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2003年8月 アーカイブ

2003年8月 3日

マルクス祭

 か、書けないんだよ。オレもう、こんな試合で書けないんだよ。

 そんなわけで試合から随分時間がたち、新潟戦も終わってしまった段階でようやく横浜FC戦観戦記をアップ。更新しなかったのは別に再入院してたとかそういうわけではありません。元気は元気です。マジで書く気力が起きなかっただけです。

 で、本日行われた首位のアルビレックス新潟との試合は、マルクスの4ゴールを含む5ゴールを叩き込んだ新潟が大勝。どれも惚れ惚れするようなゴールで、さすがJ2得点王を驀進するだけはありますね。新潟がJ1に昇格したとしても、彼が他チームに引き抜かれた上に意味なく大量補強とかしなければ、すぐに降格ということにはならないでしょう。
 さて札幌ですが。ついこの間まですごくいい感じでチームがまとまっていたのに、ここ数戦は開幕頃に戻ったかのような感じで、さらに書く気が失せています。失点はGKだけの責任じゃないですし、今日なんかはマルクスを褒めるしかないですけど、19試合で平均失点0.79という藤ヶ谷に対して、洋平が7試合で平均失点2.57というのは「単にGKが変わった」だけのものではないような気がします。ピッチ全体を見渡せるGKが後からしっかりコーチングしていれば、毎試合毎試合2失点以上喫するなんてことはあり得ないと思うんですけど。完封したの湘南戦だけじゃないですか。いろいろ話は聞いてますけど、自分のことしか考えてないようではチームメイトからの信頼なんて得られるはずもないですね。
 まぁ今日の敗戦で昇格は厳しくなりましたけど、オレ個人はそんなことはどうでもいいので、とりあえず次節からは藤ヶ谷も戻って来るみたいですから、フジにはこれからケガだけはするなと切にお願い申し上げる次第です。

2003年8月 6日

さらばジョアン・カルロス

 監督殺すにゃ刃物はいらぬ~ ゴールの5つもされりゃいい~

 そんなわけでジョアン・カルロス・トシキ監督はチームを去ることになりました。確かに「J1昇格」を最優先事項とするサポーターが多数派を占める中、その責務を期待されながら残すところああと18試合という段階で2位と勝点14差の7位という成績なのですから、監督が責任を取ってもおかしくない状況ではありますが、結局岡田武史監督が退任して以降の2年弱の間、柱谷哲二、ラドミロ・イバンチェビッチ、張外龍、そしてジョアン・カルロスと、それぞれ国籍もタイプも違う4人もの監督が就任しながら、チームは相も変わらずのモロさを露呈したままなのですから、オレとしてはこのチームの病巣はもっと深いところにあると思えてなりません。イバンチェのときもそうでしたけど、今回のジョアンだって早い話が限りなくサジを投げられたに近いですもんね。病巣を完全に摘出しないまま薬で延命しようとしたって、現状を維持できこそすれ今までより良くなるとは思えないのですよ。一時的に体力が落ちたとしても、病気を根元から治したほうが後々いい結果を生むことだってあると思います。
 そういう意味では、ジョアンにはもう徹底的にやってもらいたかったですし、それが出来る監督だと思っていたんですけどね。つうか、オレがジョアンに望んでいたのはJ1昇格なんかよりもただその1点だったんです。チームを変えるのなんてそうそうすぐにどうにかなるものじゃないですから。セ・リーグで独走している阪神だって、野村克也監督からの長い時間をかけて、今年ようやくそれが実を結んだんです(それが一番よくわかってるのが星野仙一監督でしょう)。最後力尽きたとはいえ1stステージで優勝争いを演じたジェフ市原も、オシム監督の手腕を評価する声ばかりが聞こえてきますが、そもそもジェフが強くなった背景には、前任のベルデニック監督が就任する前にフロントが大粛清を行っていたことを忘れてはいけません。後任は「いつものジョーカー」張外龍コーチの昇格となりましたが、札幌もクラブはもちろんサポーターだってそれなりの「覚悟」を決めない限りは、誰が監督になっても同じような気もします。いっそのこと廣岡達朗監督にしたほうがいいのではないでしょうかね。

 まぁいずれにしてもこれでJ1昇格はほぼなくなったと見ていいでしょうが、何度も書いている通りオレはJ1昇格出来なくたっていいんですよ。昨年から言い続けている通り、腰を据えて地道にやっていくしかないんです。別にJ2のままだって構わないじゃないですか。予算が少なくなる? 予算がなければ昇格できないなんて誰が決めた。逆に予算をかけさえすれば昇格できるわけじゃないことは証明済みじゃないですか。そんなことよりも、胸を張って「オレ達のチーム」だと言えるようになってほしい。コンサドーレは読売巨人軍じゃなくていいんです。
 5失点喰らってどいつもこいつも気持ちがキレていた新潟戦、中尾や新居は最後まで一矢報いようと闘志を見せてくれたのが、たった1つの救いだったような気がします。

 というわけで奇しくもジョアン・カルロス監督の観戦記となった新潟戦アップしました。

2003年8月11日

可もなく不可もなし

 ジョアン・カルロス・トシキ監督が辞任し、第二次張外龍政権が発足して迎えたJ2第27節・川崎フロンターレとのホームゲームは、アウグストの直接フリーキック、アンドラジーニャのゴールという助っ人依存度の高い両チームらしい試合で1-1の引き分けに終わりました。
 張監督は去年も監督を務めているとはいえ、あの時とは随分メンバーも変わっていますし、就任してからあまり時間がなかったことを考えればまぁこんなものかな、という感じです。去年もそうでしたが、「可能性はゼロではないが相当に厳しい」という中途半端な状況で監督となった張さんにとっては相当に難しい仕事であることには違いありませんし、それはこれからも変わらないと思いますが、もう周囲の雑音なんぞ気にせず好きにやって構いませんので。よろしくお願いします。

 ところでこの川崎戦で試合の登録メンバーを提出する際、西澤の名前を書くつもりが間違えて平間と書いてしまったというエピソードがあったそうです。スタッフが間違いに気づいた時点で訂正しようとしたのですが時既に遅く、西澤のベンチ入りが不可能となり、札幌はベンチメンバー4人で試合をする羽目になってしまいました。名前を間違えられて試合に出れなくなるなんてキャラ的には平間の役割なんで、逆だったらオモロかったんですけど。というか、彼はそのために存在していると言っても過言ではないですし。まぁこれでDFの誰かがケガをしていたりしたら総攻撃を食らっているところでしょうが、何事もなかったので結果オーライということにしておきましょうか。

 というわけで再びチャンリンシャン一発目の川崎戦観戦記

2003年8月13日

マザに弟子入り

 前節川崎フロンターレ戦で、ロスタイムでの決定的なチャンスを景気よく外してしまった新居。「決まればほぼVゴール」という場面だっただけに風当たりが強くなるのもまぁ致し方ない話ですが、さすがに新居も落ち込んでいたのかもしれません。そんな新居を見かねたのか、マザロッピGKコーチが直々にアドバイスをしたそうです。
 スポォツ報知によると、普段はオノレの弟子の面倒しか見ないマザロッピとしては異例とのこと。まぁマザロッピに限らずとも、普通はGKコーチが他のポジションの選手の面倒を見るなんてことはあんまりないですよね。場合によっちゃあ越権行為とも取られかねませんし。つっても去年の5月頃には、某GKコーチ(当時)が延々とベンチで監督への文句を呟いていたなんて噂も聞きましたけど。
 とにかくその異例の「マザ道場」入り、新居曰く「内容は秘密」とのことですが、さすがに「正しい球の取り方」を教えてもしょうがないと思う、というかマザの場合「球」じゃなくて「命(タマ)」といったほうが正しいような気もするのですが、どうやらに「スーパーマリオの無限1UPの方法」に始まって、「ひょうきん絵描き唄の極意」から「紅天女の演じ方」までを、約20分間に渡り直々に伝授された模様です。

 はい、実際はマザにGKにとってイヤなコースや捕りやすい球がどんなものかを教えてもらったようです。そういえば高橋陽一先生の「キャプテン翼」で、若林源三との対決の前日に翼くんの師匠であるロベルト本郷が、ゴールに立たせた翼くんにシュートを浴びせてGKの取りにくいコースを身体で憶えさせたというエピソードが載っていましたけど、それと似たようなもんなんでしょうかね。もっともこれは翼くんの小学生時代の話ですけど。

2003年8月15日

小ネタ集

 最近、サーバダウンやら引っ越しやらいろいろあったため、図らずもいくつかの小ネタをスルーしておりました。別にあえてスルーしたほうがいいネタもないわけではないんですが、まぁそういうわけにもいかないのでちょっとここいらあたりでまとめて触れてみようかと思います。

 ・河村優解雇

  遅刻が多く、規律を乱していたことが理由だとか。水戸、福岡とレンタルに出された時点でまぁ予想されていたこととは言え、同じようにレンタルに出された中尾が今年急成長を見せていたことからも、「ひょっとしたら」と思っていたサポーターも多いと思われますが、高木御大すら嘆かせたDQNっぷりは結局ついぞ直ることはなかったようですね。
 もっとも、福岡ではどうか知りませんが水戸では結構かわいそうなことをされていたようなので、多少は同情すべき部分もあるんですけどね。今のところ次のチームが決まったという話は聞いていませんけど、フィジカル弱いけどテクはあるんですから、フットサルでもやってみたらいいんじゃないでしょうか。

 ・ビジュ京都へ

  昨季まで札幌に在籍していたビジュが、京都パープルサンガと正式契約を結びました。京都の練習に参加していたのは知っていましたが、わずか一週間で追い出されたという噂も聞いていたので、一体京都にどんな心境の変化があったのかが気になります。1stステージが終了した段階で最下位の京都、2ndステージへの巻き返しに向けて常識外の何かにすがりたくなったのかもしれません。
 どっちにしても働き場所が見つかって良かったです。ビジュと仲がいい友人からは、彼は札幌を退団してからブラジルで漁師をやっていたというネタももらっていたので。ホントかウソかわかりませんが、その友人はちょくちょくビジュと釣りに行っていたそうで、貸した竿を折られたり、夜釣りに行ったら闇に溶け込んで行方不明になられたり、どうやら釣り自体は好きらしいので、あながちウソとも言い切れないところです。

 ・今野代表復帰

  8月19日に行われるシンガポール代表とのテストマッチに臨む五輪代表に、札幌からゴンザレス今野が選出されました。ワールドユースが延期され、五輪代表にもケガで選出されない時期が続きましたが、ここにきてようやく「復帰」を果たしたことになります。もっとも、他のメンツを見てもホケツ組と言わざるを得ないメンバー構成で、いろんなクラブから選手貸し出しを拒否されたんだろうなぁと思いますが、今野にとってはチャンスが巡ってきた形になります。
 その今野はもちろん気合充分。五輪最終予選のメンバー入りへ並々ならぬ意気込みを見せています。何となくかつての吉原宏太や山瀬功治と同じテイストを感じなくもないですけど、ケガのないよう頑張ってきて欲しいと思います。

 でもなんで藤ヶ谷選ばれないんでしょうか。ま、選ばれたって絶対に貸さねぇけどな(←負け惜しみ)。

2003年8月17日

どうしたらいいですか

 J2リーグ第28節のヴァンフォーレ甲府とのアウェイ戦は、前半に先制されて後半追いつくのがやっとという内容で、前節に引き続き1-1の引き分けに終わりました。

 なーんか結局去年の終盤に逆戻りですねぇ。降格がちらついてから「可能性がある限りあきらめない」とか言いながらも、そこから何が変わるわけでもなくずるずると行って、見事に史上最速降格の栄誉に輝いたあの頃に。あと16試合もこんな試合を見なきゃいけないんでしょうか。いい加減オレだって怒りますよ?
 昇格あきらめてないんならそれなりの試合を見せて欲しいですよ。あきらめたんならとっとと来年に向けて意味のある戦いをしてくださいよ。「We Shall Return」と言った手前もあるのかもしれませんけど、いいじゃないですかそんなの別に。「戻る」とは言っても「1年で」とは言ってないんですから。いっそのこと「We Shall Return, before long」(そのうち戻る)とかにしておきましょうよ。

 まぁとりあえず甲府戦観戦記アップ。あとついでに虹と雪のテキストも更新。伯剌西爾監督は懲りずにパロディもの。

2003年8月20日

健作今季絶望

 先日のサテライトリーグ大宮戦(アウェイ)で雨で濡れたピッチに足を取られてわずか12分で負傷退場した大森健作が、全治9ヶ月という重症であることが判明しました。健作は6月に半月板の手術を受けて戦列を離れており、リハビリを経てこのサテライトがようやくの復帰戦だっただけに、本人はもちろん、手薄な左サイドの選手を失うことになった張監督にとっても非常に痛いことでしょう。
 9ヶ月といったらおそらくこれまで札幌にいた選手の中で最長不倒の記録となるかと思いますが、昨年の山瀬の怪我に始まって、酒井、俺王様、砂川、今野、平間、相川、三原などなど全治1月以上の怪我人がバカスカ出てきた札幌で、もはや怪我人に対する感覚すら麻痺してきたのが怖いところです。もはや誰がどんな怪我をしようとも、はたまた合宿中に変な病気をもらったりしようとも驚きもしません。
 つっても本人はこれからツラい日々が待っていると思いますからあまり冗談を言ってられる場合でもないのですが、とりあえず小山統括部長は補強は考えていないとのこと。まぁ、現実的に補強するだけのお金がないというのが本音だと思いますが、それでも健作の復帰は今季どころか来季も夏頃までかかる計算になりますから、来季にはその穴埋めとなる選手を獲得しなければなりません。オレの勝手な希望としては静岡学園高のU-18日本代表左サイドバック・小林祐三くん(上里FCでアイカーの後輩だった)がいいなぁと思いますが、どうせならひたすらウケを狙って福井商の荒井辰則くんというのはいかがでしょうか。野々村芳和さんは今すぐ福井に飛んでスカウトしてくるように。

 野球部だけどな。

2003年8月24日

目指せ優勝(Bクラスで)

 えーと。ビデオ予約失敗しました

 正確にはスカパー!の視聴予約自体はうまく行っていたんですけど、どうやら肝心のスカパー!のチューナーからビデオ連動のための信号を送るリモコンがアサッテの方向を向いていたようで、「スカパー!は動いていたがビデオはうんともすんとも言ってなかった」という状態になっていたようです。
 まぁスカパー!には再放送がありますからダメージはあまりないんですけどね。むしろ結果だけを見ても生で見てたほうがダメージがデカいっぽい感じですが。とりあえずそんなわけで火曜日の再放送まで試合が見られないため、観戦記書くのはそれ以降になってしまいますのでご了承ください。

 ひょっとしたら「見るな」という神のお告げなのかもしれませんけど。

2003年8月28日

たとえ火の中水の中

 イヤどうも。更新サボってすみません。ちょっといろいろ忙しくて書く暇も取れませんでした。
 そんなわけでようやく福岡戦観戦記を書いたわけですが、思っていたよりも悪い試合じゃなかったですね。これまでよりは勝とうという意識は高かったように思いますし、少なくとも引き分けた甲府戦よりかはずっといい試合でしたよ。まぁ甲府戦はアウェイでしたから若干割り引いて考えてもいいような気もしますけど。
 とにかく、負けはしましたけどそんなに怒るような試合ではありませんでした。決定力不足は相変わらずですけど、まぁそんなもの些細な問題です。最後まで追いつこうという気持ちは見られましたし、とにかくオレはやる気のない試合だけは勘弁して欲しいだけなので。出来ないことをやれと言っているわけじゃない。出来ることを精一杯やってくれればそれでいいんです。プロとしてどうかとは思うが
 それだけに集中力の欠如から来る開始早々の失点は残念ですけどね。たらればは禁物ではありますけど、アレがなければもっと違った試合展開になっていたでしょう。その辺りはしっかり反省してもらいたいものですけど、ああいった試合が出来るなら勝つのはそう難しい話ではないですよ。

 あとリンクいろいろ整理。黄色い鳥さんのCONSAにYELL!と、砂川(の手ぬぐい)をこよなく愛する手ぬぐい党。長らく放置してすみません。

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