「あなたはコンサドーレ札幌をひいきとし、その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「自信なし!」
というわけで優勝賞金1億円、元旦の国立競技場を目指すプロアマオールカマーの天皇杯は、昨日15日に3回戦が一斉に行われました。このうち大分スタジアム・ビッグアイで行われたコンサドーレ札幌対大分トリニータは、コンサドーレ札幌が攻守にわたってJ1チームのプライドを発揮、攻めてはシュートわずか2 本、守ってはアンドラジーニャにハットトリックを許すなど5失点と完膚無きまで叩きのめされました。スバラシイ。
試合内容については現地で見てないんでなんとも言いようがないのですが、思い起こせばJ1開幕戦でも5失点。「5失点で始まり5失点で終わる」というのはある意味今季を象徴した幕切れではあります。監督が替わってもこれじゃ、最初の監督が柱谷哲二氏じゃなかったとしても結果は同じだったかもしれません。
しかし、別にカップ戦で下位リーグのチームに上位リーグのチームが負けるのは世界的に見てもよくある話ですから、J2チームに負けたこと自体はどうだっていいんですけどね。それにしたって「この大会はモチベーションの維持が難しい」なんて、試合をする前から負けたときの言い訳をしているようじゃ、おらがチームの勝ちを信じてわざわざ大分まで駆けつけたサポーターをバカにしているとしか思えないですよ。で、試合が終わったら今度はクラブに対する不満を新聞にぶちまけるんですから始末に負えない。
そりゃまぁ、プロサッカー選手のみならず一般のサラリーマンだって会社に対する不満なんて必ずあるモンですし、札幌のフロントもお世辞にもいい仕事をしているとは言い難いですよ。でもさ、周囲に文句をつける前にまず自分たちのやるべきことをしっかりやりなさいよ。黙っていてもオカネを落としてくれる親会社のいない札幌では、自分たちの給料は自分たちで稼ぐしかないんですよ。やる気のかけらも見えない試合を続けてもお客さんがスタジアムに足を運んでくれるほど札幌にはコンサドーレは定着していないし、プロスポォツを持つ土壌があるわけでもない。それがわからないのなら、いくら実力があろうがどうぞどこへでも移籍して下さって結構です。オレが求めているのは、札幌のユニフォームに誇りを持ってプレイしてくれる選手ですので。
同じ日、トップチーム同様この時期は外で練習の出来ないU-18がJユースカップ決勝トーナメント1回戦で浦和ユースに4 -0で敗退し、これが最後の試合となった3年生たちが終了後涙に暮れている姿を見て、今のトップチームのほとんどの選手たちにとってのコンサドーレ札幌とは一体何なのだろうと思わずにはいられませんでした。