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2006年9月 アーカイブ

2006年9月 3日

盛り上がりなし

2006年Jリーグディビジョン2第37節
モンテディオ山形0-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/ない
     山形/ない

 前節までの順位は山形が7位、札幌は8位と、J2を真ん中からざっくり割ると下のほうに属するチーム同士の対戦となったこのカード。半分に割ったのがとうきび(標準語で言えばとうもろこし)だったとしたら下のほうがダンゼン人気があるものですが、残念ながらJ2はとうきびではないので、世間的にはかなりどうでもいい扱いの試合です。
 しかしこの試合、昇格争いへの生き残りをかけたものでした。札幌の現状は今更説明するまでもないとは思いますが、山形は順位こそ札幌と勝点差1の7位とはいえ、札幌よりも1試合多く消化しており、それはすなわち札幌よりも残り試合が1つ少ないということですから、実質的には札幌よりも不利な状況にいます。どちらももう背水の陣を通り越して腰まで水につかっている状況と言っても過言ではありません。
 もちろんまだこの試合に負けたとしても数字上の可能性が消え去るわけではないのですけど、ここから3位になるためにはまずは自分たちが全勝に近い成績を残した上で、かつ3位から6位までの4つのチームに負けまくってもらわなければいけないという、まぁそんなのが具現化することを期待するくらいならクリスマスプレゼントに妹が贈られてくるのを望んだほうがよっぽど現実味があるんじゃないかと思えるくらいの可能性しかありません。まぁこの時点でもう両チームともほとんどロス五輪のアンデルセン選手くらいヘロヘロ状態なんですが、それでも勝つことによってしか可能性は広がらないし、逆に負ければそのわずかな可能性もさらに小さくなってしまいます。まさしく「死にたくなければ殺れ」という試合でした。

 で、結果的にはこのデスマッチは両者リングアウトで終了したわけなんですけどね。

 システムこそ3バックと4バックの違いはあるものの、ともにサッカーの指向性が似ており、そのためか成績も引き分け1つの差しかない13勝13敗とほぼ同じ成績となっているチーム同士の対戦は、お互い持ち味をそれなりに出しつつもお互い決定力を欠いてスコアレスドローという何とも評価に苦しむ試合でした。まぁ札幌に関して言えば去年まではあれほど苦手としていた山形に今年は負けていないというのはそこそこ評価は出来るのかなとも思いますが、さりとてそれも大塚を引っこ抜いた分彼我の差が縮まっただけとも言えますし、単に試合だけを見ていれば繰り広げられていたのはどっちもミスの多い愛のキャッチボール的なサッカーでしたので、そうとも言い切れないのがつらいところなんですけどね。

 しかし、守備がたまに頑張れば攻撃陣がさっぱり音沙汰なくなるというのも困りものですね。相川や元気の足が怪物ランドのプリンスやゴムゴムの実を食べた海賊船長みたいに自由に伸びたらいいなぁと思うほどなんですが、それよりも気のせいかもしれませんが石井謙伍がおもくそ「自信ねぇっすオレ」みたいにプレイしているのが非常に気がかりです。前節横浜FC戦のシュートミスが尾を引いてるんでしょうかね。あれは確かに素人みたいなミスではありましたけど、悔やんだところであのシーンに戻れるわけはないし、ましてエアリスは生き返ったりしない。そんなの気にしてたら正直やっていけないと思いますんで、ストライカーなら「フン、これからたくさん点とりゃいいんだろ?」くらいの気構えでやって欲しいと思います。ユースの先輩である某King of ARIAKEでも見習うのがよろし。

2006年9月 5日

ようこそここへ

 タイトル見てクッククック、と呟いた人はいろいろとご苦労様でした。

 さて今季J1に昇格できるできないに関わらずどのみち来シーズンは必ずやってくるわけで、そしてよっぽどのこと、たとえばチームが消滅したりとか、選手が全員異星人にさらわれたりとかそんな爆笑ものな事態にならない限りはコンサドーレも来年はどちらかのリーグで戦うわけで、つまり来年はまた新しい選手を何人か迎える必要があるわけです。で、その来季の新戦力の第1号として、群馬・前橋育英高校のMF岩沼俊介選手の加入が内定したとの報道がありました。まだクラブからの正式発表はありませんが、ユースからの昇格選手を除けば昨年は新人選手の加入がなかったため、新卒選手としては2005年加入のMF徐暁飛(鹿児島・鹿屋体育大学)以来2年ぶり、高卒選手としては2004年加入のMF上里一将(沖縄・宮古高校)とMF桑原剛(福岡・筑陽学園高校)、DF上田常幸(宮崎・鵬翔高校)、斉川雄介(北海道・札幌第一高校)以来3年ぶりとなります。一応、去年も流通経大柏高(千葉)のGK林彰洋選手の獲得を予定していたらしいんですが、結局大学進学を選んじゃいましたからね。うちには既にGKに林がいるので、区別のために「若林」というSGGKなニックネームを用意して待っていたんですが、こればっかりは本人が決めることですから仕方がないですね。

 さて報道によれば、この岩沼選手は「パスセンスにたけた利き足が左のボランチ。身長175センチで球際にも強く、フィジカル面での能力も高い。各年代の代表経験こそないが、Jリーグ数チームが興味を示していた逸材だ。(日刊スポォツ)」とのこと。それにしても9月の頭というこの時期に加入内定の報道とは早いですね。確かに高校生は選手権予選前の早い時期に進路を決める選手も多いですけど、ここ最近の過去の例から言っても、一番発表が早かった桑原で10月初旬、あとの選手はだいたい11月や12月になってからというパターンがほとんどです。異例とも言える早い時期に決めたことについては10月から始まる選手権予選の前には進路を決めて集中したい」ということらしいですが、札幌に決めた理由については「昨シーズンから岩沼の実力を高く評価して熱心に勧誘していた札幌に入団を決めた。(北海道新聞)」そうで、また日刊スポォツには前橋育英のOBである相川進也の存在や、先月札幌の練習に参加した際にチームの雰囲気や環境などが気に入ったとも書かれていました。練習に参加している間はおそらく「しまふく寮」に滞在していたでしょうから、「雰囲気や環境」というのはしまふく寮のことでしょうね。美人寮母さんの料理つき独身寮はコンサドーレの数少ないアッピールポイントですから、そうだとしたら見事に一本釣り成功ということになりますが、チームのスタッフにおかれましては彼の決断を「若さゆえの過ち」にしてしまわないようよろしくお願いします。

2006年9月 7日

お久しぶりね

 あなたに会うなんて、と呟いた人は重ね重ね御苦労さまでした。念のため言っておきますがマーメイドカフェにメイドさんはいないから気をつけろ!

 さて、ご存じの通り今年はコンサドーレ札幌が誕生してから満10周年に当たります。…なんですが、オレもこれを書いてて「ああ、そういえばそうだったね」と思い出したほど忘れられています。そりゃあ10年だからどうしたと言われると困るんですけど、クラブ側も先日記念本を出した程度で、あんまり10周年ということを前面に押し出していない気がします。もっと大々的にアッピールしてもいいと思うんですけどね。オレだったら10周年記念まんじゅうとか10周年記念ちょうちんとか10周年記念ペナントとか、はたまた10周年記念かるたとして「犬も走れば浦和に逃げる」とか「ロブソンよりしょぼい」とか「林よりダンディー」とか「にくまれっこJ2得点王」とかの札を入れて売りだし、みるみる赤字を増やしていたに違いないんですけど、財政的に冒険は難しいとはいえ、攻めるべき時には攻めてもいいんじゃないかと思います。
 と思っていたら、ようやくそれらしいイベントが発表されました。10月21日(土)に予定されている第46節ヴィッセル神戸戦を「コンサドーレ札幌10周年感謝デイ」とし、札幌ドームを満員にするために様々な企画が練られていますが、その目玉企画としてコンサドーレOBとユースチームスタッフによる30分のエキシビションマッチが行われます。シーズン中ですからさすがに現役選手の出場は無理ですが、それでも出場が予定されているメンバーの中には右サイドの職人として愛された田渕龍二氏、永遠の兄貴野々村芳和氏、パナマの怪人ホルヘ・ルイス・デリーバルデス氏、元祖半袖関浩二氏、そしてもちろん俺達のモリゲといった錚々たる名前が並んでいます(変更の可能性あり)。
 ただ、オレの古川先生を始めとして、森秀昭氏とか吉川京輔氏とか小倉隆史氏とか伊藤優津樹氏など、あってもよさそうな人たちの名前が見当たらないことからも、実はOB同士の試合にしたかったけど、道外からたくさん招待するとお金がかかりすぎるからあんまりたくさん呼べなかったんじゃないかとか、それ以前に高い確率で断られたんじゃないかとか、それで選手として在籍したことはないユーススタッフがかり出されたんじゃないかとか、非常に意地悪な見方も出来るのですがね。「その他」扱いされるような人たちではないでしょうし。まぁそれはともかく、これまでの10年間の歴史の様々なシーンで活躍した元札幌選手や、次代のコンサドーレを担う若者を育成するユースチームスタッフが一同に集結し、再びコンサドーレのユニフォームを着てピッチに立つのを見るのもなかなか乙なものでしょう。まぁ実際このイベントが果たして満員計画に多大なる貢献できるかどうかは微妙なのですが、オレもついうっかり札幌行きの飛行機に乗ってしまいそうなくらいの魅力はあります。田渕とか板長とか板長とか板長。あと板長。来週帰省して水戸戦を見に行く予定なんですけどね。

 ああ、それとこのOB戦にドーレくんが出場するというサプライズをもし考えてるんだとしたら、それはサプライズにせずに最初から大々的に呼びかけたほうがいいと思います。オレだったらそれに加えて旧東芝の本拠地にある水色のイルカをスペシャルゲストとして呼び、格闘技並みにさんざっぱら両者の対決を煽りたいところなんですが、それはさすがに無理だと思いますのでここはやっぱり松井さんと対決をお願いします。

2006年9月11日

んー

2006年Jリーグディビジョン2第38節
ヴィッセル神戸1-1コンサドーレ札幌
得点者:札幌/もじゃもじゃ
     神戸/くりくり

 シーズン序盤の不振が今ではウソだったかのようにじわじわと調子を取り戻し、気がつけば首位すら狙える位置に付けてきたヴィッセル神戸とのアウェイ戦。札幌は第1クールでそんな絶不調まっただ中の神戸とアウェイで対戦し、なんか知らんが勝ってしまったわけですが、第2クールのホームゲームではフッキの100発に1発の見事なフリーキックで先制しておきながら、そこから朴康造のハットトリックを含む計6ゴールを叩き込まれて1-6という、弱ってるジャイアンに勝って調子に乗ってこづいたらボコボコにされたような歴史的惨敗を喫しています。
 そんな過去を経て今回の対戦は、現在5連勝中の神戸に対して札幌はここ5試合でわずか1勝。「すべて勝つつもりでやる」といいながら、ものの見事に「つもり」だけで終わっている状況です。札幌は2試合の出場停止から戻ってきたエースのフッキを中心に攻めたいところですが、現在の勢いの差そのままに前半は一方的な神戸ペースで、執拗なサイドアタックに両サイドも押し込まれ、必然的にボランチも下がって来ざるを得ず、中盤に人がいないものだからクリアしてもセカンドボールをほとんど拾われ押し上げることも出来ず。どんなに能力の高いストライカーであっても、ボールが来なければただの人。坊主めくりで言えば姫でも坊主でもないレベルです。これでは北本という自他共に認める坊主がいる神戸に太刀打ちできるはずもありません。うちの坊主は札幌において来ちゃいましたからね。大塚やソダンの場合は、坊主と言うよりはむしろ還俗しましたって感じだし、せいぜいいいとこ山伏です。百人一首に山伏は登場しなかったはずだ。かくなる上はおそらく姫ファッション(十二単)がもっとも似合うであろう西大伍を連れてくるべきだったと思いますが、それでもJリーグでもっとも公家顔である三浦淳宏のいる神戸に勝てたとは思えません。
 まぁそんなわけで何度か攻め込むことは出来たもののいずれも単発に終わり、あとの時間はそりゃもうずいぶんと攻められまくったわけですが、林とDFラインがギリギリのところで止め無失点で前半を切り抜けました。

 後半もあんまり流れは変わらず、前半よりは多少マシにはなりましたけど、そうかといって札幌が一転攻めに回るとか責めに回るとかもういっそ好きにして! とかそういうわけでもなく、なんかホントに取り立てて書くこともないような試合で、フッキのゴールもまぁ見事は見事でしたしまぐれとは言いませんけど、正直岩鬼のホームラン的な印象は否めないですし、そもそもロスタイムの1対1こそ決めて欲しかったというか、アレを決めてくれてたら頭が3倍に膨らんでも許されるのに。
 というわけで、2位のチームを相手にアウェイで引き分けに持ち込んだというのは試合内容から見ても上出来、と言いたいところなんですけど、ところがどっこい現在の札幌に求められるのは相手が首位だろうが最下位だろうが、またアウェイだろうがホームだろうが「勝利」ただひとつなのであり、それが叶わなかった以上は「よくやった」で済ませられません。つーかね、現実的には昇格なんて妖怪人間が人間になれる確率より低いのは明白なんですけどね。何度も言うようですがそれでも最後まであがくことに意義があるのですし、そもそも別に昇格とか育成とかお題目の如何に関わらず目の前の試合をばくだんいわにかじりついてでも勝つというそういう心持ちで臨んで欲しいのですよ。まぁばくだんいわにかじりついたらその瞬間にとっても派手なことが待ってると思いますけど、まぁそれはそれとして、「勝ちたい」と思って勝てるほどサッカーは甘くないですし、勝ちたいと思っても勝てないこともあるでしょうけど、それでも相手がよっぽど実力が下のチームでない限り、最終的に明暗を分けるのはその辺りのメンタルの部分じゃないかと思うわけです。この試合はともかくとしても、そういう気合があったなら今までの試合でもう少し勝点を積み重ねていたでしょうし、もっと上の順位にいるだろうと思うんですけどねぇ。
 とりあえず次の水戸戦、個人的にはホームは2年ぶり、アウェイを含めても久しぶりの生観戦です。オレのホームゲーム観戦時の勝率は結構いいんで、勝ってくれるといいなぁ。

2006年9月14日

4勝1敗1分

2006年Jリーグディビジョン2第39節
コンサドーレ札幌3-1水戸ホーリーホック
得点者:札幌/ユース、助っ人、ユース
     水戸/椎原

 タイトルはオレのホーム生観戦時の成績です。昨年は帰省の日程とホームゲームの予定をどうしても合わせることが出来ず観戦できなかったため、2年ぶりのホーム観戦。年に1回のホームゲームですのであまり数は多くないのですけど、2004年シーズンのホームゲームでたった3勝しかしてないうちの1勝を見ることが出来ているので、まぁ勝率としては悪くはないんじゃないでしょうか。
 で、今日はその時と同じ水戸ホーリーホックが相手。順位こそ水戸のほうが下ですが、直接対決では今年はこれまで2連敗中。というかヤンツー体制になってからこの試合までの対水戸戦成績は2勝2分け6敗と分が悪い、というよりはむしろはっきりと苦手チームと言ってもよく、この試合はいつも水戸の堅い守りを崩せずに前がかりになったところをカウンターで失点するという、毎度毎度完全に見えているオチをお約束のように守るドリフカード。この日もまぁ勝つにしろ負けるにしろ苦戦するだろうとは思っていたわけですが…。結果から言えばまったくの杞憂で、開始早々の智樹の見事なミドルシュートを皮切りに、フッキの爆裂突進ドリブルからのPK、そして謙伍のゴールと、前回対戦で喰らった1-3というスコアをそのままお返ししたという感じ。たまの帰省ということで奮発してS指定席のチケットを買った自分としてはそれなりに元の取れた試合だったと思います。特に智樹のミドルはちょうど真後ろから見える位置だったので、ゴール枠の外からアウトにかかったドライブの弾道がゴールに吸い込まれる様子が見えましたし。あとは征也さえ決めればユース祭になったんですけどねぇ。

 とはいえ、内容的には相変わらずミスが多く、はやばやと2点をリードしたせいか途中からけっこうダレ気味な展開が続いたので、勝ったことは勝ったけどなんとなくもやもやしたものも残る試合ではありましたね。MOMが関隆倫というのも、他にずば抜けて出来のよかった選手がいなかったことの証左だと思いますし。まぁそれでも勝ったことは「特定の選手に頼らないサッカー」というお題目通りとも言えなくもないですし、西谷がいるみたいなつもりでこき使われていた関がMOMというのもわかる気はするんですけどね。それにしても90分でシュート2本という結果が示すとおり、水戸の酷さも目を覆うばかりで、「なんでこんなチームに今まで苦戦していたんだろう」という感じです。まぁそれ以上にシュート2本に抑えていながらきっちり1失点しているという守備陣もそれはそれで涙を誘うわけですが。
 そういう意味では、ダレた展開の時にやっていたUSの「攻めろ」コールはよかったと思いますよ。ああいうような直接的な意思表示は必要だと思いますし、内容的にはもう2点くらい取っていてもおかしくない流れではありましたしね。ただ、惜しむらくはバックスタンドからは「エメロン」としか聞こえなかったということなんですけどね。いつの間にそんなシャンプーみたいな名前の助っ人が来たんだろうと本気で悩みましたから。

2006年9月18日

陽があたりそうであたらない

2006Jサテライトリーグ Aグループ
コンサドーレ札幌1-1浦和レッドダイヤモンズ
得点者:札幌/中山
     浦和/細貝

 仙台戦についてはまだ見てないのでスルーすることにして、帰省を利用して17日に行われたJサテライトリーグを宮の沢白い恋人サッカー場まで見てきましたのでその感想を書くことにします。

 サテライトリーグ自体は何度か見たことがありますが、ホームでの試合は初めて。娘を連れて行った関係上あまり早い時間に行くといろいろと大変なため試合開始ギリギリに到着したのですが、既にスタンドには人がいっぱい。今まで見てきたサテライトのアウェイゲームはほとんどの場合が入場無料だったのですが、札幌は入場料を取っているにも関わらずそれと同等あるいはそれ以上の観客が入っています。サッカー専用スタジアムである宮の沢はスタンドとピッチの距離が近いため臨場感は申し分ないのですけど、それ故にボールが飛び込んで来やすく、ましてや見に来たのは高確率でゴール裏は集中砲火を浴びること間違いなしのコンサドーレ札幌の試合、さらに悪いことにサテライトチームなわけだ。実際に日立台で運悪く流れ弾に当たって負傷した方を目の当たりにしたことがありますし(犯人はビジュ)、ゴール裏は本来とは別の意味で危険極まりない地帯です。宮の沢は普段の練習の時は防御ネットが張り巡らされていますが、この日はより見やすいようにという配慮があるのか、ネットは一部を除いて開けられており、つまり運が悪ければ直撃を受けます。子供連れの自分にとってはちょっと危ないですので、ボールの飛んで来にくいバックやメインスタンドに座ろうと思っていたのですが、行った時間が遅かったので両方ともほぼ満席状態。唯一ゴールの真裏部分だけはネットが張ってあったのですが、そこは応援する人たちのエリアであり、そんなところに小さい子供を連れて行っても迷惑なだけですから、結局自分が気をつけていればいいと思うことにしてゴール裏の空いているところに座りました。

 そんなわけで試合なんですが…。なんとも評価に困る試合ではありましたね。左から和波、千葉、岡ちゃんという破天荒な3バックとか、前日に仙台に行ってきたばかりの選手がスタメンにいたりとか、その辺を考えればまぁ「このメンツなりによくやった」と言えなくもないのですけど、とはいえ相手の浦和レッズはトップでほとんど試合に出たことのないような若い選手ばかりのチームだったことを考えると、もっとやれてもよかったと思いますし、その浦和に開始からしばらくペースを握られたのもいただけません。何より残念だったのは、トップチームが現時点でなんとも微妙な状況なだけに、残されたシーズンで是が非でもトップの試合に出てやろうという気迫を持った選手があまり多くなかったことでしょうかね。得点シーン自体は素晴らしい流れでしたし、その他にも怒濤のドリブルを開始したはいいけどいきなりまごまごし出したキャプテンとか、三原さんを彷彿とさせる上里のフリーキックとか、いのっちを彷彿とさせる佐藤優也のボールに触れない美しい飛型など、各所に見応えはあったのですけど、多少なりとも自分の目を引いたのは左サイドの川崎と、本職に戻ってからの岡ちゃんくらいでした。上里も悪くはなかったですけど、好調時のパフォーマンスに比べれば物足りなさが否めませんでしたしね。いくら勝敗が最優先事項ではないサテライトの試合とはいえ、逆にそれだからこそもっとチャレンジしてほしかったというのが正直な感想です。結果としては先制しておきながらもロスタイムに追いつかれるという見慣れた展開のみったくない試合ではありましたが、失点そのものよりもその前に数多くあったチャンスを決められなかったことのほうが問題でしょう。PK失敗のシーンもなんかもう蹴る前から外す空気がぷんぷんしていましたし、決めるべきところで決めておかないとこうなるという見本のような試合で、勝てなかったことよりも「もし自分が監督だったら次の試合で使ってみたい」と思える選手は少なかったです。敢えて言うなれば西大伍くらいですかね。プレイはまだまだですが、かわいい顔をしてけっこうえぐいファウルをしていたルール無用の残ぎゃくファイターっぷりを買いたいと思います。

2006年9月19日

蒼井謙伍

 第4クール緒戦のベガルタ仙台とのアウェイ戦に引き分け、3位の横浜FCとの勝点差は18に開きました。カレーを食ったまさおがラモスになるくらいの奇跡がなければ逆転は到底不可能な状況に、サポーターの皆様におかれましては、「いや、奇跡は起きるものじゃない、起こすものだ」というサポーター魂と、「でも冷静に考えりゃ奇跡を期待する前に自力で何とかしやがれって感じだよな」という正論が渦巻いていることでしょうが、そんなコンサドーレに久しぶりの明るいニュースが飛び込んできました。2008年の北京五輪を目指すU-21日本代表候補のトレーニングキャンプのメンバーに、コンサドーレのFW石井謙伍が選ばれたということです。
 札幌はチームは弱小でも、これまで吉原宏太(シドニー)、山瀬功治、今野泰幸、藤ヶ谷陽介(アテネ)と連続して五輪代表候補を送り出しています。北京五輪世代でも石井を始めとして上里一将、鈴木智樹らの若手選手がチームのスタメンクラスとして活躍しているのですが、通常五輪代表チームは五輪の前に行われるワールドユース(U-20)代表がベースとなり、2001年は山瀬、今野、藤ヶ谷の3人が選出され(今野は負傷で辞退)、2003年も今野が選ばれ、いずれも中心選手として活躍してきました。ですから五輪代表へ選ばれたとしても指して驚きはしなかったわけですが、この北京五輪代表チームのベースとなる2005年のワールドユース代表には、うちの当該世代の選手たちは候補も含めてもついぞかすりもしませんでした。また、五輪代表の反町康治監督は選手を色眼鏡で見る方ではないとは言っても、代表チームへの選出に関してはJ2というのはやはりアピール度に欠けますから、先のことはともかく今の段階では五輪代表は無関係と思っていましたし、もし選ばれるとしても実績や活躍度からいえば第一候補は上里だと思っていただけに、このニュースは正直驚きました。確かにこの世代は梶山陽平や伊野波雅彦(ともに東京)や本田圭佑(名古屋)、枝村匠馬(清水)らJ1でバリバリ試合に出ている選手が多い激戦区の中盤に比べ、FWで試合に出てる選手ってそんな多くないですからね。今回のメンバーは先日の中国との親善試合に選ばれなかった選手が中心のようなので、果たして反町監督のお眼鏡にかなうかどうかはまだわかりませんが、まずはとりあえずトラップのでかさをどうにかして来年の予選に向けて生き残れるように頑張って欲しいと思います。

 さて、そうは言っても我々にとっては代表選出というのは喜ばしい反面不安な部分もあり、複雑な気分です。というのも、先ほど挙げた歴代の五輪代表候補たちは、藤ヶ谷を除く全員が本大会の時には他のチームへ移籍してしまいました(藤ヶ谷も2005年にガンバ大阪へ移籍)。いずれも代表での活躍が他のチームの目にとまり、また選手側も代表を目指すために高いレベルに活躍の場を求めたことがその理由だ…と思います。決して借金のカタに売っ払われたとかそういうわけじゃない、はずだ。まぁそこまでやって結局本大会まで残ったのは今野だけなんですけど、選手として成り上がるためにうちを踏み台にするのはまったくかまわないし、むしろそれくらいの気概で常に上を目指して欲しいとは思いつつも、かといって応援してきた選手がどのような形であれチームを離れるのはやっぱり寂しくもありますしね。まぁそんな心配は謙伍が代表で活躍してからすれという意見がおそらく正解。

2006年9月21日

密やかな復活

2006年Jリーグディビジョン2第40節
ベガルタ仙台0-0コンサドーレ札幌
得点者:札幌/いらっしゃいません
     仙台/おりません

 いい加減仙台戦書かないともうすぐ湘南戦が来てしまうので書きます。前節水戸ホーリーホックを相手にホームで3-1と快勝したコンサドーレ札幌を、同じく前節アウェイで徳島ヴォルティスに先制を許しながらもこれまた同じく1-3で鮮やかな逆転勝利を飾ったベガルタ仙台。昼の試合で3位横浜FCと得失点差で首位に立つヴィッセル神戸が共に勝利を挙げそれぞれ勝点3を上積みしており、昇格レースへの生き残りを賭けてお互い負けられない試合は、双方譲らず0-0の引き分けに終わりました。結果としては両者共倒れ。言ってみれば今にも崖から落ちそうな札幌が必死に仙台の足をつかみ、仙台は足もとにからみつく赤黒い波をけってワルサーP38とかまぁそんな感じですべて消えゆくさだめなのです。
 そんなわけで仙台はまだまだ可能性は残されてますが、札幌はもう腕一本どころか指2本くらいでぶら下がっている状態となってしまいました。とはいえ、試合単体で見ると得点こそ入りませんでしたが見ていて面白い試合ではありましたね。もちろんお互いミスは多かったですし、クロスやフィニッシュの精度もお世辞にも高いとは言えませんでしたけど、両者とも「絶対に負けたくない」という意地が感じられ、攻守の切り替えも速く、前への意識も強くスピーディーな展開でお互いゴール前まで攻め込むシーンが多く見られ、かつお互い守備の集中力も高かったためペナルティエリア付近での攻防も見応えがありましたね。ただ、札幌にも仙台にも同じくらいのチャンスが訪れていましたから、勝てた試合と断言することは出来ませんけど、それでも後半終了間際の大塚のヘディングは入れてほしかったですね。自分のゴールに入れるのはあんなにうまいのに…と思ったのはオレだけではありますまい。

 ところで、この試合で一番の見所だったのは、やっぱり西澤画伯の復帰でしょうか。第36節の横浜FC戦でケガをして以来ほぼ1年ぶりにメンバー入りを果たしたものの、DFというポジションの都合上なかなか出番がありませんでしたが、戦列に復帰してから5試合目となったこの仙台戦の後半11分、負傷した加賀との交代でついに画伯がピッチに立ちました。
 しかしやはり1年ぶりの実戦で感覚が戻っていないのかまだまだ本調子には程遠いようで、いつもの冷徹な仕事人っぷりはあまり見られず。ボルジェスのゴールがオフサイドで取り消されたシーンは、結局ノーゴールだったとはいえその前にパスを出した磯崎にもう少しプレッシャーをかけるべきだったとも思います。まぁあのシーンの画伯はボールを持った磯崎の外を回ってサイドをえぐろうとした中島とどっちをケアするべきか迷ったようにも見えました。後ろが画伯に変わったからなのか後半は芳賀がガンガン上がっていっていたためその裏に大きなスペースが空いていましたから、どっちかというと磯崎を見るべきは芳賀だったのかもしれませんけどね。そういう意味では連携ミスといったほうが適切なのかも。
 そんなわけで全体的には「画伯らしさ」はあまり見られなかったのが残念ですが、それでもヘディングで競ったボールをドンピシャで芳賀にぶち当ててささやかな仕返しをしたあたり、やはり画伯は画伯なのだと思った次第です。シーズンももう残りわずかですが、早くコンディションを取り戻していろんな意味で楽しませて欲しいと思います。

2006年9月26日

やられたらやり返せ

2006年Jリーグディビジョン2第41節
湘南ベルマーレ1-6コンサドーレ札幌
得点者:札幌/フッキ×4、大塚、相川
     湘南/またあなたですか石原

 すみません。「月刊コンサドーレ」の原稿の締切に追われてすっかり放置してました。というわけで今更ではありますが湘南戦について書こうと思います。
 札幌にとって数少ない相性のいい相手であったはずの湘南ベルマーレですが、前々回の対戦ではそれまで90分で負けたことのなかった平塚競技場で2-1で負け、そして前回の対戦でもリベンジをするどころか逆に1-5という虐殺を喰らっています。さすがに同じ相手に3回も負けるわけにはいかないということで臨んだこの試合は、結果としては「爆勝」と言ってもいいほどのゴールラッシュで、現地まで見に行かれたサポーターの皆さんは胸の空く思いだったと思います。まぁ6点取って勝とうが1点で勝とうが、得失点差はともかく結局は勝点はどれも同じ3なのですが、それにしても一体コンサドーレに何があったんでしょうかね。ロウソクが燃え尽きる前のあれじゃなければよいのですが、何しろ今年は得点力は上がったとはいえ、今まで6点取られたことはあっても6点を取ったことなんてほとんどありませんでしたから、こういうことがあると逆に「なんかよくないことでも起きるんじゃないか」と思ってしまいます。千円札拾って挙動不審みたいな。つくづく貧乏人根性が染みついてしまったと思います。まぁ実際あったけどな悪いこと。
 そんなわけで、札幌は湘南に前回ホームでの恨みをおまけ付きで返したわけですが、そもそも前回の対戦でも札幌ドームでの1-4というスコアにのしをつけて返されたようなもんでして、何となく小学生同士の意地の張り合いを見ているような印象を受けました。「オレなんて去年から知ってるもんね」「オレなんて生まれる前から知ってるもんね」とかそんな感じ。しかし今季4試合を戦って2勝2敗という結果はともかく、トータルで札幌12得点湘南9得点というのも小学生のケンカみたく鼻血出しつつ泣きながら殴り合ってるようでほほえましいですね。

 さて試合の内容についてですが、6得点を奪った後半と比べて前半は無得点。開始早々から湘南に攻め込まれる時間が長く、に今日も石原に先制ゴールを喰らうという不安な立ち上がりでした。しかし先制点を取られて目を覚ましたのか、ここから札幌がようやくゴール前までボールを運べるようになります。フッキのフリーキックが珍しく枠に飛んだり、相手を吹っ飛ばしてサイドを破った謙伍からのクロスを関がダイレクトボレーで合わせるなど、惜しいチャンスも作り出せるようになります。ちなみに関はこの試合を通じて安定した働きをしていました。安田大サーカスのクロちゃんみたいだったのが、中途半端に髪が伸びて正岡子規みたいになってしまった影響かもしれません。
 方や湘南も1点を先制したからといって引いて守る気はさらさらないようで、むしろ全体をコンパクトに保ってガシガシプレスを仕掛けてきて、見てて面白い試合となりました。とはいえ湘南は先制点以降は取り立てて大きなチャンスもなく、ほぼ札幌ペースと言ってもいい内容。そして試合は怒濤の後半を迎えます。

 後半は立ち上がりからお互い「次の1点」を取りに来ます。湘南が札幌のサイドを突けば札幌は湘南のラインの裏を突く。少しでもスキを見せればやられるような雰囲気です。少なくとも、前回の厚別みたいに右のほほを打たれたら左のほほを差し出すみたいな展開ではありません。そしてその「次の1点」を奪ったのは札幌でした。奇しくも湘南が先制点を奪った開始6分、右サイドで得たFKをフリーになった大塚が頭で決めて同点。これまた髪が伸びてネギボーズみたいです。
 振り出しに戻った試合は、その後謙伍に替わって入った相川が珍しくヘディングを枠に飛ばしたり、智樹からのロングパスを珍しくうまく決めたと思ったらハンドを取られたりするなど、やはり勢いは札幌。後半24分にカウンター相川のパスを、なおいっそうもじゃもじゃが伸びて若き日の佐藤蛾次郎みたいになってきたフッキがキッチリ決めて逆転に成功(ただ決まったからいいようなものの、あそこは相川にシュートを打って欲しかったなぁ)。こうなるともう勢いは止まりません。その8分後には自己主張のしどころを間違っている気がする金髪坊主頭の相川が強引なキープから打ったシュートがきれいに決まり3点目。その4分後にはもじゃもじゃが伸びて若き日の吉田拓郎みたいになってきたフッキが自ら得たPKを決め4点目。こうなるともうもじゃもじゃが伸びて若き日の吉田拓郎みたいになってきたフッキは調子に乗りまくりです。普段なら壁にぶち当ててるFKをロスタイムに決めてハットトリックを達成すると、試合終了間際にも相川に出されたはずのパスを後ろから壊れた機関車みたいに走ってきて左足で流し込み6点目。変な頭の人たちの活躍でアウェイ勝利をもぎ取りました。札幌では今や変な頭がラッキーアイテムなのかもしれません。フッキとのFKの取り合いは、おもちを奪い合う子供たちみたいでほほえましかった上里も、復帰以来未だにパフォーマンスが戻っていませんから、ここはいっそ変な頭にしてみるというのはいかがでしょうか。

 それにしても、今回は所用で平塚まで行けなかったんですよ。生で見たかったですね。6得点なんて、コンサドーレのトップチームの試合で見たことありませんからね。相手に6得点入った試合なら見たことありますけど。

2006年9月30日

やりすぎ

2006年Jリーグディビジョン2第42節
コンサドーレ札幌6-0徳島ヴォルティス
得点者:札幌/アフロ、坊主、さらさら、ハリネズミ、もみあげ×2
     徳島/いないこともある

 前節、実に6得点というビックリな結果で湘南ベルマーレに逆転勝ちを収めた札幌は、ホームに戻って最下位の徳島ヴォルティスとの対戦となりました。通常、大量点で勝利したあとというのはいいイメージを持って次の試合に臨めそうなものですが、実際は野球で打線が爆発して15得点した次のゲームは、打者がみな大振りをするようになってしまって一転して打てなくなってしまう(かつての近鉄によく見られたパターン)のと同じように、攻めが雑になってしまいだれてしまうことが多いもの。「点は取ったら同じだけ取られる」という攻撃型のチームに変貌を遂げつつあるコンサドーレではありますが、それでも1試合に6点入れるというのは3年ぶり、しかもチームタイ記録というくらいの珍しいことです。「うへ、もしかして俺達ってつおいんじゃね?」などと浮き足立ってしまう可能性も大いに考えられました。事実、悪夢の「まるまる1クール分勝利なし」という泥沼は、ホームとアウェイの違いはあれども湘南ベルマーレに大勝を飾ったあとの徳島ヴォルティス戦から始まったのですから。
 そんなわけでいろんな意味で注目だった徳島戦なわけですが、終わってみれば杞憂でした。まぁ退場者を出した最下位チームを相手のホームゲームですから、順当と言ってしまえばそれまでなのですけど、そうはいってもその「当然」が今まで当然じゃなかったのがこのチームでして。しかも2戦連続6得点というおまけつき。笑いが止まんないねっ!
 ただし、そうはいっても前半は徳島の数少ない攻撃機会でほとんどシュートまで持って行かれており、特に前半終わり頃は「クロスの出し手をフリーにする」という悪癖も顔を出していましたからね。中で合わせた羽地にしっかりDFが身体を寄せてましたから致命傷にはなりませんでしたが、ヘディングは身体を寄せられても当たり所によっては入ってしまうこと多いのですから、まずはクロスを上げられないように直して欲しいですよこの辺は。「シュートが入らなければいい」というのは「当たらなければどうということはない」と無茶なことを言うのと一緒ですからね。それが出来れば苦労しないっての。
 それはともかくとして、前半を見ている限り後半ゴールラッシュが来ると感じた人はおそらくニュータイプだと思いますが、フッキの見事な右足(!)での先制ゴールを皮切りに、関の移籍後初ゴール、西嶋のプロ初ゴール、謙伍のちょこざいなゴール、砂川の技ありゴール、そしてロスタイムの謙伍の2ゴール目。前節は6点のうち4点をフッキが挙げましたが、この試合では6点を5人で挙げたことも特筆すべきことでしょうか。どれも見事でしたたが、後半立ち上がりから徳島の時間帯が続いていただけに、その出鼻をくじく格好となったフッキのゴールと、相手を大いにへこませたであろう関の連続ゴールは価値のあるものだったと思います。関係ないですけど前の週の土曜日の湘南戦での正岡子規がこの徳島戦までのわずかな期間でまたクロちゃんに戻っていたのですが、やっぱりあれは脱皮したのでしょうか。とりあえず逆サイドに走り込んでいたフッキには目もくれずに迷わずシュートした心意気は大いに褒めたいと思います。そして関も安定してましたが、謙伍の代表候補選出に奮起したのか、智樹も安定するようになってきましたね。もともとミドルレンジのパス精度は高かったですから、徳島戦のようにプレッシャーがさほどない状態ではあれくらいは出来る選手でしたけど、守備でもだいぶ身体を張るようになってきましたし、判断もだいぶ速くなってきたんじゃないですかね。もっとプレッシャーがかかった状態でどこまで出来るかは未知数ではありますが。

 あとはとにかく豪雨の中選手もサポーターもお疲れさまでした。言っておきますがオレは西武ファンですから。

2016年2月

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