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2002年10月 アーカイブ

2002年10月 2日

厚別でラブラブ

 今日も今日とてフロント批判に余念がない皆さんこんばんは! 赤字覚悟で補強すれば発生した赤字を責めた上に補強した選手にもケチをつけ、オカネをケチれば当然責めます! だって「フロント」という抽象的な対象を批判したって、選手と違って個人攻撃じゃないので心も痛みませんしね! さあ、みんなも体のいい攻撃対象に向かって怒りをぶつけましょう! 朝起きてフロント批判、昼飯喰ってフロント攻撃、夜はフロントのクビを祈って眠りにつきましょう! 夢でもし逢えたら! ステキなことね!
 そうです! 全部フロントの責任なのです! 台風21号も、台風一過でクソ暑くなった今朝いつもの自販機でいつもの缶コーヒーを買ったら今日から「あったか~い」になっていたのも、クリアデータの詰まったPS2のメモリーカードが全部消えたのも、世の中が景気が悪いのもへいぞうくんがいつも泣きそうなツラなのも全部! フロントの! 責任! なの! です!
 まぁ現状の成績ではフロントは責められても致し方ないと思いますけどね。まだシーズン終わってませんし、ちょっと落ち着きませんか。予想だにしなかった熱い缶コーヒーでも飲んで。

 さて、先日も「10円キャッシュバック」というクラブ首脳の個人的な思いつきがうっかり記事になってしまいそれでまたクラブはいろいろ言われていたわけですが、来週12日に予定されているFC東京戦(厚別)ではどうやら「正攻法」のサービスで集客アップを狙っている模様です。その名も「FC東京戦カップルディ」。500組1000人のカップルが2000円のB自由席チケット1枚で入場できるというもの。実質半額というリーズナブルさもさることながら、さらに先着300組のカップルがチームスポンサーである日本航空株式会社様提供の特製グッズ、その名も「ラブラブランケット」がもらえてしまうというお得な特典付きです。
 そんな感じで、まさにラブってたよねあの頃はと言わんばかりのこの企画。既にカップルなサポーターはもちろん、「相方がサッカーに興味がなくてこれまでなかなか一緒に行くことがなかった」という方はいい機会だと思います。年齢制限はおろか具体的な「カップル条件」などはどこにも記されておりませんので、「一緒に行くカノジョなんていねぇよ!」なんて人も、男同士で大丈夫だと思います。「(プレゼントの)配布場所に手をつないでお越し下さい」というシバリはありますが、とりあえずれっきとしたカップルであれば問題ないでしょう。とにかく、企画のベタさには目をつぶって、東京戦は老いも若きもラブラブランケットをゲットして存分にラブラブしましょう!

 一つだけ問題があるとすれば、ラブラブってテニス用語で言えば0-0ってことなんですけどね…。

2002年10月 3日

追い込み

 昨日紹介した12日のFC東京戦での「カップルディ」の特典「ラブラブランケット」ですが、「男同士でも大丈夫」と書いたところ、掲示板で「男女じゃないとダメらしい」とのご指摘を戴きました。そんなわけでオフィシャルのリリースをもう一度よく読み直してみましたら、ホントだ「カップル(男女)でお越しの先着300名組」としっかり書いておりますね。失礼致しました。ということは「心は女の子よ!」という方はどうなるんでしょうね?
 つうわけで、気がつけばそのFC東京戦を除くとホームゲームはあと3試合(11節市原戦、13節名古屋戦、15節広島戦)しかありません。クラブでは13 節と15節のラスト2試合を対象として「ゲキ援チケット」というセット券を5日から発売する予定ということです。発売するのはSA席(メインスタンド両脇)とB自由席(ゴール裏)の2種で、通常2試合で6,400円のSA席が4,000円、4,400円のB自由席が3,000円とかなりお得なチケットとなっております。発売日から今月末まではインターネットでも買えるとのことです。

 残り4試合しかないホームゲームで少しでも観客アップを狙うクラブがあれこれと手を打ってきたわけですが、それにしては11節の市原戦には何の特典もないのが気になりますね。今季初めて3万人を越えた前節は「ジュビロ磐田」というネームバリューに助けられた感が強いですから、お世辞にも人気が高いとは言えない市原との試合には何らかの集客作戦が必要となってくると思います。
 とりあえず、初冬の札幌で「ホーム最終戦は浴衣デー! 浴衣でお越しの方は1500円割引!」などという嫌がらせとしか思えない企画をやって、「1500円につられて寒さに耐える人間がどれだけいるか」という実験をやってもらいたいものです。

2002年10月 6日

楽しいサッカー

 そんなわけで低迷中のチーム同士の対決となった第7節の清水戦。内容はまぁ両チームともさすがに低迷中そのまんまを表しており、清水のサッカーも褒められたものでは決してなかったのですが、それ以上に札幌が酷かった、これに尽きるでしょう。なすすべなく、という言い方がぴったり来るような試合っぷりで、怒りのあまりもうブーイングする気すら起きませんでした。
 というわけで、今日はそんなすさんだ心を癒しに、横浜F・マリノスの練習場までBチームの練習試合・正式名称「新居祭り」を見に行って参りました。

 新宿から湘南新宿ライナーで一路東戸塚へ。駅に降りた途端にゴール裏メイトと遭遇したのですが、そのゴール裏メイトから「ユースから鈴木智樹、吉田一貴、斎藤来の3人が来ているらしい」というナイスな情報が。智樹に関しては何度かここでも取り上げているので多くは語りませんが、吉田一貴(かずき)くんは DFの選手、斎藤来(らい)くんはU-15日本代表の経験もある右サイドのMFです。智樹と一貴は高校2年生で、来に至ってはまだ高校1年生です。将来のトップチーム昇格が期待されるユース選手の参加に俄然萌え度の高まるオレ。
 しかし、前半はやはりというか何というかユースの3人はもちろん新居も出場せず、もう1人見るのを楽しみにしていた吉瀬はケガでもしているのか姿がありません。GKいのっち、3バックが左から森くん、先生、吉川、ダブルボランチにらっきょと松川、左サイドジャジ、右サイド西田、トップ下コマネチ、2トップがゴリとバッキーというメンバー。だいたい1.5軍くらいのメンツでしょうか。対戦するF・マリノスのサテライトですが、ご存じの通りこのチームは安永や石川、田原、数馬、田中隼磨、木島、大橋、井手口といった若手選手を続々とレンタルに出しており、「つうか、メンツ組めるの?」などと話していたのですが、予想通りメンバーが足りないらしく、こちらもユース所属選手の顔もちらほら見えるメンバー構成です。
 開始早々にゴリが先制したものの、その後は急造チームに近い若者たちを相手に全然いいところナシ。昨日のトップチームほどではないにせよ全然声が出ておらず、聞こえるのはいつものようにいのっちの甲高い声のみ。ジャジは練習試合なんてかったるいのか5割くらいの出来だし、バッキーはまったくシュートを打たないし、平間はさすがにこのメンバーではブイブイ言わせられるのですが、磐田戦のような「改」までは至らず。らっきょが2点目を取ったものの、「ほとんどのメンバーが当日朝に羽田着」という遠征疲れを割り引いたとしても良くも悪くも予想通りの試合展開で、もしかしたら出るかもと思っていたF・マリノスユースの山瀬幸宏くんもどうやらケガをしているようで、ずっとランニングの別メニュー調整。その後F・マリノスが1点を返しますが、両チームともこれといった見所もなく前半は2-1で終了。

 さて、いよいよ後半ゴリと交代でKing of Sapporo新居がピッチに登場し、正真正銘の「新居祭り」が開始。ただし他の後半からのメンバーはいのっちが阿部に変わっただけで、残念ながらユースの選手たちはまだ登場せず。
 というわけで後半は、平間が角度のないところから豪快に決めた辺りでお役ご免となり、平間、松川、ジャジ、バッキー、西田の5人が一気にアウト、替わって相川、田澤とユース3人組が入っていよいよ真打ちとなります。ディフェンスラインは右に一貴が入り、森くんがスイーパー、左が先生という3バック、らっきょと智樹のダブルボランチ、サイドは斎藤来が右で吉川が左サイド、そして田澤、新居、相川の3トップというトリにふさわしい布陣となりました。
 ようやくケガから復活した相川ですが、相変わらず泥臭くゴールに向かう姿勢が全面に出ていて好印象。そしてやはり智樹がいい。弱冠17歳ながら存在感抜群です。特にかつてユースのチームメイトとして全日本クラブユース準優勝を飾った新居との萌え萌えホットラインはいいコンビを見せています。さらにはそこに相川と来が加わりチャンスを作り出すという至福の瞬間もあり、前半とはうって変わって個人的な見所満載。もう1人のユース選手の一貴は、入ってすぐに最終ラインでの1対1のディフェンス時にうっかりスライディングをしてしまい、そのまま交わされ失点してからは浮き足立ってしまい持ち味はあまり出せず。ただでさえ緊張していた中で自分のミスから失点してしまったわけですから、舞い上がってしまうのもムリもないことですが。その姿を見た先生が、森くんに「ちゃんとコーチングしろ!」みたいなことを言っていたのですが、寡黙な森くんにはムリな注文だと思います。それはいいんですけど先生、副審にマイボールをアッピールしている間に抜かれたのはオモシロすぎでした。
 そしてついにこの日最大の見所がやってきました。森くんが最終ラインから蹴ったロングボールに新居が反応、相手DFとの競り合いとなりますが、なぜか相手のDFがGKと交錯してボールは新居のもとへ転がり、そのまま身体ごとゴール。ものすごく嘘くさい1人アトランタな得点に一同大爆笑。やはり新居辰基という男、ニヤニヤしながらピッチをうろうろしているだけかと思っていたらなんか気が付いたら点を獲っています。つうかマジで嘘くさいゴールですが、1点は1点です。要は相手ゴールにボールを入れればいいのです。
 その後田澤が得点を決めたものの、お粗末な守備で相手にも追加点を献上して、最終的なスコアは5-3で札幌が勝利となりましたが、もはやそんなことはどうでもいい我々には微々たる問題です。やっぱおもしれえわ、サッカーって。

 さて、張監督になってから始まった競争意識を高める目的の「AチームとBチームの差別化」は、それ自体はいいことだと思うのですが、それならばAとBの入れ替えを頻繁に行わなければその意味がまったくないと思うのですよ。結果出しても挙げてくれないならBの選手は腐る一方ですし、下からの突き上げがなければAの選手にも危機感は生まれないですからね。
 それはまぁともかくとして、オレ自身は目論見通り怒りの種をキレイさっぱりなくすことには成功しただけでなく、観戦記を書く気力も沸きましたので、今日のところは満足です。

2002年10月 8日

ユースに専用練習場

 Jリーグ規約第19条には、Jリーグのクラブはユースチームを持つことが義務づけられています。ユースチームというのは言うまでもなくそのクラブの下部組織であり、各クラブはそこに選手を集め、一貫した強化によって将来トップチームで活躍できる選手を育てていきます。いわゆる「葵の上計画」です。
 しかし、よく自前の選手を育成することは身の丈経営をするためと言う方もいますが、それはちょっと違います。なぜなら、下部組織から選手を一人前に育てるためにはものすごいオカネと時間がかかってしまうからです。HFCから発表されている決算報告書によれば、平成13年度のユースがらみの予算は1億1千万円強、そして平成14年度が約1億5千万円弱となっています。1億もあれば優秀な助っ人選手1人は借りてこられる金額ですが、それだけの予算をかけても、現在札幌のユースからの昇格選手はご存じの通りわずかに2人のみ。そのうち一期生の遠国信也は結局リーグ戦では出番がないまま退団し、2人目の新居辰基もデビュー戦で初ゴールは挙げましたが、その後ポジションを掴むまでには至っていません(なぜだ!)。どこのチームも似たり寄ったりでしょうが、かけた投資が必ずしも回収できるわけではないのが実情なのです。
 しかし、外国人助っ人を初めとしたレンタル選手に頼る「その年暮らし」のチーム編成がどういった結果を残すかは、今年でサポーターの皆さんも骨身に染みておわかりのことでしょう。ユースが強化され、コンスタントに有望な選手を輩出できるようになれば、レンタル選手に頼らない地に足のついたチームを作ることが出来るようになるのです。まぁ結果的にはそれがクラブの経営安定にも繋がりますから、「身の丈経営のため」というのも間違いというわけではないのですが、そのためにはユースへの投資は多いに越したことはありません。

 さて前置きが長くなりましたが、HFCもそんなことはよくわかっているようで、来季はユース専用の練習場を作る計画があるそうです。本日の道新スポォツによると、これまでユースチームは栗山町のレオスパークや月寒のエアウォーターグラウンドを使用していましたが、栗山が札幌から遠いこと(ちょっと前まではU-18の選手は栗山高校へ入学し、寮生活を送っていたそうで)、エアウォーターのグラウンド状態が良くないことなどから、札幌市東区の東雁来町にある土地区画整理事業の札幌市所有の土地をHFCが借り上げグラウンドを整備し、約1億円をかけて人工芝と土のグラウンド2面、照明設備などを作るとのことです。
 天然芝のグラウンドでないのが残念ですが、天然芝は維持費用がかかりますし、降雪量の多い札幌では宮の沢のような融雪設備がなければ使えない期間が長いため、将来的な課題として見送られたようですね。まぁ一気に豪華設備を整えるのは不可能でしょうし、今のところはユース専用のグラウンドが出来たということだけでも大きな進歩と捉えるべきでしょう。
 ところで、同紙によるとこのグラウンドが出来る場所は豊平川沿いの土地だそうです。川沿いで思い出すのが湘南ベルマーレの練習場である大神グラウンドですが、同グラウンドのようにサッカーボールが年にいくつも川に飲まれていくような場所なのでしょうか。1個1万5千円もするサッカーボールが川に飛び込んで「トヨちゃん」なんて名前を付けられるなんてことはないでしょうね?

2002年10月13日

死して屍拾う者なし

 攻めない追わないやる気がない! 攻めない追わないやる気がない! コンサえらい! コンサえらい!

 というわけで不敗神話を持つ厚別での今季最後の試合はFC東京との対戦。札幌ドームの不勝神話に相殺されているものの、コンサドーレのそう長くない歴史の中で、高い勝率を持つ同競技場で勝利が期待されましたが、前節清水戦と同じくまったくもってやる気の感じられない試合で0-4の敗戦。
 年間14位の神戸が勝ったため札幌との勝点差は16にまで広がり、早ければ次節に札幌の降格が決定してしまうことになるのですが、そんなことよりも酷かったのが札幌の試合内容。前節清水戦は近年まれに見るダメ試合だと思っていましたが、それからわずか一週間でそれをさらに越えるダメダメな試合。清水戦はまだアウェイというエクスキューズが出来ましたけど、今回はホームであのような情けない試合をやらかしてくれるのですから、もう言葉もありません。
 別にね、選手は自分や家族のためにサッカーをやるのでいいと思うんですよ。サポーターなんて誰に頼まれたからやっているわけじゃなく、ただ単に好きでやってるだけのもんですから、「サポーターのために」なんて建前は言ってくれなくて結構です。でもね、選手の給料はサポーターのお財布から出ているわけですよね? スポンサーだって広義ではサポーターに違いありません。客を満足させろとは言わないけど、せめて納得させる試合くらいは見せて欲しいのですよ。
 もう、どうしようもないのですかね。クラブは勝利給を2倍に上げてハッパかけてますけど、そういう「ニンジン作戦」がダメなのなら、今度はイラクみたいな「ムチ作戦」しかないかもしれません。といっても、ホントにムチ打ちをするのは人道的にもアレですので、負けたら以下の罰ゲームを実践して下さい。

 ・「はじめ人間ギャートルズ」のコスプレでススキノを練り歩く
 ・「鉄拳」のコスプレでススキノを練り歩く
 ・「あみだババア」のコスプレで以下同文

 えー、そんなわけで先ほどconsadole12.netから本日行われたコンサドーレBチームの札幌ベアフット(元夕張ベアフット)との練習試合の結果が流れてきました。オレは試合は見ていませんが、6-1でコンサドーレの勝利で、得点者は新居辰基、吉川京輔2、磯山和司2、相川進也ということです。
 そろそろじゃないですか? 出番が欲しくてギラギラしている選手を使いましょうよ。現時点で力が多少劣っていてもいいんです。同じ負けるのでも、覇気のない試合しか出来ないレギュラー選手より試合に飢えている若者たちを見てるほうがなんぼかマシです。
 そりゃあね、新居はプロ選手としては(現時点では)テクニックのあるほうじゃないですし、フィジカルも足りないかもしれませんよ。ものすごいドリブルを持っているわけでもないし、スゴいシュートを打てるわけでもない。でも、新居の場合理屈じゃないんですよね。裏へ抜けるスピードは持っていますが、新居の真骨頂は何よりも天性の俺様っぷり、そしてニヤニヤしながらピッチをうろうろしているかと思ったら何か知らんけど点を獲ってる嗅覚です。加えて、新居はユース時代に何度も後半ロスタイムに決勝ゴールや同点ゴールを叩き込んでいるように、試合を途中で諦めたりはしない男です。伝統的にメンタルの弱い札幌というチームにおいて、こういう男は貴重だと思うんですがね。函館での鹿島戦の初ゴールなんてまさにそんな感じだったでしょ? とにかくだまされたと思って使ってみてもらいたいのですがね。

 あと東京戦観戦記アップしてます。

2002年10月15日

ユースは快調

 試合に勝てるどころか得点の匂いすら漂わないトップチームを後目に、現在Jユースカップを戦っているコンサドーレ札幌ユースU-18は、昨日14日に韮崎中央にてヴァンフォーレ甲府ユースと対戦し、0-3で快勝を飾りました。
 オレは諸事情から応援に行けなかったのですが、現地に赴いたビョーキなゴール裏メイトからの話を聞くと、前半早々にFW酒井くんがコーナーキックからのこぼれ球を押し込んで先制し、その後は甲府に攻められる展開が続きながらも後半に竹下のゴールで突き放し、終了間際には鈴木智樹のゴールでトドメを刺したということです。
 相手の甲府ユースは同グループの鹿島と湘南にそれぞれ8失点を喫しているように実力的には若干劣る相手とはいえ、冬の足音が近づく北海道からやってきたユース選手たちにとっては、気温27度というこの時期の関東にしても異例の気温がさすがに堪えたようで、内容自体は決して良いものではなかったようですが、それでも悪いになりに勝つのは現在のユースチームが着実に力をつけてきた証拠でしょう。Jユースカップでは前々回の2000年にようやくチーム史上初のアウェイ勝利を挙げたことを考えれば大したものです。
 ちなみに、その初勝利を挙げたのは2000年11月19日の柏レイソル戦。1-1で迎えた終了間際にPKで逆転を許し、力尽きたかと思いきやロスタイムに執念の2ゴールを決めて無理矢理勝利をひっつかまえたのが誰であろう新居辰基なわけですが、それ以降昨年のJユースカップではFC東京U-18、横浜F・マリノスユースという強豪中の強豪チームと同じグループに入ってしまったこともあり決勝トーナメント進出はならなかったものの、夏の全日本クラブユース選手権準優勝とベスト4という成績を連続して残し、「出ると負け」だった創立当初と比べると驚くばかりのたくましさを身につけています。

 とりあえずこれ以上は申し上げません。ええ、言いませんとも。

2002年10月17日

今野祭り

 ジーコ日本代表監督の緒戦であるジャマイカ戦があったせいかどのメディアもフル代表一色の最中にひっそりと行われたカタールでのAFC U-20選手権。つっても、フル代表とはいえ「J2からは呼ばない」を通り越して「海外組と鹿島と磐田からしか呼ばない」という監督(それはそれで正しい)のチームの単なる練習試合がシビレるような戦いになるはずもなく、オレとしては試合があることすら忘れていたのですけど、やはり札幌サポーター的にはゴンザレス今野が招集されているU-19日本代表のほうがダンゼン魅力的です。
 そんなわけで上位4チームが来年のワールドユースへの出場権を手にすることが出来る勝負のかかった大会、U-19日本代表は緒戦で砂漠の強豪サウジアラビアと戦いました。チーム結成以来その腕にはキャプテンマークが巻かれている今野は、開始早々にいきなり相手選手をふんづかまえてファウル、決まり手は上手出し投げという日本人らしさを全面に出しチームに気合いを入れます。前半はゲームメイクは小林大悟、中盤でのディフェンスが今野という役割分担のようで今野が攻撃面で目立つシーンはないものの、永田(柏レイソル)や角田(京都パープルサンガ)が上がったあとなどにはキッチリ空いたスペースを埋めてバランスを取りに専念。そうかと思えばワンワン言いながら鋭くインターセプトをかまして我に返ってまごまごするなど札幌サポーター的にはいつものゴンザレスです。
 それでもやはり身体能力に勝るサウジアラビア相手に押し込まれる展開が続き、後半開始早々にはロングボールから先制点を許してしまいました。その後は大熊監督の積極的な選手交代が当たり、交代で入ってきた坂田(横浜F・マリノス)が今野からのスルーパスを上手く決めて同点に追いつくと、後半38分には今野が相手のクリアを拾って左足で豪快にミドルシュートを叩き込んで逆転に成功。その後も得点を挙げて気をよくしたのか、クソ暑い(であろう)中ワンワン走り回って鋭くインターセプトをかまして後にやっぱり我に返ってまごまごするなど、1得点1アシスト含むキャプテンの活躍で、グループで一番の難敵と見られた相手から勝点3をもぎ取りました。

 1点目の坂田へのスルーパスは、相手DFを引きずりながらも難しい位置から決めた坂田を褒めるべきですが、2点目はまず日本の誰がどう見てもオフサイドというプレイを副審が景気よく見逃したのから始まり、日本の選手もビックリしたのかこのボールはサウジのDFにクリアされるのですが、このクリアボールにワンワン言いながら追いついた今野が誰がどう見てもトラップミスしたものの、運良く相手にクリアされる前に何とか打ったシュートは誰がどう見てもキーパー正面だったのに、なぜかキーパーは虚を突かれたように触ることが出来ずゴールインというすんごく嘘くさいゴールでした。でも1点は1点だしね。とりあえず、誰がどう見てもいい笑顔の今野が印象的でした。まぁ、ここのところクラブじゃ泣き顔しか見てないしね…
 チーム全体の出来と言えばお世辞にも良いとは言えない試合でしたが、日本はどの世代も伝統的に緒戦には弱いですから、内容はともかく勝ったこと、しかも逆転勝ちしたことは評価するべきでしょうね。

 さて、「嘘くさいゴール」といえばその第一人者である新居辰基が、いよいよAチームに入ったようです。道内メディアによると、紅白戦の前半にオグとの2トップでレギュラー組でプレイ、「出場できれば、点を取ってチームに勢いをつけたい(道新スポォツ)」という俺様なコメントを残したようです。
 まぁ、宮田征典を9時半になってから出すような遅まきな印象はなきにしもあらずですが、とにかくKing of Sapporoの気合いは充分だと思われますので、現場の方におかれましては、とりあえずプルペンで試合を終わらせるようなことのないよう節にお願い申し上げます。

2002年10月20日

後は野となれ山となれ

 露と落ち 露と消えぬるわが身かな 浪速のことも 夢のまた夢

 というわけで土曜日に行われたガンバ大阪戦。この試合を落として神戸と柏が90分勝ちをすると札幌のJ2降格が決まってしまう試合でしたが、ハンドによるPKで失点を喫してしまい1-0の負け。神戸が東京に延長で負けたため今節の降格決定はなくなり首の皮一枚繋がった格好になっていますが、とりあえずこの先1つでも負ければその時点で降格が決定する状況では、確かに皮一枚で繋がってはいるけど首自体は既に切れているような感じといいますか、消費期限切れの牛乳を3日以内なら平気と言い張るようなもんですが。
 さて、プロ初スタメンを飾った新居ですが、さすがのKing of Sapporoもスタメンにガラにもなく緊張したのか、それともいろいろ考えすぎたのか出来としてはイマイチ。まぁ何しろボールが回ってこないのではいかんともしがたいとは思いますが、バックパスがPKに繋がってしまったようにミスパスも多かったですし、自慢の俺っぷりもそんなに見られなかったので、やや不満の残る内容ではありました。まぁそんなことは自分でもうわかっていると思いますから、次回また期待したいところです。

 ところで、現在カタールでAFC U-20選手権(アジアユースでいいじゃん…)キャプテン今野が率いる(ことに勝手にしている)U-19日本代表は、昨日予選リーグ第2戦のインド代表との試合を行いました。この試合に勝てば決勝トーナメント進出を確定させることが出来る日本ですが、インド代表のプレッシャーの速さとピッチコンディションの悪さ、加えて33度という暑さに苦しめられ、なかなかフィニッシュに持っていけません。
 それでも前半終了間際に徳永くん(早稲田大)のゴールで先制し、後半1点を返されるもののすぐさま坂田(横浜F・マリノス)の得点で突き放し、苦しみながらもインドを下して決勝トーナメント進出を決めました。
 で、キャプテン今野は初冬の札幌からいきなり30度を超す中東に放り込まれたためか、顔色も良くなくいつもの犬っぷりはあまり見られず。その影響か失点時には得点を決めた選手をマークしきれていなかった上、その後どフリーのシュートを2度外してしまうなどこちらもイマイチの出来。夏場のシロクマみたいな印象を受けました。

 なんつーかガンバ大阪戦観戦記

2002年10月23日

延命

 というわけで「負ければ即降格」という瀬戸際のホームゲーム市原戦。連敗中、しかも前回のホームゲームでは見るも無惨な試合でいいところなく敗れ去った上、平日夜の試合ということも相まって、ドームで初めて2万人を割ったようにお客さんの出足自体はイマイチだったようですが、前節に続き2試合連続のスタメン出場となった"King of Sapporo"新居辰基のゴールを守りきり、8月10日以来74日ぶり、札幌ドームでは昨年9月15日の清水エスパルス戦以来実に403日ぶりの勝利を挙げました。つうか403日ぶりって「奇跡! ニカウさんのコーラ瓶返し403日の旅!」とかじゃあるまいしとも思いますが、とりあえずまぁ勝ったからよしとしましょうか。
 この試合はまだ見ていないのでなんとも言えないのですが、新居のゴールは確かにうれしいことはうれしいものの、結局試合を通じて入った得点がその新居の1ゴールだけだったということは、勝つには勝ったが新居の他はあんま変わってないっつうことでしょうかね。神戸も延長で負けて首が落ちなかったのはいいとしても、依然として「1つ負ければさようなら」という状況は変わっていないのですから、新居以外にもそれなりの好材料がないと刑執行前にゼータクさせてもらう死刑囚のような心境にもなってしまいますよ。イヤ、そんな立場になったことねぇけど。とりあえず、日刊スポォツの全国版にも「敗れればJ2降格が決まる札幌は1-0で市原を下して今ステージ初勝利を挙げ、今節踏みとどまった」と、マスコミ的にも札幌の降格はいい感じで既定路線となっているのは致し方ないですかね。

 さて、話はうって変わってカタールでのAFC U-20選手権。グループリーグ最終戦・バングラディシュ戦の会場は、日本人には忘れようにも忘れられないアル・アリスタジアム、というのをオレは同じ会場で行われた緒戦のサウジアラビア戦では完璧に忘れていたわけですが、既に決勝トーナメント進出を決めている日本は予想通り控えの選手を主体にした主力温存モード。当然今野は出なかったものの、それでも密かに注目している高木くん(香川西高)目的に見てみました。
 結果だけを見れば3-0と快勝のように見えますが、今野や角田抜きのSBS杯で、菊池くんや成岡くんらを奪って大貧民状態にした静岡選抜にすら勝てなかったのがよくわかるような気がしました。既に勝敗の関係ない消化試合で、かつ高校生主体のメンバーだったとはいえ、インドが6点を奪ったバングラディシュを相手に稚拙な試合運びに終始したのはなんとも残念です。主力が1人2人いないだけでこうもチームが変わるわけはなかろう、これは現U-19代表の構造的な欠陥なのでワ? などと生意気にも思ったりしたそのすぐ後に、そういえば一つも負けられない状況に於いてすら19、20歳の若者がいなくなっただけで右往左往のプロチームを思い出したので何も言わないことにしました。

2002年10月27日

絶命

 水曜日にジェフユナイテッド市原に勝ってようやく2ndステージ初勝利を挙げ、何とか延命措置を図ることに成功した札幌ですが、本日鹿島アントラーズとのアウェイゲームで延長Vゴールを決められ力尽き、コンサドーレ札幌のJ2降格が決定しました。
 オグが"King of Sapporo"新居の得たPKを含む2ゴールを挙げるなどアウェイゲームとしては今季一番と言っていい内容ではあったものの、試合の流れとしては「リードを守りきれずに追いつかれてしまい結局は延長戦で負ける」という、ある意味一番札幌らしい試合で降格を決めたというわけですね。

 とりあえず今日負けなかったとしても、この先の試合で札幌が全勝する可能性よりも、「マジック対象チーム」の柏がこの先全敗する確率のほうが低いと思っていましたので、別にこれといってどうということはありません。2部に降格するっても心のふるさとに帰るだけですからね。ただ、カタールにいる間に降格が決定したという池中玄太状態の今野が不憫でなりません。

 というわけで市原戦の観戦記をまず最初にアップ。

2002年10月28日

元気なヤツは元気

 昨日の降格決定にサポーターがうちひしがれている中、ひっそりと行われたサブチームのジェフユナイテッド市原サテライトとのテストマッチ。平日の昼間に行けるわけがあるかこの絵の具セットのバーミリオン! という感じですので当然見には行ってないのですが、consadole12.netによれば6-4という派手な試合で札幌が勝利したようです。
 札幌のメンバーはいつもの如く1軍半クラス、といっても今の札幌じゃトップチーム出してもあまり変わらないという罠もなきにしもあらずですが、得点者は相川、森山2、イソヤマン、バッキー、岳也ということです。来期以降を見据えた場合、ルーキーのアイカーが先制点を獲っているのはいい感じですが、守備のほうは4失点、とりわけ後半だけで4失点を喰らっているというのは、来期以降を見据えた場合いかがなものかと思います。

 ところで、先日の磐田戦で2枚イエローで退場した俺王様ことウィルが退場の際に味方である奥に蹴りを放ったことについて、事態を重く見た横浜F・マリノスは俺王様との契約を解除するらしく、プラスJリーグからも3試合の出場停止を言い渡されることになりそうです。練習怠慢、市原戦の血で血を洗うファイト、そして今回と、札幌時代の俺王様から見れば考えられない暴れっぷり。どうやら新横浜ラーメン博物館の「純連」の味が本店と違うことがよっぽどストレスになっていたみたいです。
 つうか、確かに札幌時代の俺王様は開幕前のテストマッチでベンチから乱闘に参加し、練習中に黄川田と壮絶な死闘を演じたことがあったくらいで比較的おとなしかったですけど、大分時代はチームメイトが殴られるなんて日常茶飯事だったし、今以上にブイブイ言わせていたことはマリノス側もとっくに織り込み済みだと思っていたんですけどね。つうか、最後の最後まで決定力不足に泣いた我々に言わせれば、それくらいで契約解除に走るくらいなら最初から持っていくんじゃねぇという気もしますけど、蹴った相手がギャル人気No.1のおっくんというのが悪かったのかもしれませんね。俺王様が札幌に戻りたがっているのはかなり有名な話ですが、もう一回札幌に来ればエウテホ歌ったるよ。

 そんな中、超久しぶりに虹と雪のテキストを更新してみました。降格の詔勅はいつもの如くパロディものです。

2002年10月29日

王国復興希望

 前回も触れたように、磐田戦で俺王様が試合中にチームメイトの奥を蹴るという事件を起こしたことについて、横浜F・マリノスは俺王様との契約を解除する方針でいると書きましたが、本日横浜F・マリノスから俺王様の退団が正式に発表されました。と同時に、横浜のオフィシャルサイトのプレイヤー紹介からは電光石火で俺王様の存在が抹消されるという、マリノスのフィニッシュまでのスピードとは正反対な仕事の速さも見せています。俺王様のパスを保有している大分トリニータも再契約はしない方針だそうで、とりあえずブラジルに帰ることになりそうだということです。
 えー、問題のシーンを見ていないのでなんとも言えないのですが、確かに味方を蹴るという行為は許されるものではありませんが、問答無用で一方的に契約解除というのはまたずいぶんと重いですね。チームメイトにケリを入れたことがそんなに問題なんでしょうか。まぁその辺は当事者たちの所属クラブである横浜の問題ですし、永輔事件や監督謀叛などとの合わせ技、かつ「今度問題起こしたら解雇」と言い渡されていた上での契約解除なら致し方ありませんが、気になったのはむしろスポォツニッポンに載っていた「来季以降については前代未聞のトラブルを起こしただけにJリーグ関係者は『契約しないようにすべき』と厳しい姿勢で、このまま日本を離れる可能性が高い。」という記事。

 前代未聞ってあんた、かつて当の横浜で川口能活が味方のケツを思い切り蹴り上げた事件のほうが前代未聞(蹴られたのは平間)だと思いますが、まぁそれはいいとしても、今回の事件で「契約しないようにすべき」とかいうのなら、昨季札幌対ヴェルディ戦で今野がライジング・ドロップキックを見舞われた件、福岡対東京戦でケリー(東京)がアームロックをかけられた件、今季の名古屋対ヴェルディ戦でエヂムンド(ヴェルディ)が裏投げされたりなど、いずれも故意でなければ出来ないような、一歩間違えれば長期間のケガまで負いかねないようなプレイがほとんど問題にはなってなかったのはおかしいと思うのですが。オレが臣民だから余計にそう思うのかもしれませんけど、そういえばJリーグは、度重なるラフプレイにより森を解雇した仙台に「厳しすぎる」とか言ってませんでしたっけ? あと女子中学生にお小遣い渡してちちくりあった選手って今何してますっけ? ブラジル人は使い捨てなの?
 まぁもう解雇は決まってしまったのですから今更それを言っても仕方がありませんので、俺臣民のオレとしては是非とも来季俺王様の札幌への再降臨を希望です。オレは「1年で昇格するよりチームの土台作りを優先」という意見なのですが、だからといって若手だけで戦えばいいというわけではなく、頼りになるベテラン選手は絶対に必要だと思います。既にJでの実績のある俺王様が大分からも横浜からも必要とされていないなら安く完全移籍出来るでしょうし、またバクチ的に新しく助っ人を連れてきて失敗して、結果的にオカネをドブに捨てるよりはよっぽど確実だと思うのですけどね。つっても俺王様自身が既にバクチという面もなきにしもあらずですが、俺王様とプチ俺王様の2トップなんてオレが笑い死にます。つうか、オモシロ人間は多ければ多いほどいいですから、HFCの強化担当の方におかれましては、是非とも一つ、ご検討のほどよろしくお願い申し上げますです。

 とりあえず一つだけ確実に言えるのは、同じくボールとは無関係の位置で俺王様に蹴られた磐田の河村選手がかわいそうだなぁということですが。

 というわけで鹿島戦観戦記アップ完了です隊長!

2002年10月30日

来たれ若人

 カタールで行われているAFC U-20選手権。ゴンザレス今野主将率いる(ことになっている)U-19日本代表は、ウズベキスタンをPK戦で下して決勝進出を決めました。テレビ朝日の中継では「中田が、俊輔が、小野が、稲本がなしえなかった優勝を目指して」と、同じく準優勝を果たしているはずの山瀬・藤ヶ谷らの世代はまるで無視しているのがいかにも民放という感じがしますが、オレとしてはラフプレイ満載のウズベキスタン相手に選手がケガをしなかったことに胸をなで下ろしています。
 今野自身もまだ鼻は治っていないはずですが、そんなことは感じさせずにいつもの通り守備に攻撃にと要所要所で渋い活躍を見せていたばかりでなく、クリア空振りや真上へクリアなど先生直伝のスペクタクルも見せて下さいました。

 さて、その今野の所属チームはあえなくJ2降格となってしまいましたが、ここに来て来季の新入団選手もちらほら決まってきています。先日、北海高校の市村篤司選手の入団内定が発表されたのに続き、以前から噂に上っていた青森山田高校の尾崎祐司選手の入団内定も本日クラブから正式発表されました。
 市村選手は恵庭出身で、180cm67kgのMF。北海高校ではボランチを務めていたそうです。今年行われた高知でのよさこい国体の北海道選抜にも選ばれており、ガンバユースなどで編成されている大阪選抜との試合で1得点を挙げています。180cmという長身は背の高い選手の少ない札幌には貴重な戦力となるはず。その上犬であればなおのこと良しですので、同窓の先輩・山瀬功治のようにバリバリ活躍してもらいたいと思います。

 そして尾崎選手。我々の世代でオザキといえば、やっぱり盗んだバイクで走り出したり夜の校舎窓ガラス壊して回ったり、ふたりでドアを閉めてふたりで名前消したりとかそんな感じなのですが、たぶん本人は知らないと思います。旭川出身のMFで、先日の北海道版日刊スポォツによると、どうやら左足一本しか使わないレフティーだそうで、掲示板に情報を寄せて頂いたあきのさんによれば「ホントに左足しか使わない」ということです。
 プロの世界で果たして左足だけで通用するかという問題はありますが、真性左利きのオレとしては下手に右足の技術をつけようとはせずに、むしろ左足を徹底的に磨いてもらいたいですね。青森山田の黒田剛監督も「左足を封じられた時に対処できる技術を身につけてほしい」と、右足も使えるようになれとは言ってないですしね。マラドーナやリバウド、あるいはカンムリワシのように、左で世界を獲るくらいの心意気で行ってもらいたいと思います。

 カンムリワシ? 具志堅用高の通称です。

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