちの1本を取ったのですから、負けたとはいえ胸を張っていいと思います。よく頑張ったカブトムシ。

 え? ワールドカップ? 何それ?

2005年2月12日

ジキルとハイド

 時々、自分で自分がわからなくなることがある。

 昨年10月にとある男性が白老町で窃盗と建造物不法侵入の容疑で逮捕されたが、逮捕された男性は記憶喪失だったそうだ。彼はホロホロ山中で転落するなどしてそれ以前の記憶を失っており、なぜ自分が山の中にいたのかはもちろん、自分の名前すらわからなかったという。別にオレは記憶喪失ではないけれども、時々「気がついたらとんでもない場所にいた」ということがたまにある。何かの病気なのだろうか。自分の中に自分はない別の自分がいるのかもしれない。今日も、そんな不思議な体験をした。

ibusuki.jpg

 ここはどこ?

 そんなわけでなぜか自分は気がついたら鹿児島にいたりするのですが。とりあえず仕方がないので現在指宿で合宿中のコンサドーレ札幌の練習を見てきました。
 オレが見たのは午後練習からなのですが、練習内容は明日のJ2京都パープルサンガとのテストマッチを見据えてセットプレイの練習がメインで行われておりました。明日のレギュラー組と目されるビブス着用組と控えメンバーと思われるビブスなし組に分かれ、コーナーキックといろいろと場所を変えてのフリーキックを行い、攻撃と守備のポジショニングをそれぞれ確認するというものでした。それぞれのメンバーは以下の通り。おそらくこのメンバーがそのまま京都戦のスターティングメンバーとなるものと思われます。

<ビブス(レギュラー)組>
GK:高原
DF:西澤/ソダン/西嶋
MF:徐/権東/金子/色白/スナマコ
FW:元気/アイカー

<ビブスなし(控え)組>
GK:もんじゃ
DF:加賀/池内/ホンコン
MF:謙伍(征也)/智樹/カズゥ(タバタン)/社長(野田)/桑原
FW:岳也/清野
(※控え組は頻繁に入れ替えがあったようです。岡ちゃんは別メニュー。)

 それぞれのキッカーはビブス組が右がスナマコで左が権東、ビブスなし組が右に桑原、左が三原社長と上里カズゥが交互に蹴る感じ。一つ一つのプレイにヤンツーの具体的な指導が入り、引き締まった練習ではありました。ただ、各キッカーとも結構いいボールを蹴っていたにもかかわらず、ズバッと得点になったのが上里のコーナーキックを池内(?)が合わせたたった1回のみだったというのはどういうことでしょうか。どフリーのシュートくらいは決めてねタバタン…。
 午後練習はこのセットプレイ練習のみを1時間半ほど行って終了となりましたが、その後は居残り練習タイム。黙々とドリブル練習を続けていた野田、リフティングゲームでじゃれあうソダンと徐、1対1でじゃれあう謙伍と加賀、サイドからのクロスの練習で「走りの練習よりよく走ってるなぁ」とヤンツーに冷やかされていた三原社長、そのサイドからのクロスを難しい体勢でなぜかズバズバ決めていたホンコンなど各々思い思いの練習をしておりましたが、おもしろかったのが池内、カズゥ、桑原、権東らによるフリーキック練習。GKと壁人形(通称いけにえくん←今決めた)を立たせてのフリーキック勝負でした。最初のほうしか見ていなかった上に記憶が曖昧なのですが、おおむねこんな感じだったと思います。

<1本目>
 池内:大ホムーラン
 桑原:上にはずれる
 上里:成功
 権東:右端のいけにえくんを暗殺
<2本目>
 池内:大ホムーラン
 桑原:クロスバーに当たって真下に落ち不明
 上里:成功
 権東:左から2番目のいけにえくんを暗殺
<3本目>
 池内:やけくそなのか左足で蹴ったら枠に飛んだ…
 桑原:成功
 上里:上にはずれる
 権東:右から2番目のいけにえくんを暗殺

 権東くんのフリーキックは危険です。

 まぁ結局最終的に誰が勝ったのかというと、それは最後の最後で練習に加わった三原社長なわけですが。またあのフリーキックが見られてホントよかったです。次は是非試合で。

2005年2月13日

京都戦レポート1

 さて本日は京都パープルサンガとのテストマッチが行われました。レギュラー組と控え組に分かれて2試合(45分×4本)が行われています。なぜか鹿児島にいたオレはうっかり見に行ってしまいましたのでレポートします。
 まずは結果から。レギュラー組が出場した1試合目は、開始早々1分くらいでパウリーニョのスルーパスに抜け出した中払にゴール隅に落ち着いて決められ失点、後半には右サイドでボールを持った星のマークに行った西澤がコケてしまい、フリーであげられたクロスをアレモンに決められて2点目を失い、札幌はほとんど決定的チャンスを作れないまま0-2で破れてしまいました。
 控え組中心となった2試合目はお互い決定力を欠いたまま前半を0-0で折り返しますが、後半になると運動量の落ちた札幌は防戦一方となり、後半35分くらいに左(多分石丸)からのクロスを松田にキレイに合わせられて先制され、こちらも0-1で敗戦となってしまいました。
 全体的な印象としては、やっぱり京都とは力の差があるなぁと思いました。昨シーズン途中から指揮を執る柱谷幸一監督のもと、選手を大幅に入れ替え自らのお眼鏡にかなう選手を集めた今シーズンは、予想通り柱谷時代の山形のようなスタイルで臨んでくるようです。元来の京都のスタイルとはまるで違うサッカーなのでどこまで体現できるかと思っていたのですが、当時の山形ほどではないにせよサイドへの追い込み方やプレスのかけ方はほぼ同じ。サイドアタックを柱とする札幌にとってはやりにくいことこの上なし。
 とはいえ、攻撃のほうはと言えばこれがイマイチパッとせず。新助っ人のパウリーニョは相当のポテンシャルを持っているようで、さほど上背はないながらもスピードとテクニックを併せ持っており、登録は2トップの一角のはずですが、どちらかというとトップに張るよりは比較的自由に動いてゲームを作るタイプのようで、札幌は神出鬼没な彼をとらえきることが出来ません。タイプ的にはガンバのフェルナンジーニョや川崎のジュニーニョに近いでしょうか(京都の公式サイト12.Netにはこのアシストはアレモンとなっていましたが、確かにパウリーニョだったような気がする)。しかしもう1人の新助っ人アレモンは、2点目を決めたシーン以外は全くと言っていいほど有効にプレイに絡めず、こちらはちょっと厳しいかも。攻めている割には詰めが甘いというのが京都の攻撃の印象でした。
 さて札幌ですが、ヤンツーもコメントしている通り移動疲れがかなりあったような感じで、全体的に動きが重くなかなか反撃に転じることが出来ません。札幌の合宿地である指宿と、今回の試合会場である薩摩インターナショナルゴルフリゾート京セラは、鹿児島県のほぼ反対側に位置しています。その上道路も混雑していたようで札幌の選手を乗せたバスが現地に着いたのがキックオフ1時間ほど前、かつ試合会場がえらい山の中にあり、たどり着くにはうねうねとした道を上っていかなければならず、これは相当にキツかっただろうと思います。その辺りは割り引いてみたほうがいいかと思いますが、しかしそうは言っても五体満足で京都とやれば勝てるかどうかと言われれば、それはちょっと微妙と言わざるを得ないわけですけど。プレッシングサッカーとしての京都と札幌の間には、明石家さんまとぜんじろうくらいの差はあるように思います。
 それでも見所が全くなかったわけではなかったので、レギュラー組と控え組のそれぞれの印象を書いていきます。長くなるので2回に分けますが、今回はレギュラー組から。

<高原>
 サイドからのクロスを上げられた時などにボールしか見ておらず、ピンチを招くこともあり。コーチングについては○。
<西澤>
 マークに行って滑って転ぶ致命的なボケをかます。星をフリーにしちゃいけません。
<ソダン>
 声出しを身につけようとしていた。自分のなすべきことはわかっている模様。
<西嶋>
 もう少しタイトなマークをして欲しい。それ以外は可もなく不可もなく。
<美白>
 クロスはアレだが笑顔は破壊力抜群。インタビューを傍目で見てたオレもやられそうになった。
<権東>
 和波を追い越してチャンスを作る。現時点でヤンツーサッカーを一番理解しているよう。
<金子>
 権東のフォローが中心。もっとアッピールして欲しいけどイヤなスペースは埋めていた。
<智樹>
 金子と交代で出場。今はいろいろと考えながらプレイしている最中か。知恵熱が出てそう。
<徐>
 左サイドに流れることの多かったパウリーニョのマークでいっぱいいっぱい。試合中のヤンツーからの指示がもっとも多く、まだまだ修行中の模様。
<砂川>
 ボールを持った時にもう少し周りが見えれば…。ただしキープ力はさすが。
<元気>
 ちょっとアイカーとの距離が悪かった。シュート打ったっけ?
<アイカー>
 周りのフォロー少なく孤立。ポストを徹底的に潰されていたがそれでもシュートは打った。

 そんなわけで、今のところレギュラー組についてはサイド以外はヤンツーもいろいろと試している最中みたいですが、タバタンがケガをしている(テストマッチも出場せず)以上、中盤はスナマコとカネゴンでほぼ確定でしょうか。しかしDFとFWについては最後の最後まで争わせようという狙いもあるのか、開幕戦がどんな組み合わせとなるか今のところ見当がつきません。
 とりあえずまぁ、内容的には少し残念なものでしたが、それでも「アクション&ムービング」をやろうとはしていましたので、さほど悲観することもないかと思います。

 次回は控え組について書きます。

2005年2月14日

京都戦レポート2

 というわけで2試合目のレポートです。この試合のスターティングメンバーは12日のエントリーに書いたビブスなし組の通りで、ベテランと呼べる選手は池内と岳也、そして三原社長のみ。京都も控えメンバー中心の構成ですが、怪我人も多いという話なのにそれでも石丸清隆はいるわ加藤大志はいるわ鈴木悟はいるわ松田正俊はいるわ美尾敦はいるわで、とても品揃えが豊富なわけですよこの京都物産展は。シーズン44試合を戦い抜くために選手層を厚くする必要があるとはいえ、控えだけでもJ2を戦えそうな即戦力クラスが並ぶ京都に対し、札幌のメンバーはほとんどがこれから羽ばたいていく(予定の)ひよっこばかり。 そんなわけですからレギュラー組よりも一方的な試合になることを覚悟していたのですが、ところがどっこいフタを開けてみたらこれがちゃんと試合になっています。京都の控え組がメンバーの豪華さの割にはあまり連携がよくなかったというのもありますが、それでもレギュラー組の試合よりもボールを前に運べています。前半はほぼ互角の戦いを見せておりました。
 しかしそうは言ってもそもそも地力に差のある両チーム、後半になると徐々に押され始め、試合終盤になるとほぼ防戦一方。後半30分過ぎに左サイドからの石丸の速いクロスを松田にボレーで合わせられて失点、その後いくつか札幌もチャンスは作ったものの得点を挙げることが出来ず0-1で敗戦となってしまいました。

 まぁ1試合目に続いて2試合目も結果は残念でしたが、こちらのほうは結果よりも試合の中でいかに多くのことを出せるか、どれだけのことを身につけられるかが重要です。ヤンツーからも「なぜボールを取られたか」「どこにポジションを取るべきか」などを具体的な指示が多く飛んでおり、そういう視点で見れば結構面白い試合でした。というわけで2試合目の選手寸評はヤンツーから飛んでいた指示なども交えて書くことにします。

<もんじゃ>
 メシだけでなく説教もたくさん喰らっていた。「味方が悪いプレイをしたらお前が言わないとダメだ!(松井コーチ)」
<ホンコン>
 スペクタクルはなし。よかったような残念だったような…。ヤンツーからの指示はあまり多くなかったが、その分池内からの指示が多く飛んでいた。
<池内>
 常に声出しを怠らず存在感は抜群。頼れるリーダーと思っていた矢先に、オフサイドをセルフジャッジしてヤンツーを激怒させていた。
<加賀>
 相手が謙伍を執拗に狙ってきたため、そのフォローに追われオーバーラップもほとんど見せずじまい。不完全燃焼? ファウルを取られて不満を表したら、ヤンツーに「今のはファウルだ」とにべもなく言われていた。
<謙伍>
 相手に狙われた。不慣れな右サイドだけにポジショニングについてなどヤンツーからの指示が最も多かったが、その分学ぶことの多い試合だったはず。マルセイユルーレットを披露。
<智樹>
 1試合目の交代が示すとおり、現状は金子と同じように中盤のつなぎ役としての使われ方。ロングパスはやっぱりうまい。DFが上がったあとのフォローなどやはりポジショニングについての指示が多かった。
<上里カズゥ>
 視野の広さはさすがだが、もう少し声が欲しい。ヤンツーに「カズ、歩いてる」と言われて慌てて走り出すほほえましいシーンも。
<三原社長>
 残念ながらFKの場面はなし。素人目にもまだ自分のイメージに身体が追いついていないのがよくわかる。もう少しかかりそう。
<桑原>
 トラップうまい。もう少し身体をうまく使えればもっとやれるハズ。ヤンツーからも「タケシ、今の(ボールもらってからの)ターンが逆」と言われたように、判断力も磨こう。
<清野>
 とにかくプレイのひとつひとつがエロい。エロすぎる。でもシュートは枠に。岳也とのコンビはなかなかよかった。
<岳也>
 清野とのタッグで相手DFからボールをかっさらうシーンも見られた。身体はキレているようで、動き自体は悪くなかった。でもシュートは枠に。
<野田>
 社長との交代で出場、ボランチの位置に入る。あまりボールが回ってこなかったが、左足のキックはいいものがある。
<征也>
 智樹との交代で出場、右サイドに入る(謙伍が左サイドへ移動)も、まったくプレイに絡めず。いきなり京都が相手では無理もないか。

 岳也と清野のコンビは思ったよりもよかったので、昨日も書いたようにFWのスタメン争いはまだまだどうなるかわかりません。DFも本日の練習では池内、ソダン、加賀というメンバーになっていたようですから、組み合わせも含めて模索中でしょうか。いずれにしても、試合は負けましたけど見に行ってよかったと思います。今週末の磐田とのPSMでどんなメンバーになるかがまず見物ですね。

2005年2月16日

西へ東へ南へ北へ

 気がつけば開幕まであと3週間を切っています。3月5日のアウェイ甲府戦に向けて、チームもいよいよ追い込み体勢に入る…と行きたいところですが、ここに来てチーム状態に黄信号が出ています。2年目を迎えたヤンツーのもと、そのねばり強い始動のおかげでようやくサッカーチームらしくなってきたはずが、そのヤンツー王政を覆して宗教国家を興さんとする「ソダアスター教(ソダンを唯一神と崇める一神教)」が急速に台頭、教徒たちが「ビバ・マエストロ」と叫びながらその場ジャンプを繰り返すという動きが活発となっていると昨日ウガンダが言ってました。ちなみにシーズンが始まればゴール裏で似たような光景が見られます。
 とりあえず話を戻しますと、現在日本中で猛威を振るっているインフルエンザがチームにも蔓延。続々と選手が倒れていく緊急事態となっています。タバタンや智樹、加賀ばかりか、鉄人であり韋駄天であり新宿さぼてんではない和波ですらダウンしたほどですから、よっぽどなんでしょうね今年のインフルエンザは。まぁ集団生活を営む合宿では、1人がかかれば30人はかかると言われていますが、おそらく感染源はホンコンだと思います。名前からして。
 そんなわけでケガで別メニュー中の岡ちゃんや、腰のリハビリでチームを離れている林、左足を痛めた三原社長を含めるとチームの1/4の選手が戦闘不能に陥っており、ここまで順調に来ていたはずですが、その順調さを帳消しにするほど一気に来てしまいました。本日は韓国Kリーグの強豪・城南一和(ソンナムイルファ)とのテストマッチが行われましたが、メンバーが足らないため45分×4本の予定を3本に減らし、謙伍を左で使ったり権東を3バックの真ん中にしたりとしたようですが、結局3本合計で3-5で破れてしまったようです。
 ちなみに札幌の得点者は池内と相川が2点。相川に待望のゴールが生まれたのは好材料です。池内もこの間のセットプレイの練習で唯一ゴールにボールを叩き込んだ人ですけど、あんなにヘディングうまかったとは知りませんでした。とはいえ、ヤンツーは「やってはいけないミスをする選手がいた」とおかんむり。ミスをミスと見抜ける人でないと(監督するのは)難しいのですね。

 さて、そんな感じでちょっとエマージェンシーなのに、そういう時に限ってこれから札幌はかなり忙しい時期を過ごすことになります。ご存じの通り19日には鹿児島から静岡まで移動して磐田とのプレシーズンマッチ、その後すぐに鹿児島へ戻り合宿を継続、合宿終了後は26日にお披露目イベントを行うようです。その名も「全員集合!2005コンサドーレ札幌」。惜しい、もうちょっと突っ込めば上から金たらいが落ちてきたり上にボールを放ったらネコが落ちてきたりしたはずですが、さすがにそこまでやるといろいろと問題があるのでしょう。それはともかく、このイベントは文字通り監督、選手、スタッフはもちろん、コンサドールズや応援大使「ジェッター3」まで勢揃いみたいですが、チームはその後息つく間もなく27日から再び(おそらく)御殿場まで移動して合宿、そのまま開幕戦に雪崩れ込むという恐ろしく水曜どうでしょうな日程となっています。土日の2日間鹿児島に行っただけで未だに疲れが抜けないオレにとっては、想像しただけで思わず脱税、もとい脱帽なのですが、あともう一踏ん張りですので頑張ってください。
 

2005年2月20日

アウェイの洗礼

 というわけで札幌にとってシーズン前としては初めてとなるプレシーズンマッチが、静岡県は沼津市にある愛鷹広域公園多目的競技場で行われました。プレシーズンマッチ自体は14:00キックオフ予定でしたが、この日は10:30からサテライト同士の試合も行われております。それぞれの結果は以下の通り。

 【サテライト】
  ジュビロ磐田 1-2 コンサドーレ札幌
   得点者:(札)三原、石井 (磐)上田
 【トップ】
  ジュビロ磐田 1-0 コンサドーレ札幌
   得点者:(磐)西

 2試合合計で2-2。よってアウェイゴール2倍ルールにより4-2で札幌の勝利となりました。 

 シーズン開幕前に公式戦同様の雰囲気の中で札幌の試合が見られるとあればこれはもう行かないわけにはいかず、当然午前中のサテライトゲームも見るつもりで東京を出発したのですが、前日からの降雪の影響で東名が通行止めというアウェイの洗礼。その影響で246号線も大渋滞が発生しており、どう頑張ってもサテライトゲームには間に合いません。残念無念としている時、迂回してたどり着いた勝ち組の人から「簡単に実況しますよ」という救いのメールが。ありがたい申し出を断る理由があるはずもなく、さくさくと届くメールを見ると、どうやらディフェンスラインはソダンと加賀の模様。あと1人はおそらくホンコンで、まぁ先週の京都戦を見た限りでは予想通りのメンツです。しかし、それ以上に気になっていたことがありましたので、おそるおそる訊いてみました。

 「俺達のモリゲは?」

 数分後、返信メール受信。

 「2500万でもサテ」

 やはり…。

 しかし試合のほうはやや磐田優勢ながらも、先制したのは札幌。社長のFKが風に乗ってそのまま入ったというゴールのようです。後半になるとルーキー石井謙伍のゴールで追加点を挙げ、その後相手の直接FKで1点を返されたもののそのまま逃げ切ることに成功した模様。結局オレ達がスタジアムに着いたのは後半ロスタイム直前だったのですが、そこから試合終了までの短い間に2本ものパスミスを見せる板長。敵に回したらこんなに頼りになる選手だとは思いませんでした。これでも年俸はソダン約2人分です。

 さて続きましては本座の試合なのですが、どうやらジュビロの選手がまだ到着しておらず、キックオフが25分繰り下げになるとのこと。そういえば札幌の選手を乗せたバスが到着したのは見ましたが、磐田の選手バスはまだ到着していません。おのれ宮本武蔵にでもなったつもりか!
 というわけでクソ寒い中さらに30分も待たされた上、試合メンバーを告げるスコアボードの清野の名前は「セエノ トモアキ」。元磐田すらこの扱いというあんまりな洗礼を浴び続ける選手たち。
 試合は、前半30分過ぎに西のゴールで失った1点を返せないまま0-1で終了。岳也の角度のないところから思い切って打ったシュートやいきなりの先発で緊張しまくった上里などのみならず、スーパースター川口能活のスーパースターセーブや、磐田ボールのCKをクリアする福西など磐田側の見所は部分部分ないわけではなかったのですが、全体的には低調な試合でした。

 さて札幌についてですが、全体的には「合格点はあげられないが落第点でもない」というのが印象です。守備で集中を切らすシーンはほぼ皆無でしたし、去年に比べてもだいぶ「できること」は増えてきたと思います。その反面、攻撃については余計なパスや意図の感じられないパスも多く、もう少し時間が必要かも知れません。特に左サイドの和波はキャプテンマークの重圧なのか丁寧に行こうというのが強すぎて消極的なプレイに終始していたのが非常に不満でした。もう少し強引に行ってもいいと思いますけどね。また、全体として試合終盤になると疲労のためかプレイの質が落ちてくるのも課題ですね。そんなわけでまぁ楽観は出来ないけど悲観する必要もないという状態だと思います。微妙と言えば微妙ですが。
 また、この試合のスタメンがほぼそのまま開幕戦のスタメンと考えて間違いないでしょう。ケガをした金子が間に合えば上里の替わりに金子が入ると思われますが、2トップは岳也の調子は相変わらずいいようなので元気と岳也で決まりでしょう。西澤、池内、西嶋のバックラインもそれほど破綻してませんでしたので、ソダンの高さは捨てがたいですが、これが現状でベストではないでしょうかね。今後確定しているテストマッチはロッソ熊本戦が残っているだけですが、開幕までケガのないよう、ケガをしている人は早く治してください。

2005年2月23日

ヤンツー大いに怒る

 そういえば前回書くのを忘れていましたが、磐田とのプレシーズンマッチで新ユニフォームがお披露目されていましたね。京都とのテストマッチでは背番号つきの練習着で行っており、今回もサテライトは練習着だったので、まだお披露目は先かと思っていたのですが、さすがにプレシーズンマッチも扱い的には公式戦と同じなので、トップチームは新ユニフォームで登場。画像では見ていましたが実際に見るのは初めてです。

 ダメだ、やっぱ慣れねぇ。

 改めてちょっとアディダスに対してふつふつと怒りがわいてきましたよ。そりゃもう、池袋に新しく出来たアディダスショップの看板を「ドンキホーテ」に変えてやろうと思うくらいに。確かに申し訳程度に赤と黒なのですが、やっぱりどうひいき目に見ても赤黒には見えません。コンサドーレの応援歌には「赤と黒」という言葉が割と出てくるのですけど、これで「赤黒」と言っていいものかどうかとても微妙なので、今年は応援歌をこう歌うことにします。

 「俺達の街の誇り さあ行けよ札幌 俺達は歌うのさ 赤と黒?がある限り」
 「俺達の誇り 赤黒?の勇者 勝利を目ざし さあ行こうぜ」

 アップ時に来ていたブレーカーはかっこよかったんですけどねぇ。

 さて、PSMのあとチームは再び指宿へ戻って合宿を再開している訳なんですが、その合宿で鈴木智樹、桑原剛、蛯沢匠吾の3人が無期限の練習参加禁止を言い渡されたそうです。3人は本来ならば休まなければいけない昼休みに自室で大騒ぎしているのをヤンツーに発見された模様。札幌は連日厳しい2部練習を行っており、ヤンツーも「休むのも練習のうち」とも常日頃から言い続けていただけに、自覚に欠ける行動がヤンツーの逆鱗に触れたようです。
 この件については道新スポォツがもっとも詳しく伝えていたのですが、それによると他の部屋の選手が午後練習に備えて昼寝をしているにも関わらず、3人がエンドレスでNASA音頭を踊っていたところをたまたま彼らの部屋の前を通りがかったヤンツーに発見されました。すぐさま部屋に踏み込んだヤンツーは、

 「(釜山港に)帰れ!」

 と一喝。あわやアイコンス送りとなるところでしたが、城福強化部長が友情パワーをかけ、メイド服姿で奉仕活動を行い、毎日マンセー文を書くことで送還は免れたとのことです。

 まぁ冗談はともかく、つくづくいい監督を持ったものです。普通の監督ならこんな顧問の先生みたいなことはしませんよ。その反面、いやしくもプロの監督にそんなことさせてしまった3人は猛省するように。

2005年2月27日

寮名称決定

 コンサドーレ札幌の若手育成計画の一環として、若手選手たちが住むための選手寮の建設が進められています。この選手寮の名称を一般公募するということはこのサイトでも取り上げたことがありますが、本日その名称が発表されました。応募総数144通、コンサドーレの未来を担う選手たちが生活し、そして巣立っていく場所となるこの寮の名称は、ズバリ!

 「しまふく寮」

 …やっちゃいましたか?

 まぁ、応募すると言っておきながらいざ考える段階になったら「ふかわ寮」とか「飛鳥寮」とかろくな名前を思いつけずに断念した因果な血を持つオレがあれこれ言えるような立場じゃないのですがね。とにかくそんな私情は抜きで名前も決定したことですし、あとは完成を待つばかり…というところですが、そういえばこの寮の完成予想図ってどこにもないですよね。どんな感じになるのでしょう。うっかり間違って変型機能とか付いてて、バン○イあたりが「1/550しまふく寮」を出してくれたりしませんかね。しませんかそうですか。MIAなんていいから早くMGアッシマー出せよコノヤロウ(私情)。

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