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2005年10月 アーカイブ

2005年10月 1日

連敗脱出

Jリーグディビジョン2・第34節
コンサドーレ札幌2-0徳島ヴォルティス
得点者:札幌/清野、アイカー

 試合はまだ見てないのですが、終始主導権を握って相手を圧倒したようですね。ようやくトンネルを脱したという感じでしょうか。勝負の第4クールの緒戦に幸先のいいスタートを切ることができました。今シーズンここまでの各クールの成績を見てみると、緒戦に勝利した第2クール(対水戸戦)は7勝1分3敗と絶好調だったのに対し、勝てなかった第1クール(対甲府戦・2-2)と第3クール(対徳島戦・1-1)はそれぞれ2勝5分4敗、4勝1分6敗といずれも負け越しています。まぁこんなモンは結局は単なる結果論なんですけど、それでも7勝を挙げた第2クールと同じく厚別で2-0の勝利を挙げたことは何かの暗示なのかも知れません。

 他の試合ではベガルタ仙台がサガン鳥栖に(新居のゴールなどで)負け、モンテディオ山形は京都パープルサンガに完敗、ヴァンフォーレ甲府が横浜FCと引き分けて勝点1を伸ばすに留まったため、その結果3位甲府と4位山形が勝点50で並び、5位に勝点49の札幌、6位に勝点47の仙台となり、ますますその差は縮まってきました。どのチームもひとつの取りこぼしで脱落する可能性があり、この先ひとつとして気が抜けない状態となるのは間違いなさそうです。第三者視点で見ればこの上なくオモロい3位争いなんですが、サポーターはもちろん選手にとってもこの状況は大変です。そのような背景もあってか、試合終了後、2点目を決めたアイカーが「残りの試合をトーナメントのような気持ちで戦っていきたい」というコメントを残しています。勝とうが負けようがこっちの都合なんてお構いなしに容赦なく試合がやってくるリーグ戦も別の意味で厳しいのですが、「負けたらその時点で終わり」というトーナメント戦は、「残り1試合も負けられない」という決意を表明する意味で、Jリーグに限らず他のスポーツでもシーズン終盤になるとよく引き合いに出されます。
 しかし、あえて厳しいことを言わせてもらえば、「トーナメントのつもりで戦う」というのはやめたほうがいいと思います。その理由は、かつてどこかのチームの選手たちが同じように口々にこのセリフを口にし、その結果見事に史上最速で降格を果たしたチームを知ってるからというのもありますが、それはそれとして、この「トーナメントのつもりで」というのは入れ替え戦出場を狙う甲府や山形の選手たちだって同じように思っているはず。このままダンゴ状態が続けば、3位争いのチームの中では得失点差がマイナスの札幌が一番不利。そんな札幌が他のチームと同じ心境でいたところで、彼らを上回れるわけがないと思うのです。ですから、札幌は他のチームにはない心境で行かなければなりません。しかし、ただでさえみんな必死になってくる最終クール。決して3位グループでも抜きんでた存在ではない札幌ですから、並大抵のものでは太刀打ちできないでしょう。そんな札幌にとってどんなものがいいか考えてみました。

×残り10試合トーナメントのつもりで戦います

○残り10試合トリートメントのつもりで戦います
 →負けた時点で髪がゴワゴワになってしまう恐怖
○残り10試合トム・ソーヤのつもりで戦います
 →ハックルベリーとならJ1にだっていけるさ
○残り10試合笑点のつもりで戦います
 →1試合1枚ずつ座布団ゲットしないと10枚たまらない圧迫感
○残り10試合熱湯コマーシャルのつもりで戦います
 →頑張れば頑張るほどその分時間が増える我慢強さ
○残り10試合ア・バオア・クーのつもりで戦います
 →ここを破られるともうあとがないギリギリ感
○残り10試合ラブマシーンのつもりで戦います
 →集合写真の右上から選手が消えていくという悪夢

 まぁとりあえず、先のことは考えずに目の前の試合を全力で戦ってください。次の西ヶ丘には行きます。もう会社休みとりました。

2005年10月 2日

国立へ行こう

 国立霞ヶ丘競技場。前身の明治神宮外苑競技場から数えると実に80年以上の歴史を持つスタジアムです。昭和33年に神宮競技場が取り壊され霞ヶ丘競技場となり、昭和37年の改修で現在の形となってから、長く日本最大の収容人数を誇り、昭和39年の東京オリンピックの主要会場となったのを始め、以後もさまざまなスポーツの聖地として語られています。第1回超人オリンピックが行われたのもここです
 もちろんサッカーでも同様で、日本で最初のワールドカップ予選が行われた(1954年スイス大会・対韓国)のを始め、日本代表の主要な試合が行われることも多い上、日本サッカー界の主要なトーナメント戦の決勝戦や準決勝の試合が行われます。逆に言えば、国立でプレイするためにはそこまで勝ち進んでいかなければいけません。ですから、サッカー選手にとって国立でプレイするというのは、イコール「自分たちの強さの証明」であり、「勝ち進んだことへの栄光そのもの」なのでしょう。今でこそさいたまスタジアムや日産スタジアム、味の素スタジアムなど国立と同規模以上のスタジアムが日本各地に建設されており、日本最大ではなくなってしまいましたが、それでも「国立」は今でも特別な場所ですし、これからもそうあり続けるでしょう。

 これまでの札幌の歴史において、リーグ戦を除いた「トーナメント」での国立というのは、高円宮杯の決勝に2度進んだU-15がプレイしたことがあるだけでした。ひとつ上のカテゴリであるU-18は、毎度北海道予選は勝ち抜けても、全国の厚い壁に阻まれグループリーグで夢破れることが多く、国立への進出は夢のまた夢でした。しかし最初に国立でプレイをしたU-15の選手たちが高校3年生になった今年、札幌にようやくチャンスが巡ってきました。現在行われている高円宮杯U-18で、コンサドーレ札幌ユースU-18はグループリーグを2位で突破し、決勝トーナメントに進出。この大会は準々決勝と準決勝が国立競技場で行われますが、本日そのベスト8入りを賭けた鵬翔高校との試合が行われ、札幌ユースはホンコンの母校でもある鵬翔高校を2-1で下し、U-18として初の国立をつかみ取りました。最高気温29度(予想)という、この時期の札幌からはあり得ないほどの暑さの中、後半に長沼くんのミドルシュートで先制したものの、DF廣中くんが相手にPKを与え、さらにこのプレイで退場してしまうという苦しい試合でしたが、10人となってから川村くんが決めたゴールを守りきりました。暑い中ホントによく頑張りました。

 さて、この試合は埼玉県越谷市のしらこばと運動公園競技場で行われました。ここ最近はオレも忙しくてユースの試合にはなかなか顔を出せなかったのですが、今日はたまたま別の用事が越谷であり、どのみち越谷に行くことになっていました。用事自体は午前中からあったのですけど、これはもうオレに見に行けと言っているに違いないと用事を午後からにし、しらこばとまで行くことにしました。
 地図で調べてみると、競技場は駅から結構距離があります。一応バスが出ているのですが、こう言ってはなんですが越谷は結構田舎で、それほど頻繁にバスが出ているわけではないと思い(実際は結構本数があったのですが)、タクシーを使うことにしました。停まっていたタクシーに適当に乗り込んで「しらこばと運動公園競技場までお願いします」と告げます。行き先を聞いた50代くらいのタクシーの運転手さん、

 「総合公園かい?」

 イヤ、「しらこばと」だって言ってるじゃん。

 重ねて言うと、「運動公園でしょ? 越谷で大きい競技場ったらあそこしかないよ」と運転手さん。何となく腑に落ちなかったのですが、何しろこっちも初めて行く場所です。土地については地元の人のほうが詳しいでしょうから、そんなもんなのかと思って結局運転手さんの言う通りにすることに。途中その行き先の総合公園にある体育館はいかに大きいか、車窓から見える立派な建物は清掃工場だと散々聞かされならが目的に到着しました。料金を払って車を降り、見上げたオレの目の先に見えた競技場。

 オヤジ、これ野球場

 振り返れば既にタクシーは去ったあと。すぐ側にあった公園地図を見ても、この「総合公園」には野球場と体育館しかなく、陸上競技場なんて影も形もありません。携帯でしらこばと運動公園をググって住所を調べてみたら、やっぱり今いる場所とは違います。やはり全然違う場所に連れてこられた模様。何が悲しくて越谷観光なんぞさせらられた挙げ句にこんなどこか遠くでほっぽり出されなきゃいけないんでしょう。別にオレは知らない街を歩いてみたいわけじゃないし、ガモウひろしの熱狂的ファンなわけでもねぇ。
 この時点で既に午前11:00。キックオフは11:00です。さて困った。事前にあまり調べてこなかったオレも悪いですし、とにかく今はこれからどうするかを考えるのが先。この場所はかなり市の中心から外れているようで、さっきからタクシーの1台も通りません。近くにバス停も見当たらず、タクシー会社の番号を調べて配車してもらうような時間もありません。かといって駅からは相当距離があるため、歩いて駅まで戻って改めて出直せば、着く頃には間違いなく試合が終わっています。まぁ平たく言えば「手詰まり」ですねハッハッハ。
 で、どうやら別の用事の場所はここからまっすぐ20分も歩けば着くようです。どのみち午後から行くつもりでしたから、もう高円宮杯はあきらめてそっちに直行しようか…と歩き出しかけたまさにその時。
 
 向こうからやってくるのは世間でタクシーと呼ばれる車です。

 奇跡です。すぐに止めて運転手さん(当たり前ですがさっきとは別の人)に「しらこばと運動公園に行きたいんですが…」とだいたいの住所を告げると、「はい、大丈夫ですよ」という答え。この運転手さんがメシアに見えたのは言うまでもありません。何となくセルジオ越後に似てましたけど。
 というわけで、本来は既に着いている予定だったしらこばと運動公園競技場には前半30分過ぎに到着。予定時間はオーバーしたものの、今はたどり着いただけでもよしとしましょう。とりあえず最初の「ひとり水曜どうでしょう」ぶんも含めてかかったタクシー代は計4,440円。Jリーグのチケットより高いんですけど。まぁ勝ったからよしとしましょう。「知らないところに行く時は下調べを充分に」という教訓も得ましたし。つーか、「いけば何とかなるだろ」というのはいい加減やめたほうがいいと思った。

 ちなみに、次の試合は10月6日18:45キックオフです。開始には間に合わないのですが、帰り道なので行こうと思います。迷う心配ないしな。

2005年10月 4日

幸せな場所

 明日は横浜FCとのアウェイゲームです。といっても、場所は横浜ではなく東京の国立西が丘サッカー場。かつてJ2時代のFC東京がホームスタジアムとして使用し、コンサドーレも1999年のFC東京戦でここで試合を行ったことがありますが、いかんせん収容人員が少ないためJ1の試合は開催不可能で、FC東京がJ1に戦いの場を移し、味の素スタジアムをホームスタジアムとして使うようになった現在は、ここをホームとして使用するプロチームもありません。唯一、本来のホームである三ツ沢球技場を使うことができない横浜FCがたまに使う程度で、コンサドーレのトップチームがここで試合をやるのも、その99年以来実に6年ぶりです。
 ただし、この西が丘はLリーグの試合やユース・高校、大学サッカーやJFLなどアマチュアの大会で使われることが多く、そっち系のファンにはおなじみのスタジアムです。前回のエントリで紹介した通り「国立」といえば通常「国立霞ヶ丘競技場」を指しますが、そっち方面のファンの中には特に区別して霞ヶ丘を「国立(大)」、西が丘を「国立(小)」と呼ぶ人もおり、国立(大)が選手にとっての聖地であるならば、国立(小)はサッカーファンにとっての聖地と呼んでも過言ではありません。いろいろなサッカーが見られる場所だからというのもありますが、もっとも大きな理由はそのスタジアムの「小ささ」にあります。
 スタンドのどこにいても選手の声や息づかい、身体がぶつかり合う音まで聞こえてくるほどのピッチの近さ、狭いがゆえの観客同士の一体感など、そのすさまじいばかりの臨場感を体験した人は、一発でやみつきになるほどです。もちろん関東だけでも他に大宮公園や日立柏、三ツ沢などサッカー(+ラグビー)専用のスタジアムは少なくないですけど、西が丘を「聖地」たらしめている最大の理由はメインスタンドとベンチの距離が近さ。多くのスタジアムのメインスタンドは結構高い位置にあり、割とベンチからも離れている場合が多いのですが、西が丘のメインスタンドはほぼベンチの真裏で、ベンチの指示ひとつひとつがメインスタンドから聞こえてきます。実際とあるLリーグチームの元監督は試合中に「今のオフサイドだと思う人ー!!」と観客から多数決を取っていたほどです。監督が第四審判から受ける注意もバッチリ聞こえます。
 そんなわけで、その「日本でもっとも幸せなスタジアム」のひとつである西が丘での試合。その西が丘をフルに堪能しようと、オレはコンサドーレベンチの後ろ、通称「ヤン裏」で楽しむためにメインのチケットを買いました。

 あ、ちなみに一部のチケットには開催場所が「三ツ沢球技場」と表記されていますが、明日の試合会場は西が丘ですので、間違って横浜に行かないように気をつけてください。

2005年10月 5日

西が丘の夜

 ウイリアム・テルをご存じでしょうか。スイス建国の英雄と言われているこのテルはフリードリヒ・シラーの戯曲で有名になり、ロッシーニ作のオペラにもなっています。このオペラの序曲はフジテレビの「オレたちひょうきん族」のオープニングテーマにも使われていましたし、運動会などでもよく流れる曲なので、ご存じの方は多いと思います。テルは弓矢の名手として知られ、シラーの戯曲中にも出てくる有名なエピソードとして、息子の頭の上にのせたリンゴを射抜くというものがあります。代官に逆らったために逮捕されたテルは、罰として息子の頭の上にのせたリンゴを射抜くことを命じられます。失敗すれば愛するわが子を自らの手で殺してしまうことになるかも知れないわけですが、テルは見事に息子の頭の上のリンゴを射抜くことに成功しました。
 イヤ、なんでいきなりこんな話をしたかというとですね。前回書いたとおり本日は西が丘サッカー場での試合です。サッカー専用スタジアムだけにゴール裏席は文字通り「ゴール(のすぐ)裏」でして、そのゴール裏席には平日夜、しかも雨の中だというのに今日も今日とて懲りもせずホームチームより多く札幌のサポーターが集結していましたが、試合前のシュート練習で札幌の選手たちが、ゴールの中ではなくことごとくサポーターを射抜いていた姿を見て、ウィリアム・テルってすごかったんだなぁと思ったからです。

 さて、試合は横浜FCの城に先制を許すもアイカーの2試合連続ゴールで追いつき1-1の引き分けでした。アウェイながらも内容的には決して悪くなかったので、勝っておきたかったというのが本音ですが、決定的チャンスをあれだけ決めきれなければ勝てるものも勝てませんね。まぁシュート練習の段階からアレな人たちが本番でリンゴを射抜けるはずもありませんね。つーかまぁ、感覚的にはホントに何人息子射抜けば気が済むんだって感じで入りませんでしたねぇ…。

 まぁそれはともかくとして、前回書いたとおりに今日はバッチリ「ヤン裏」で試合(というかヤンツー)を堪能してきました。ベンチ裏はフードが邪魔なのと目線がピッチレベルに近くなるので、お世辞にも試合が見やすいとは言えません。そんなわけでオレがスタジアムに着いた頃にはメインスタンドはそこそこ埋まっていたのですが、都合のいいことにヤン裏は見事にぽっかり空いています。見やすくないことは充分承知でヤン裏に陣取るオレ。もはやストーカーに近いです。
 しかしその分、ヤンツーの「アクション&ムービング監督」っぷりはじっくり堪能できました。智樹がファウルを取られた時に副審にファウルじゃないと同意を求めて苦笑いされていたヤンツー萌え。

yan2-nishigaoka.jpg
背中で語る男の図

2005年10月 6日

幸せな時

 本日は高円宮杯全日本ユースU-18の準々決勝が行われました。決勝トーナメント1回戦で宮崎の鵬翔高校を下したコンサドーレ札幌ユースU-18は、FC東京に入団の内定している小澤竜己くんを擁する高校総体王者・青森山田高校と対戦しました。準々決勝4試合の会場は江戸川陸上競技場、大宮公園サッカー場、西が丘サッカー場、そして国立競技場。オレの職場のある麻布十番からは都営大江戸線で3駅の距離にある国立競技場が一番近いのですが、その国立でのカードが札幌ユース対青森山田。これはもうオレに見に行けと言っているに違いないと、国立まで馳せ参じることにしました。
 しかしうちの会社は定時が19:00。キックオフが18:45なのでどう考えても間に合いません。昨日西が丘に行くために半休を取ってしまっており、2日連続で休みはさすがに厳しいですから、最初から後半から見に行くつもりでいましたが、それでも少しでも早く着くために定時ダッシュをかますつもりでした。定時まであと10分ちょっととなりそわそわと帰り支度をおっぱじめた頃、現地に先乗りしている予定のカミさんからメールが入りました。現地に着いたかな? と思ってメールを開く。

 「開始38秒川村先制1-0(実際は26秒だったらしい)」

 何? もう先制?

 ヤバイ、これはもう早く行かなければならんと19:01に後ろを振り返ることもなくダッシュ。会社を出た旨をカミさんにメールすると、すぐに返信がきました。

 「せいやサイドぶち抜いてクロス上げたところをけんごヘッドで2点目」

 おい、ちょっと待て。

 既に2点を見逃したオレは限りなく負け組の気分で、それでも深い深い大江戸線ホームまで全力疾走。この瞬間、オレは確かにメロスだった。
 そして普段は10分かかる距離を5分で走り抜き、19:09の電車に乗って19:16に国立競技場に到着、ダッシュで階段を駆け上がり、一目散に門を抜けてゲートに向かう。

 チケット買うの忘れてた。

 慌てて戻って当日券を購入、手荷物検査ももどかしくスタンドに到着。時計は19:21。国立競技場への最短記録を更新しました。たかがユースのために
 しかしたかがユース、されどユース。「コンサドーレ」と名の付くのチームの試合を見るためには可能な限りの努力を惜しまないのがサポーター道です。というわけで、国立競技場のメインスタンドには既に多数のゴール裏メイトたちが集結していました。育成型クラブへの道にはユースの強化というのは死活問題ですから、Jリーグチームの中でも札幌はかなりユースへの注目度が高いチームだと思いますが、それにしても「コンササポ必死だな」といわんばかりの集まりよう。2日連続でホントにダメな人たちです。オレも含めて。

 とはいえ、着いたはいいものの2-0というのはそのまま試合が決まってもおかしくない点差です。そりゃもちろん勝てばうれしいですけど、キックオフ時点から見ていた人たちに比べれば、ゴールシーンを見逃したオレは中途半端に負け組です。たとえるならば子犬を助けるために新幹線を止めて超人オリンピック失格になったテリーマンです。できればもう1点くらい入らないかなぁと思っていると、前半41分に中央を抜け出した門間くんがGKとの1対1を冷静に決めて3-0となりました。よし、テリーマン卒業。

 さて後半。3-0という点差は確かに大きいですが、45分あれば3点差をひっくり返すのは不可能じゃありませんし、そして青森山田はそれができるチームです。早い時間に1点を入れれば青森山田も勢いに乗ってくるでしょうから、札幌に必要なのはまず失点をしないこと、それと相手が前がかりになったところをあわよくばカウンターで追加点を挙げ、相手の息の根を止めることです。そして予想通りもうあとがない青森山田の猛攻に晒され、何度も危ないシーンを作られますが、DF佐々木健将くんを中心とした守備陣が高い集中力で身体を張って守り、またGK塚本祐輝くんのファインセーブもあり得点を許しません。逆に後半29分、カウンターからキャプテン藤田征也くんのすんばらしいミドルシュートが炸裂。相手の息の根を止める4点目を手にしました。テリーマン卒業どころかこのミドルでご飯3杯はいけます
 結局最後まで相手に得点を許さず4-0で勝利。スコアほどの実力差はなかった、というよりは青森山田はやはり強かったのですが、札幌の勢いのほうが優ったという感じでしょうか。試合終了後、サポーターの歌う「好きです札幌」に合わせて変な踊りを披露していた本日2得点の川村賢吾くんを見て、未来は明るいと思いました。

 注目の準決勝の相手は滝川二高です。同じ国立競技場で行われますので、今日の再現を狙っちゃってください。

2005年10月 7日

いざ天皇杯

 ユースの活躍に目がいってすっかり忘れられがちですが、今週末の日曜日には第85回天皇杯全日本選手権の第3回戦が行われます。この3回戦からはJ2チームが登場。個人的には札幌ユース出身のGK中野拓也くん、札幌藻岩中出身(~青森山田高校)の上田大貴くんを擁する仙台大学とベガルタ仙台との「仙台ダービー」がとても気になるのですが、コンサドーレ札幌は室蘭入江運動公園陸上競技場でJFLの佐川急便東京SCと戦います。佐川東京はJFLでは現在のところ9位とあまり振るいませんが、第81回大会では名古屋グランパスエイトに4-0で大勝を飾ったのをはじめ、前回大会ではジュビロ磐田に2-3と善戦するなど天皇杯には滅法強いチーム。逆に札幌は昨年こそベスト8まで進んだものの、これが現時点での最高成績。それ以前は2001~2003年までは3年連続で3回戦敗退するなど伝統的に天皇杯はお呼びでないチームですから、アマチュア相手といえど油断は出来ません。っていうか、J1チームを立て続けに撃破した昨年ですら、九州リーグのホンダロックにやっとこさっとこVゴール勝ちを収めているくらいですから、アマチュアなので油断できませんと言ったほうがいいかもしれません。
 とはいえ、リーグ戦では現在入れ替え戦に進める3位争いが佳境に入っています。J1昇格できるかどうかの瀬戸際ですから、ただでさえ連戦で疲れがたまっている主力を休ませてリーグ戦に集中したほうがいいのではないかという声も聞かれますが、ところがどっこい、天皇杯にあってリーグ戦にないもの。それは賞金(名目上は「強化費」)です。もっともベスト4まで行かなければ賞金は出ませんし、「二兎を追う者は一兎をも得ず」と世間では言います。J1に上がればそりゃもう有象無象のものが手にはいるでしょうから、どっちかといえばやっぱり入れ替え戦に目標を定めるのが優先なのでしょうけど、どっこい我々はそんなことを言える立場じゃないのです。我々にとっては遠くの名誉より近くの現金。つまりは自分の給料は自分で稼げ。これは世の中の常です。今年はどっちか取ればいいなんて甘いことは言いませんからね。貧乏暇なしですよ?

2005年10月 8日

夢の続き

 高円宮杯全日本ユースU-18の準決勝が国立競技場で行われました。U-18史上初の決勝進出を賭け、コンサドーレ札幌ユースU-18が対戦したのは兵庫の滝川第二高校。加地亮(FC東京)、林丈統(千葉)、朴康造(神戸)、吉田孝行(大分)、波戸康広(柏)ら多くのJリーガーを輩出している強豪校ですが、グループリーグで選手権王者・鹿児島実業高校を、決勝トーナメント1回戦で九州プリンスリーグ王者・鵬翔高校を、準々決勝で高校総体王者・青森山田高校を建て続けに撃破し勢いに乗っている札幌ユースにとって、滝川二高は決して超えられない壁ではありませんでした。今日も今日とてわんさか集まったダメな大人たち…いやコンサドーレサポーターの見守る中、開始から札幌が素早いパス回しで積極的に攻撃を仕掛けます。前半5分、混戦から放ったシュートが相手の手に当たりますがこれはハンドを取ってもらえず。しかしその直後の前半9分にペナルティエリア内で川村賢吾くんがファウルを受けPKをゲット。このPKをキャプテン藤田征也くんがキッチリと決め先制します。その後も小気味よくパスを繋いだ札幌が滝川二高を翻弄。滝川二高はエース森島康仁くんにボールを集めて反撃を試みますが、連戦の疲れもあるのかイマイチ身体も重そうな上、札幌は鵬翔戦での退場で青森山田戦を欠場した廣中辰哉くんが復帰したディフェンスラインは今日も安定しており、決定的チャンスを許しません。
 しかし前半33分、札幌のコーナーキック崩れからの相手のカウンターをファウルで止めた門間勇介くんが2枚目のイエローカードを受け退場。残り60分を10人で戦わざるを得なくなってしまいました。鵬翔戦と違ってDFの退場ではないため、バランスを維持するための選手交代を伴わなかった分まだよかったのですが、この退場を境に試合の流れは滝川二高ペースに。それでも前半は1点リードのまま折り返します。

 後半、開始早々に川村くんがGKと1対1となるチャンスを得ますが、ペースとしては圧倒的に滝川二高。札幌も数的不利を感じさせない身体を張った守りを見せますが、さすがに運動量も落ちてきて、徐々にマークが甘くなってきます。そして後半14分、クリアボールを滝川二高の藤井大介くんに拾われ、上げられたクロスを松本純矢くんに頭で決められ、ついに追いつかれてしまいました。
 10人の札幌にとって延長までフルに戦うのは相当に不利。何とか90分のうちに勝ち越したいところです。しかし同点に追いつき勢いに乗った滝川二高は攻撃の手を緩めず、状況は芳しくありません。


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.ヽ し き 征 ニ.    /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| |  |  ´/小ヽ`
=  て っ 也  =ニ /:.:.::ヽ、  \二/ :| |.|:::::| |  /
ニ  く. と な  -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、  _,ノ/.:::::| | /|
=  れ.何 ら  -=   ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ  る と   =ニ   | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/,  : か   ヽ、    | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::|  '゙, .\
 /     ヽ、

 スタンドのサポーターはそう思ったことでしょう。そしてその期待に応えるのがエースのエースたる所以です。後半26分、自慢の快速を生かして単独突破を図った藤田くんがペナルティエリアの中で倒され再びPKを獲得。このPKを自ら落ち着いて決めて突き放しに成功しました。
 その後、滝川二高の猛攻を全員で凌ぎ、イエローカード8枚が乱れ飛ぶ激戦を制した札幌が史上初の決勝進出を果たしました。試合後はすっかりおなじみとなった、「好きです札幌」に合わせての川村くんの踊りで喜びを分かち合ったのでした。

 そして第2試合のヴェルディユース対サンフレッチェ広島ユースは、連破を狙う広島ユースをヴェルディユースが3-2で競り勝ち、決勝進出を決めました。奇しくもヴェルディユースには、2003年高円宮杯U-15の決勝戦でコンサドーレ札幌ユースU-15と戦った選手たちが多くいます。あの時は札幌が惜しくも延長Vゴールでヴェルディに敗れていますが、それから2年が経ち、高校生となった今年その雪辱を果たすチャンスがやってきました。ヴェルディユースに比べると札幌ユースの選手たちはなんか同じ高校生には見えないですし、札幌ユースは退場した門間くんとイエロー累積のDF神谷恭平くんが出場停止と苦しいのですが、何とか勝って北海道に優勝カップを持ち帰ってきてもらいたいものですね。

2005年10月 9日

Innocent World/Mr.Children

年末の熊本で 抱き合えたあの頃が胸をかすめる
軽はずみなプレイが ペナルティーを与えた そして正也いないよ
アマに負ける 哀れなチームが愛しくもある この頃では
Ah 僕は僕のままで くだらぬ負けを抱えて
いつまでも晒し続けていくよ いいだろう?
mr.ヤンツー

いつの日もことごとく 入らないシュート
軽やかに 緩やかに ゴールを外すよ
陽のあたるJ1へ昇る その前に
また何処かで勝てるといいな イノセントサポーター

近頃じゃ新聞の 話題でさえユースに 奪われていて
様々なカテゴリーの 大会を見ていたら トップを忘れていた

入り組んでる 日程の中で いつも帳尻合わせるけど
Ah 君は君のままに 今年もリーグ戦だけで
時には運に身を任せるのも いいじゃない
oh "MISS" yourself

物憂げな 10月の雨に 打たれて
勝ちに満ちた 季節を想って 歌うよ
知らぬ間に忘れてた ゴールなど見せて
空の彼方へ放つのさ 逸れるシュートを

進み続ける 試合のうちには たまにはゴールが 生まれてくる
Oh 今にも
そして僕はこのままで 微かな期待を胸に
明日も進んでいくつもりだよ いいだろう?
mr.ヤンツー

いつの日もことごとく 外れてるクロス
切なくて 悲しくて 頭が痛いよ
陽のあたるJ1へ昇る その前に
また何処かで勝てるといいな
その時は笑って 空の彼方へ放つのさ イノセントサポーター
果てしなく続く イノセントサポーター

2005年10月12日

夢は続く

 全カテゴリを通じて初の日本一に挑んだ高円宮杯全日本ユース選手権U-18の決勝は、後半7分に岡揚一くんのゴールで先制したものの、その10分後にヴェルディの1年生ストライカー征矢智和くんに同点ゴールを喰らうと後半31分、32分、38分に立て続けに失点、終わってみれば1-4で完敗してしまいました。オレはどうしても外せない用事があり行けなかったのですが、高円宮杯に限ってはU-15も含めてオレの生観戦した試合は5戦5勝。しかし2回のU-15と今回と、見に行けなかった決勝は3度ともすべて負け。敗因はこの「勝利のハタチ」がいなかったためだと思います。そんなわけはないですねハイごめんなさい。

 ということで、結果としては残念でしたが、それでも北海道勢として初めて決勝まで進んだことについてはよくやったと思います。藤田征也くん、西大伍くんなど技術・スピードは全国でも遜色ない選手も多かったですから、この結果はフロックではないですし、胸を張っていいと思います。ただ、決勝のヴェルディの選手たちと比べてもまだまだやはり差があると思いますし、四方田監督が「もっと攻守に主導権を握りながら試合を進めることができないと上位にいけない」とコメントしているように、全国相手の戦い方を高めないと、本当の意味で強くなったとは言えません。ユースの選手たちもこの結果に満足せず、さらなる上を目指してほしいと思います。間違っても格下に情けない試合をするような選手にはなるな

2005年10月13日

Tシャツイベント第2弾

 8月に行われたサポーターデザインの応援Tシャツ企画。現役選手をも巻き込んで大好評のうちに終了しましたが、その第2回目の企画が現在行われています。ユースの快進撃ですっかりニュースとしても埋もれてしまったのは仕方がないにしても、募集が始まった途端にトップチームが天皇杯でアマチュアチームに完敗するという、素晴らしいまでの間の悪さです。クラブが公式企画としてサポーターと連携したり、今時期にスポンサーを次々と獲得して結果を出しているというのに、肝心のチームがこれではその努力も報われませんね。給料は黙っていても出てくるもんじゃありませんよ?
 ともあれ第2回のTシャツイベント、「第2回があるらしい」という話は噂レベルでは聞いてましたけど、オレもまさかこんなに早く出てくるとは思ってなかったので、ネタに困窮している状態です。しかも今回は募集期間が10月7日から10月19日までと前回に比べて2日短く、気が付いたらあと1週間しかありません。折しも今週末の湘南戦は三角山放送で現地からゲスト出演する予定なので、なおさらヒマがない。これはもう手の込んだものよりもインパクトのあるものを優先するしかないですね。つっても、そもそも手の込んだモンなんて最初から作れないんですけど。

 まぁ1週間あれば何とかなるとは思いますが、このご時世だと気が付いたらうっかりユース応援Tシャツ作ったりしそうな自分が怖い。

2005年10月15日

何事もない90分

 本日行われたJ2第36節。コンサドーレ札幌はアウェイで湘南ベルマーレとの試合を行いました。この試合は三角山放送のラジオ実況のゲストとして出演することになっていたため、平塚競技場まで行って参りました。少し早めに着くつもりで10時30分過ぎに練馬区の自宅を出発。11時前には池袋に到着しました。池袋から平塚まで行くにはJRを使うパターンや新宿から小田急線を使うパターンがあるのですが、一番お手軽なのが湘南新宿ライナーという、その名の通り新宿と湘南地域を豪快に結ぶ路線に乗ることです。しかもこの湘南新宿ライナーはたまに池袋を通って埼玉県まで乗り入れる無謀な列車もあるのです。池袋から平塚までJRで行く場合、通常だと山手線で品川まで行き、そこから東海道線に乗り換えるというパターンなのですが、池袋経由東海道線直通の湘南新宿ライナーなら池袋から平塚まで乗り換えなしで行くことができるのです。
 で、JR池袋駅に到着すると、おあつらえ向きに平塚止まりの湘南新宿ライナーがありました。これに乗れば寝てようが何しようが黙っていても平塚まで運んでくれます。ビバ湘南新宿ライナー。というわけでその電車に飛び乗り、東京から神奈川県に入り、平塚まで順調に一直線…のはずでした。

 なんでオレは鎌倉にいるのでしょう。

 関東在住じゃない方に補足しますと、先述の通り平塚は東海道線なのですが、鎌倉は横須賀線です。同じ湘南地域ですが、両路線は大船駅からまったく別方向に分かれるのです。どうやらオレが平塚行きだと思って乗った列車は、その1本前の逗子行きだった模様。慌てて余裕かまして終点まで行ってたらメガネの監督んちに行ってしまうところでした。もう面倒だからいっそのこと鎌倉大仏でも見て帰るかねと思ったりもしたのですが、ラジオのゲストがあるためそうも行かず、とりあえず大船まで戻って東海道線に乗り換えました。余裕を持って出てきたため30分程度の遅れで到着できましたが、この間の越谷といい最近のオレはこんなんばっかりです。

 まぁそんなわけでしなくてもいい苦労をしてたどり着いた平塚での試合は、ご存じの通りスコアレスドロー。パスミス、クリアミス、シュートミスのオンパレードはさすがにアマチュアに負けたもの同士の試合といわんばかりで、札幌はそれなりにチャンスは作ってましたし、形も悪くはなかったのですけど、肝心なところでミスが出るのはいつもの通り。遠征メンバーに加わりながらもベンチから外れた桑原は、筑陽学園高で同期だった湘南DF・青柳雅信選手と一緒に仲良く観戦してましたが、この試合を見て一体どういう話をしてたんだろうと気になりました。先を考えれば勝って欲しい試合でしたし、また勝てた試合だと思いましたので、試合後のヤンツーはさぞかしご立腹なのだろうなぁと思っていたら、開口一番のコメントは「レフェリーのことをあまり言いたくないけど、初めてだと思うけど、ちょっとわけ分かんない。(湘南の選手が)あんだけ文句言ってそれでイエローひとつ出ないのはブツブツ…」というもの。主婦が旦那の愚痴を言うような口調で始まった会見でしたが、試合については甲府や山形が足踏みしたからということもあるのか、それほど悲観的な内容でもありませんでした。

 しかし逆にそういう時だからこそ差を詰めておきたかったなぁと言うのがサポーターの正直な思いなのですけどね。次節は苦手の山形戦ですが、ガウを木馬にぶつけるくらいの気持ちで戦ってほしいと思います。

2005年10月18日

ヤンツー続投内定

 長いJ2リーグももう佳境に入り、J1昇格の最後の切符を巡ってサポーターは毎試合毎試合他の試合結果とにらめっこし、あーでもないこーでもないと全力であらゆるパターンのシミュレーションを行うというおちゃらけた生活を続けているわけですけど、順位と同じくらい、もしかしたらそれ以上に気になっていたことが、「果たしてヤンツーは来季札幌の指揮を執ってくれるのか?」ということでした。今季J1昇格するにせよそうならないにせよ、来季は確実にやってきます。サポーターから絶大なる信頼と人気を誇るヤンツーこと柳下正明監督ですが、今年は昨年結んだ2年契約の2年目、つまり契約の切れる年で、ヤンツーの意向次第では今季いっぱいという可能性もないわけでもなかったわけです。まだまだ発展途上の我がチームですから、ヤンツーが「途中で放り出すような人ではない」ことは今まで見てきたサポーターも感じていたでしょうけど、天皇杯での初戦敗退後の「1年半かけてこれしかできないチームを作った監督の責任」と辞意と受け取ろうと思えばそう取れなくもない発言があったこと、また家族を浜松に残しての単身赴任生活が続いていることなど不安材料もありました。
 もちろん監督交代というのは決して悪いことではありません。万が一ヤンツーが契約を更新しない場合でも、ヤンツーの築いた土台に骨組みを建ててくれるような監督が跡を継いでくれれば問題はないわけです。しかし、そういった(サポーターを納得させられるだけの)人材がこんな辺境の地の監督を引き受けてもらえるかどうかは未知数ですし、前述の通りまだまだチームとして未成熟なコンサドーレにおいて、継続性という意味では同じ人に監督をやってもらえればそれに越したことはありません。何よりも我々札幌サポーターにとってこと監督交代に関してはホントに悪い思い出しかないので、現状としては「ヤンツー続投」というのがベストの選択肢でしょう。そんなわけで「もう早いとこオレ達を安心させろ!」という感じだったわけですけど、本日クラブからヤンツーの来季契約更新内定が発表されました。
 とはいえ、そのリリースの内容は「来シーズンも指揮を執ることが内定いたしました」というだけのもの。あとは児玉芳明HFC社長のコメントが載ってるだけで、契約更新に関するヤンツーのコメントはありません。北海道日刊スポォツの速報によると「契約金、契約年数などの細部は今後の交渉で詰める予定」とありますので、まぁ察するに今回の発表は、7月から続投要請を続けてきたというクラブがヤンツーから「じゃあ来年もやります」という言質だけもらって、サポーターに対して「とりあえず大丈夫だから安心しとけおまえら」というメッセージを送ったと見たほうがいいのかも知れません。

 まぁそれでもひとまずはクラブからの公式なリリースがあったのですから、ヤンツー本人が来季の指揮を執る意志を固めたのは間違いないと思われます。少なくとも「いつかジュビロを倒せるチームを作りたい」と語り、来季続投かと思いきやジュビロを倒せるチームを横浜でお作りなさるということにはならなさそうですね。一安心といったところでしょうか。

 というわけで、これで心おきなくヤンツーTシャツデザインすることができます。実は来季ヤンツーがいない可能性も考えて、ヤンツーものと選手ものは作らないでいたんですよ。せっかく少なくないお金を出して買っていただくものですから、やっぱり末永く着ていただきたいですもんね。でもヤンツーのに関してはこれで何の憂いもなく作れるというわけだ。

 明日締切りだけどな。

2005年10月20日

ヤンツー胸中を語る

 前回のエントリーでも書いたとおり、来季の続投が内定した柳下監督ことヤンツーですが(逆)、発表から1日あけた19日にその心境をメディアに語っており、20日付の各紙はそのヤンツーのコメントを中心とした記事構成になっていました。それによれば、来季も監督を続けることを決心した大きな理由としては、「まだまだやらなければいけないことが自分自身にも、クラブや選手に対してもある。もう1年間、やらせてもらうということです(北海道新聞)」とのこと。このまま終わるわけにはいかない、途中で投げ出すわけにはいかない、そんな決意が感じられるいかにもヤンツーなコメントだと思います。まぁただひとつ気になることとしては、やり残したことを成し遂げるのに果たして1年で足りるのかってことなんですけどね。
 また、契約の詳細についてはシーズン終了後に具体的な話をクラブ側と持つということですが、スポォツニッポンでは「『金銭面は関係ない。ほかに使ってくれと。例えばスタッフとかに』と、自身の年俸アップよりもチーム内の環境整備を優先させたい構えだ」とありました。「サッカーに集中できる環境作り」が重要、とも受け取れる発言ですが、どっちかということ津村氏を始めとする裏方スタッフの重労働をなんとかしたいと考えているのではないかと思います。
 さらには城福強化部長も来季は強化費を増額したいとのことで、現コーチ陣も全員残留の見込みと、ヤンツー政権の集大成となるであろう来季に向け、チームの方向性は確実に固まりつつあります。

 さて、来年のことを言うと鬼瓦権三が笑いますのでこの辺りにして、今週末は大の苦手なモンテディオ山形とのホームゲームが控えています。今季最初で最後の函館での試合となるわけですが、函館での山形戦といえば、2000年に開幕から順調に勝点を積み重ねていた札幌が最初に負けたのがこの函館での山形戦でしたね。その試合で2点目のゴールを決めたのが当時モンテディオ山形にいた堀井岳也でした。ちなみに1点目は「ミスターモンテディオ」高橋健二ですが、この試合に出た山形の選手で未だに残っているのはこの高橋だけ。札幌に至っては岳也以外誰1人残っていません。5年の歳月とはかくも長いものなんですね。当時もオレはハタチでしたけど。
 まぁそんなわけで昔からのファンにとっては函館での山形戦というのはあまりいい思い出はないわけですけど、逆にここで山形を倒せばジャブローの入り口を見つけたくらいの功績ですので、選手の皆さんはぬかりなくお願いいたします。

2005年10月22日

函館本線

Jリーグディビジョン2・第347節
コンサドーレ札幌3-1モンテディオ山形
得点者:札幌/西谷、清野、オウンゴール
     山形/本橋

 いい試合でした。ここ2年間勝てていない相性の悪い山形を相手に、1勝4敗とあまり相性のよくない函館での試合でしたが、開始からほぼ札幌が中盤を制圧。連動した前線からのプレスで相手のミスを誘い、立て続けにパスカットをして山形にほとんどサッカーをさせないといういつもとは逆の展開。加えて魅惑の助っ人・オウン=ゴール選手まで活躍するなど、ベストと言ってもいい内容だったと思います。

 キーポイントとなったのは前半5分くらいの林のプレイでしょうか。出だしから快調にチャンスを作っていながらも点が取れなかった札幌に対し、山形は最初のビッグチャンスで右サイド佐々木のクロスから本橋がドンピシャのヘディングシュートを放ちますが、このシュートを林が左手1本ではじきスーパーセーブ。このシュートがもし決まっていたらおそらくは第1クールの試合のようにほぼ逆のスコアになっていたかも知れず、この林のセーブが西谷の先制ゴールを生んだと言ってもいいかもしれません。
 それにしても西谷はいいですね。常に相手の急所を狙うスルーパスやクロスはもちろん、先制点の場面でも落ち着いてコースに飛ばすあたり、さすがに技術は高いです。こここのところは、あそこまで「ゴール確実」の状況を作っておいて最後のシュートが枠の外に飛んでいくという残念シーンばかりが目に付いていたため、あそこでキッチリと決めてくれたのは非常にありがたいですね。まぁ、当たり前のことを当たり前にできるだけと言われたら返す言葉もないんですけども。
 つってもまぁ、話はちょっとずれますけど西谷以外でも今季はどの選手もホント一生懸命やってると思うのですよ。もちろん不満がある試合もありますけど、どの選手も基本的に「自分のできることをできる以上にやっている」と思うんですよね。ただ、惜しむらくはその「自分のできること」に点を取るということが含まれた選手がいないということなんですが。

 さて、直接対決で山形を下したことで、3位争いはいっそう混沌としてまいりました。次節はまた直接対決である仙台戦です。今季最後の対戦がここまでサバイバルゲームとなるとは思いませんでしたが、一度どん底を見たチームの強さを見せつけていただきたいと思います。

2005年10月23日

良くもあり悪くもあり

 本日は東京・新木場にある江東区夢の島競技場で行われた、JサテライトリーグAグループFC東京対コンサドーレ札幌の試合を見てきました。前日の山形戦を累積警告で出場停止だったソダンは遠征には参加しておらず、また 原も不出場。そうでなくても怪我人が多くメンツの揃わない札幌は、ユースを引退した3年生から昇格候補といわれる藤田征也くん、その妙技と人畜無害な笑顔で人気急上昇中の西大伍くん、粘り強いDFが売りの神谷恭平くんの3人を駆り出してきました。メンツはGKもんじゃ、DFは真ん中にホンコン、右にジンギスカン徐、左に神谷くん、ダブルボランチがキャプテンマークを巻いた権東と野田、トップ下に西くん、ウィングバックが左に三原さん、右が藤田くん、2トップは謙伍と桑原という布陣です。ベンチにはようやく復帰を果たした岳也と、風邪でしばらく寝込んでいたらしい智樹、GKのサブにエビと3人しかいません。三原さんや岳也を除けば若手ばかりの札幌に対し、FC東京は宮沢や浅利、小林成光らベテラン選手も多く、さすがはJ1といいますか大人と子供のチームみたいな感じです。まぁ、ここ2年のサテライトではもう見慣れた光景ですけどね。

 そんなわけで選手入場。性懲りもなくわんさか集まってきたヒマなコンサドーレサポーターが集結したスタンドから、高円宮杯で名を上げたユースの選手たちや、今季まだ試合出場がないながらも期待の大きい桑原らに大きな声援が飛ぶ中、オレが叫んだのは当然、

 「ま゛つ゛い゛さぁーーーーーん!!」

 後ろを振り向いて手を振ってくれた松井さん最高。

 さて試合。開始から札幌が積極的に攻めチャンスもいくつか作り出しますが、ボールの失い方が悪い上に、DFラインが不安定。急造DFの徐、2年目のホンコン、ユースの神谷くんというメンツだけに致し方ない部分はあるとは思いますが、それでもボランチの権東・野田を含めて後ろはいわゆる「軽い」プレイでピンチを招くことが多く、13分に東京FW近藤祐介をフリーにしてしまいゴールを決められ、17分には再び近藤がペナルティエリアやや外から打ったミドルシュートがDFにあたってコースが変わりゴールイン。さらに26分には相手のシュートがポストにあたって跳ね返ったところを再び近藤に押し込まれ、試合開始30分も経たないうちにハットトリックを決められるという展開です。前半はこの3失点で済んだものの、サポーターなサテライトでの虐殺には慣れっこではありますけど、数の足りないトップチームのDFを考えるとあまり笑ってもいられません。
 そして後半、4分に桑原を倒した浅利が2枚目のイエローカードで退場。数的優位となった札幌がようやくアクション&ムービングし出すようになります。後半12分、中盤で権東がむりやりパスカットしたボールを謙伍に繋ぎ、謙伍のスルーパスに抜け出した桑原が落ち着いてゴール右隅に決め1点を返すと、続く21分、右サイドでボールを持った征也が最終ラインからすっ飛んできた徐暁飛にヒールパス、深くえぐった徐がグラウンダーのクロスを中に送ると、ニアで待っていた桑原が後ろに繋ぎ、ファーで待っていた西くんがワントラップでボレーシュート。これがゴールに突き刺さって1点差となります。その後は両チームともチャンスを掴みながらも決めきれずに試合が進み、1点ビハインドで終わると思われた後半40分、CKから桑原の蹴ったボールを中央で待っていた謙伍が左足でダイレクトで決めついに同点に追いつきました。その後三原さんの浮き球パスで抜け出した西くんがループを放ったり、再び徐とのコンビで右サイドを抜け出した征也がシュートを放つも決めることができず。また東京の攻撃ももんじゃのファインセーブで凌ぎ3-3のまま試合終了。相手が1人退場したことも含めて、主審がおおむね札幌寄りの笛だったことにも助けられましたが、別に主審の名前が「カラカミさん」だったことと関係あるかどうかはわかりません。とはいえ、それでも3点を返したのは褒めてもいいでしょう。ただし前半での3失点はいずれも個人レベルのミスからのものでしたので、この辺りをしっかり修正していかないとトップでの試合出場はままならないと思います。まぁ、要はもっと頑張れと言うことですね。というわけで以下寸評。

もんじゃ…失点シーンはいずれもGKにとってはノーチャンス。その他は危なげなし。声出しも含めて成長はしている。が、終了後にバスへの道がわからなくなるなど相変わらずキャラは天然。
神谷…粘っこいDFが得意のハズが、相手に簡単に入れ替わられたりする場面もあり。しかしユースでは気づかなかったがロングパスもうまい。わざわざ引退してから駆り出されたのは単にDFが足りなかったからなのか、それとも…。
ホンコン…良くも悪くもソダン2世。3バックの真ん中は慣れてないのかも知れないけど、修行が必要。
大使…急造とはいえディフェンス軽すぎ。後半オーバーラップからチャンスを作り出していたところを見るとやはり攻撃の選手か。
社長…このレベルではさすがに別格。しかし右ヒジでも伸ばてしまったのか、試合中ずっと右腕を固定した状態でプレイ。やりにくそうだった。
野田…フィジカルをもっと鍛えないとボランチではキツい。見た目にもいっぱいいっぱいだったが、数的有利の後半はだいぶパスも出せるようになった。
権東…どうしちゃったの? この辺りでタバタンを目指すか金子を目指すかはっきりさせないと中途半端になっちゃいそう。
征也…前半は左に三原さんがいるせいかあまりボールは回ってこず。しかし後半は右サイドで多くチャンスを演出。鍛える必要はあるがやはりセンスはいい。
西…高い技術によるこじゃれたプレイにもうメロメロ。トップに上がるかどうかは不明ですが、もし上がってうまく鍛えれば本当に面白い選手になりそう。
桑原…ボールへの執着心が足りない。1ゴール1アシストという結果の通りボール扱いはうまいのだから、もっと1つ1つのプレイを大事に。
謙伍…1ゴールは挙げたがもっとシュートを打ってもいい。今から小さくまとまってはダメ。

 そうそう、復活が期待された岳也は結局最後まで登場せず。見てみたかったので残念でしたが、夢の島のピッチが思った以上に荒れていたため、無理はさせなかったのかもしれませんね。智樹も病み上がりだからか出番なし、というか結局スタメンの11人は全員90分間フルにプレイしたわけですが、ユースくんたちも含めてスタンドで見ていたヤンツーの目にはどう映ったのでしょうか…。

2005年10月24日

Tシャツイベント第2弾販売開始

 昨晩からこのサイトの右下部分にデザインが表示されているとおり、10月13日のエントリでご紹介した、コンサドーレ札幌とライブドアのタッグによるサポーター応援Tシャツイベントの第2弾の発売が、今日から開始されました。以前も書いたとおり、前回の企画からあまり期間がなかった(勝手に来年くらいと思っていた)ためなかなかいいネタが思い浮かばなかった上に、個人的にも所属してるオーケストラの本番が重なり、さらにはユースの快進撃やスポンサー獲得ラッシュで珍しく毎日のように更新していたのに加え、おまけに月コンの原稿も書かなきゃと正直泣きそうな状態になりながら3つばかし出したわけですが、とりあえず全部通過したようでホッと一安心です。それにしても他の方々のデザイン、前回よりレベルアップしてねぇか? オレみたいな半端テキスト屋がついて行けそうなレベルじゃないぞ既に。一方的に仲間だと思っていた西澤画伯も今回参加してねぇし

 さて、今回のTシャツイベントが前回と大きく異なる点は、なんと言っても「選手賞」の存在でしょうか。これは応募されたTシャツの中から選手が気に入ったデザインを一つ選び、そのデザインが商品化された(10枚以上注文が集まった)場合は選手のサイン入りトレーニングシャツやシューズがそのデザイン制作者にプレゼントされるというもので、いわば今回のイベントの「目玉」とも呼べるもの。審査員はDF池内、FW石井、DF加賀、MF金子、MF砂川、MF田畑、FWデルリス、FW中山、MF西谷、GK林、MF三原の11人(五十音順)。ポジションで並べると2-5-3とやたらバランスの悪そうな布陣ですが、別にこのメンツで試合をやるわけではないのでどうでもいいですね(意外と強そうだけど)。
 で、この選手賞、多分選手たちはみんな無難に自分の応援Tシャツを選ぶでしょうから、今回はあえて選手ものを作らなかった自分には関係ないだろうと思っていたんですけど、なんとオレのデザインしたヤンツーTシャツがめでたく砂川誠選手に選ばれました。応募総数71点に対し選ばれるのは11点と、倍率6倍以上の関門を通過したのですからそれはやはりうれしいことなんですが、なんでスナマコは自分の応援Tシャツを選ばなかったんだろうと思ったら…。

 スナマコTシャツはなかった!

 よく見ると移籍してきたばかりの西谷はともかく、タバタン、金子もオノレTシャツはなし。こう言ってはなんですが現実を突きつけるけっこう残酷な企画です。とはいえ、他にもチームそのものの応援Tシャツはたくさんありますし、実際タバタンも金子も西谷もチーム応援Tシャツを選んでますので、なんでスナマコがよりによって監督の、それも着るとチンピラに見えそうなTシャツを選んでくれたのかは謎のままですが。あと、三原さんもオノレTシャツがないからチームTシャツ選んだのかと思ったら、ちゃんとありますね。こちらも謎です。

 ということで、今回のTシャツ注文期間は10月30日(日)までです。前回のイベントで思わぬ散財をした方々のために、「試されるチーム」以外は色数を減らしてお求めやすい価格にてご提供させていただきますので、お世話になったあの方へ年末のご挨拶などに是非どうぞ。さっぽろぜろーいーちいちー♪

2005年10月29日

得難い経験

Jリーグディビジョン2・第638節
ベガルタ仙台2-2コンサドーレ札幌
得点者:札幌/清野、池内
     仙台/誰でもいいや

 勝ちたかったですね。試合は見てないんですけど、ラジオ聞いてる限りでは相当に押し込まれていたみたいで、アウェイ、かつ池内がイエロー2枚で退場したことを考えれば、勝点1は及第点ではあるんですけど、残り6試合ということを考えればやっぱり勝っておきたかったなぁという気もします。山形が湘南に負けたので1つ順位を上げて5位になりましたが、得失点差が-1の札幌にとっては裁定でも他のチームより1でも勝点を上回らなければいけないわけで、状況は依然として厳しいままだと思います。
 ただ、こういうタフな試合を経験することはチームにとっては確実にプラスになるわけで、むろん勝てればそれに越したことはないですけど、去年最下位のチームがこういう状況に身を置けること、それ自体はとても幸せなことではないかと思います。この経験は決して無駄にはなるまい、そんな気がしました。


                    池内を語る前に言っておくッ!
                      おれは今やつの実力をほんのちょっぴりだが体験した
                     い…いや…体験したというよりは
                       まったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|      あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|    『ヤツがCKから点を取ったと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ    思ったらいつのまにか退場していた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人   な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ    おれも何が起こったのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ   頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \ チーム得点王だとかDF記録だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

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